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2025-10-09 1:12:31

#288 海外で働くならレファレンス文化を理解すべし!カルチャーリテラシーがビジネスで重要な理由

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<目次>
() リファレンス文化、日本でも増えてきた
() シンプソンズとファミリー・ガイ
() ストーリーに関係ない古いリファレンス
() 内部的リファレンスと外部的リファレンス
() ウィキッド、ホワイト・ロータスをリファレンス
() ダイバーシティとカルチャーリファレンス
() カルチャーに相乗りすること
() ローンチ動画をこだわる起業家
() ちいかわの郎
() 肩書がたくさんあるデッドプール俳優のライアン・レイノルズ
() カルチャーを見ることの大切さ
() 言語の差で失われたコンテキストを探す

<参照リンク>
https://offtopicjp.notion.site/288-277c8b57e11480d8b0a9f4d5be32dc24?source=copy_link

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サマリー

このエピソードでは、カルチャーリテラシーがビジネスにおいて重要な理由を掘り下げ、特にレファレンスカルチャーについて議論します。アメリカのビジネス文化と日本のエンタメにおけるリファレンスの傾向を比較し、インターネットカルチャーの影響についても考察されています。海外で働く際には、レファレンス文化を理解することが非常に重要であると指摘されています。また、カルチャーリテラシーがビジネスの成功に与える影響について探求し、具体的なコミュニケーションの方法や意識について話されています。レファレンス文化の理解が特に海外でのビジネスにおいて重要であることが語られています。さらに、内部的および外部的なリファレンスの違いや、文化的なコンテンツがビジネスに与える影響について考察されています。海外でのビジネスにおいてカルチャーリテラシー、特にリファレンス文化の理解が極めて重要であることが強調されています。多様な文化が共存するアメリカでは、相互理解を深める手段としてリファレンスが活用され、ブランド戦略にも影響を与えています。海外で働く際には、カルチャーリテラシーやレファレンス文化の理解が不可欠であり、特にアメリカの文化やトレンドを把握することで、ビジネスの成功につながることが強調されています。文化の違いを理解することが重要であり、特にレファレンス文化はビジネスにおけるコミュニケーションに大きな影響を与えます。日本とアメリカにおけるファンダムの文化やコミュニケーションスタイルの違いについて深掘りされています。

カルチャーリテラシーの重要性
スピーカー 1
皆さんこんにちは、草の幹です。 宮敬礼です。
スピーカー 2
Off Topicは、アメリカを中心に、最新テクニックやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、カルチャーリテラシーがビジネスにつながる理由について話していきたいと思います。
スピーカー 1
はい、若干前回のトピックから引き続きになってくると思うんですけど、
前回ですとコメントリーカルチャーについていろいろ話していたと思うんですけど、
今回そこのちょっとディープダイブした形のレファレンスカルチャーについて話していきたいと思うんですけど、
このコメントリーカルチャーの時でも話したと同じように、
アメリカでビジネスするとか、アメリカのビジネスの理解度を高めるためには、
どういう形でそのビジネスをみんながしているのかっていうのをたぶん気づかないといけない中で、
このカルチャーリテラシーとかレファレンスカルチャーっていうのがいかに大事なのかっていうのはたぶん気づくと思うので、
そういう意味で今回話していきたいと思うんですけど、
日本でもなんとなくですけど、ちょっとずつこのレファレンスカルチャーみたいなものは増えてる気はしているんですよね。
スピーカー 2
どういうところで感じましたか?
スピーカー 1
最近アニメとかでダンダダンってあるじゃないですか。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ダンダダンも結構リファレンスが番組内で入ってたりする気はするので。
スピーカー 2
どういう感じの例え方とかありますか?
スピーカー 1
いろいろ炎上もしてる件もあったりするので、音楽系のリファレンスもそうですし、
いろんな妖怪とかおばけとかエイリアンみたいなものを信じるオカルト的なカルチャーをオマージュした形とか、
明らかに何かのポップカルチャーのものをリファレンスしてたりとかする。
それをダイレクトでやってるケースとインダイレクトでやってるケースがあると思うんですけど、
多分ちょっとずつそういうミームカルチャーもそうですし、リファレンスカルチャーもそうだと思うんですけど、
日本でも出てきているのかなってふうに思いますよね。
スピーカー 2
例えばなんか、昔ではないですけど、銀玉とかそういうのはリファレンスカルチャーじゃないとは違いますか?
スピーカー 1
銀玉とかも多分そうだと思いますね。
パロディ的なものとかお笑い系のコンテンツとかですと、リファレンスしやすい部分もあったりすると思うんですけど、
例えばハンザーナウキとかもシーズン2とかで結構ミーム化しようとしていた、
そういうセリフだったりアクションをとってた気がするので、
こういうのは多分アメリカだけじゃなくて日本とかでも流行り始めている中で、
アメリカがもうこれをずっと昔からやっているものかなっていうふうに思うんですけど、
まずこのリファレンスカルチャーとは何かっていう話だと思うんですけど、
基本的には何かを、よく知られているカルチャーモーメントを引用したり再利用したり再現したり、
そこに触れた形で自分たちのメッセージを伝えようとするみたいな、
なんとなく多分そういうイメージだと思うんですけど、
基本的に一番使われているのが多分エンタメの中で使われているっていうところですよね。
映画だったりテレビ番組でしたり、ミームとかもそうですし、音楽とかでも使われていると思うんですけど、
これをリファレンスを使う意図としてあるのが、
中身意識を作るものもそうかもしれないですし、
単純に終わらないようなネタのポイントとして使うっていうパターンもあれば、
あとはある程度中身を説明しなくても、具体的なところを説明しなくても、
コメンタリーおよびリファレンスの違い
スピーカー 1
こういうリファレンスを使うと何となく意味合いが伝わるみたいな、
なんかいろんな、より簡単に伝える方法として多分一番使われていると思うんですけど、
ミームとかはまさにそうだと思うんですけど、
楠さんも多分見たことあると思うんですけど、
よそ見をする彼氏、英語で言うとThe Distracted Boyfriendっていうミームがあるんですけど、
それとかはもう画像で一瞬でわかりますよね。
スピーカー 2
そうですね、白人の男性の人が後ろを向いて、
彼女と手を繋いでるんですけど、別の女性が見てるみたいな画像ですよね。
スピーカー 1
そうですね。
それだと、例えばそれをブランドが使って、すごいスイッチングされてるとか、
それをそういうふうに伝えたりとか、
番組間でのライバルシーンとかを見せるためにそういうのを出したりとか、
いろんなパターンでこのよそ見をする彼氏っていうミームを使えたりするので、
それも結局なんとなくの意味合いがその画像で一瞬でわかるからこそ、
そこのよくみんなが見てきたそのミームを再利用すること、
自分用に再利用することによって、
よりバイラル化しやすいですし、親近感が湧くっていう、
そういうところがあるのかなというふうに思いますね。
スピーカー 2
わかりやすいですよね。
パッと見てすぐ、その関係性っていうか、
キャラクターの関係性がわかるから、
一言で説明できないものがそれで表現できるっていうのは、
面白いポイントですよね。
スピーカー 1
そこの逆に、どういうひねりをするのかみたいなところを、
よりそこを探れるっていうか、そこを見れるので、
ベースのストーリーが一瞬でわかるっていうのって、
マーケティングの人たちからすると、
多分一瞬で伝わるってすごい大事だったりするので、
そういう意味だとこういうミームとかリファレンスっていうのは大事かなと思うのと、
あと多分これはオフトピック全体だと思うんですけど、
僕も草野さんもこのポッドキャスト内で、
テクノロジーとかビジネスだけの話ではなくて、
カルチャーの話もしてる大きな理由って、
スピーカー 2
ビジネスのコアにカルチャーがあるっていうのを信じてるからっていうところですよね。
スピーカー 1
逆にカルチャーがビジネスとかテクノロジーより前に変わることって、
そっちの方が多くて、
テクノロジーとかビジネスがそれに対して調整していく。
そういう文化になってる気がするので、
そういう意味だとカルチャーを理解するっていうのが、
リファレンスしてもしなくても結構重要なのかなっていうふうに思いますよね。
スピーカー 2
なんかやっぱ日本でもリファレンスカルチャーはある。
もともとアメリカが浸透してて日本はないっていうのは、
なんかちょっと違う気がしてて、
ビジネス上での経済とかビジネスの動きみたいなのが、
リファレンスされることが少ないような気がするって気がしますね。
エンタメの中でのリファレンス、
例えばお笑いのネタをアニメがやるとか、
アニメがなんか、
音楽の何かをオマージュしたり入れたりするみたいなのは、
なんか見かける気がするんですけど、
なんか社会的な話とか、
ビジネスのトレンドみたいなものが、
組み込まれるみたいなことってあんまりないし。
スピーカー 1
そうですね。
多分その商業的に使われるっていうところは、
一つ大きく違うっていうところは一つあると思うんですけど、
個人的にそのエンタメの中ですと、
スピーカー 2
その使われている量は圧倒的に違うなというふうに思うので、
スピーカー 1
なんか日本の映画とか、
テレビドラマもそうですし、音楽とか見ても、
やっぱりそこのリファレンスされている数っていうのは圧倒的に多分少ないと思うので、
なんかリファレンスはもちろん当然あると思うんですけど、
なんか同じ量かって言われると、
特定の分野とかだと多少なりそうだと思うんですけど、
全体的なエンタメ業界を見るとまだまだ少ないのかなというふうに思います。
ここは多分いろんな文化的な理由もあると思うので、
変に他の作品をリファレンスしてしまうと、
そこのファンが怒ったりとか、
場合によって嫌がったり、
ちょっと失礼に見えるとか、
多分そういうところを気にしている人も当然いたりするので、
アメリカの場合ですとそっちを見るっていうよりも、
そこをリスペクトしてるから入れてるっていう話だったり、
そこの多分若干考えの違いでもある気がするので、
別にリファレンスを入れるからいいっていう話でもないじゃないですか。
そこを作品にフィットするかフィットしないかとか、
それに対して意味が伝わるか伝わらないかっていうのもあったりするので。
スピーカー 2
そういうときにリファレンスが日本でも増えてきたっていうのは、
そこの考え方が変わってきたっていうことなんですかね。
スピーカー 1
そうですね。
なんかこれがアメリカからの影響なのかはちょっとわからないですけど、
なんか考え方がすごい変わったのかというと、
そうではない気もするんですよね。
ただ、どっちかというと多分草野さんがさっき言ったように、
商業的に見る、見ないっていう多分、
そこの違いがもしかしたらちょっと変わったのかなと思います。
スピーカー 2
新しくファンを獲得する手法っていうのもなんかちょっとドライな言い方ですけど、
なんかそういう意味だとすごく面を広げられるっていう意味だと、
やってもいいよねっていう感じにはなってきたんですかね。
スピーカー 1
なんかそういう意味合いな気はしますね、どちらかというと。
スピーカー 2
なんか考察というか深掘りみたいな何かのコンテンツを、
これをここで引用してるんだみたいなのって楽しいし、
それを発信する人も増えたから、
ちょっとコミュニティが出来上がってきたのかもしれないですね。
スピーカー 1
そういう意味ですと、インターネットカルチャーとかインターネットコミュニティが
より浸透しているから、
コンテンツもそこに合わせて変わってるのかもしれないですよね。
確かに。
あとはこのコメンタリーカルチャーって今まで話してきた中と、
リファレンスカルチャーが何が違うんだっていう話もあると思っていて、
リファレンスってある意味コメンタリーでもあると思うので、
個人的にはこのコメンタリーの一カテゴリーとしてこのリファレンスがあるのかなと思うので、
ただ全部のコメンタリーがリファレンスではないと思うので、
そこが若干違うポイントかなと思うので、
リファレンスカルチャーはコメンタリーカルチャーのサブカテゴリーとして存在していると思うので、
これが多分アメリカのIPになっちゃうので、
どこまで皆さんに理解されるかちょっと分からないんですけど、
一番分かりやすいここの事例が、
シムストンズとファミリーガイは個人的にリファレンス系のアニメというか作品だと思っていて、
サウスパークが前回も話したようによりコメンタリー型のものだと思うんですよね。
スピーカー 2
シムストンズは黄色いドーナッツが…なんだっけ?
スピーカー 1
ドーナッツ系のホーマー。
スピーカー 2
多分一番有名ですかね、日本では。
スピーカー 1
そうですね、多分その3つの中だと。
スピーカー 2
ファミリーガイは家族のシットコムカーテン、ちょっと大人向けな感じっていう感じですか?
スピーカー 1
シムストンズとほぼ同じですよね。
スピーカー 2
シムストンズも家族か。
スピーカー 1
基本家族構成が多いので、こういう番組って。
スピーカー 2
ファミリーガイの方がちょっとキャラクターが尖ってて、
キャラクターがいろいろありますよね。
スピーカー 1
そうですね、でも実は結構似てたりするんですよ。
ホーマー、シムストンズって一番多分シムストンズの中だと有名なキャラクターと、
ファミリーガイで言って、ピーター・グリフィンと2人とも家族のお父さん役で、
結構太ってて食べるのが好きで、ちょっとクレイジーで、よくわかんない。
ちょっとバカっぽいけど、一応家族思いでもあるみたいな。
割と似たようなポジショニングをとっているキャラクターですよね。
で、シットコムですし。
スピーカー 2
確かに、確かに、確かに。
で、息子はちょっとツッコミ役にもあるけど、たまに変なことするみたいな。
犬とか、一番小さい子が、もう、
スピーカー 1
実は頭いいみたいな。
スピーカー 2
頭いいみたいな。
お姉ちゃんは結構ドライ、なんていうか、何もしないみたいな感じの。
スピーカー 1
で、若干違いがあったり、ファミリーガイですと、娘役がめちゃくちゃいじられたりとか、
家族から完全に無視されたりとか、すごいバカにされたりとかするので、若干そういう違いがあったりするんですけど、
レファレンス文化の重要性
スピーカー 1
基本的に多分概念としては似ていて、
アメリカの家族みたいなことを、ちょっとクレイジーなことをやる。
アニメだからこそできるクレイジーさみたいなことを表すんですけど、
シットコムなので、結局ストーリーは特に前に動かず、元通りに戻るっていうのが最終シーンになっている。
スピーカー 2
それは結構、コメディとしての力関係的な意味で、キャラがそれぞれあるような気がするんですよね。
リアルで言うと、アメリカの家族ってそんな感じだなって感じなんですけど、
クレイジーなのは間違うから、変なことはアニメでやってることとかは一旦置いといて、
キャラクターの性格というかってアメリカ的だなと思うんですか?
スピーカー 1
一部はそうだと思います。
特にファミリーガイは多分よりそうだと思うんですけど、
お父さん役がどちらかというと、ボストンとかそっち側出身の人たちなんですけど、
しゃべり方とか、なんとなくな考え方とかは、
ちょっと失礼な感じになっちゃいますけど、
アメリカのボストン近辺出身のブルーカラーな人たちを代表するみたいな感じで、
それをちょっと異常な感じで見せているので、
スピーカー 2
でも、たぶんなんとなくそういうイメージをしているって感じですね。
リアルな街話の想定なんですね、ストーリーとしては。
スピーカー 1
ボストン近辺の大体ちょっと田舎町みたいなところ。
シムソンズもファミリーガイもそうなんですけど、
ファミリーガイのクリエイターはアメリカンダッドとか、
複数作っているんですけど、こういう系のものを。
そこは、完全地方ではないですけど、そこら辺の一軒家を持っていて、
スピーカー 2
お父さんは仕事に行くみたいな、なんとなくそういうストーリーが多いですよね。
スピーカー 1
大体、お母さんの方は仕事をしていないっていうパターンの方が多いですね。
スピーカー 2
ちょっと余談になっちゃうかもしれないんですけど、
アメリカのそういう、それと比べるのはちょっと微妙かもしれないんですけど、
その話で出てくると、いつも結構お父さんが主役と息子っていうパターンが多いじゃないですか。
日本だと結構、お母さんが主役なものって多くないですか。
サザエさんとか、ちびまる子ちゃんもどちらかというとお母さんの方が出てくるし、
娘は出てくるんですけど、親でいうとそっちの方が出てくるし、
ドラえもんとかもそうですし、なんでなんだろうなと思って。
確かに。
スピーカー 1
しんちゃんもどちらかというとお母さんの方が出てくるし。
ここも、誰がアクションを及ぼす中心人物なのかっていうところだと思うんですよね。
基本的に日本の場合ですと、子供が何かしらいたずらをしたり、
外に出かけて何か変なことをやったり、
何か嫌なことをやって、それで道具で解決するとか、
子供中心で動いて、親はそこにいる存在。
そこは多分調整したりとか、一旦落ち着かせるとか、そういう役割が多いと思うんですけど、
アメリカの場合ですと、一部お父さんの方が仕事で外に行くので、
スピーカー 1
ある程度お金も持ってるので、何か変なことできちゃうっていう、
そういう意味合いもあって、一部お父さんが一部主人公になるみたいなことが多いのかなと思いますね。
スピーカー 2
確かに。
自分で比較しておいてなんですけど、見たことない人はあれかもしれないですけど、
もうちょっと全然サザエさんとかと比べ物にならないくらいちょっとクレイジーなアニメなので、
ちょっと比較したのは間違ったかもしれないんですけど、
でも、あんまりそれ以前に結構家族系の子供向けでも、
そういうお父さんが中心にやっていくみたいなのが多いなと思って、
なんか面白いなと思いました。
日本だとあんまりお父さん主役の大人向けでも子供向けでもあんまりあるのかな。
あるような気がするんですけど、自分はパッと今思いつかなかった。
スピーカー 1
あと多分若干もうちょっと多分コメディ寄りではあるので、アメリカのこのファミリー・ガイド・シンプソンズに関しては。
誰かを結構バカっぽい役を任せないといけない中で、
それを子供にさせるのは多分かわいそうってなっちゃう部分もあって、
それで多分それをお父さんにやった方がビールいっぱい飲めますし、
変なことをやらせられるっていう。
太ってても別に何も何も言わないですし。
スピーカー 2
そんな。でも確かにマルちゃん、ちびまる子ちゃんとか、
しんちゃんもですけど、コメディキャラは確かにお父さんですよね。確かに。
スピーカー 1
なんでまあそこは、サウスパークの場合だとそれがどちらかというと子供の方、
最近ですとランディって親の方も結構入り始めてますけど、
ちょっとそこは違うかなと思うんですけど、
まあでも基本的に多分そのアクションを及ぼす人が中心人物になってくるので、
そういう意味だとどちらかというと、
アメリカの場合ですと親になるってところですね。
アメリカの家族像
スピーカー 2
すみませんちょっと余談でした。
スピーカー 1
このシムソンズとファミリー以外は、
個人的にはすごいリファレンス系のジョークを入れるのが多いんですよ。
で、一応前提からすると、僕は3つとも見たことがあって、
しかもかなり見てますと、多分それぞれ10シーズン以上見てるので、
別に嫌いとかそういうわけではないというところで、
単純に違いを表そうとしてるので、
これちょっとディスってる風に見えちゃうかもしれないですけど、
別にディスってはないですと。
スピーカー 2
そんなこの日本の日本語リスナーにアンチファミリー以外はあんまりいないと、
アンチじゃない?なんだっけ?
別に過激派はいないと思うんですけど、
3つっていうのはシムソンズとファミリー以外とサウスパーク。
スピーカー 1
僕は多分一番サウスパークを見ているので、
サウスパークは多分27シーズンで全部見てますし、
多分ほぼ全エピソード2,3回は見てるので、
どっちかというとサウスパークが一番好きで、
ファミリー以外は最近はあんまり見てないんですけど、
多分最初の10何シーズン分ぐらいは中学の時からずっと見ているわけなので、
シムソンズも多分高校、大学の時に15シーズン分ぐらい見ているんですけど、
今シムソンズも多分30シーズン以上やっているので、
大ヒット、超大ヒットアニメ番組だと思うんですけど、
ファミリー以外とシムソンズに関しては、
ストーリーがありますと、
各エピソードの中で、
ただ最終的にシットコムなので、基本的に元に戻るんですよね。
なんで、その中のジョークの入れ方が、
ちょっとアメリカ独特かもしれないんですけど、
基本的には何かのポップカルチャーのリファレンスをめちゃくちゃ入れてるんですよ。
しかもそれが今のポップカルチャーのリファレンスとは限らず、
逆に多くあるのが、
多分僕が見てた頃は基本的に80年代、90年代のポップカルチャーのリファレンスがめちゃくちゃ多いんですよ。
スピーカー 2
たとえばこういうのとかってありますか。
スピーカー 1
たとえばですけど、これもアメリカのポップカルチャーのリファレンスになるので、
知らない人多い気がするんですけど、
G.I. Joeっていうおもちゃがあるんですよ。
おもちゃとアニメの番組が80年代、90年代であって、
そこで彼が有名なセリフがあるんですけど、
G.I. Joeのキャラクターがファミリーガールの途中で出てきたり、
そのセリフを言ったりするわけなんですよね。
で、それも一瞬だけなんですよ。
そのジョークを完成させるために一瞬出てくるっていうだけで、
特にそれがストーリーとすごい関連性があるかっていうと、そこまで関連性がない。
でも、それをやること自体面白いですし、楽しいですし、雰囲気もすごいいいので、
全然それで成立するんですけど、
それってやっぱり何か過去をとりあえず引っ張ってきて、
それを使うっていうのが基本的にファミリーガイとかシンプソンズがよく使っているテクニックであって、
で、なぜかというとファミリーガイとシンプソンズのライター陣が
結構80年代とか90年代のカルチャーを見てきた人たちが多かったので、
だからこそ彼らはそういうリファレンスを入れがちっていうところですね。
ポップカルチャーの影響
スピーカー 2
なんか、それこそ私も宮武さんとほぼ同世代なので、
高校生の時に留学してて、その時にテレビでやってて、めっちゃ面白いなと思って見てたんですけど、
それも結構前だし、リファレンスをアップデートしていくのって結構大変ですよね。
スピーカー 1
だから、これから話すかもしれないですけど、サウスパークとか、今をやり続けるって難しいし。
難しいと思います。
これは逆にサウスパークがすごいファミリーガイとシンプソンズを指摘してるポイントでもあるんですよね。
彼らはただただ80年代90年代のジョークしか言わないつまんない連中だみたいなことを、
スピーカー 2
実際にインタビューでも言ったことありますし、それをエピソードにしたことがあるので。
スピーカー 1
これはシンプソンズも多少ないですけど、どちらかというとファミリーガイをめちゃくちゃバカにした2つのエピソードがあるんですけど、
それが一応連載されているものなんですけど、
そこでは、これはサウスパークのエピソードとして、
ファミリーガイが全然ストーリーと関係ないジョークを入れまくっている理由が、
ライターが人間じゃないっていう例になっていて。
スピーカー 2
っていういじりをしてると。
スピーカー 1
っていういじりがあって、ライターがもうマナティで、
マナティの群れがライター役で、
そこに彼らの水槽にいっぱいポップカルチャーをリファレンスしたボールが入っていて、
それをマナティが遊んでいるのを見て、
これとこれとこれを組み合わせたら一つのジョークになるっていうのを、
他の人間の人たちが見て、そこから作ってるんじゃないかみたいな。
そういうちょっと、完全にくだらないサウスパークの話ですけど。
スピーカー 2
それぐらい適当にやってるんじゃないかっていう。
スピーカー 1
これは必ずしもそうではないんですけど、
よくファミリーガイとかのジョークであるのが、
何か起きたときに、
これってこういうときのこれみたいですよね、みたいなことを、
ジョークとしてトランジションするんですよ。
それが必ずしもその瞬間の感情としかリンクしてないので、
あんまりストーリーに関わるジョークとか、物語に関連するものではないと。
物語自体が面白いのではなくて、そのジョークが面白いだけっていうのを指摘してるっていうところですね。
スピーカー 2
逆にそうなるとサウスパークのストーリーというか、
ジョークだけじゃないっていうところが気になりますね。
スピーカー 1
当然だから、ファミリーガイとシンプソンズは全部のジョークがリファレンスのものではないですし、
サウスパークも全部のものがコメンタリーのものではなくて、
どっちもある程度リファレンス入れたりコメンタリー入れたりするみたいなところなんですけど、
そのグラデーションの中が若干サウスパークが許すレベルと、
ファミリーガイとかシンプソンズが許すレベルっていうのが違うっていうだけですね。
これは許すっていう言葉自体が若干エッジが立つ気がするんですけど、
どっちの方を優先するかっていうところですね。
スピーカー 2
そもそもなんですけど、ファミリーガイが80年代のリファレンスをしたりしてるっていうことに関しては、
今は別にそれでいいっていう話なんですか、視聴者は。
スピーカー 1
視聴者は全然いいと思います。それでファミリーガイが好きな人もいっぱいいますし。
スピーカー 2
そもそもアメリカ人は結構古いリファレンスも結構好きなイメージはあって、
好きでみんなクラシックなものも理解してる、その条件も理解できるナレージを持ってらっしゃる方が多い気がするんですけど、
そもそも80年代のネタをこの2025年も繰り返していることに関しては別に、
新しいZ世代とか若い世代も面白いみたいな感じなのか、
ちょっともうそろそろアップデートしてくれやってくる感じなのかというと。
リファレンス文化の重要性
スピーカー 1
でも多分ライター人もアップデートしてると思うので、僕が少なくとも見てた頃は多分80年代90年代のリファレンスが多くて、
今だと90年代2000年代のリファレンスが多いのかもしれないですし、
そこは若干変わってる気はするんですけど、
ただやっぱり古いネタとかでも結構、それこそサウスパークでもガンガン使ってたりするので、
ここもすごいリファレンスカルチャーの中ですごい大事なポイントだと思うんですけど、
古いっていうのを必ずしも視聴者ってわからないので、
別にGIジョーが出てきたとしても、それが僕としては80年代90年代のリファレンスに見えますけど、
他の人によってはそもそも何年か知らないみたいな人もいればわからないです。
GIジョーってもっと昔からあるかもしれないですし、僕は単純にそれを知らないっていうだけなので。
でも、逆にサウスパークとかファミリー街とかシムソンズから、
過去のカルチャーとか、IPとか、場合によっては曲とかを学んだことって多々あって、
逆に初めて知ったのがそこ経由みたいな。
スピーカー 2
これどういう意味なんだろう?みたいなところから。
スピーカー 1
そうですね、もしくは例えば曲とかもそうですし、
曲普通に、例えばファミリー街とかだと、エルトン・ジョンのロケットマンっていう曲を、
ストゥイーっていう一番小さい子が歌うんですけど、
僕はそこからエルトン・ジョンのロケットマンって知ったんですよね。
その曲をその後また聴きたいってなった時にYouTubeで調べたら、
これエルトン・ジョンの曲なんだみたいなことを見つけたり。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そこら辺は自分で検索するパターンもあれば、
友達と話してる間にそういう話が出てきたりとか。
ここがアメリカの特有でもあって、
日本の場合ですと音楽とか、音楽の場合とかだとよくこういうのってあると思うんですけど、
過去を結構どんどん活用しても、あんまり変な思いされないっていうか。
それが逆に過去のものがそれでもう一回盛り上がったりとか、
そこのセリフだけが永遠に残るみたいな。
別に過去の、どこの映画から来たかわかんないのに、
未だに使ってるものって結構あったりするので、
ある意味そのカルチャーとかIPをずっと生き残らせる方法でもあると思うんですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
世代をまたぐみたいなものが、
結構こういうカルチャー、リファレンスカルチャーみたいなもので可能になってくるっていうところですね。
スピーカー 2
じゃあファミリー外はそのままでも、
マナティが作ったジョンクでも全然いいと。
スピーカー 1
マナティ、それサウスパーク上ですね。
全然いいと思いますし、逆にそこにファンがあり続ければいいんじゃないですかっていうところで、
ただ僕は個人的に最近はあまり見てないっていうだけですね。
内部的および外部的リファレンスの分類
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
でもこのコメンタリーカルチャーとかリファレンスカルチャーの話をする中で、
特にこのリファレンスカルチャーはそうだと思うんですけど、
なんとなく分類できると思うんですよね。
2つの種類にこのリファレンスカルチャーを。
で、これをなんとなく分類すると、
内部的なリファレンスと外部的なリファレンスに分けられると思っていて、
当然だからどっちにもなるケースもあったりするんですけど、
内部的なものはどちらかというとインサイドジョーク系なものなので、
既存のオーディエンス、ファンとの関係性を深めるためのもの。
なので、ちょっと事例を挙げると、
すみません、草野さんがあんまりスターウォーズ見てないので、
スターウォーズ系の事例になっちゃうんですけど。
大丈夫です。
例えば次の新作のスターウォーズが出たとしますと、
その作品の中でみんな映画館で見てる中で、
何かが、「I have a bad feeling about this。」っていうセリフを言いますと、
なんかちょっと悪い予感がしましたみたいな。
で、それをスターウォーズファンが聞くと、「あ、来た!」ってなるんですよ。
来た。
これってなぜかというと、そこまでネタバレじゃないと思うので、
別に言っていいと思うんですけど、
これって全スターウォーズ作品にこのセリフが使われてるんですよ。
へー。
それは誰が言うかとか、どのタイミングで言うかっていうのは、
それぞれ当然だから別々で。
スピーカー 2
へー、なるほど。
スピーカー 1
なので、スターウォーズファンであれば、「あ、そのセリフがやっぱり来たんだ。」っていう、
いわゆるインサイドジョーク的な感じで使われてるっていうところですね。
なので、たぶんそのセリフが映画館の中で出た時に、
スピーカー 2
スターウォーズファン同士だったら、ちょっと横見ながらニヤニヤしてるっていうことがたぶんよく起きますと。
スピーカー 1
それで、そのセリフ言ったことによって見解が良くなるっていうのは決まってることではなくて。
スピーカー 2
全くそういうのはないです。ただただそのセリフが全映画に使われてる。
スピーカー 1
あー、なるほどなるほど。へー、面白い。
でも、それって別に新しい、スターウォーズ初めて見る人からすると、別にただのセリフなので。
でも、スターウォーズファンからすると、今までの歴史がまた繰り返されたんだっていうのがわかるので。
なので、それを当然ながら使いますよねと。そこの期待値があるっていう意味合いで、このインサイド、内部的なリファレンスっていうのが一つあって。
で、これ同じスターウォーズっていうIPを使う中で、外部的なリファレンスみたいなことを言うと、
例えばですけど、「May the force be with you」っていうセリフがスターウォーズの中であるんですよね。
フォースと共にあれですかね。ちょっと日本語訳は、僕もあんまり日本語版スターウォーズ見てないんでわかんないですけど。
スピーカー 2
ちょっと私もわからないですけど。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
多分そんな、そうだと思います。
スピーカー 1
有名なセリフあるじゃないですか。
スピーカー 2
はい、ありますね。
スピーカー 1
で、それの、「May the force be with you」って5月4日がスターウォーズデーなんですよね。
で、スターウォーズデーにみんな、「May the fourth be with you」って、あの、「May the force」じゃなくて、「May the fourth be with you」っていう、
すごい近いので、その日がスターウォーズデーになってるんですけど、
それっていわゆる外部的な人にも言ったりとか、スターウォーズファン同士だけで言うのではなくて、
ビジネスもそれを活用してプロモーションを出したりとかしているんですよね、アメリカだと。
スピーカー 2
外部的なっていうのは、スターウォーズファンじゃない人にもってことですか?
スピーカー 1
にも向けて、向けた感じで、ミームでしたり、カルチャー的なものを出すっていう意味じゃないですか。
スピーカー 2
へー、それは、「I have a bad feeling」はできないんですか?
スピーカー 1
えっと、多分解説が必要になってくるじゃないですか。
スピーカー 2
「May the force be with you」もちょっと解説しようじゃないですか。
スピーカー 1
でも、あれは基本的にスターウォーズの「May the force be with you」っていうのがなんとなくわかるっていうところ。
スピーカー 2
あと、デザインとかそういうのを合わせると、これってスターウォーズだなっていうのがなんとなくわかるんですよね、アメリカの人たちだと。
あー、なるほど。
スピーカー 1
で、別に全員がわかる必要ってなくて、ただ外部的に使うものと内部的に使うものっていうのが違うっていうだけで。
外部的に、「May the force be with you」って言うので。
なんで、例えば仕事場でそれを言うかどうかっていう。
その、スターウォーズファンがいなくても言いても。
スピーカー 2
その、「May the force be with you」は、いなくても言う?
スピーカー 1
いなくても言う人は言います。
スピーカー 2
おー。
スピーカー 1
で、この人ってスターウォーズファンなんだっていうのがそこでわかったりとか。
スピーカー 2
はー、なるほど。
スピーカー 1
で、それのもう一つ事例で言うと。
これ、草野さんもこのセリフ自体は聞いたかもしれないんですけど。
This is the wayっていうセリフが、これもスターウォーズになるので、ちょっと申し訳ないんですけど。
あるんですけど。
これも、これがちょっと内部なのか外部なのかって若干怪しい部分あるんですけど。
例えば僕がテク系の企業家と話しているときに、たまにこのセリフ使ってるんですよ。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
なんか、こうこうこう、なんか、なんか、わかんないですけど、なんか、市場がこうなりました。
なんか、とか、なんか、こういうふうに行きましょう。
This is the wayって言うんですよね。
で、これってもうこのマンドロリアンっていう作品の中で、そのよく使われてるセリフで。
で、それを結構、なんか、スターウォーズ知らない人でも割と知ってたりするんですね、このセリフって。
スピーカー 2
はー。
スピーカー 1
このマンドロリアンでめちゃくちゃ使われてたみたいな。
で、それもMeme化されたりとか、いろんなふう、形で外部に出回ってるので。
なので、なんか会話で使っても、そこまで不自然な言葉じゃないですし、
なんか知ってる人は、なんか、This is the wayって聞くと、彼らもThis is the wayっていうのを言ってくれたりとかするので。
うーん。
なんかまあ、そういう外部的な意味合いでのコミュニケーションとして、
そういう、なんですかね、そのカルチャーリファレンスをどんどん入れていくっていうのは、
この内部と外部の使い方。
なんか、外部はもうちょっと広めるっていう意味合い。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
で、内部はもうちょっとエンゲージメントっていう。
スピーカー 2
作品、作中。
スピーカー 1
まあ、その作品だったり、そのカルチャーそのものを広めるっていうところですね。
ファン同士もそうですし、ファンじゃない人に対してもっていうところですね。
ビジネスにおけるリファレンスの活用
スピーカー 2
それは説明が必要かどうかの分かりやすさと違いってことですか?
スピーカー 1
えっと、分かりやすさっていうのは一つ大きいポイントかなと思いますね。
あとはなんか、これがどこまで、なんか、反映されやすいとか、見向かされやすいかっていうところもあると思うので。
なんでまあ、なんか、ここが若干その、なんか内部的なものが途中で外部的なものになるケースってもあると思いますし。
たぶん、Made a force be with youって最初どちらかというと内部的なものだったので。
でもそれが徐々に徐々に大きくなって、なんか、これがもうスターウォーズデーだみたいな。
この日にみんな、なんか、とりあえずスターウォーズを祝ってるので、ブランドもそこに乗っかろうみたいな。
ことになってくると、徐々に外部的になってくるっていうところですね。
スピーカー 2
なんかその、でもMade a force be with youは、なんかその日を、その日を作ったっていうことなのかなと思ってたんですけど、
でもインサイドその、リファレンスになるんですかね?
スピーカー 1
えっと、まあリファレンス、スターウォーズのリファレンスなので、そもそも。
で、ただそれがまあ、たぶんもともとはそのMade a force be with youっていうセリフ自体はたぶん内部的だったものか、
今、草野さんが言ったように、まさにその、それ専用の日を作るっていうのはたぶん外部的なものですし。
みんな一緒に祝おうっていうところで、それはもちろん内部的な意味合いもあるんですけど、ただそれだけではなくなったっていうところですね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
で、なんかこれって結構その、いろんなメディアとかもブランドとかもうまく活用しているのかなと思っていて、
特にこの外部的なリファレンスに関しては、
カルチャーリファレンスの重要性
スピーカー 1
例えば、去年とかウィケットが出てきたときに、めちゃくちゃ多くの多分メディア企業がニュース内でなんかヘッドライン、そのタイトルにポピュラーっていうのを囲って、
スピーカー 2
曲中に出てくる曲ですよね。
スピーカー 1
ウィケットの中で出てくる曲をなんかすごいオマージュした形でなんか話したりとか、記事を説明したりとかしていたわけなので、
で、なんかそれを例えばブランドがやった事例とかで言うと、この間のAwayってスーツケースブランドの店舗に行ったときに、
彼らの店舗内でいくつか商品が置いてあったんですけど、一つが白いスーツケースだったんですけど、
それがホワイトロータスっていうアメリカで人気なという番組があるんですけど、そこと正式コラボした商品を置いてあったんですね。
それはリファレンスというか直接コラボしているので、ある意味リファレンスではあるんですけど、
そこの横、ちょっと違うエリアに行くと、正式コラボは多分してないんですけど、
2つのスーツケースが置いてあって、一つが緑色で一つがピンク色なんですよ。
おそらくウィケットをオマージュしているんですけど、正式にやってなくて、
ただそういう形で、Awayもそういうウィケットとかのカルチャー的な関心がありますよみたいな、そこにリファレンスをしていることによって、
そこで親近感を得ようとするとか、いろんなやり方があると思うんですけど、
そういうブランドは割とそこをフレキシブに動いて使っているっていうのは、
一つ面白い彼らとしての手口なのかなというふうに思いますね。
スピーカー 2
それは既存のアイテムだったんですかね。既存の緑色のキャラクター。
多様性と文化理解
スピーカー 1
おそらくですけど、それ専用に作ったのかもしれないですけど、
でも正式コラボではなかったと思うので。
なるほど。
あと、ここのMemeとかこのリファレンスカルチャーがアメリカでより人気、
使われている一つの大きな理由としてあるのが、これは前々回ぐらいでも話したと思うんですけど、
多分ダイバーシティの話も当然ながらあって、
アメリカですとやっぱりダイバーシティが、
いろんな人種の人とかいろんな考えの人がいるので、
お互いのカルチャーは、自分のカルチャーは理解してるんですけど、
スピーカー 2
やっぱり他の人のカルチャーって理解度ってやっぱりどうしてもそこまで深くいきづらい。
スピーカー 1
であれば、どうやったら共感を得られるのか。
そこにこういうカルチャーリファレンスってあると思うんですよね。
スピーカー 2
それにあと、自分と違うカルチャーを自分がレペゼンすると、
それはちょっとカルチャーの盗んでるように見えちゃうから、
リファレンスすること、人たちが言ってることによって借りるっていうのは、
なんかきれいに見えますよね。
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
それを自分で発信する、別の人のカルチャーを自分で発信するんじゃなくて、
それを引用するっていうことが大事っていうか。
スピーカー 1
そうですね。
例えば、アジア系の家族、
アジア人であれば、アジア系のなんとなくな家族構成が大体どうなってるのかみたいな、
そういうのを結構理解できると思うので、
ただ、例えば、白人の人たちからすると、それが完全理解できない。
そこをある程度理解するために、
くさのさんがさっき言ったように、カルチャーリファレンスを使って、
お互いリファレンスし合って、こういうカルチャーなんだっていう、
そこのカルチャー理解度を上げるっていうのもあるんですけど、
ただそれだけではなくて、
もう別のカルチャーで一緒に理解度を高めようっていうことってできると思っていて、
例えば、スターウォーズって別に、
多少なりそれが白人文化みたいなことって言えるかもしれないですけど、
いわゆる別のカルチャー、別の世界なので、
アジア系の人と白人の人だと、
家族とかのカルチャーは違うんですけど、
スターウォーズっていう共通のカルチャーって作れるんですよね。
そうすると、多文化であっても、ダイバーシティがあったとしても、
いろんな共通なものって作れるはずなので、
そういう意味合いでも、コミュニケーションのしやすさっていうところで使われている部分もあると思いますし、
アテンションの獲得とカルチャー
スピーカー 1
それこそアメリカの国家が、
必ずどのプロスポーツの試合で流れて、
みんな立って国家を歌ったり、それを聞いたりする、
ひとつの理由としては、アメリカっていうカルチャーを、
全レイヤーに埋め付けるためっていうところでもあると思うんですよね。
そういう意味合いで、ダイバーシティがあるからこそ、
よりこのカルチャーのリファレンスみたいなのが重要になっているのかなと思いました。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
あと、カルチャーってさっき言ったように、
エンゲージメントの深さと、
どれだけ横に広がるのか、
っていう二軸でリファレンスカルチャーって考えられると思うんですけど、
過去はもうちょっと深みのところに重要視されていたのかなと思っていて、
今はもうちょっと幅広く横軸の方に集中、
よりアテンションがいってるのかなっていうふうに思うんですよね。
これはどちらかというと、テクノロジーとかメディアの進化にもよってだと思うので、
TikTokみたいなものが出てくるからこそ、
深みっていうよりも横軸の方が何となく重きを置かれているのかなとも思ったりしますね。
スピーカー 2
広がるコンテンツを広げることが、
さらに重要になってきてるからってことなんですかね。
スピーカー 1
そうですね。あとどんどん広がっちゃうので、アルゴリズムみたいなもので。
なので、深くいくよりも次の新しいトレンドみたいなものに乗っかるとか、
そういうのが大事になっているんじゃないかなと思いましたね。
スピーカー 2
それはIPにとって。
スピーカー 1
IPとしてはそれが良くないと思うんですけど、視聴者とかエンドユーザーとして。
すごい深掘りしてる人って若干少なくなってる気はしているので、
もしくはそれがより分散されてるだけかもしれないですけど、
やっぱりどうしても次のトレンド、次のトレンドっていうところで、
これSKIMSのCEOも言ってたと思うんですけど、
昔のカルチャーの作り方って、どちらかというとカウンターカルチャーから生まれることって多かったと思うんですけど、
今はどちらかというと、今のトレンドと沿うことが、
よりカルチャー、ポップカルチャーになってたりすると思うので、
それがちょっと良い悪いを置いて、
そこはつまり深く行くっていうよりも横で広く行くっていうところの方が、
バランスとしてはそっちによってるのかなと思いました。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
つまり何を意味してるかというと、
やっぱりよりアテンションが分散されてるっていうことでもあるので、
何かに深く行くっていうよりも、いろんな新しいことを知りたいっていう話だったりするので、
そうすると結構最初の利用するためのきっかけ作りがどんどん難しくなっている。
だからこそ、これってコンシューマー、一般的に消費者だけではなくて、
例えばB2Bのカルチャーでも同じことが起きてると思っていて、
20年前に草野さんが、最近の企業家はより自分たちのマーケティングをレベルアップしてるみたいな話ってしてたじゃないですか。
ローンチする時にツイッターアカウントを結構上手く作っていたり、
クリエイティブのレベル感が上がってたり、
それが結構最近目に見えるようになっていて、
最近のサンフランシスコに行くと、
これは何人からか聞いた話なんですけど、
実際それの映像とか画像とか見ているんですけど、
撮影クルーが増えてると。街中歩くと。
みんなAIスタートアップのローンチ動画撮っていて。
昔だとローンチ動画撮るのってほぼなかったじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。本当にスクリーンショットの動画みたいなのが多かったですよね。
スピーカー 1
動画だったとしても。
そうなんですよね。
動画として、しかも割と凝った動画とか、
本当に役者使ったり、本当にカメラクルー使うみたいなことって今までありえなかったのが、
今は割と普通、一般化している理由としては、
やっぱりここのきっかけ作りを、そこのアテンションを引き寄せるレイヤー、
それがどんどん難しくなっているからだとは思いますね。
だからこそだと思うんですけど、このカルチャーリファレンスってすごい大事だと思っていて、
何かにオマージュした形のローンチ動画を作るとか、
それこそ、過去に我々もオフトビッグクラブメンバーに対してのニュース会で話しましたけど、
一時期、ディールとリップリングの騒動があったじゃないですか。
スピーカー 2
スパイ。
スピーカー 1
リップリング。
それを明確にオマージュした、確かこれYCQだったと思うんですけど、
セキュリティ系の会社のローンチ動画にそれをめちゃくちゃオマージュして、
ローンチ動画を作ってた人たちがいたと思うんですけど、
そこは多分まあまあのビュースを稼いだと思うので、
でもそれがいわゆる、今の彼の場合テックカルチャーの中で、
うまくリファレンスしてアテンションを引き寄せたっていうところですね。
スピーカー 2
そうですね、でもアテンションを取らなきゃ仕方がない気もするんですけど、
そのバランスというか、何だろう、
例えばサウスパークとか、ファミリーガールもそうかもしれないけど、
表現の場っていうものがそもそもあって、
そこに取り入れて面白いことをするみたいな、
そこで話題になるみたいなのもありな気がするんですけど、
ソフトウェアのサービスでここでアテンションを取られたら、
結局あのサービス何だったんだろうとか、
あの会社って結局めっちゃ話題になってみたけど、誰がやってるんだろうみたいな、
そういうことも、会社の本質を知らないまま過ぎ去っていくみたいなのがちょっと怖いなと思ってて、
スピーカー 1
そうですね、なので結果的にいいプロダクトを作らないといけないというのは、
昔から変わんないっていうところですよね。
ただそこに合わせて多分アテンションを取らないといけないっていう。
で、そこが多分今まで以上に取りづらくなっているっていうところですね。
なんで、これもスキムスのCEOが言ってたことなんですけど、
今1000億の予算をもらって、新しいウォッカの会社を作った場合、
多分ほとんどの人はそこに対してテレビ広告売ったり、野外広告売ったり、
メタとかSNS広告を売ったりすると思うんですけど、
それをやっても、ドゥエンド・ロック・ジョンソンが持っているテキーラブランドと同じ認知度を取れるかというと、
多分取れませんっていう。
スピーカー 2
スキムスのキム・カワダシアもそうですね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
アテンションの大家族がいるから、カワダシアン家は同じ話ですね。
スピーカー 1
まさに。
スピーカー 2
でも本当そうですね。
スピーカー 1
なんで、彼もCEOトークの回でも話しているんですけど、
アメリカの場合ですと完全メインストリーム化できるカルチャーって割と限られていて、
例えばさっき話したテックのリップリングとディールの話って、
基本的にテック業界の本当に多分シリコンバレーにいる人ぐらいしか知らないじゃないですか。
一般の人にディールっていう話した瞬間、ディールって何から始まるので。
そこの業界内の認知度があるんですけど、やっぱり世代を超えるとかカテゴリーを超えるとか業界を超えるようなカルチャーって多分本当に少なくて。
一つあるのは全体的にエンタメですよね。
人気のテレビ番組とか映画とかそういうのがあるんですけど、
一つはスポーツですよね。
キム・カーダッシャーのスキムズに関してはどっちもやってるっていうのが、
多分彼らのメインストリーム化するためのカルチャーリファレンスを使ってアピールできる強みでもあるってところですね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
例えば今のカルチャー、今のアメリカのカルチャーって、
若干政治的な理由もあると思うんですけど、
アメリカの文化の再注目
スピーカー 1
アメリカファーストな方向性に向かってるのにスキムズが気づいて、
今例えばオリーブガーデンっていうレストランがわりと人気になっていたり、カントリーミュージックが再また復活していたり、
バナナリパブリックとかアバクロンビー&フィッツとかちょっとアメリカンなブランドがまた過去10年間でわりと戻ってきてるじゃないですか。
で、それを見てスキムズは何をやったかというと、
LAで新しい店舗をオープンした時に横にダイナーがあったので、
ダイナーと一緒にコラボしてスキムズダイナーっていうのを10日間ですかね、確かコラボみたいなことをやったんですけど、
やっぱりそこもめちゃくちゃ売れていたり、それこそビヨンセのリーバイスとかのやつとかもそうだと思うんですけど、
いろんなブランドとか企業からすると、そういうカルチャーを読むことによって、
そこによってコラボ先を選んだりとか、どういうブランディングとかマーケティングをするのかっていうのが全部決められたりするので、
それが完全にそこに寄せるべきかっていう話はあると思うんですけど、
そこがより重要になってきてるっていうところですね。
スピーカー 2
日本だと、ちいかわとかそうかもしれないですね。
スピーカー 1
そうですよね。
特に漫画みたいな、漫画とかアニメみたいなものって、やっぱり世代を超えられるものなので、
特に日本の場合は、アメリカはそこまでそうじゃないんですけど。
スピーカー 2
あと、他のアニメとやっぱり違うのは、それこそレファレンスがちいかわ多いので、
しかも、公式じゃないのか、それとも先行でやってるのかわからないですけど、
多分、公式じゃないものから、そもそもコラボに持っていくとか、
あと、あのかわいらしいキャラクターなのに、にんにくマシマシみたいなラーメンが大好きで、
そのラーメン屋さんをコラボでやるみたいなのも、
ダイナーとラーメン屋さんなのかっていうところもちょっと近いのかなって、
そこのトレンドにも乗ってるというか、そのラーメンが、二郎系ラーメンがめっちゃ流行ってるっていう背景の中で、
ちいかわがこうやるみたいなのは、日本万代な文脈に近いかもしれないなと思いました。
多様なアイデンティティとカルチャー
スピーカー 1
確かに、確かに。
あとなんか、もしかしたらちいかわちょっと例外かもしれないんですけど、
なんかそのアメリカと日本の若干なんか違いっていうか、このカルチャーレファレンスの中で、
カルチャーを作る人たちとか、そこに関わっている人たちが、
昔はすごい分裂してたと思うんですよね。
特化型になっていたと思うので、
例えばそのアーティストもアーティスト。
それ以外の業務やりませんと。
役者は役者しかやりませんと。
でも今、例えばライアン・レノルズって、
俳優なのかって言うと、俳優ではあるんですけど、
同時に、
ミント?
ミントっていうモバイルフォーネットワークですかね、
のファウンダーでもありますし、サッカークラブのオーナーでもありますし、
複数のアイデンティティを持つようになってきてるわけじゃないですか。
そこも今までのカルチャーの動きとちょっと違うところで、
ザ・ロックとか見ても、レスラーだったのが、
今だと世界を代表するような俳優になりながら、清香でもあるみたいな。
複数アイデンティティを持っているからこそ、
より幅広くカルチャーって見ることが可能だと思いますし、
どこにフィットするかっていうのも、どんどん判断が難しくなっているというか、
曖昧になってきたりとかしてるわけなので、
だからこそ、誰が何とフィットするのかみたいなことを、
オプションが増えていると同時に、より難しくなっている。
スピーカー 2
難しくなっているっていうのは、
それをやることが、複数やることが。
スピーカー 1
いいコラボ先とかリファレンス先を見つけるのが。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
じゃあ、ライアン・レノーズと組むべきなのか、ザ・ロックと組むべきなのかっていうのが、
当然ながら、俳優だけを見てみると明確に違いがあったりするんですけど、
企業家目線で見ると、どう違うのかとか、
それを組み合わせた時にどう違うのかとか、
そこら辺もいろいろ加味しないといけなかったりするので。
なんで、このカルチャー・リテラシーとか、
アメリカでいうと、ザイト・ガイストってよく言われるんですけど、
カルチャーリテラシーの重要性
スピーカー 1
今のカルチャーを知るとか、過去のカルチャーを知るっていうのって、
すごい大事だなと思っている中で、
多分、よりアメリカで勝負したい企業家とか、ブランドとか、企業に関しては、
アメリカのカルチャーをもっともっと見てもらいたいと思っているので、
それが、すごい軽いスタート地点からすると、
今の流行っている映画とかテレビ番組から見るでもいいと思うんですよね。
場合によっては政治見たり、スポーツ見たりとか、
いろんなパターンがあると思うんですけど、
おすすめですか?何ですかね、いいおすすめ。
スピーカー 2
ユーチューブチャンネルとか。
スピーカー 1
ユーチューブチャンネル。
クリエイターとかですと、たぶん、回線アップスピードとかそこらへんに載ってくると思いますし、
個人的には、たぶん、次回も話すと思うんですけど、
アントポさんとか、サンデーモーニングっていう、
まだたぶん結構小さめのユーチューブですけど、
ユーチューブチャンネルですけど、そういうところを見たりとかしているんですけど、
たぶん、もうちょっと大きめなリファレンスで言うと、
それこそ、サウスパークとかそうだと思いますし、
ファミリーガイドとか、シンプションとかもそうだと思いますし、
Netflixで言うと、わかんないですけど、ストレンジャーシンクスとか、
そういうものでもいいと思うんですけど、
日本だと、たとえば、地域化はって、
地域化を知らない人ってあんまりいないじゃないですか。
地域化を起用するかしないかみたいな判断って、
割とわかりやすいと思いますし、ブランドからすると。
それをやりたい、やりたいって、それができたってなったときに、
どれくらいのインパクトがあるかって、なんとなく見えるじゃないですか。
でも、たとえば、地域化ってアメリカ人に言ったらわかんないですよね。
日本の人。
でも別に彼らって、日本展開したいときに、
地域化はって何ですか?みたいなことを言ったら、
みんな本気で日本展開したいんですか?みたいなことを思っちゃうと思うんですよ。
そのブランドがすごいフィットすればですけど。
スピーカー 2
ビッグすぎてってことですか?
スピーカー 1
ビッグすぎてとか、日本だと当たり前すぎるカルチャーを、
そこに対してローカライズしたいのに、そこを理解してないのってどういうことなんですか?
っていう話だと思うんですよね。
でもそれと逆でも同じで、
スピーカー 2
もちろん。
スピーカー 1
日本企業がアメリカに行くときに、
今だと例えば、ジェナ・オルテガーっていう名前を出してわかんないとか、
アレックス・アールっていう名前を出してわかんないとか、
これも結局、どの分野とかに攻めようとしてるかによって、
全部違うと思うんですけど、
たとえば東海岸と西海岸の違いはとか、
ハーバード大学とMITの違いはとか、
そこら辺って、日本だと、
東大と京大の違いってたぶんなんとなくわかるじゃないですか。
東京と京都の違いっていうのを文化として違うのがわかる。
同じように多分アメリカもそれを理解しないといけないので、
そこがアメリカっていう一括で見てしまうケースって多分結構多かったりすると思うので、
そこは多分ある程度カルチャーの理解度を高めないといけない。
っていうのが多分、
これ多分すごい当然な話だと思うんですけど、
それを意外といろんな日本の会社の人とか、
その業界の人と話すと、
アメリカっていう一括で見ちゃう人がどうしても多かったりするので、
そういう意味だと、
いろんなカルチャー的な作品とか、
そういうのを見ることによって、
そこの理解度が徐々に徐々に高まっていくのかなっていうふうに思います。
スピーカー 2
うん、確かに。
私もやっぱ本とか映画とか見てると、
特に映画とかだと、
これは日本もそうなんですけど、
日本も、本とかで例えばあるんですけど、
やっぱり、結局翻訳言語が違うことによって、
コンテキストって絶対に失われると思ってて、
そもそも、
例えば字幕でも、
この一文、多くても2行の中で、
全て伝えようと思うと、
もう情報量が追いつかなくなって、
なんか商品名が全部、
例えばお菓子っていう言葉に変わっちゃうとか、
本とかでも、
村上春樹の翻訳してる人の本とか読んだときも、
村上春樹、このお店の名前を日本の特定の場所言って、
もうアメリカ人の人は分からないから、
なんかファミリーレストランに変わってるとか、
それはどっちの国でもあると思うんですけど、
でもそれは、例えば映画とかだと、
実際に言ってる言葉を調べて、
こういうこと、これを指してるんだなっていうのを調べると、
調べるとすごくコンテキストとか、
何をリファレンスしてるのかっていうのが、
分かったりするので、
音楽とかもそうだと思うんですけど、
なんかそれは調べてみると、
面白いと思いますよね。
スピーカー 1
たしかに、草野さんも前言ってましたよね、
Hマートを調べたことがあるって言ってましたよね、
その本を読んでたときに。
スピーカー 2
私もあと最近、ステファン・カリーのドキュメンタリーを見て、
それがなんか、
お母さんが昔、
カリーはなんか、キャベツパチドールに似てたんだよね、
みたいなことを言ってて、
でもそれ日本語だと、
なんか人形に似てたってしか書いてなくて、
キャベツ人形とかなんか、
キャベツ人形は何だと思って、
調べたら、確かになんかかわいい感じが似てて、
なんかそういう、そのものを知らないから、
コンテキストが、
失われるのはしょうがないんです。
いきなりキャベツパチドールみたいなのが出てきても分かんないんで、
それを自分で調べようとしないと分からないことですよね。
スピーカー 1
でもそこがニュアンスのすごい重要な部分が、
そういうところに出てきますよね。
例えばこのコンビニ名とか、
この店舗名を出すっていうのって、
コンビニっていう確率ではなくて、
この特定のコンビニっていうのを、
日本人からするとめちゃくちゃ分かっているから、
だからそれが選ばれているわけですし、
でもそれを解説するには多分、
追加のパラグラフみたいなのが必要で、
このコンビニは、
キャベツパチドールはみたいな、
その意味合いの説明が必要だからこそ、
多分そういうのが必要になってくると思うんですけど、
でも本当に草野さんが言うように、
そこで失われるコンテキストってめちゃくちゃ多いと思うので、
そういう意味だと、
カルチャーリファレンスも、
必ずしも完璧ではなくて、
失われるコンテキストってめちゃくちゃ多いと思うんですよ。
でも多少なり、
他のカルチャーの意味合いとかを引っ張ろうとしているっていうところは、
個人的にすごい好きですし、
そこから、草野さんが言ったように、
それでたまたま調べたり、
いろんなところから、
同じミームとかセリフとか、
そういうのを聞くと、
最終的にその映画を見たりとか、
その曲を聞いたりとか、
アニメを調べるとかっていうきっかけにつながったりするので、
そういう意味だと、
このリファレンスカルチャーっていうものは、
すごいビジネスをする上で大事だと思うと、
同時にすごい個人的には好きですね。
スピーカー 2
私も好きです。
文化の違いとファンダム
スピーカー 2
やっぱり楽しめるし、
それが日本だとあんまり。
スピーカー 1
草野さんが言うように、
お笑いとかではめちゃくちゃ多いですよね。
スピーカー 2
あと、何かを引用してるのなんか、
ちょっと恥ずかしいみたいなのもあるのかもしれないですね。
何だろう。
日本語ってすごくストレートに言わない文化だからこそ、
ストレートに、
でも、だからって引用して、
こういう意味だよね、みたいなの言っても、
ああ、そうだね、みたいな感じとか、
見てなかったのにそれを言うみたいなのは、
結構苦手な人が多い。
本当にファンのなんていうか、
にわかみたいな言葉ってあるじゃないですか。
でも、ライトなファンであることも、
いいポジティブなことだと思うんですけど、
それを言うことによってそこの、
私の方がもっと知ってるしとか、
また僕の方が知ってるしみたいに、
始まっちゃうような気がしてて、
でもどうなんだろうな。
それちょっと人によるかもしれない。
スピーカー 1
でも、それを多分感じてる人って、
結構多いと思うんですよ。
特に日本では。
オタク気質だからこそ、
ここの難しさって、
多分日本ではあると思っていて。
スピーカー 2
オタクであることはこうなんですよね。
一人の活動な気がしてて、
どちらかというと、
ファンダムとか、スターウォーズコンみたいなのとかって、
コミコンとかありますけど、
何かのコンテンツで、みんなで集まって
喋ろうみたいなのって、
アメリカの方が強い気がします。
スピーカー 1
日本もあると思うんですけど、もちろん。
そうですよね。
それこそ最近多分、草野さんも
知り合いの人たちと、
アメリカの人たちと一緒に
ちょっとIP系の話とか、
例えばハリーポッターとかスターウォーズとかの話をするのを
多分見て、若干草野さんも驚いてた気がするんですけど、
みんなめちゃくちゃ会話するので、
そこら辺に関して、
そういうのも議論し合ったりとか、
そういうのってあんまり、
わかんないです。
日本だと、それをやる人たちも
めちゃくちゃ多いと思うんですけど、
やっぱり草野さんが言ったように、
ここで応援するパターンが
割と多い気がしますよね。
スピーカー 2
なんか、アニメとかじゃないですけど、
その同等拒否みたいな言葉あるじゃないですか、
その、同じ人を推してるのは
拒否しますみたいな。
わかります?
このアイドルのAさん応援してて、
同じ担当は
嫌ですみたいな。
それも
一緒に応援しますね。
これアイドルの文だからちょっと違いますね。
ちょっとやめときます。
でもなんかその、
何かの、結局
推し勝つっていう言葉に
まとめられちゃうと、
それぞれの活動って感じがして、
何かこうディスカッションして、
みたいな、ちょっと文化の違いがありそうですね。
そこは面白そう。
スピーカー 1
そういう意味だと、
それこそ、ブッククラブとかも
あんまり日本だと見ないのも
そういう理由になるんですかね。
日本の読書文化
スピーカー 1
みんなで集まって話すみたいな、
そういう文化って、
そもそもないっていう話なんですかね。
スピーカー 2
それもありそうですし、
でも、そもそも本を読む人が
スピーカー 1
少ない気がしますね。
スピーカー 2
だってもう、
コンテンツ自体も、
ないですもん、あんまり。
たとえば、
芥川賞を取ったとか、
そういうくらいのレベルじゃない。
でも、YouTubeで、
アメリカみたいに
数百個みたいなのは、
ないと思いますし、
スピーカー 1
ブック賞を取ったとかの話やから。
スピーカー 2
だからまあ、
そうですね。
レファレンス。
スピーカー 1
ちょっとじゃあ次回。
はい。
スピーカー 2
やっていきましょう。
今回も聞いていただきありがとうございました。
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スピーカー 1
さよなら。
さよなら。
01:12:31

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