2021-06-23 09:31

第76回 勉強を始めると眠くなってしまう。親としての接し方は?

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勉強を始める眠たくなってしまう。こういった話は本当に良く聞く話です。根本的には子供が勉強に乗り気になっていない、勉強のやり方がわかっていないからという可能性が高いということで、このような時の親の接し方、考え方などお話して頂きました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。今回は、子供が勉強し始めると眠くなってしまうというリスナーさんからのご質問に回答する形でお送りいたします。
まずは、こちらご紹介いたしますね。子育て10年目さん。小学校4年生の母です。
現在、中学受験に向けて親子二人三脚で取り組んでいます。 普段の学習はリビングでやっており、家事をしたり時間があるときは隣に座って勉強を見てあげていますが、
パートなどの関係もあり、四六時中一緒にいてあげることができません。 一つ問題がありまして、私が見れていないとき、
勉強し始めると机には向かってはいるのですが、机に突っ伏して眠ってしまっています。
夜も9時間近く寝ているので睡眠不足ということはないと思うのですが、一人で勉強し始めると眠くなってしまうようで、このようなとき、どのような対策をすればよいでしょうか。
ということで、勉強し始めると眠くなってしまうというような子、そこそこもしかするといるかもしれませんね。
僕なんかはですね、自分の子供に対しては結構スパルタなところもあったりするので、そんな感じだと顔で笑っといてみたいな、というようなことも言ってしまうかなと思うんですけれども、
そもそもこの眠たくなってしまうということについて、小川先生の方では黄色信号が灯っているという状態のようです。
この辺りを具体的に聞いてきました。
お子さんにとって勉強やりたいものになってないだけじゃないですかね。
ですから改めて、なんで勉強したいのって本人に聞いてあげた方がいいと思いますよ。
だってママに言われって言うからっていう答えであれば、それは眠るでしょうね。
横についてやらされるものと思っている子であれば、目の前に勉強メニュー広げられたら、どうしていいかわかんないし、特に頑張りたいものでもなければ、でも机の場所から離れられないとなれば、子供が取れる手は寝るっていう対策しかない。
これは一番多分可能性の高い解釈かなと思う。
そうすると、一人でも勉強に取り組めるようになるには、やりたいな取り組みたいなと思う気持ちを一緒に作ってあげる。
本人の気持ちを聞いてあげながらね、というのが大事だし、次に横で見ていない時も、こういう順番で何をどう使っていくと一人でもできるよねっていう、一人でできるやり方を一緒に確認してあげて、
ああしなさい、こうしなさいと指示をするんじゃなくて、本人がこれならできそうだと自分で言えるようになるところまで手伝ったり、どうしたらいいと思うって聞いてあげたりして、本人の納得と本人の自信を待つようにして、丁寧に手伝ってあげる。
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で、そうやって一緒にだから横について見ている時にですね、一人でできるような、自転車の練習で補助輪つけている時の感覚ですかね、補助輪というか後ろを押してあげている時に、一緒に最初は走り出しまで手伝っているけど、途中で手を離して一人でもできているよねと確認するように、一緒に見てあげられる時に、
手出しは一緒にやるけど、じゃあちょっとご飯の準備するからその間やっといてねという風にして一人でできたという事実を育ててあげる。そうしていくとついてあげられない時であっても一人でやり方が分かっていますし、かつやろうという気持ちがちゃんとできていれば寝る必要なくなるんで解決するんじゃないかというのを思います。
あとはその勉強以外の時は起きているのかどうかも確認した方がいいですよね。遊んでいる時もうとうとしているとしたら、成長期なんかで9時間でも足りないような睡眠かもしれませんね。睡眠の質が浅いお子さんの場合、時間数を超えて寝ないと持たないという事もあるし、男の子なんかでグッと成長期に入って一気に背が伸びる時ってものすごく眠いんですね、ホルモンの関係で。
そういう意味での眠気かもしれません。いろんな可能性が考えられるので、お子さんの状況というのは分かってあげてほしいんですけど、このご相談者の使う言葉に親子二人三脚で取り組んでいますという言い方や、どのような対策をすればいいでしょうかという言い方、ここに問題が集約されているような気がします。
お母さんの一人相撲になっているんじゃないでしょうか。ちょっとご自身のこれまでの関わり方、特に小学校低学年段階からお子さんへ、この勉強関連でどんな関わりをしてきたか、どんな言い方をしてきたか。また中学受験始めようという時に、本人とどのように話し合って、本人の意見をどれくらい聞いたのか、ちょっと振り返った方がいいんじゃないかなと思いますよ。
確実に言うのは、たぶん楽しいものにはなってないのは言えるでしょうね。
そうですよね、確かに。
だって解けるものが増えてきたら、もうちょっとやりたいって言って頑張りますよ。どんな子も。少なくともそうなってないっていうのは確実だと思うんで、勉強楽しいんでね本当は。勉強楽しくないものにしているのは周りの大人ですから、これを常々僕は言いますけど、現状早めに改善してあげてほしいですね。
なるほどですね。分かりました。
あと母親一人で子育てしないことですね。自分自身を助けてもらう意見、話を聞いてもらう人の力を頼るってところを子育て10年目、次のステップとして取り組まれるといいと思います。
子供が勉強するとすぐに眠たくなってしまうというリスナーさんからの相談にお答えするような形でお送りしてきましたが、いかがだったでしょうか。
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小川先生の方ではですね、今回若干厳しいような回答のところもありましたが、この状況とかっていうのはですね、本当によくある状態のようです。
中学受験。中学受験に限らないかもしれませんが、親ばかりが頑張ってですね、子供の方は実際に乗り気になっていないと。子供のための受験なのに親が先走ってしまう。
二人三脚かと思っていたら、客観的に見ると一人三脚になっている。
本当にこの手の話は多いようでして、今小学校4年生ですかね、中学受験を始めたこのスタートラインに至った時点あたりで非常に多い現象のようです。
眠たくなってしまうということ自体は生理現象という場合もあるようなんですけれども、多くの場合はですね、気持ちが乗っていないのではないかということのようです。
確かにですね、ゲームを始める時とか公園に遊びに行って、公園に着いたら眠たくなってしまうみたいなことってまずない話かなと思うんですけれども、
この眠たくなってしまうというのは根本的な問題として気持ちが乗っていないというところではあるので、子供をその気にさせるというところが解決方法かなというお話ではありました。
小川先生の方でよく言われている子供をサポートするというようなところで、もし眠たくなってしまうのが生理現象ではなく子供の気持ちというところであれば、
このあたりですね、受験勉強に向けた子供との関わり方、このあたりについてはこの番組の第3回あたりなどですね、いくつかお話をしておりますので、
こちらの番組、だいたい1話あたり10分から15分ぐらいの隙間時間とかで聞ける設計にしておりますので、タイトルを見ながらですね、いくつか少し聞き流しながらですね、ちょっと聞いてみていただければなというふうに思います。
こういったですね、親が先走って子供が気持ち的に乗ってこないという状況はですね、本当によくある話で多くの家庭が通る道ではあるかなというふうには思いますので、
まだ小学4年生ですよね。早めにそのことが気づけたのというのはすごいラッキーなのかなというふうには思います。
中学受験、本当にこれからだとは思いますので、本当の親子に三脚になっていけばいいかなと思います。
今回ご紹介しましたように、この子育て受験ラジオではリスナー様からのテーマのリクエストや、また小川先生の子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
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番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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