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みなさんこんにちは、草のみきです。 宮武徹郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テクニスやスタートアップ、ビジネス情報を広く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、ソフトパワー2.0 中国に勝つのはどこか、について話していきたいと思います。
先週はソフトパワーについていろいろ話したっていうところですね。
ちょっと振り返りをすると、ソフトパワーっていうのは、いわゆるどういうふうに影響力を持つのかっていうところで、
ハードパワーとソフトパワーっていう2つがあって、ハードパワーは軍事力で、逆にソフトパワーですとカルチャーとかイデオロギーとか、そういうものが当てはまるっていうところですね。
それを国ベースで見ると、例えば韓国ですとK-POPとかそういうものが出てきていて、
日本だとアニメ文化とかもそうですし、アメリカですとアメリカンドリームとか、そういう話も入ってきて、逆に会社単位でも似ているようなハードパワーソフトパワーっていうのがあって、
前回ですとレッドブルがすごいソフトパワー企業だみたいな話をしてましたけど、
今日はこのソフトパワーもどんどん進化していて、このソフトパワー2.0っていうものが今出てきてるんじゃないかっていう話がありますと。
1.0はそもそもどういうものを指してるんですか?
1.0が多分カルチャーとかイデオロギーとかっていう話なんですけど、
この2.0っていうのは若干もうちょっとデジタルな領域とかインターネット上でのソフトパワーというところを示していて、
なので今日はデジタル上のソフトパワーとハードパワーが個人的にあると思っているので、
そこの領域を話しながら、あとはやっぱりこのソフトパワーの話するとどうしても中国の話はしないといけないので、
中国の話をいろいろやってから、最後に中国に対抗できる国ってどこなんだろうっていうのをちょっと想像しながら話していきたいなと思います。
じゃあ最初にソフトパワー2.0っていうところあるんですけど、
これ実際そのソフトパワーって定義付けたジョセフ・ナイさんっていう方がいるんですけど、
その方が今まさに今ソフトパワー2.0の時代に入りましたっていう記事を実は出していて、
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今年とかですか?
いや、数年前ですね。数年前に出して、いわゆるインターネットが普及していく中で、
この新しいソフトパワーっていうのが生まれているっていうところで、
特にこのウクライナとロシアの戦争の中でもやっぱり誰がよりいいナラティブを話せるか、
SNSの使い方とか、そういうところもやっぱりこのソフトパワーの一環に入ってくるので、
なのでそういうところを見ているんですけど、
デジタル上で言うとやっぱりシリコンバレーっていうところがすごい重要なピースになってきてると思うんですけど、
アメリカにとってはソフトパワー2.0っていうよりソフトパワーとしてシリコンバレーって多分、
アメリカで言うと、もしかしたら今現在ですと最大のソフトパワーになっているかもしれないんですけど、
彼らが生んだデジタルパワーって何だろうって考えたときに、
全体的にアナログとデジタルの力があって、
それぞれハードパワーとソフトパワーに分けられると考えると、4つのカテゴリーができるんですよね。
今まで前回も話したアナログのハードパワーっていうのが軍事力、
アナログのソフトパワーがカルチャーだったり、イデオロギーだったり、そういうところになってくるんですけど、
デジタル上のハードパワーとソフトパワーってなんだっていう話で言うと、デジタル上のハードパワーっていうのはプラットフォームから外すことだったり、
アカウントをバーンさせる能力だったりとか、それがいわゆるデジタル上のハードパワーになっていて、
デジタル上のソフトパワーって何かというと、ランキングだったり、レコメンデーションだったり、
そういうものがソフトパワーに当てはまるんじゃないかっていう説になっていて。
で、よくデジタルイコールも全部ソフトパワーって考える人もいると思うんですけど、実はこのハードパワーの力ってすごい重要で、
特にトランプさんがツイッターとかフェイスブックにバーンされたときがより明らかになったと思うんですけど、
でも今普通に考えるとSaaS企業とかどのCMK企業も勝手にその会社だったり人をプラットフォームから外すことってできるじゃないですか。
なのでそれって、例えばですけど最近ネオバンクとか銀行自体も全部今インフラがデジタル化されているわけなので、
それイコール政府がやりたければ銀行を止めてお金にアクセスできなくするっていうのができるわけじゃないですか。
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たしかに。
なので人の資産って今思う以上リスクにあって、そこのリスクを信じるかどうかっていう話ですけど、政府がそういうことしないと思ったりとか銀行がしないと思えばリスクはないんですけど。
でもこれって何を示してるかというと、今までの戦争の仕方っていうのもサイバー戦争みたいなことってよく言われますけど、
核兵器とネットワークって実はネットワークの方が影響力を持つ時代になってきた。
ネットワーク、インターネット上の。
そうです、インターネット上のサービスみたいな。
で、例えばですけど、国Aと国Bがありますと。
例えばアメリカと、日本はちょっと例外になるんですけど、例えば国Aと国Bがありますと。
で、国Aでは核兵器を10個持ってますと。
はい。
で、国Bは30個持ってますと。
20個の差はあるものの、そこまで変わらないんですよね。
なるほど。
力で言うと。
はい。
で、しかも国Aはやりたければ核兵器を増やせばいいので、
彼らが別にそこの力加減をコントロールできるわけじゃないですか。
確かに。
で、それを例えばですけど、アメリカと日本のこのネットワークを見ると、
例えばGoogleとLINE、両方とも各国では人気のサービスですけど、
でも日本人の方が圧倒的にGoogleとか、Facebookでもいいですけど、Facebookで使うじゃないですか。
アメリカ人がLINEを使うより。
はい。
で、LINEがいくら頑張っても、アメリカ人がLINEを使うインセンティブって別に作りにくいじゃないですか。
よりいいサービスを作らない限り。
うーん。
なので、結果としてGoogleは、アメリカの会社のGoogleは日本人により影響力を持つんですよね。
LINEがアメリカ人に持つより。
あー。
で、LINEは別にそれをイコールにするやり方があまりなくて。
なので、結果そのネットワークサービスっていうものは、場合によっては核兵器以上に怖い影響力を持つ可能性があって。
うーん。
他の国のユーザーが特に多く使っていれば。
09:01
はい。
なので、そこのいわゆるいつでもハードパワー、デジタルハードパワーを使えるっていうところから考えると、
急に明日、例えば分かんないですけど、アメリカと日本がもし戦争になった場合に、
明日Googleが全部サービス切断しますって言われると、仕事ができなくなる人もいっぱいいると思いますし。
うーん。
だからこそ、中国とかロシアとか、最近インドとかもそうですけど、自社のインターネットを作ったりとか。
あー、確かに。
自社のサービスを優先するようにしたりとか。
うーん。
いわゆるこのリスクを最も理解してるから。
特にそれがトランプのTwitterとかでバンされた時に、より明確になったっていうところもあって。
なので、ここがいわゆるデジタルハードパワーの怖さっていうところですかね。
じゃあ、中国とアメリカは強いですよね。
うーん。そういう意味ですと、アメリカはやっぱりデジタルハードパワーめちゃくちゃ持っていて、
中国に関してはデジタルハードパワーってあんまり持ってなかったんですよね、今まで。国内では持ってたものの。
守りのデジタルハードパワーを持ってても、みたいな感じですかね。
そうですね。唯一そこ変わってきてるのはTikTok。
うーん、確かに。
バイトダンスのサービスによって、そこは分かれてるって言ってるものの。
シーンとかそういう。
そうですね、シーンとかも。
やっぱりそういうサービスがどんどん世界展開すると、そこの中国のデジタルハードパワーっていうものが上がっていくんじゃないかっていう話があって。
中国の話に行くと、そもそも中国ってすごいソフトパワーの取り組みをしていて、
すごい有名な、アメリカで言うとBRIってBelt and Roadっていう政府の取り組みがあるんですけど、日本語だとたぶん一帯一路っていう取り組みが2013年から始まっていて、
はい。
いろんなところに、いろんな国に投資したりとか、そこのコネクションを作ってソフトパワーを上げていこうっていうのが彼らの目的で。
いわゆる中国って資源っていうのがそこまでなかったりするので、それを求めにいろんな国に行って、そこで仲良くして、グローバル上でソフトパワーを持つプレイヤーになっていきましょうっていう取り組みなんですけど。
このBRIっていう取り組み自体が今140カ国まで広がっていて。
12:04
へー、中国は。
中国はそうですね、アフリカだったり中東でしたり、もちろん東南アジアとか、あとラテンアメリカとかに上がっていて、予想されてるのは2027年までにこの一帯一路BRIの、中国が使う額が1.3トリリオン。
どういうことに使ってるんですか。
いろいろありまして、例えばですけど、アフリカに、中国が少なくとも22カ所に港を作ったんですよ。
その国のために。
インフラの整備みたいなってことですね。
そうですね、インフラ整備とか。なんで日本とかも実はこういうことやっていて、それこそ新幹線とかがすごい作るの上手かったりするので、それを海外に技術を提供したりとか。
はい。
そういうことをいろいろやってるんですけど、中国ですとアフリカの投資がやっぱりすごくて、2007年から2020年にかけて、少なくとも23ビリオンぐらいインフラのプロジェクトに使っていて。
へー。
そもそも他の、その次の、中国が一番アフリカに投資してるんです。そのアフリカに投資してる国のランキング2位から8位までが合計8ビリオンなんですよ。
わー。
23ビリオン使ってるってもう圧倒的に多くて。
すごい。
アフリカですと46カ国がBRIに参加していて。
へー。
もちろんインフラも作ってるんですけど、アメリカってホワイトハウスってあるじゃないですか。
はい。大統領が住んでる家みたいな。
そうですそうです。そのイコールをアフリカでめちゃくちゃ作っていて、政府関連のビルとかを。
それは中国の政府の人が住んでる?
いやいや、アフリカの政府の人たちが住んでる。でも中国のお金で作っていると。
へー。
これを作ってあげる代わりに仲良くしましょうねっていう。
へー。面白いですね。興味深い。
186ビル少なくとも作ってるんですよ。
へー。
で、特にこのアフリカの投資ってどういうところに影響してるかっていうと、例えば中国でウイグルの問題ってあるじゃないですか。
はい。
で、その時に2019年に、中国は悪いことしてませんよっていう手紙が、オープンレッターが出たんですけど、
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それをサインした国って37カ国いるんですけど、そのうち半分アフリカなんですよ。
へー。
それがダイレクトに影響してるかっていうのは定かではないんですけど、おそらくやっぱりソフトパワーの力ってこういうところに出てくるんだっていうところがあって。
へー。
なので、こういうようなソフトパワーの使い方っていうのがあったりとか、あと、世界のトウモロコシ、トウモロコシってあるじゃないですか、食べ物で。
はい。
トウモロコシのストックの半分中国持ってるんですよ。
へー。アメリカとかではないんですね。
結構アメリカとかで作られたりとかはするんですけど、誰がストックしてるか。なので、国としてめちゃくちゃ買ってるんですよ。
へー。
で、もちろんこれは、中国自体が生産あんまりできない国でもあるので、あと、町とかアグレッシブに作ってるので、農家の土地がどんどん減ってるっていうのもあるんですけど、
あとはやっぱり、食べ物を大量にストックすると、今後このロシアとウクライナの戦争の影響もあって、肥料の生産問題が出て、それで食べ物の生産問題が出てくるので、
ストックを持ってると、より仲良く他の国となれるっていうのはおそらくありますと。
あー、なるほど。
ちょっとそういう形で中国は使うかはもちろんわかんないですけど、そのストックを持ってるっていうメリットは絶対ありますと。
あとは、アメリカって去年アフガニスタンから撤退しましたよね。
そうなんですね。すみません。
アフガニスタンから撤退して、その撤退自体がめちゃくちゃやり方がダメだったので、すごい批判されてたんですけど、ニュースとかで。
で、代わりに中国が入ってきて。
ありますね、確かに。
あったじゃないですか。
今中国が入ってきていて、インフラを一部手伝いますよっていう話をしていて。
で、なんでアフガニスタンに中国がこれだけ支援したいかというと、石油っていうのは多少なりあるんですけど、
どちらかというと、そこにあるアフガニスタンとか、アフリカとかもそうなんですけど、
に眠ってるリチウムとか。
資源。
そうですね、資源ですよね。ウランとか、プラチナムとか、そういうものを取得したいからっていう話で、アフガニスタンですと1トリリオン分から3トリリオン分の資源があると言われていて。
18:12
へー、すげー。
なんで、特にリチウムはやっぱり中国をめちゃくちゃ集めていて、
リチウムってもうパソコンとかスマホとか電気自動車とかに必ず使うものなんで、
去年購物された、マイニングされたリチウムって9.3万トンあるんですけど、
中国ってその4割占めてるんですよ。
うわー、めちゃくちゃ持ってます。
そもそも掘っていて、リチウムバッテリーのシェアって中国で8割持ってるんですよね。
へー。
電気自動車のバッテリーを作る製造者のトップ10のうち6社が中国ベースで。
へー。
で、そのうち一番作ってる会社は世界で3割の電気自動車バッテリーを作ってる会社でもあるので。
うわー。
それだけやっぱり中国でここの資源を取りに行こうとしてるんですけど、
特にこの気取り元素って言うんですかね。
初めて聞きました。
あまり存在しない、世の中に存在しない資源があるんですけど、
それのだいたい7割から9割ぐらいのシェアを中国は今抱えてますと。
でももちろんそれが今現在あると知ってるうちの7割か9割なので、
例えば今グリーンランドにめちゃくちゃ多くの、それこそビルゲイツもそうですし、
ビリオネアが今グリーンランドの接戦になってる理由って、
グリーンランドの下にめちゃくちゃこういう気取り元素が眠ってるんじゃないかっていう噂があって。
へー。
それをみんなマイニングしに行こうとしてるんですけど。
へー。
なんでは、そもそもiPhoneの中見ますとスクリーンもバッテリーも、
その中の電気のものも全部リチウム、マグネシウム、ニッケル、シリコンとかそういうものを使っていて、
もちろんこれiPhoneだけじゃなくて、例えば車のスピーカーとか電子レンジとか冷蔵庫とか飛行機も全部使っているので、
それを全部掘って、掘った後にプロセスしないといけなくて、そこから実際ものを作らないといけないんですけど、
その全部の過程で中国めちゃくちゃ関わっていて。
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すごい。
そもそもアメリカってリチウムバッテリーの8割を中国から輸入しているので、
隙間ないですね。
まあ難しいですよね。
結構汚い仕事でもあるので、
大変ですね。
人権的な問題もあったりとか、
労働者の扱い方とか、そういうのもいろいろあったりして、
そういう意味でもいろんな国がそこに入りたくない。
でもそれをやらないとそもそもテスラが作れなかったりとか、
そういうのもあるので、
そこら辺がすごい難しいところなんですけど、
そもそもバッテリーを作る工場とか、
今作られているもしくは計画されている大型のバッテリー工場って181施設あるんですけど、
そのうち10施設がアメリカにあって、
中国は136なんですよ。
なんかそんなに差があるとは。
そうなんですよ。
アメリカでもそうなんですね。
アメリカもやっぱり全然ここら辺はやっぱり中国に追いかされていて、
なんか少なくとも例えばマグネットも、
マグネットって意外と高度な技術を作るときにすごい重要なんですよ。
なんかいろんな普通に作れそうな気が、
気は普通にというか、どこにでもあるから。
割と普通に作れると思うんですけど、
そもそも今世界のサプライの92%は中国が生産してて、
これってどこで影響するかというと、
アメリカってそもそもジェット機とか、
特に戦うジェット機とか、
もう何百キロ単位でマグネットって使うんで、
そこに頼るのってどうなのかなっていうところはもちろんあって、
なので中国としてはこの資源を取るっていうのはすごい重要視されていて、
それこそ中国人の名前が英語で言うのと日本語で言うのと若干違うんで、
英語で言うとデンシャーピンって言うんですけど、
多分日本語で東昌平さんっていう方がいるんですけど、
彼が元々中国のリーダーだった人で、
中東は石油、
中国は木どり、木どり元素を持って勝つんだっていう話をしてて、
24:09
だからこそ今台湾ってすごい重要な立ち位置にいるものの、
台湾って今コンピューターチップとかを、
特にハイエンドのコンピューターチップの9割は台湾で作られてるので、
ただそもそもそのチップを作るための資源が台湾に送られてこなかったら意味ないっていうのもあるんで、
なので全体的にこの資源っていうところだったり、あとエネルギー、
エネルギーも今めちゃくちゃ中国は投資していて、
そもそも洋上風力発電、
その風力発電の世界のキャパシティは過去5年中国が一番作っていて、
今その風力発電のキャパの半分中国は持ってるんですよ。
あと、それこそ原子力発電とか、そういうのをめちゃくちゃ積極的に作ろうとしていて、
いわゆるそれによってエネルギーコストを中国でものを作るとか、
電気のコストをめちゃくちゃ下げることによって、
全体的に例えば製造をするときにコストが下がったりとか、
それもいわゆる彼らのソフトパワーにつながる話なので、
そういうところをやっているという、これが全体的にこのBRI施策の中に入っているんですけど、
中国ってもちろん人権のいろんな過ちだったり、悪いことしているっていうレビューションを持っていて、
それに対しては多分批判されるべきだと思うんですけど、
ただ、同時に経済的成長だけを見ると、これだけ伸びたっていうのは、それはそれですごいことでもあって、
それを多分できた一部の理由って、やっぱり国として政府がすごいセントラライズされている。
特に日本とかアメリカよりも圧倒的にされているっていうところで、
なので、人権の話はそれはそれで課題っていうのはもちろんあって、
ただ、経済成長っていうところだったり、国の施策とか、そことは別で見ないといけないと思っていて。
そこの国の施策を見ると、何を中国は成し遂げたかというと、
基本的にテクノロジーと製造の世界最大級の国になったと。
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で、テクノロジーを見ても、正直彼らのC向けアプリって、正直多分USのC向けアプリよりUXって良くて。
Pinduoduoって絶対グループより良くて。
WeChatっておそらくFacebookより良くて。
いいっていうのは、
全体的に体験が良かったりとか、UXが良かったりとか。
購入体験も多分良かったり。
TikTokは今これだけ成長してるっていうのもありますし。
もちろん過去は違ったかもしれないですけど、やっぱり今現在ですと、
やっぱり中国のUX、UIってすごい参考にされていて。
それは絶対認めないといけないものだと思うんですけど、
同時にやっぱり製造、物を作る能力っていうのがめちゃくちゃある国ではある中で、
同時に課題っていうのはあって。
最初の課題はやっぱり人口の問題ですよね。
人口はこれから減っていくので。
確か来年インドが追い抜くと思うんですけど。
そんななんですね。
そうなんですよね。確か2100年には人口が半減するとか、確かそんな数字になってたと思うんですけど。
そこの課題が1個あるのと、
あとソフトパワーの投資の仕方とかすごいものの、
それって今の製造能力とか経済が伸び続けないとそこの投資ってできなくて。
そこがこのまま経済成長するのかっていう課題はもう1個あるのと、
あとは英語のPRが下手な国。
まあ嫌われてるっていうのもあるんですけど、
英語喋れる世界各国から、西洋っていうアメリカとかそういうところからは。
そこのPRを正直多分うまくできてないっていうのは国内ではできてるんですけど。
国内で英語。
普通にPRを。
それはやっぱり政府がコントロールできてるからっていうところがあって。
だからこそ、中国をリプレイスするっていうほどでもないですけど、
中国と対抗できる国だったり、
人たちが出てくるんじゃないかっていうふうに考えられていて。
それが誰かというと、
インドではなくて、インド人。
それはなんでなんですか?
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そもそもインドっていう国自体もある程度戦えるとは思っているんですけど、
インド人って他の国よりちょっと特殊なのは、
人材をエクスポートしてて輸出してて。
なのでインドにいる人たちだけではないっていうところがあって。
もうビッグテックのトップもインド系の方が多いですけど。
インド人しかいないですよね。
もう大体社長をリプレイするインド人っていう。
アルファベット、マイクロソフトとかもそうですもんね。
そうですね。
ツイッターもそうですね、確かに。
フェデックスもそうでしたね、最近。
テックではないですけど。
なんで、そもそもインドは国としてもすごい成長を
インド人にとってはすごい成長してるんじゃないかっていうふうに考えられていて、
そもそもインド人にとってはすごい成長してるんじゃないかっていうふうに考えられていて、
インドは国としてもすごい成長を行っていて、
もちろん経済成長もあるんですけど、
単純に社会的な、今まで我々がイメージしてたインドからすごい改善してるらしくて。
今、チェナイっていう街があるんですけど、
サンフランシスコよりきれいだって言われてるぐらいなんで。
それぐらいインドってどんどん進化を成し遂げてるっていうところもあるのと、
あとはやっぱり人口。
人口っていうのは英語を喋れる人口。
特にオンラインで英語を喋れる人口っていうのが、
インドが圧倒的に多いので。
インドにいながらってことですよね。
インドにいながら、そうですね。
インド全体もそうですし、インドにいながらもそうですし。
別にアメリカとかにいなくても英語喋れる人が、
人材が世界にひちらわってるっていう。
そうですね。
インド人で英語喋れる人口っていうのが全体的に多いっていうところで。
これってなんで重要かというと、
個人的に中国がテクノロジーと製造の世界トップに入るとすると、
インド人はテクノロジーとメディアのトップパワーになれると思うんですよ。
これってこの人口の話に戻るとなんで重要かというと、
インドってインターネットユーザー人口が2025年に9億人になるんですよ。
めちゃくちゃ多いっていうところがあって。
だからこそYouTube Shortsとかもすごいインドとかで伸びていたりするんですけど、
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それって何を示すかっていうと、
すでにこれって見始めてるトレンドなんですけど、
例えばニューヨークであるTikTokerがいるんですけど、
TikTokじゃない、YouTube Shortsを作る人がいるんですけど、
ニューヨークってネズミが地下鉄とかでいるって有名なんで、
特にでかいネズミがピザも持って走ってるみたいな映像がある。
それをちょっとパロディ化して、
自分がすごいでかいネズミの着ぐるみを着て、
それで動画を撮るクリエイターがいて、ニューヨークに。
へー、面白い。
彼はもちろんニューヨークに行って、アメリカの外に行ったことないんですけど、
8割の再生がインドから来てて、
別のクリエイターでペンキをミックスする人、色んな色を入れて。
ありますよね。
見てて気持ちいけないですよね。
そうです。
彼とか一番人気だったYouTube Shortsの動画って、
8200万再生回数あるんですけど、
そのうち2割がインドから来てるんですよ。
へー。
もしくは、例えばMr.Beast。
Mr.Beast、イカゲームの動画出したじゃないですか。
はい。
実はイカゲームの動画のスタッツを公開したことがあって、Mr.Beastが。
その成績みたいな。
そうですね、いわゆる再生回数だったり、どういうところから人が見てくれたりとか。
一番見られた地域はもちろんアメリカで、
全体の再生回数の26.8%なんですよ。
約4分の1の人たちがアメリカから見ているんですけど、
2位がインドで。
へー。
まだ8.3%ではあるんですけど。
でも、すでに2位になっていて。
へー、すごい。
あと、YouTubeで一番登録者数が多いランキングのトップ50のうち、
トップ50のうち16件はインドから来てるんで。
日本も一番有名なTikTokの人もインドからの輸入が多いって聞きますよね。
へー。
ジュニアさんって人なんですけど。
まあ、言葉喋らない面白系動画の人なんですけど。
でも、YouTubeの音楽ランキングとか見てると、インド系の音楽とかがいつも上位にあって。
なんか、ミュージックビデオとか新しいのが出てても一番上に出てるみたいなの、やっぱすごいなって思いますよね。
いや、やっぱ、根本的に人口が多いっていうのの力ってもう、それはもう変えられないんで。
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やっぱりそこが、まず一つメディアの要素として一部入っていて。
で、あとはやっぱりテクノロジーで言うとエンジニア。
でもさっきも話したように、いろんなテック企業もありますし、インド国内でももちろんそのユニコーン企業も何しかいますけど。
なんか、そもそも、これ今まで知らなかったんですけど、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアだけで、その4カ国だけで700万人のインド人がその4カ国に住んでるんですよ。
へー。
で、全体そのインド外に住んでるインド人の人口って3000万人いて。
あー。
で、まあ、そもそも人口が世界中に散らばっているっていうのもあるのと、あとちょっとメディアの話に戻ると、それはまあメディアかけるテクノロジーっていうところですけど。
なんか、インドメディアって多分言葉を並べると、どうしても僕も最初そうでしたけど、バリウッドが思い浮かんで、それはそれで全然正しいと思うんですけど。
なんか、実はインドってCGIとか、そういうエフェクト系のビジュアルエフェクト系の会社も結構立ち上がっていて。
へー、その映画、バリウッド映画だけじゃなくて裏方もやってる。
あー、そうです。
技術がすごいっていう。
なんで、例えば、去年おととしでしたっけ、テネットって映画あったじゃないですか。
ありましたね。
あのCGIってインドの会社がやってるんですよ。
へー、クリストファー・ノーラン。
あー、そうです。
あの映画だけですか、全部クリストファー・ノーラン。
いや、クリストファー・ノーランの作品全部ではないですね。
インセプションとか多分まだ立ち上がってなかったと思うんで。
へー、すごい。それもそれですごいですね。
なんで、そういうビジュアル・エフェクト系の会社だったり、アニメーション系の会社とかも結構インドから出てきてるものが増えていて。
へー。
なんで、結局、どんどん国がレベルアップしてる姿が見えてきてるっていうか。
中国って、昔はウォルマートみたいなすごい安い商品のプラスチックもののおもちゃとかそういうのを作って、そこからスタートしたと思うんですけど。
今だともう中国って何でも作れる国じゃないですか。
インドってじゃあどこからスタートしたかっていうと、ウォルマートのためのカスタマーサポートから始まって。
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よくカスタマーサポートって輸出するとだいたいインドに送っていうのが昔からある話ではあるんですけど。
今だとそれがすごいレベルアップして、デジタル上の世界で何でも作れる人たちになってるんじゃないかっていうところで、
このテック人材、コンピューター、グラフィックス系、メディア、人口の多さっていうところが結構強みになってきて、
特に今後メタバースとかWeb3系の話になってくると、ここのスキルセットとメディア力と人口の多さっていうのってすごい影響してくるはずなんで。
アメリカやばいじゃないですか。
そうなんですよ。
日本もなんですけど。
そうなんですよ。
なんていうか、アメリカ、日本はそうですけど、アメリカみたいになんていうか、テクノロジーのハードパワーをめちゃくちゃ持ってて、人口も多くて、国土も広くて、結構強そうなのに、なんか。
そうなんですよ。
そうなんですよっていう感じはちょっとしますね。
ほんとそうで、アメリカですとまだソフトウェアサービス領域にはまだ多少なりは勝ててるものの、結局テック人材がインドから来ていた場合に、メディアをインドがコントロールする場合になれば、結構、なんだろう。
難しいのはこれってインドではなくて、インド人。
世界中にいるインド人っていう、なんですかね。
それを簡単に言うと、中国ってすごい集権型の国で、それに対抗するのは、分散型のインド。
面白いですね、それ。
場合によってはインド人だけではなくて、インドのように複数の国に行けるような国。
例えばシンガポールとか。
英語を特に重要視して、教育をすごい重要視して、世界中に人材をばらまける分散型の国っていうのが、もしかしたらこの中国に対抗できるんじゃないかっていう話があって。
中国も結構分散してるイメージあったんですけど。
分散してる、しようとしたものの、結局政府がコントロールしてるわけなので。
そうなんですね。
ここの戦い合いっていうのが、今後出てくるんじゃないかっていう話はあって。
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そもそも製造周りでも、中国からインドにシフトしてたりとかもするわけなんで。
なので徐々にこういう、いろんな領域で戦うと思うんですけど。
インドとしての力は、この人口の話とメディアの力と、あとテックですね。テクノロジーの人材っていうところだと思うんで。
最後になんでこれが重要かというと、結局これって新しい時代に入ってき始めてるなっていうところはあって。
特に過去に話したリモートワークの話とかもそうですけど、やっぱりデジタル上の国っていうのをどんどん作れるような状況にある中で、
どういうふうに新しい国だったり、このソフトパワーの考え方とかを作るのか、ハードパワーの作り方を作るのかっていうのがすごい重要になってきていて。
日本人としては、もちろん我々の場合ですとメディアの人たちだったり、聞いてるリスナーの方ですと社長だったり従業員だったりエンジニアだったり、いろんな方がクリエイターだったり、いろんな方がいると思うんですけど。
それを企業ベースで、会社ベースとか個人ベースでソフトパワーとハードパワーの作り方もそうですし、それだけではなくて国ベースでどういうふうに影響してるのかっていうのもある程度考えていかないと。
結局今、日本って程度ソフトパワーとかハードパワー自体はすごい限られているので、ソフトパワーに結構頼らないといけない部分もあると思うんですけど、そこを何に強化すればいいのかとか、どこに投資すればいいのかっていうのがすごい重要になってくるなっていうふうに。
特に日本として自社のポジショニングを使うっていうのってすごい重要になってくるので、例えば、今日本人ですって例えばアメリカで起業をしたいってなって、日本人ですって言うとある程度いいイメージが持たれるんですよね。
やっぱり日本っていい国だっていうふうに思われているので。ただなんかすごい面白いテクノロジーとかアニメ文化とか歴史がある文化とかしてみられているので、そこが今後、我々個人個人のアクションでそれって変わってくると思いますし。
最近思ったことが、日本ってやっぱり住みやすい国ではあるので。
45:09
うん、安全ですしね。
安全ですよね。
比較的。
圧倒的に多分アメリカと比べると安全なんで、なので最近アメリカのYouTuberがたまに日本に住むことをしましたみたいなことを言う人っているじゃないですか。
ビューティーパイとか。
そうですね。
YouTubeの一億人いる、登録者がいるゲーム系YouTuberですかね。
なんかその住みやすいっていうのもソフトパワーの一つに入るので、その安全性とか。
なるほど。
そういうのをいかにどう使うかとか。
多分その中で外国人に対してどういうふうな態度を日本人が取るのかとか、そういうのも含めて全部関わってくると思いますし。
あとやっぱり政府としては、どの領域に別途すれば経済的成長をもたらすか。
どの領域ですか。
今のでも日本の人材の人材プールを見ると、多分それこそバイオとか、ハードウェアのエンジニアリングとかっていうところと、あとはエンタメ領域だと思うんですけど。
多分その次のシリコンバレーを作るっていうのは、ただそのソフトウェア領域にとりあえず投資しますとかだけでは正直多分勝てなくて。
日本にエンジニアが来たいインセンティブは作らないといけなくて。
例えば日本ではバイオの研究、バイオの中ではわかんないし、例えばガンの研究がピカイチだってなると、そこに人材が集まりたくなるので。
しかも安全で住みやすくて。
安い。
安くて。
美味しい食べ物もある。
食べ物全部美味しいですからね基本的に。
全部。
そろってるんですよ、住みやすい場所としてはそろってるんですよね、ある程度は。
多少何、英語が使いにくいとかそういうのはあるんですけど。
暑すぎるとか、いろいろありますけど。
夏はちょっと暑すぎるとか、そういうのは多少ありますけど。
ただそこの経済成長のための領域にインフラ投資。
そこで企業家がその上に乗って、民間企業がその上に乗って、それによってバイオ版のシリコンバレーじゃないですけど、例えばですけど。
そういうのを作れる状況にならないといけないのと、あとはそれを多分変えるには、それこそ日本ですとその研究者、めちゃくちゃ優秀な研究者がいる中で、企業する研究者って少ないので。
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そうですね。
そこの文化も変えないといけないっていうところもあるので。
ハードパワーとかソフトパワーの使い方っていうのは、ダイレクトにこういうソフトパワーの取り組みしようっていう話ではなくて、
単純に国とか会社とか個人がこういう行動をしてる理由って多分裏にはあって、それが多分このいろんな影響力の持ち方っていうところに当てはまるなと思って。
それを軽く分けるとハードパワーとソフトパワーがあるっていうところですね。
アメリカは今どこに注力してるんですか。
アメリカは。
やっぱシリコンバレー、テクノロジーの集積地としてはまだ。
でも政府は批判してますよね、ビッグテックに対して。
国より力を持ちすぎてる。
持ちすぎたっていう話で、自らのソフトパワーを潰しに行ってるっていう見え方もありますよね。
なので、さっき言った、多分今アメリカでよくハードパワーとかソフトパワーを見る人たちが言ってるのは、アメリカはソフトパワーを結構放棄してると。
あまり注力してないから、それが結構やばいんじゃないかっていう話をしていて。
そもそもアメリカのドリームとか、自由の話とかって、特に中東でイデオロギーを持ってって失敗してるわけなので。
なので、そもそもアメリカの立ち位置がすごい下がっている中で、どんどん崩れ始めてるんじゃないかと。
いうのは最近、最近というかここ5年前ぐらいからずっと言われてることですね。
はい、じゃあそんな感じですかね。
はい。
はい、じゃあ今回も聞いていただきありがとうございました。
気になった方はオフトピックJPのフォローお願いします。
またSpotifyで10分で分かる最新テックニュース解説バイツも更新しているので、ぜひチェックしてみてください。
それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。