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おはようございます。OKファームのOKです。
このラジオでは、脱サラして農業歴12年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、
マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話をお届けしております。
はい、今日は628回目の放送です。
どっちも正解じゃないという視点が大事ということで、
最近盛り上がっている選挙の話とか、SNSの使い方みたいなところについて、
こういうところ気をつけないといけないよねというか、
次回を込めてですね、僕ものめり込みすぎると危ないなと思うことがあるので、
そのお話をしていこうと思います。
今日の3つのポイントです。
ポイント1、フィルターバブルとエコーチェンバー。
ポイント2、上げ足取りにはキリがない。
ポイント3、自分に当てはめたら怖さがわかる。
この3つでお話をしていきます。
はい、1つ目のポイントが、フィルターバブルとエコーチェンバーというお話です。
まぁちょっと専門用語みたいなものが出てきたんですけども、
これは今のSNSを使う上で絶対に知っておいた方がいいことで、
情報っていうのは偏ってしまうんだよっていう傾向がありますというか、
絶対仕組み上そうなってしまいますということがあるので、
それの簡単な紹介ですね。
これはNTTコミュニケーションズっていうところのホームページの引用なんですけども、
エコーチェンバーとはSNS上で自分と似たような価値観や考え方のユーザーをフォローすることで、
同じようなニュースや情報ばかりが流通する閉じた情報環境、
これ閉じた情報環境、ここが大事ですね。
閉じた情報環境のことを言います。
また、普段仲良くしている相手が発信している情報であれば、
深く考えることもせずにシェアしてしまうということにもなりかねませんというね、
注意してくださいねみたいな意味でこのエコーチェンバーという現象が起こりますということがまず書いてあります。
例えば自分が好きなスポーツっていうのも皆さんそれぞれあると思うんですけども、
野球が好きな人が当然プロ野球選手とかメジャーリーガーとかをフォローすると、
自分のSNSには野球に関する投稿がたくさん流れてくるわけです。
それが当たり前だと思ってしまうわけなんですよね。
世の中こんなに野球に注目している人が多いんだっていうふうに思うかもしれませんけど、
それは自分がフォローしているから野球の情報が出てくるだけで、
自分の奥さんとか旦那さんとかね、自分のご家族とかでサッカーがすごい好きなんだよっていう人が
サッカーの選手のフォローばっかりしてたら、当然野球の情報はほとんど出てこないし、
サッカーの情報ばっかりが出てくることになります。
これと似たような言葉としてフィルターバブルというのがあるんですけども、
これはSNSとかを運営している会社の方が自動でやってくれる機能のことですね。
フィルタリングって言って選別をするとか、レコメンド、おすすめ型とかいうふうにも最近言われたりするんですけども、
これはTikTokが一番すごいっていうふうに言われてますね。
なんでこのスマホは俺の趣味をこんなに知っているんだみたいな感じで、
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自分の好きなものばっかりがどんどんどんどん出てきた経験ってないですか?
え、なんで俺がこの漫画ハンター×ハンターを好きなの?お前知ってるのよとかね。
で、ハンター×ハンターを見出したら、ハンター×ハンターとちょっと似た系統の漫画の情報とかが流れてきて、
なんでこの漫画を好きなことをお前知ってんの?っていう感じのことがどんどんどんどん続いていくわけなんですけども、
考えようによっては、あなたの興味のない情報をこのプラットフォーム側がそぎ落としているわけです。
このこれが好きなんでしょという考え方じゃなくて、あなた多分これ嫌いですよねっていう感じで、
僕に不要な情報というか、僕が好きじゃない情報を映さなくしているわけなんですね。
その結果、自分が見たい情報しかスマホの中に表示されなくなるという状態のことが、
バブルの中に包まれる、泡の中に自分が入ってしまって、
その泡の外の情報、自分にとっては不都合な情報、見たくない情報が見えなくなるということで、
このフィルターバブルという言葉が使われることがあります。
人によってはその自分のね、すごい生きやすいというか、自分にとって嬉しい情報しか流れてこないことによって、
人生が豊かになるという人も中にはいるかもしれませんけど、
やっぱり危険を払うよねということで、このエコーチェンバーとフィルターバブルという言葉があるというのをまず覚えておいていただきたいと思います。
二つ目のポイントが、上げ足取りはキリがないというお話です。
さっきの例えで言うと、野球とサッカーが好きですっていう人がそれぞれのフィルターにいるだけだったら、
全然何も問題はないんですよ。争い事は起きないんですよ。
いや僕は野球が好きなんですよ。野球楽しいですよねっていう人と、
僕サッカーが好きなんだよねっていう人が別々でそのスマホを見ているうちは全然問題ないんですけども、
どこかのタイミングでね、野球とサッカーどっちが楽しいのとか、どっちが優れてるのとか、
なんかそういう比較をしだすというタイプの人が世の中にいるんですよね。
そうなると自分はこれが好きだよって言ってるだけでよかったものが、
いやあっちは良くないよねとか、あれは腹が立つよねみたいな感じで、
相手のことを貶めるような発言がどうしても出てきます。
そうなるともう上げ足取りばっかりするようになるんですよね。
さっき言ったエコーチェンバーとフィルターバブルの効果のせいで、
自分のところにはね、そのね、やっぱり野球が最高だよね、サッカーなんてダメだよねみたいな情報が
野球好きの人には集まってくるし、また逆もしかりでサッカーが好きな人のところには、
サッカーより違うスポーツやってるやつなんかダメだよねみたいな情報がちょっとずつちょっとずつ出てしまうんですよね。
こうなってしまうともう無意識のうちに自分の感覚が正しくて、
他の感覚の人がおかしいみたいな錯覚状態になっちゃうわけです。
そして今僕の音声を聞いてくださっているあなた、こう思いませんでしたか?
野球が好きだろうがサッカーが好きだろうがどっちでもええわと思いませんでしたか?
野球には野球の良さもあるし、サッカーにはサッカーの良さもあるし、逆にね、
ここつまんないなとかね、ここダメだなと思うところもあるから、
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どっちがいいとか強いとかダメとかかっこいいとかそういうもんじゃないよってちょっと思いませんでしたか?
それが客観的に見れる状態というか、本来人間が持っておくべき状態だと思うんですね。
最近の話で言うとアメリカで選挙がありましたとか、日本の中でも兵庫県知事選がありましたということで、
この議員が絶対いいんだっていうことになると、いつの間にか、
じゃあ相手の議員は悪いやつに違いないということで、
相手の悪いところをどんどんどんどん探し出したりとか、
自分の応援する議員のいいところばっかりを集めてしまう、見てしまうということが、
知らず知らずのうちにね、僕自身もそうですし、僕の家族もそうですし、
この人たちどっちがいいの?どっちが悪いの?っていう、
どちらかが取れないみたいな、二者卓一みたいな状況で物事を考えてしまうんですよね。
無意識のうちに。これは本当に怖いです。
いやこれどっちもダメじゃんっていう場合もあるでしょうし、
いやどっちも言ってること正しいよねっていうこともあるわけなんで、
自分が応援している人のことを全面的に信頼する、そういう場面がもちろんあるとは思うんですけども、
何かネガティブな情報、自分にとっては知りたくない情報が出たときに、
やばいこの情報を見たら、僕の今のテンションが高まっている嬉しい気持ちがなくなってしまうから、
この都合の悪い情報は見ないようにしよう、みたいなことが加速していくと、
それはそれでまた別のトラブルが生まれるわけです。
そして三つ目のポイント、自分に当てはめたら怖さがわかるというお話なんですけども、
今回の例えでいうと、知事選挙にこのAという議員とBという議員が出馬してバチバチにやりあっていますという状況で、
応援してくれている人がたくさんいるわけですよね。
こっちの人がハメられたんだ、こっちの人が正義で、こっちが悪だ、みたいなことになっていたと思うんですけど、
ご自分がパン屋さんをやっているとか、農家をやっているとか、お仕事をしている中で、
自分が応援される立場になってみてください。
全面的に自分のことを何でも正しいって言ってくれるのは、
これめちゃくちゃ怖いと思うんですよ、やっているご本人も。
パン屋さんならパン屋さんで、ルールというものがあったり、
絶対に守らないといけないものみたいなものがあるわけです。
熱心なファンの方がいて、
ここは衛生的に管理は悪いんだけど、このパンが美味しいんだっていう風に言って、
法律を犯したパンを作っていたり、不正なことをしていながらそのパン屋さんを経営していたのに、
このパンが美味しいから、この人が不正をしてもいいんだみたいなファンがいたら、
それは間違った方向に行くと思いませんか?
そうしたらそのパン屋の店主も担がれているみたいなね、
見越しを持ち上げられているみたいな状態になるので、
本来だったら、ここは自分が悪かったんだから直さなきゃとか、
場合によっては謝らなきゃっていう風に思っていたのに、
熱心なファンに担がれてとか、後押しをされて、
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あなたは悪くないよ、悪くないよっていう、
さっき言ったフィルターバブルの状態になってしまって、
とんでもない判断ミスをしてしまうということが、
インフルエンサーとかじゃなくて、一般個人でも起こり得ることなので、
これは絶対これが正しいとか言うんじゃなくて、
どっちも正解かもしれないねとかね、
どっちも正解じゃないよねとかね、
そういう中立な目線を大事にしてほしいというお話でした。
こんな感じで、農家の方やフリーランスの方向けに
マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話というテーマで、
1日1つ音声配信をしております。
私OKのフォローがまだの方は、ぜひフォローで応援をよろしくお願いいたします。
はい、それでは皆さん最後になりますが、
肩を上げ下げしたり、腰を回したりしながら、
体をリラックスさせてあげつつ、
今日やるべきことに向かって頑張っていってみてください。
ここまでのお相手はOKファームのOKでした。
また遊びに行きなさい。
ほいじゃまたな。