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2025-07-08 06:36

生成AIの著作物学習はフェアユース⁈アメリカの判決から考えるこれからの情報流

著作物をAI学習データに使って良いのか?アメリカの連邦裁判所のフェアユース判決から、これからの情報流変化と企業、個人の立ち位置を考察してみました。

下記note記事をNotebookLMで音声化しています。

元note記事 :

https://note.com/daisaw33/n/nf55d01454758

サマリー

最近のアメリカでは、AIによる著作物の学習に関する判決が注目されています。この判決はフェアユースの条件下でAIが著作物を学習できる可能性を示し、情報の囲い込みや流通に関する戦略の変化を引き起こしています。

AIとフェアユースの判決
ノト丸
いやー、最近アメリカで、AIの学習と著作権ですね。これをめぐる注目の判決が出ましたよね。
ええ、ありましたね。作家さんたちが、AI企業、Anthropicでしたっけ、訴えた件ですね。
そうです、そうです。これがまたフェアユースの議論に、かなり大きな影響を与えている感じで。
ブク美
ええ、まさに。今回の資料を読んでいくと、AIによる著作物の学習が、変容的利用、つまり新しい価値を生む使い方だと、これが一部認められた点は大きいですね。
ノト丸
ふむふむ。
ブク美
ただ同時に、不正コピーされたデータを使った点、これはもう明確に侵害だと。
ノト丸
なるほど、この線引きがすごく重要になってくると思います。
ブク美
なるほど、使い方次第ではOK、でも元のデータがクリーンじゃないとダメと、そういうことですね。
ノト丸
ええ、今回はこの判決を手掛かりに、提供いただいた資料をもとに、これからの情報価値がどう変わっていくのか、そして企業やリスナーのあなた自身の未来の在り方について、ちょっと深く考えていきたいなと。
ブク美
はい、この判決の核心というかポイントは、AIが著作物を学習すること自体がですね、条件付きではありますけど、フェアユースになり得るんだと、これを連邦裁判所のレベルで初めて示したっていう点ですね。
AI開発側からすればこれは大きな一歩です。
ノト丸
大きな一歩、ただその条件付きっていうのがやっぱり気になりますよね。
正規のデータならOKって言われても、ネット上の情報ってかなりグレーなものも多いじゃないですか。
ブク美
そうなんですよ。
ノト丸
企業側は、どうやってうちのAIが学んだのは全部合法データですよって証明するんでしょう?
ブク美
まさにそこが今後の多分最大の課題になるでしょうね。
ブク美
Anthropicの件も結局は不正コピーされたデータセットを使ってた。それが問題視されたわけですから。これが極めて重要になります。まだ曖昧さが残る部分ですよね。
情報戦略の二極化
ブク美
なるほど。このデータ問題を背景にして、企業側の戦略も分かれてきてる感じですかね。資料からも対照的な動きが見えてきます。
そうですね。例えばGoogleなんかは自社のYouTubeデータ、これを外部のAIの学習に使うのを禁じると囲い込み戦略ですよね。
ノト丸
はい。
ブク美
これで自社のAIの優位性を保とうとそういう動きがあります。一方でオープンAIなんかは使ってるんじゃないのっていう声もあったり。
だから情報を否得するのか、それとも流通させるのか、価値の厳選をどこに見い出すかで戦略が二極化しつつある感じですね。
ノト丸
その囲い込みの象徴的な例がニューヨークタイムズ、NYTですね。自社の記事のAI学習利用はもう断固拒否という姿勢で。
ブク美
彼らの主張は単にビジネスを守るっていうだけじゃなくて、ジャーナリズムの質、それから持続可能性、これを守るためなんだっていう倫理的な側面もかなり強いです。
ブク美
AIに要約されてしまって本体の記事が読まれなくなると、その取材とか報道の体制が維持できなくなると、そういう危機感ですね。
ノト丸
その危機感はすごく理解できます。でも資料では同時に、それってちょっと禁止眼的じゃないっていう問いも投げかけられてましたよね。
ブク美
ええ、ありましたね。
ノト丸
情報へのアクセス方法がこれまでの検索からAIにある生成へとシフトしていく中で、情報を閉じてしまうことが逆に新しいその知能エコシステムから孤立するリスクにならないかと。
ブク美
まさにその視点ですね。特にNYT自身が内部ではAIを活用しているのに、外部への提供は拒むっていうその姿勢がちょっとダブルスタンダードに見えかねないという指摘もありますね。
ノト丸
ああ、なるほど。だけの話じゃないんですよね。資料にあったAIに学習されない情報は存在しなかったことになるのでは?っていう問いかけ、これ個人にとっても結構他人事じゃない気がするんですけど。
ブク美
そうですね。閉じたコミュニティの中だけで発信している情報がもしAIに認識されなければ、例えばキャリアとかで見過ごされちゃう可能性っていうのは確かにあるかもしれないです。
ノト丸
うーん。
ただ、だからといって学習されないイコール無価値って考えるのはちょっと早計かなぁとは思います。
と言いますと?
ブク美
あの資料でも示唆されているようにですね、一次情報を得る力とか倫理観、信頼、それから何よりその人独自の視点。
ノト丸
はい。
ブク美
こういうのってAIにはなかなか代替できないですよね。
ノト丸
確かに。
ブク美
むしろ、AI時代だからこそ人間にしかできないその未来への問いを立てるとか、あるいは感情とか経験に基づいた共感を呼ぶような発信、あとは深い繋がりを生むコミュニティ形成とか、そういった役割がこれからの人間の書き手にはより重要になってくるんじゃないでしょうか。
ノト丸
なるほどな。技術そのものがどうこうというよりは、情報価値の前提が変わったんだっていうその現実をどう捉えて、どう行動するかが問われていると、そういうことですね。
ブク美
まさにおっしゃる通りです。企業も、そしてリスナーのあなた自身も、変化をただ怖がるんじゃなくて、その変化の中で、じゃあどうやって新しい価値を生み出していくのか。自身の役割を再定義する視点が不可欠だと思いますね。
ノト丸
うん。
ブク美
これまで通りっていうのはもうなかなか通用しない時代になりつつあるという認識が必要でしょうね。
ノト丸
いやー、深いですね。今回はAIと著作権の判決から始まって、情報価値の変化、それから未来の戦略まで探ってきました。AI学習のフェアユースは限定的に認められたけど、データの出典の問題とか、情報の囲い込みと解放のジレンマとか、課題も山積みだなと。
ブク美
特にNYTのような伝統的なメディアが抱える苦悩っていうのは、新しい情報流通とどう向き合うかっていう、これはもう私たち全員に関わる問いを投げかけていると思います。
ノト丸
そうですね。
ブク美
個人レベルでも、AI時代にどう情報を発信して、どう自分の存在価値を示していくのかを考えるすごく良い機会ですよね。
ノト丸
本当にそうですね。
最後に皆さんにもちょっと考えてみてほしい問いがあります。
これからの情報価値が資料にあったように、使われること、そして繋がることで増えていくんだとしたら、AIには真似できない、あなた独自の視点や経験から生まれる繋がりって一体何でしょうか。
そしてその繋がりをどう未来に生かしていきますか。
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