1. Off Topic // オフトピック
  2. #131 ソフトパワーの影響力
2022-09-22 56:57

#131 ソフトパワーの影響力

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◎今週のトピック

ソフトパワーとハードパワー / アメリカンドリーム / ソフトパワーを失ってきてる?アメリカ / どの国が人気? / 韓国のソフトパワー / KPOPの歴史 / シリコンバレーで働きたい、人材が集まる場所に / ミシュラン・ガイドの誕生 / ハーバード・ビジネス・レビュー / スポーツチームのソフトパワー / レッドブルは飲料水企業ではない / アメリカと中国 / ソフトパワー2.0


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00:06
みなさんこんにちは、草のみきです。 宮武哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を広く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、ソフトパワーの影響力について話していきたいと思います。
はい、ちょっと今回はテックなのか、ビジネスっぽい話のような気もしますし。
そうですね。
でも、
たまにはこういう話も。
たまには。でもまあ、いろんなインターネットのつながりのある話かなっていうのもあるんですけど。
はい。
えっと、どこから始めますか。
どこから始めましょうか。
そうですね。
まあ、そもそもソフトパワーってなんだっていうのもあるかもしれないですね。
うーん、そのソフトパワーっていうものと、その逆のハードパワーっていうものもあるので。
ちょっと今日はそこの定義から話して、えっとそれがどう、国ベースでそのハードパワー、ソフトパワーって一番使われるものなので。
そこの説明をした後、まあその会社レベルでもそういう考え方ってあるので、そういうところを話していきたいなと思うんですけど。
じゃあ、ハードパワー、ソフトパワーの定義からというところ。
で、そもそもこのソフトパワーっていう概念自体を考えたのが、えっとジョセフ・ナイさんっていう方で、えっと社会科学者だったんですけど、
彼がある雑誌でそのソフトパワーっていう言葉を定義付けて、
で、彼が言うにはその今までその世界で国がその影響力を及ぼすためには、その軍事力、はい。
まあいわゆるハードパワーっていうものを使っていたと。
で、えっとまあその核兵器とかそういうものが、そのまあたぶん軍事力で最大級のものだったりするんですけど、
まあ一定のあのところを超えると、例えばその核兵器を10個持っていようが100個持っていようが1000個持っていようが、そこまで変わらないんじゃないかと、影響力的に。
特にその例えば中国とアメリカとかアメリカとロシアがその軍事力で、その核兵器の数で言うと別に多く持っているイコールめちゃくちゃ影響力持つっていう話ではなくなったっていうのが、
このジョセフ・ナイさんの仮説で。であれば違う領域でその影響力っていうのを作らないといけないと。
で、それをそのまあその軍事力ってその強制的な影響力を持つものよりも、もう少しそのそのライトな、彼が言うソフトパワーを使っての影響力っていうのができるんじゃないかというところで、
03:07
であればそのアメリカのアメリカみたいになりたいとか日本みたいになりたいって思わせるようなその政治のやり方だったりコミュニケーションの取り方だったりカルチャーバリューだったり、
そういうものがえっとまあその外交政策の中で必要になってくるんじゃないかという話をしてたっていうところですね。
もともとハードパワーっていう言葉自体はあったんですかね。
いやなかったですね。
あ、でそこでソフトとハードの概念が。
はい。
あーなるほど。
まあこのすごい簡単な事例で言うとアメリカとか見ますとアメリカですとそのハードパワーっていうのがまあその軍事力とかその軍事基地とかそういうのがハードパワーに値するもので、
でソフトパワーはじゃあ何かというとまあ例えばですけどいろんなアメリカのイデオロギーとかアメリカンドリームとか、
まあそれ以外のその自由とかその民主主義とか。
アメリカンドリームってどう、なんかみんながみんな知ってますけどどういう由来でなんでこんな、なんで知ってるんだろうっていうのはちょっと不思議ですね確か。
不思議ですよね。
アメリカンドリームどこでこのことは知ったのかちょっとわかんないですけどアメリカに行ったら何か自由があって何かすごい貧しくてもというかそのいいところにいなくてものし上がれるような国だっていう印象は確かにありますね。
なんか頑張れば成功できる可能性があるっていうことですね。
どこで知ったんだろうっていうのは確かに。
でもおそらく知ったのがそのアメリカのソフトパワーの話なんですけどそのハリウッドだと思うんですよね。
ハリウッド映画でこのアメリカンドリームの概念ってやっぱあるじゃないですかそののし上がって。
ありますね。
で成功するっていう話ってよくあるパターンなのでやっぱそれってそのどう見せるかっていうともちろんその国としてそういうことを言うっていうのもそうなんですけどそれ以外にそのカルチャー的な形映画とかテレビ番組でそれそういうバリューを見せるっていうところもありますよね。
あーそういうコンテンツよく見ますね確かに。
いやよく見ますよね。
アメリカのコンテンツ確かに。
でなんかそれであのよくその国がウェスタナイズされる。
アメリカっぽいそのバリューシステムとか考え方とか教育方針とかになるっていうのが多いので。
なのでアメリカとしてはこういうそのソフトパワーを活用することによってそのただ軍事力だけではなくてその世界トップの影響力のある国になれるんじゃないかという仮説を立ててたんですけど。
最近それこそジョセフ・ナイさん自身も言ってることがアメリカ結構そのソフトパワーを失ってるんじゃないかと。
06:09
そうなんですか。
そうなんですよねでこれってあのいろんなその調査によってまあそのなんとなくわかったりまあそのあのそれを一部データ化したりとかしてるんですけど一つはそのアメリカどう思うか。
例えばアメリカに住みたいのかとか。
あのアメリカをえっとまあその高く評価してるのか支持してるのか支持してないのかみたいな調査って定期的に世界中で行われるんですけど。
例えば2000年えっとインドネシアとかですとまああの7割以上の人口がそのアメリカを支持してたんですよねなんでいわゆるある程度高い評価を持っていたと。
それが3年以内まあ2003年ぐらいですよねそれが15%に下がってるんですよね。
結構下がりましたね。
7割から15%ってなかなかの。
いつ頃いつ頃何でしたっけそれって。
2003年2000年から2003年にかけてですね。
何が。
イラク戦争ですね。
911が結構影響したっていう話はやっぱりあるので。
まああとその教育とかアメリカの大学とかもう皆さんハーバード行きたいとかあると思うんですけど。
最近でも例えば中国の学生とかはアメリカに行くよりもシンガポールに行ったりとかイギリスに行ったりとかっていうのがあるのでそこも影響力が落ちてるんじゃないかと。
意外ですねそれはまだまだというか割とアメリカの大学行くの結構人気だと思ってました。
たぶん全体的には人気だと思うんですけどあの今までと比べると落ちてるっていう話もあれば。
あとはそのアメリカにそもそも住みたいのかっていうところが、昔アメリカが世界で1位だったんですけど、もし別の国に住むならっていうところで。
最近日本とかもすごい高くなったりとかしていて。
そういう意味でもそのアメリカのそのソフトパワー、いわゆる住みたいっていう欲さえ落ちてるんじゃないかっていうところで。
他のアメリカまだ1位なんですか?
アメリカ今1位から外れました。たぶん数年連続で1位だったんですけど。
1位はどこなんですか?
1位がちょっと覚えてないんですよね。
どこだろう?
なんかそういうランキングが最近出てて。
気になりますねそれ。
ちょっと後であの概要欄にリンクを。
どこだと思いますか?
どこですかね?ヨーロッパ系?
シンガポールとか。
09:03
シンガポールとかもいいかもしれないですよね。
それはでも意外ですね。
結構アジア圏が上がってるっていう話は聞きますけどね。
日本も上がってるっていうのはすごい嬉しいですね。
なんでこういうソフトパワーランキングみたいなのが実はあって、全体的に。
そこでは今年2022年のランキングですと、アメリカが1位で、
イギリスが2位、ドイツが3位、中国が4位、日本が5位、フランスが6位、カナダが7位っていうところですね。
確かにイギリスもソフトパワー強そう。
国が小さいもののいろんな影響力を持ってる国だと思うので。
ただ、アメリカ今年は1位なんですけど、去年6位だったんですよ。
結構下がってますね。
結構下がっていたりとか、だいたいアメリカで1位だったりするのが普通なんですけど、逆に日本は去年2位だったので。
ちょっとどういう形でそういう計算をしてるのかが、そこまで明確じゃないので。
どこまでこれを信用できるかっていうところあるんですけど。
逆に中国は去年8位だったので、今年4位なので。
上がってますね。
かなり上がってるっていう話。中国の話はまたどっかタイミングにするんですけど。
日本で言うと、やっぱりエンタメカルチャー、特にアニメとかって世界中に広がっているわけなので。
そういう意味でもすごいソフトパワーとしてはカルチャー要素を持っている国ではあると思うんですけど。
でもその中でも個人的にやっぱり今すごい上がってる国で言うと韓国かなと思いますよね。
韓国もそのランキングだと結構上位にいるんですか?
上位まではまだ来てないですね。
多分韓国ですとどちらかと言うとエンタメカルチャーとか設計が非常に強いっていうところはあるんですけど。
まだそこの政治力とか、どうしてもそこはまだ他のトップ10のランキングの国って結構経済圏がめちゃくちゃ大きい国なので。
なるほど。
そういう意味でソフトパワーのランキングっていろんな要素を使ってるので。
エンタメだけじゃなくて。
そうですね。
でも韓国はやっぱりまずは多分K-POPとか、BTS、ブラックピンク、トワイスとか、その3つのアーティストはビルボードをグローバル100とかにも乗ってるわけなので。
そうですね。映画とかイカゲームパラサイトとか、いろんな方面で海外、特に欧米とか日本もそうですけど、コンテンツはすごい輸出してますよね。
12:10
そうですね。それこそNetflixも韓国コンテンツを作るのに結構包括したりとか投資したりしてますし。
確かディズニープラスも結構韓国コンテンツの権利を取得し始めていて。
確かに。
ブラックピンクの映画とか。
そうなんですね。
そうなんですよ。あとBTSのドキュメントシリーズとか。
確かに。Netflixのやつとはまた別にってことですか。
別にだと思いますね。
また映画化するんですね。
また映画化するらしいですね。
でもなんかK-POPのコンテンツって子供にも見せやすいコンテンツだなっていうのはちょっと思いますよね。
確かに。
言葉というかアジア圏の正しくなんか結構あるじゃないですか。
英語だとレーティングなんていうか、K-POPって割とクリーンな曲とかキャラクター性がある気がするので。
なんかディズニーと相性良さそう。
確かに。
わかんないですけど。
なんですかね。なんかすごい大人びたコンテンツではないじゃないですか。
なんかセクシー寄りとかそっち系ではなかったりもするので。
なんで草野さんが言うようになんかもう少しファミリーフレンドリーとかっていうか。
そういう意味でも多分ディズニープラスとはすごい相性いいですし。
逆にそれによってよりいろんな人種だったりいろんな年齢層とか属性にも響きやすいコンテンツですよね。
あとは韓国で言うとフードとかビューティー系の商品とかもすごい日本でも人気ですよね。
人気ですよね。
なんか去年で2年連続でその化粧品の輸出ランキング世界3位。
1位がアメリカとかフランスとかなんですけど、その2番目3番目が韓国っていう。
で、去年初めて日本円で多分1兆円ぐらいの輸出実績になったっていうのは結構すごいなっていうのとか。
なんかやっぱアメリカのセフォーラとかに行くと海外コスメがいっぱいあるなっていうのと思いますよね。
なんか海外あの韓国のラネージュっていうブランドがあるんですけど、そこのアメリカのアンバサダーがなんかユーフォリアのメインキャストの人とかがやってて。
15:08
いやわかってるなというか、そこのアメリカでも人気な女優さんとかをメインキャラクターにしてて、さすがだなって思いました。
いや、韓国のコンテンツの使い方とか、キャスティングの仕方とかやっぱめちゃくちゃ上手いですよね。
なんかちょっと残念というか悲しい部分で言うと、やっぱK-POPを代表する会社で言うとSMエンターテイメント、JYPエンターテイメント、YGエンターテイメントっていう3社があると思うんですけど、
全部1990年代後半あたりで立ち上がった会社なんですけど、全社日本のアイドルのシステムにインスピレーションを受けてやったんですけど、たぶんグローバル目線から見ると日本を超えてるんで。
確かになんかそこの事務所の社長の人は日本のアイドル好きだったっていう話はよくしてますよね。
やっぱそこのインスピレーションすごい受けたっぽいので、でもなんかすごい上手くそのカルチャーとテクノロジーを掛け合わせたなと思っているんですよね。
元々韓国ってその1997年あたりに1回経済が経済不況になって、いろいろ大変な時期があったんですけど、その時に韓国の大統領が結構すごい判断をしていて、
いわゆるインフラを作り直さないといけなかったタイミングだったんですけど、
高速を作るのをやめて、いわゆるそういう橋とかそういう道路とかを作るのをやめて、インターネットのインフラを作ることを決めたんですよね。
で、それがあったおかげで、いわゆる韓国内で韓国外でそのポップカルチャーが広げられる可能性が出てきたんですよね。
しかも韓国の音楽の歴史とか見ると、結構その1990年代とかですと、ほとんどの人気な音楽って韓国の音楽じゃなかったんですよね。
どちらかというとアメリカでしたりヨーロッパでしたり、そういうところの音楽で。
1990年代の終わりに韓国ミュージック、コリアンミュージックっていうのが本当に作られて成立、成熟され始めたんですけど、
2000年から2010年にかけては韓国がサムソンとかヨンダイとかLGとかそういうところにフォーカスしていって、そこでいわゆるエンタメの基盤、テレビとかそういうのも出てきた中で、
18:12
2010年あたりから韓国人向けの韓国の音楽だけではなくて、韓国人以外にも向けた韓国音楽っていうのを作るのが結構意識され始めたらしくて。
やっぱりそういう意識をしっかり持っていたりとか、インターネットのインフラをそのタイミングから考えてたっていうのが結構韓国が今で言うポップカルチャーっていうソフトパワーを活用できたのかなと思っていて、
特にそのポップカルチャーの輸出が10ビリオンぐらいで1兆円以上と言われてるぐらいなので、韓国の電気製品より多いんですよ、額で言うと。
そうなりますよね、確かに。
やっぱそれぐらいの影響力があるっていうところなので、確か電気製品の1.5倍ぐらい。スマホとかでしたら2.6倍ぐらい。
それぐらい重要。BTSだけでも毎年3.6ビリオンぐらいの経済圏を韓国に持ってきてくれてるっていう話あったり、あとは確か韓国の観光する人。
これはちょっとコロナ前の数字なんですけど、毎年80万人ぐらい、約観光者の7%が韓国を訪れた理由はBTSっていう。
へー、それすごいですね。
それはやばいですよね。
へー、BTSやっぱすごい。
たぶん、でもBTSだけで7%なので、逆に全ポップカルチャーを見ると、少なくとも10%を超えてるはずなんで。
それは確かに。
なんで、それこそさっきアメリカに対しての国の支持率っていう話をしたんですけど、逆に例えばアメリカ人が韓国を支持してるのか。
で、見ると2003年は、いわゆる韓国に対してポジティブな意見を持つアメリカ人は46%だったんですよね。
はい。
今は77%です。
おー、結構上がってますね。
結構上がってますし、逆に例えばイギリス、アメリカ人がイギリスに対してポジティブに見てるかというと、57%なんですよ。
21:02
直近が。
直近が。
へー、イギリスよりも高い。
イギリスよりも、フランスよりも、ドイツよりも高いと。
へー、すごい。でも確かにバイデン大統領と会合してるぐらいだから、国の印象としてはいいですよね、確かに。
音楽自体もいいと思いますけど、そういういろんな面で韓国のコンテンツに触れるタッチポイントが、アイドル好きな人だけじゃなくて、国の大統領とも合ってるっていうほどの、なんていうか、ネームバリューがありますよね。
いや、それすごいじゃないですか、普通に考えて。だって、そもそも全世界の大統領とか首相とかが、アメリカの大統領に会えてないので。
なんか、韓国来て会いに行くんじゃなくて、アメリカのホワイトハウスに呼ばれたっていうのがすごいですよね。
やっぱり、それだけ韓国のポップカルチャーの力っていうか、そういうところで感じられますし、逆にそういうことをやることによって、アメリカも韓国はいい国だっていうのを思ってくれるので、
そういうところはやっぱりすごい、この国としての考え方としても、すごいこういうポップカルチャーどう扱うかとか、どういうふうに広げていくかっていうのは、各国すごい考えてるんだなって思いますよね。
やっぱり、すごいですよね。なんか、あんまりアメリカとはまた全然違うやり方のコンテンツ、ソフトパワーの戦い方というか。
アメリカもエンタメ、ハリウッドとかそういうものは活用してたものの、やっぱりちょっと、しかも音楽とかももちろんやってるんですけど、やっぱりそこのアイドル文化とか、アメリカですとボーイバンドとか多少なりあったものの、
それが、バックストリートボーイズイコールアメリカ人っていう考えでもなかったりとか。
どういうことですか。
BTSは韓国って、明らかに国のイメージもしっかり紐づいてるじゃないですか。
なんかそれが、アメリカの場合もしかしたら、1位とかにいるから、それがイメージしないかもしれないんですけど。
でも、アメリカって感じしますけどね。
そうなんですね。
なんかむしろ、例えばジャスティン・ビーバーがカナダ出身だっていうのがわかんないとかはありますけど、バックストリートボーイズアメリカ、アメリカみたいなアーティストって誰だろう。
24:12
ブリトニン・スピアーズとか。
ブリトニン・スピアーズとか。
ジャスティン・ティンバーレックとか。アメリカって感じがしますね。
アメリカって感じなんですか。
アメリカのワイヤスでしかないとは思うんですけど、アメリカのポップミュージックの前線にいた人たちって感じがする。
そういう意味でも、日本とかもポップカルチャーっていうのは一軸でしかないので、ソフトパワーを作るにあたって。
もちろん日本もポップカルチャー的なソフトパワーすごい強いんですけど、
それ以外の、例えば研究とか、あるいはイノベーションとか、そういうのもソフトパワーになるので、いわゆるシリコンバレーってソフトパワーじゃないですか。
なるほど。
シリコンバレーで働きたいじゃないですか、みんな。
確かに確かに。
シリコンバレーのやったことを世界中が真似したりとか。
一番最先端のテクノロジーが集まってる、人が集まってるイメージありますね。
そういう意味でも、いい人材がそこで集まったりとか、そういうのに全部影響していくので、そういう意味でもソフトパワーを持つっていうのがすごい重要なところなんですけど。
国ではなくて、会社レベルでのソフトパワーの考え方。
はい。
なんだろうって思った時に、まずハードパワーって何ですかっていうところなんですけど、ハードパワーは簡単に営業に結びつくもの。
特に直接的に。
はい。
っていうところで、逆にソフトパワーっていうのは会社のストーリーを伝えたりとか、バリューを伝えたりとか。
なんで、よくコンテンツマーケティングイコールソフトパワーって言われるんですけど、それも時と場合によってソフトパワーであって、時と場合によってハードパワーであって。
直接的に自社商品を販売に繋がっているのであれば、ハードパワーですし。
なるほど。
ただ、例えば全然関係ないことを話して、その中でストーリーを読んで、この会社いいなって思えて、それで後々インダイレクトで会社の商品を買うことになったりとかすると、どちらかというとソフトパワーに近しいっていうところですね。
じゃあソフトパワーにもなり得るし、ハードパワーにもなっていることもあるっていう。
そうですね。コンテンツのやり方によってはっていうところですね。
27:02
なので、例えばロビンフッドがロビンフッドスナックスっていうポッドキャストを運営してたじゃないですか。
はい、買収して。
そうですね、買収して。あれは完全にソフトパワーの動きなんで、別にそのロビンフッドスナックスっていうポッドキャストでロビンフッドを必ず使ってくださいっていう話じゃないじゃないですか。
確かに、全然なんかテックニュースとか経済ニュースを話すポッドキャストって感じで、パワードバイロビンフッドみたいな感じですね。
そうですね。
確かに。
なので、どちらかというと話していること、株式市場の話とか。
でもそれによってそのメディアってすごい信頼できるものとか、いいコンテンツを出している。
で、誰が運営しているの?ロビンフッド。じゃあロビンフッドのアプリ使ってみようっていうちょっとインダイレクトな流れ。
はい。
で、その印象付けさせるっていうところで。
例えば、我々もよく話すアンドリー・セン・ホルイッツとか。
はい。
フューチャーっていうメディアをやっていると思うんですけど、彼らはそこでそのテックオプティミズムについていろいろ話すっていうところで、別にそれがなんか直接的に彼らのVCの業務につながっていなくても。
そこでそのアンドリー・セン・ホルイッツとしてのメディアがあるべき姿っていうのを見せたりとか。
そのテックっていいよねっていうのを伝えるっていう。
そこの概念的な話で。
まあ多分一番その古くから言われている事例ですとミシュラン。
ミシュランガイド。
はい。ミシュランガイドってミシュランっていう会社が運営してるんですけど。
はい。
ミシュランって車のタイヤメーカーなんですよね。
キャラクターがタイヤのマークして、タイヤのキャラクターですよね。
そうですね。
フワフワした。
なんかフランスのタイヤメーカーなんですけど、1900年。
へー。
だいぶ前ですけど、フランスに3000台の車しかなかったんですよ。
へー。
なので結構少なくて、ミシュランはタイヤメーカーなので、タイヤの売り上げをどうやってあげようかって考えた時に、まずはもっと車が必要ですと。
はい。
じゃあ車を買わせるためには何が必要かと思ったら、人を旅行させないといけないと。
はい。
じゃあそれをどうすればいいんだって考えた時に出たのがミシュランガイドなんですよね。
すごいアプローチですね。
すごいアプローチですよね。
へー。
当時のミシュランガイドって無料で配っていて、ガソリンスタンドとかに置いたりとか、車の修理する修理屋さんとかに置いたりとかして、
そこでいわゆるコンテンツを通して旅行させるっていうのを彼らが仕込んだっていうところですね。
30:07
へー、すごいですね。なんか今やもう世界のお店を決める指標になってますもんね。
なので逆に今だとコンテンツが先走って、ミシュランってタイヤメーカーっていうの知らない人がすごい多いと思うんで。
むしろそっちの方がビジネスとして成り立ってるのかもしれない。
かもしれないですよね。
たしかに。
たぶん一番わかりやすい事例が実はミシュランで。
はい。
なんかテック企業とかでいきますと、サース企業が最近結構メディア会社買収してるじゃないですか、ここ数年。
たしかに。
ハブスポットがザハッスルを買収したりとか、エンジェルリストがプロダクトハントを買収したりとか。
ストライプとかもメディアやってますしね。
そうですね、ストライプはインディーハッカーズっていうコミュニティも買収してますし。
ニュースレターとかも買収してました、個人の。
それからストライププレスの記事のライターというか編集スタッフになられたのか、オリジナル記事がそこで見れるようになってましたんで、最近。
なんかそのB2B系でいきますと、やっぱりこのコンテンツマーケティングを通してその信頼を得たりとか、
そういうところをやってるので、オフトピックとかもそうですよね。別にこれで直接今お金を儲けてるわけではないので。
多分このコンテンツ周りとか見ると、さっきSaaS企業の話もしたんですけど、教育領域。
はい。
例えばハーバード大学とYコンビネーターを見ると、お互いお金儲けの仕方って、ハーバード大学ですと授業とか投資とかもやってるので、そういうところにあるんですけど、
彼らって何でハーバードとかYCとして成り立ってるかというと、やっぱりこのブランドとソフトパワーによってだと思うんですよね。
はい。
ソフトパワーが2つ、彼ら多分主なやり方があって、ハーバードとか見ますと、まず卒業生。
ハーバード大学卒業しましたっていうブランドじゃないですか。
大学、ああ、はい。
いわゆるそれをいろんなところに行って、経歴を見せるときにハーバード大学っていうのを載ってたりとか。
はい。
なので、いわゆる卒業生がハーバードをプロモーションしてくれてるっていうところもあれば、Yコンビネーターとかもまさに同じことをやってたり、YCはメディアを持ってるので、ハッカーニュースっていう。
33:11
はい。
あとスタートアップスクール。
別にそこで完全に真似対してるわけではなかったりするんですけど、そこでそのYCの良さを伝えたりとか。
ハーバードもメディア事業を持っていて。
それは知らなかったです。
でも多分、くさなさん見たことありますよ。ハーバードビジネスレビューっていう。
確かに確かに確かに。日本語版もありますもんね。
ありますよね。1922年に設立された事業なんですけど、最初の25年間ぐらいは黒字化するのに結構苦しんでたっぽいんですけど。
結構長い間。
結構長い間なんですけど、今34万人ぐらいが課金してるのかな多分。
なんで年間260ミリオン以上の売り上げを作ってるので。
これだけでもすごいハーバードって売り上げチャンネルとしてあるんですけど。
普通に売り上げ規模で比較するとフォーブスとかと同じぐらいだったりとか。
すごいですね。でも確かにリアルな雑誌もあるし、同じぐらい。確かに並んでる本があるイメージはありますね確かに。
でもその雑誌とかそのサイトとかでは別にハーバードに行ってくださいっていう話じゃないじゃないですか。
経済雑誌というかビジネス雑誌って感じですもんね。
そこでハーバードってこういうシリアスなトピックを扱ってるんですよとか、こういう面白いトピックを扱ってるのがこのブランドの一環としてあるんですよっていうのを見せてるんですよね。
なるほど。
それによってよりハーバードっていうブランドが成立されていくっていう話なんですけど。
それ以外も例えば全然関係ない話だと、クリプト企業で去年とか一昨年とかすごいスポーツ領域に投資してたじゃないですか。投資というか広告出したりとか。
確かに。クリプトスタジアムありますね。
そうですね。
クリプトドットコムでしたっけ。ありますよね。
クリプトドットコムですね。はい。ありますし、マイアミのところもそうですし。
大谷翔平さんもアンバサダーか何か。
FTXですね。
FTXのパートナーになってましたもんね。
そうですね。確か大阪直美もだった気がするんで。
すごい。
なので基本的にトップティアのアスリート全員はクリプトのスポンサーが入ってるんですけど、それ以外もスタジアムだったりスポーツチームだったりユニフォームとか入ったりとか。
36:03
それこそF1って最近結構人気じゃないですか。
人気ですよね。
めちゃくちゃ人気なんですけど、それこそスタートアップのエイトスリープがメルセデスのF1チームのスポンサーで入ってて。
すごい。
そうなんですよ。結構そういうこともやったりとか。
デリバリー系の会社でありましたよね。F1のスポンサー、F1かなスポンサーしてて。
実際にF1の選手が配達してくれるみたいな。
すごい。
F1かな、F1か。
バスケで確かありましたよ。
ドアダッシュかな。
でもそれもドアダッシュだった気が、ドアダッシュかな。
ケビン・ドラントが自転車でドアダッシュの配達になって。
バスケの選手?
バスケの選手です。
無駄遣い。
無駄遣い。かわいそうじゃないですか。
F1の選手が届けるのはわかる気がするんですよ。バスケの選手、自転車。
F1の選手はわかんないじゃないですか。
それもちょっと時間もったいない。
F1の車で別に配達するわけじゃないんで。
でもそういうスポーツチームと連携、それこそサッカーチームバルセロナとか、最近スポティファイがスポンサーで入ったりとかしてるわけなので。
やっぱりスポーツは特にこのソフトパワーに関連するものだと思うので、やっぱりカルチャー要素強いですし。
ヨーロッパは確かにそうですね。アメリカもそうですけど。
そうですね。日本もスポーツ選手を活用する会社も結構多いと思うので。
でもその中で一番このスポーツを活用したソフトパワー企業がいて、それがレッドブルなんですよね。
エナジードリンク。
そうですね。レッドブルってエナジードリンクを提供してる会社なんですけど、正直エナジードリンクの会社じゃないんですよね。
完全マーケティングの会社で。
マーケティングうまいですよね。
うまいです。めちゃくちゃうまいです。
それこそ、くさなさん覚えてますか?2012年にすごいバイラルした動画があるんですけど、
世界記録のスカイダイビングの動画があって、
めちゃくちゃ高くから飛び降りる映像なんですけど、そこで確かマッハ1超えたぐらいのスピードで落ちていったんですけど、
39:08
それがすごいレッドブルのヘルメットとかつけていて、
そのプロジェクトをレッドブルが予算出してるんですけど、7年かかったんですよ、それを実現するために。
それは選手のコンディションとかも含めて。
選手のコンディションとか、いわゆるどの場所から飛ぶべきかとか、どうしたら安全を保てるかとか、
50億円以上かけてやったプロジェクトなんですよ、レッドブルが。
別にそれでエネルギートリンクの売り上げに直結してるわけじゃないじゃないですか。
直結しないですし、結構な希望のキャンペーンですね。
めちゃくちゃ投資してたものなんですけど。
確かにでも、エクストリームスポーツとかに広告を出してるイメージは確かにあって、
普通のスポーツじゃなくて、そういうかっこいい、ちょっと挑戦してるのがすごい系の、
全部すごいですけど、すごいスポーツに広告が出てるイメージありますね。
ストリート系とか。
そのプロジェクトも、いろんなところでバイラル化した動画なので、
6千億円ぐらいの価値がその動画だけで、プロジェクトで生まれたんじゃないかっていうふうに言われていて、
なので、50ミリオンのものが6ビリオンになるっていうのは、彼らからするとすごいペイしたっていう話ではあるんですけど。
そもそもレッドブルってキャンパスアンバサダープログラム、大学でのアンバサダープログラムを結構早めの方からやっていて、
配ってる人とかいますもんね、無料で。
車とか。
それこそ学生のパーティーを主催してあげたりとか。
そんなこともしてるんですね。
最近だとBDRとかもやってるんですけど。
ちゃんといいところに広告やって、キャンペーンしてるんですね。
昔テインダーとかもそういうのやったりとか。
でもレッドブルって自社のドリンク作ってないんですよ。
あれ自分たちで作ってないんですよ。
レッドブルを。
生産。
外注してます。
外注。
完全に外注してます。
そうなんですか。
42:02
ずっと外注してるので、だからこそマーケティング企業なんですよ、これって。
レッドブル。
自社で生産してないんですよ。
マーケティングだけやってるって買って。
マーケティングをやってるっていう会社なんで。
レッドブルの事業を見るとすごく面白くて。
これはジェネラリストのマリオ・ガブリエレさんがうまくまとめてるんですけど。
レッドブルが抱えてる事業とかを見ると、ちょっとリストあるんで。
サッカーチーム6つ。
そんなにあるんですか。
多分スポンサーも含めてだと思うんですけど。
F1チーム2つ。
Eスポーツチーム2つ。
アイソッケーチーム1つ。
ナスカ車のレーシングのチーム1つ。
アパレルブランド1つ。
旅行代理店1つ。
キャリアサポートサイト1つ。
学生向けに。
ストックミュージックプラットフォーム1つ。
なんだそれ。
ストックミュージックですね。
メディアコングラマリット、イベント部門、アスリートスポンサー事業がレッドブルの事業なんですよ。
飲み物、食料。
置いてないです。
本当にマーケティングの歌詞ですね。
嘘じゃない。
持ってるとか知らない。
本当にレッドブルってソフトパワー企業なんですよ。
例えばアパレルブランドを持ってるんですけど、アパレルも全部外注してるんですよ。
アパレルっていうのはレッドブルウェアみたいなのがあるってことですか。
レッドブルウェアとか、彼らがスポンサーしてるアスリートスポンサーの企業なんですよ。
スポンサーしてるアスリートと一緒にコラボ商品作ったりとか。
旅行代理店も自社の旅行代理店じゃないんですよ。
そもそもどういうものなのかちょっと気になります。
普通の旅行代理店なんですよ。
ただレッドブルのブランドが乗っかってるだけなんですよ。
でも運営は全部自社でやってなくて。
マーケティングPRとしてやってるっていう。
レッドブル自体が売り上げの30%から35%ぐらいをマーケティングに使ってるっていう話があるんですけど、
2020年の売り上げが7.4ビリオンぐらいだったので、
その約3割ぐらいって考えると2.5ビリオンぐらいがマーケ予算だったんですけど、
45:04
ちなみにコカ・コーラの広告予算って2.8ビリオンなんですよ。
ほぼ同一なんですけど、でもコカ・コーラってレッドブルの約4倍、5倍ぐらいの売り上げ規模なんで。
レッドブルからすると自社商品を作ってない分、このマーケティングにすごいコストかけてるっていうところがあるので。
なんでこういうスポーツチームとかいっぱい購入して買収したりとか、スポンサーとか入ってるんですけど、
例えばなんですけど、2004年にレッドブルがジャガーって車のジャガーのF1チームを1ドルで買ったんですよ。
1ドル?
1ドル、100円。
そんな安く買えるんですか?
そんな安く買えたんですよ。もちろん条件付きで。
ただ1ドルで購入したわけじゃないんですけど、1ドルで売る代わりに次の3年間400億、チームを改善するために400ミリオンコミットしてくださいと。
なんで売り手としては安くしてもいいんですけど、チームを良くしてくださいと。
そこにレッドブルがコミットして。
これ2004年だったんですけど、いろいろチームの改善とかを行った結果、2010年から2013年の間、4年連続でF1のタイトルを獲得して。
去年のF1タイトルも獲得してたので、結果多分合計2004年から今までにかけて2.3ビリオンぐらいレッドブルがF1レーシー、F1のチームにかけてるんじゃないかと言われていて。
なんかちょっと会社の創業のストーリー調べたくなりますね。
会社の創業のストーリー面白いですよ。そもそもマーケティングの人と、あとタイのいわゆるレッドブル。レッドブルって確かタイで作られたものなんで元々。
それも面白いですね。
そこでいろいろ条件とか。
マーケティングの人はアメリカの人?ヨーロッパかな確か。
全然国のイメージもなかったな確かに。
ないですよね、全然レッドブルの。アメリカっていう感じがしますけど。
面白いですね。
なんでこれだけ2.3ビリオンF1チームにかけて、でも毎年300ミリオンぐらいリターンが出てるって言われているので、なんで14年間やってることを考えると5ビリオンぐらいのリターンは返ってきてるんじゃないかと言われていますと。
なんでレッドブルからすると、なんでこういうF1チームとか投資したりとか買収したりとかしてると、そこを買収することによって、違う領域、スポーツっていう領域でファンを作って、親近感を作って、そこのスポーツチームのヘリテージを作って、そこで優勝を狙って。
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優勝すると、それがブランドとか商品に紐づくので、それによってオーガニックな認知とかもさされて、それによってユーザー獲得コストっていうのがどんどん下がっていって、LTVが上がるっていう、すごい長期的な戦略っていうところですね。
すごい、私、飲み物、新しいフレーバーとか出ないですもんね。
飲み物のブランドですからね。
なんか、いかにマーケティングとかブランドを作るのかが大事かってわかりますね、これ。
しかも関係ない分野で、でもそこ関係ない分野での、やっぱりスポーツっていいところって勝つっていう概念があるので、それでやっぱりファンとして喜んだりとか悲しんだりとか、感情が上がり下がりが激しいものなので、だからこそよりブランドと紐づきやすいっていうか。
やっぱりそれをうまくソフトパワーとして考えると、そういうところに紐づかせるっていうのがすごい大事だなっていうのが、たぶんレッドブルの考え方。
他の会社じゃなかなかできないことですよね。
なかなかできない。これだけスポーツチームに投資するっていうのはできないですよね。
できないですね、確かに。
でもそういう会社の在り方っていうのもあるっていうところで、全部の会社がスポーツチームに投資するべきかっていうのは違うと思うんですけど、やっぱりソフトパワーの考え方としてはすごいわかりやすい事例かなと思ったので、今回そこを紹介したんですけど。
今回そういうところで全体のソフトパワーの話から国と会社のソフトパワーの話ができたと思うんですけど、
なんか一つ個人的に、まだこれは色々調べたりとか考えてる部分ではあるんですけど、ソフトパワーを持ってる会社とか国とかって影響力を持つのはすごい良いんですけど、それによってより他の国がその国と似たようなことをやるじゃないですか。
上手くいったからやってみようみたいな。
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上手くいったからとか、いわゆるその、例えばアメリカンドリームっていう概念で、今だと多分色んな国にも浸透してたりとか。
他の国バージョンのドリームが。
そうですね、バージョンの。
それによっていわゆる競争が激しくなるんじゃないかなっていうのが多いんですよね。
夢を叶えたいから別の国、アメリカじゃないとこに行く可能性もありますよねっていう。
そうですね、多分分かりやすい事例で言うと、例えばアメリカのシリコンバレーってすごいソフトパワーがあるものなんですけど、だからこそ他の地域とか、例えば東京とか中国とかの場所とかインドもそうだと思うんですけど、なんかそれぞれシリコンバレーを作ろうとするじゃないですか。
確かにヨーロッパ、ポルトガル、リスコンとかベルリンとか確かに。
それによってシリコンバレーとの競争が激しくなるじゃないですか。
そこの考え方も重要で、ソフトパワーを作ることによって、いわゆる影響力を持つことだと思うんですけど、それによって、より似たようなことをやり出す競合がどんどん出てきちゃうので。
なんで、それはもちろん自分が影響力持ってるっていう証拠にはなるんですけど、同時にコンフリクトが生まれやすくなると。
なんで、すごい良い事例で言いますと、昔、2005年とか6年とか7年とかだと思うんですけど、中国はアメリカにとってすごい良いんじゃないかっていう話があったんですよね。
中国がよりアメリカナイズされることによって、まずはいろいろ工場とか建ててくれるので、より安いものを作れる。
それによってアメリカ人がよりハッピーになると、いわゆる消費するものが安くなるので。
もう一つはアメリカのカルチャーバリュー、ハリウッドとか、アメリカの大学に行きたい人が中国で増えることによって、中国人がアメリカっぽくなるとか、アメリカナイズすることによって、中国とアメリカの関係性が良くなるんじゃないかとか。
より平和になるんじゃないかっていう考えが当時はあって、ただ、おそらく逆だったんですよね。
中国がアメリカと見ることによって、コンフリクトが生まれやすくなったんですよね。
だから、そこはソフトバーを作る上では、ちょっと考えないといけないことかなというふうに思いますね。
なんでコンフリクト起きちゃったんですかね。
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コンフリクト起きる理由はいくつかあって、まずはアメリカが多分嫌がるっていうところで、結局アメリカはいいっていうものを中国は追いつくので。
結局嫌なんかい。
それで嫌になるっていうのはありますし、逆に似ていると、例えばアテンションの競争になったりとか。
シリコンバレーの事例でいうと人材の競争になるじゃないですか。
人がどこに、シリコンバレーに行くのか、東京に行くのか、リズボンに行くのか。
確かに、似てくると競争が激しくなっちゃいますね。
競争が激しくなっちゃうので。
なんで、そこは例えば日本とか韓国とかも、今ポップカルチャーがすごい影響力を持っているんですけど、
だからこそアメリカとかでも最近そうですけど、やっぱり日本にアニメ風のNFTが出てきたりとか。
それによって、もともと日本のソフトパワーだったものが競争が激しくなると。
いわゆる世界がそこの領域に入ってくるので。
なんで、そこのバランスっていうよりも、ソフトパワーを作るリスクっていうことも多分会社としても国としても考えないといけない。
なるほど。
なんで、今日はそういうところで終わらせるんですけど、
次回はこのソフトパワーの続き、中国の話とかしてないので、
中国の話とか、中国を超える国が出てくるのかとか。
あとはソフトパワーの中でも、最近ソフトパワー2.0の概念が出てきていて。
誰かが言ってるんですか?
ジョセフ・ナイさんがソフトパワーを定義付けした人が、ソフトパワー2.0が今あるっていう話をしてて、それがデジタル領域でのソフトパワー。
そこら辺についてもちょっと話していきたいなと思います。
デジタルがそもそもソフトパワーだと思ってたんですけど、ちょっと定義が違うんですね。
デジタルのハードパワーもあるので。
ちょっと気になります。
そこら辺の話も、次回。
今回はそんなところで。
今回も聞いていただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
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