新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、多くの学校は現在3ヶ月近くの休みをとるという状況になっていますが、この異例の事態、家庭での過ごし方、今回は特に小学校低学年の向けの算数の勉強方法を話していただきました。
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<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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今回は前回に引き続き、この春に小学校2年生のお子さんを持つリスナーさんからのご質問に回答する形で、
小学校低学年のお子さんは、この新型コロナで家で過ごしている間にどのようなことをさせればよいのかというお話になります。
前回は国語について、今回は算数編について話していただきました。
前回、この長期休みに入った時の国語についてのやり方というところを少しお話いただいたんですけれども、
次は算数についてお聞きしたいなと思います。
はい。今回も小学校の低学年のお子さんを中心に置きながらお話していければと思うんですけれども、
算数のまずは今回に当たるのはやはり計算力。
この計算の力自体をしっかりと生活の習慣の中に入れて慣れておくというのは大事になってくるんですね。
その計算のやり方なんですけれども、ドリルなんかが手元にあればもちろんそれに取り組んでもいいし、
親子で少し風遊びの感覚で遊んであげられる時間があるなら、暗算遊びとかをしてもいいと思うんですよ。
親子さんの方が3-5は17-21は問題をどんどん出して、本人も聞いて頭の中で計算して答える。
もちろん裏紙とかノートを使って聞いた数字を一回書いて計算してみても構いません。お子さんの方はね。
暗算力を鍛えるっていう計算の鍛え方もあるし、あと足して10にするゲームとかいう遊びにして、親の方が3って言ったらお子さんが7って答える。
奥さんが6って言ったら親子さんが即座に4って答える。こうパッパッパッパッと交互に言い合って詰まった方が負けとかね。
それ結構面白い遊びですね。なんか時間があれば簡単にいつでもできるような感じですもんね。
はい。でね、歩数っていうと補い合う数って書いて、この足して10になるっていう感覚って受信法の土台になるんですね。
繰り上がりの計算足し算の桁が繰り上がっていったりする。あと引き算で繰り下がりの計算を苦手にする子が結構いるわけですよ。
13たす5は18って答えられても13たす9で20になる時に詰まっちゃう子とか、31-4でして37って言っちゃうとかね。
で、そうなってしまうのは合わせて10っていうのが瞬時に作れていないために起きるので、こういう足して10になる。
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または、組み合わせた時に10の塊がいくつできて何が余るといった遊びであったり、
それはおはじきを使ってグループ分けして10ごとに数えるっていうのでもいいし、取り入れておかれるといいでしょうね。
これはあまり紙を使わないで口だけでやるっていうので言葉遊びはいい感じですかね。
はい。というのはね、書いて正しく計算するっていうことを親御さん気にしがちだと思うんですけど、
もちろんね、式を正しく書いて答え出していくことも必要なんですが、それをやり切るには結局のところ暗算力なんですよね。
筆算するにしろ、紙でね、書いて式を変えて計算するにしろ、結局頭の中で必ず暗算という部分を使っているので、
それは脳の働きで言うと短期記憶力と言われる頭の前頭前脈ですかね、一時的に覚えておく場所。
ここのところに数字をいくつ置いておけるかってことなんですよ。
ああ、なるほど。
そうですね。27×12を計算しようとすると、頭の中に27と12があって、27×10と27×2を分けてってやりますよね。
あ、そうですね。
27×10の270を覚えておいて、27×2が54だから、さっき270だったから270と54だから324っていうふうに頭の中に一個ずつ覚えて数字を置いておいて、
それをつなげながら答え出しますよね、暗算って。
そうですね。
それが一瞬で自動的にパッと出る人と順番にやる人とやり方が違ったとしても、
頭の中に数を順番に置きながら組み合わせるってことに変わるようなわけですよ。
そうすると覚えておく力っていうのは鍛えてあげなきゃいけない。
これを全部何でも式を紙に書いて筆算にして、目で見て計算することだけをやっていると、
意外にこの暗算の力で育たないから、書いて計算する時間と頭の中だけで暗算する時間をうまく組み合わせてあげてほしいんですね。
ということはもうこの数字遊び、暗算遊びっていうのは逆に紙に書かないでやったほうがいい、覚えさせるほうがいいっていうことなんですかね。
紙にあまり頼らないほうが暗算の力は伸びやすいですね。
なるほど。
でも途中で忘れてしまいそうになったら途中の数字をメモで残して、部分的にメモを置いておいて、最終暗算で仕上げるっていうのももちろん賢いやり方なんで。
なるほど、はい。
それはいいと思います。
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そういうふうにして計算をこの時期慣れさせてあげてほしいなと。
掛け算というのは結局足し算の組み合わせですし、引き算というのは足し算を逆にしただけのことですし、
割り算というのは掛け算を元に戻していくことですから、すべての根幹は足し算なんですね。
またまず足し算をしっかりと鍛える。
足し算を習得してきたら、足し算をしつつ引き算をする。
また足し算をしつつ掛け算をするというふうに学んでいただければいいと思うんですね。
掛け算に関して言うと、掛け算の区区を入り口で日本の場合は覚えますけども、
その一つ一つの段が数が足されていった結果を表しているという、
そもそもの基本をちゃんとお子さんにも納得はさせてあげた方がいいですね。
なるほどですね。
そうして掛け算の区区をしていく。
区区がマスターできたら、今度区区を逆に言うという遊びをしたらいいですね。
イン1が1、イン2が2から始める言い方ができたら、
区区81、区区72って戻ってくる。
これで前から行く、後ろから戻ってくるが行き来できるようになると、
かなり使いこなせるようになるのでおすすめです。
あと算数の計算倒すともう一つやっておきたいのが線を引く。
線を引く。
もう一本の線を引くっていうぐらいでということですかね。
まっすぐ横に線を引く、まっすぐ縦に線を引く、円を書く、
そこから次に三角形を書く、四角形を書く。
自分の手で定規を使わずにまっすぐの線が引けるようになると、
学年が上がっていって図形の勉強する上でもすごく有利なんですね。
これはフリーハンドでやるっていうことだと思うんですけれども、
ノートに書けるぐらいの大きさを書いていくっていうのであってますかね。
そうですね。遊びなんで、外遊びできるようになったら
公園で大きな三角形を書いたりもぜんぜんしたらいいと思ってるんですけど、
今お家でやる分にはノートでやるとか、手近な紙で書けばいいと思います。
そうやって図形の間隔の入り口を線を引くってところで学びつつ、
折り紙があればいろいろ掘って形を作ってみるといいですね。
特に折り紙の場合、形を作って終わりじゃなくて広げて戻してみてほしいですね。
なるほど。立体的な感覚って言いますか。
例えば対角線で2回折ったら、広げたらバッテンのような筋が入りますよね。
その頂点頂点を合わせて綺麗な折り方をせずに、わざとずらして折ってみると、
この線の入り方っていうのが中途半端なところでラインが引かれて、
ちょうど台形を2つ組み合わせたような形に何らかの線が引かれたりする。
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そういうふうなことを何回かやっていると、図形の見方というものも養われていくし、
この形の感覚を持っておけば学年が上がっていってですね、
いろいろと図形問題に取り組む時であったり、
高学年になると速さの問題とか出てきますけど、そういう時でも面積図といって、
図形の面積の計算のやり方に当てはめて答えを出していくというテクニック、
考え方を使うんですけど、そういう時にも図形感覚というのは繋がっていくのでいいと思いますね。
なるほどですね。例えば速さをやる時も、横に家と家を繋いでというような線とかも確かにありますよね。
ああいうのでも使えそうな感じしますね。
そうですね。あと最後に文章題というのが算数で出てきますけど、
文章題の場合もいきなり問題集とかでとにかく解くということよりも、
何が書いてあるかを読むほうが大事で、たくさん問題解きましょうねっていく前に、
問題文自体を正確に読み取って、何と何が出てきてどういった条件になっているかを整理できる方をまず第一ステップとして確認してあげて欲しいんですよ。
なるほど。
だからまず、ヤゴさんが数分でもちょっと見てあげれるなら、問題を読んで解き始める前に、どういうことを言っている問題だったのを聞いてあげる。
内容を説明してくれたら、じゃあどんな式だったらいいか自分で考えてごらんねって言って、あとはやらせる。
なるほどですね。
そうやって一手間ね、声をかけてあげると随分理解が変わるので、
今もずっと一緒にいて、なかなかね、どれぐらい進んでいるかとか解けたかどうかばかり気になりやすいと思うんですけど、
答えを出してしまうより前段階でそもそも読めているのかなっていうところを気をつけてあげると、算数も伸ばしてあげやすいんじゃないかなと思います。
なるほどですね。先ほどのその文章題とか、もう簡単なドリルみたいなのがあった方がやっぱりいいですかね。
そうですね。ドリルはめくりやすいからいいでしょうし、学校の進学年の教科書をもらっていたら、まず教科書を読むっていうのは基本ですね。
確かに。教科書も先に配られている学校も結構あるらしいので、もしそれがあればそれをちょっと読んでみるっていうところがいい感じですかね。
そうですね。それこそ親子で一緒にふーんって言いながら読むだけでもすごくいいと思いますよ。
ちゃんとやらせようと思うと、今この時期多分ストレスは双方に溜まっているからあんまり良い結果は生まないんですよ。
なのでこういう閉塞感のある休校期間中のこの時期って100%を目指すのは絶対ダメです。
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前回の話ですね。
ほどほどに身につくものがあれば良しというちょっと大らかな評価で関わってあげるのが子供にとっても伸びていいと思いますね。
わかりました。
はい。
はい。今日も小川先生ありがとうございます。
はい。ありがとうございます。
今回は小学校低学年向けの新型コロナのお休みの間、どのようなことをさせればよいかということの算数について主に取り上げさせていただきました。
簡単にまとめますと、まず暗算力を伸ばしてあげる。
これは足し算を基本として足して10になる、繰り上げの計算、あるいは引き算の繰り下げの計算を遊び感覚でやらせてみせる。
余裕があれば文章問題、これは問題を解くというのではなく、もしあれば教科書などを見ながら文章で何を書かれているのかを理解するといったことをやってみるのが良いのではないかということでした。
ただ、親子ともに家の中にこもっている状態の中、お互いストレスも溜まっているということでしたので、あまり無理をしてやりすぎにならないように注意が必要ということも話しておりました。
確かに本来外で遊ぶということもかなり大事な時期かなと思うんですけれども、この状況下外出も自粛しなければならないので、そのあたりお子様のケアというのは大切になってくるのかなと思います。
今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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