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2023-09-07 1:12:01

#180 投資家タイプor 起業家タイプ、あなたはどっち?Founders Fund流スタートアップ作り方

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◎今週のトピック
メンバーシップの話 / フィクションから生まれるポジティブな効果 / 英語を『Friends』から学ぶ人 / ピーター・ティールのファウンダーズファンド / ファンドメンバーが立ち上げ / ロード・オブ・ザ・リングが好き / 次の防衛スタートアップを作る / 元オキュラス創業者パルマー・ラッキーの凄さ / ヴァルダ創業者デリアンと師匠キース・ラボイスとのエピソード / 投資家気質 or 起業家気質 / ピーター・ティールイズム / ノンコンセンサスで正しいこと / ハードウェアとタイミング / スピード改善のシリコンバレーDNA / わざわざ宇宙で開発する理由 / 874日間で起業から打ち上げを達成 / 宇宙スタートアップの採用 / 話題のLK-99再現してみた! / ファウンダーズファンドが思う理想のSNS起業家とディープテック起業家 / ディープテック難しくて面白く聞こえない問題 /   

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00:06
皆さんこんにちは、草野美希です。 宮武哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、VCが投資をしながらインキュベーションする理由について話していきたいと思います。
はい、あの、ちょっとトピックいきなりずれるんですけど。
最近、最近って言っても、この収録をしている時の最近ですけど、ツイートしたスレッドがあったんですけど、なんかそれが、エアーって草野さんも見た映画あるじゃないですか。
はい、エアー上段の創業、創業というか、誕生物語。
そうですね、そこについてツイートスレッドを出したんですけど、なんか実は、なんか結構、映画の内容がフィクションが多かったっていう話があって、
まあいろいろ、なんかそもそも、上段のお母さんと、この映画で出てくる主人公のサニーさんは、最後の交渉のシーンとか、それがフィクションだったり。
なんかサニーさんって、一回も上段家の家に行ったことがなかったり。
まあ、なんかちょこちょこ、そういうフィクションがあるんですけど、なんかそれを、なんかいくつか並べたツイートだったんですけど、なんかちょっとそのツイートを公開している部分があって。
えー、どうして?
なんか、オフトビックってメンバーシップがあると思うんですけど、メンバーシップクラブ向けに投稿しているコンテンツと、そのツイートで出したコンテンツがちょっと異なっていて、
なんかメインのそのファクトの部分は同じなんですけど、なんか伝えたかったことが違っていて、
はい。
なんかツイートだと、なんかこういうフィクションがいっぱいありましたよねっていうのだけを並べてたんですけど、
あのメンバーシップの方ですと、なんかそういう、あのフィクションがあることは、なんか実は悪くない時もある。
うーん。
で、なんかソーシャルネットワークを事例として挙げているんですけど、なんかソーシャルネットワークってFacebookの創業物語で結構フィクションの部分があったりするんですけど、
ただそれによってかなり起業家を産んだ映画でもあるかなと思うので、その日本でもアメリカでも、なんかそういう意味だとすごいポジティブなインパクトを与えたものだったので、なんかそういう風にもしかしたら見れるかもしれないなっていうところでしたね。
03:09
うーん、確かに。なんかそこの物語にしていくっていうのって脚色というか、そのベースの実話には基づいてますけどみたいなものとか多いですけど、なんかそうですよね、確かに。
うーん、でなんかそれがもちろんネガティブに働くケースもあると思うんですけど、なんかたぶんWeWorkとかセナの映画とかドラマって結構ネガティブな面で見せてると思うんですけど、なんか場合によってはすごいポジティブな結果を出すものとかもあったり、なんかコンテンツの影響力でいろんなところでインパクトを与えるものだなって思っていたので、なんかそれこそメンバーシップで最後に書いたのが、
フレンズっていうドラマあるじゃないですか。
はい。
あれってたぶんすごいGDP、なんか世界のGDPに貢献したコンテンツだなって思いました。
あー、なんかよくBTSの人とかも英語フレンズで勉強しましたみたいなの言うと、なんていうか、そういうことにも影響してるんだなって思いますよね。
うん、ほんとにたぶん英語フレンズで学んだ人ってめちゃくちゃ多いんですよ、海外の人ですと、なんで、なんかそう考えるとすごいやっぱコンテンツってインパクトがあって、それこそ日本だとアニメとかもそうですけど、なんかそういう形でも、ただこれがフィクションとか嘘、嘘だっていう指摘っていうよりも、なんかちゃんとそのインパクトを測るような形でなんか見るの大事だなっていうのを思った。
確かに。物語面白いですね。そういう意味だとオフトピックも、なんていうか、ナラティブを伝えてるというか、そういうとこありますよね。
そうですね、我々が選んでるファクトとかいろいろあるので、そういう意味だと全員そんな感じですと。なんか大分トピックからずれてたんですけど。
今日は先週に引き続きスタートアップスタジオの話をしていくんですけど、先週の終わりに多分確か何社か事例紹介をしたいという話をしたんですけど、今日いろいろ準備をしていたときに、もしかしたらちょっと今日は1社しか紹介できないと思って。
もしかしたら今日1社、来週1社になるかもしれないんですけど、まず今日紹介したいのがファウンダーサウンド。VC業界だとすごい有名なファウンド、ピーターティールさんが立ち上げたファウンドですね。
06:00
そこを実はインキュベーションもしていて、そこのインキュベーション事例をいくつか話したいと思うんですけど、そもそもVCがスタートアップを立ち上げるときのスタートアップスタジオのモデルって大体2パターンあって、一番多分人気なのがEIRモデル。
おだしょー 社内企業化みたいな、企業化制度みたいな。
おだしょー 外部の企業化を採用、大体例えば1年間採用して、その期間中に何かアイディアを用いて開発してこれをやりたいってなったら、それを一緒にやって最初の資金調達は我々がやりますよというパターンですね。
ただここに関しては、かなうしもそうではないんですけど、多くの場合は時間制限が設けてあって、なので1年以内に何か始めなければどうしませんよと。
2つ目のモデルがベンチャースタジオモデル。いわゆるインキュベーションだけをやるところ。
大平 ベンチャースタジオとスタートアップスタジオってどう違うんですか?
おだしょー 今日も同じです。ここの一番いい事例が先週も話したサッターヒルズっていう会社で、スノーフレークとかを最初のCEOとしてスタートして、VCの人が。
で、後々それをスピンオフさせるっていうか、違うCEOを探して彼らに任せると。ところなんですけど、ここの難しさっていうのは数がすごい限られちゃうので、毎回1社ずつしかできないので。
そこの課題があります。3つ目のモデルを作れないかと考えた時に、ファウンダーズモデルが考えたやり方があるのかなと思っていて、彼らのやり方は超アグレッシブに普通のVCとして投資をやります。
で、そのやってる間にパートナー、いわゆるファウンドのメンバーがやりたい時に1社インキュベーションしてもいいですと。
投資先にってことですか?
いや、自分で立ち上げていいですと。
ほー。
なんでVCが投資しながらインキュベーションもしていい。
へー、面白いですね。
で、もちろんリソースの問題とかそういうのがいろいろあるんですけど、ただ立ち上げること自体はファウンダーさんが許していて、いくつか事例があって、今日もいくつか紹介してるんですけど、2004年にピーター・ティルさんがパランティアを始めている。
09:11
はい。
のと2017年にファウンダーさんとのパートナーのトレイス・ステフェンツさんがアンドリルを始めていて、で、2020年に新しくパートナーになったデリアンさんっていう方がヴァルダを始めていますと。
シンプルにでもすごいですね、それ。
うん、特にパランティアとかも上々してますからね。
うん、アンドリルもうまくいってるような。
うん、うん。
なんか地下になんか作るやつですよね。
アンドリルは防衛系のテクですね。
あ、あのあれですよね、パラマン、パラ、あれ違うか。違いました。
はい。
すごいですね。
あとこの3社と実はそれ以外にもファウンダーさんとか、ファウンダーさんって言ってもピーター・ティルさんですね、が作る会社で名前の由来に共通点があって。
すみません、さっき言おうとしたのはパルマ・ラッキーさんの会社ですよねって言おうと思ったんですけど、あってます?
あってます、あってます。パルマ・ラッキーさんの会社です。
でもピーター・ティルさんが立ち上げる会社の名前って実は共通点があって、全部ロード・オブ・ザ・リングズ絡みなんですよ。
オタクだな。
そうなんですよ。
なぜかっていうのは唯一、多分ニューヨークの取材家なんかで、10代の時に何回もロード・オブ・ザ・リングを読んでたっていうことぐらいしか正直出てこないんですけど。
かわいいですね。
そうなんですよ。なので、パランティアってサービスとしては、政府機関向けにいろんな彼らが行った判断を可視化したり分析できるツールなんですけど、
パランティアってロード・オブ・ザ・リングズの中ですと、未来とか遠くの場所を見ることができる石なんですよ。
そこの関連性があったり。
アンドリルに関しては防衛テックの会社なので、アンドリルは結構重要な剣の名前なんですよね。
刀、剣の名前で。
西の炎っていう意味合いなんですけど、そういうのがあって。
ワルダに関しては、宇宙で製造する工場を作ろうとしている会社ですけど、
ワルダは星を作った女王の名前なんですよね。ロード・オブ・ザ・リングズ内では。
12:00
なぜかいろんな意味合いでロード・オブ・ザ・リングズと関連する名前にしてるんですけど、
今、ファンダスファンドの投資チームの半分ぐらいが実は会社を自分たちでも作っていますと。
へー。
っていう状況に、元々はそうではなかったんですけど、やっぱ徐々にそういう感じになっていますと。
そのうち2社、ちょっとアンドリルの話は結構飛ばしながら話して、その後にワルダの話を詳しくしたいと思うんですけど。
アンドリル、これが防衛テックの会社なんですけど、もともとここの創業者の一人がファンダスファンドのメンバーでトレイ・ステファンズさんという方なんですけど、
元パランティア出身なんですよね。
おー。
で、6年間、2008年から2014年の間、パランティアでエンジニアとして勤めていて、その後ファンダスファンドに入るんですけど、
ファンダスファンドに入った時に、彼の自分の中で抱えてたミッションが、次のすごい防衛スタートアップを探すことだったんですよね。
じゃあ、創業するっていうよりも本当にキャピタリストとして。
そうです。
なるほど。
次のところに投資したいですと。
はい。
で、多分半年以上、1年弱探したんですよね。
うーん。
で、なかったんですよ。
うーん。
じゃあ、もう自分で作るしかないと。
はい。
で、その時にたまたまパルマラッキーさんといろいろ話す機会があって。
はい。
で、彼だったら一緒に作れそうと。
オキラスを作ったパルマラッキー。
そうですね。はい。
へー。
で、彼にピッチしたんですよね。
うーん。
一緒に作りましょうと。
元のアイディアじゃ、その人だったんですね。
そうなんですよ。
へー。
もちろんパルマラッキーさんも、そういう系のアイディアが元々あったからこそ、一緒にやりましょうとなって。
うーん。
で、ちなみに最初にトレイステファンさんがパルマラッキーさんにアンドリューのアイディアをピッチした時は、
パルマラッキーさんの家だったんですけど。
はい。
彼のプールに水がなくて、そこで物を作ってて、パルマラッキーさんが。
物を作ってた。
やっぱりハードウェア大好きな人なんで。
あー。
物を作ってたんですけど、何を作ってたかというとジェットエンジンを作っていて。
へー。
そういう系の人なんですよね。
すごい。確かにオキラス滅多に買収されたぐらいの開発力がありそうですね。戦闘力高そうな。
15:03
しかも個人でオキラスってずっと作ってた人なんで、パルマラッキーさんもともと。
そういう意味だとすごい能力を持っているっていうところで、その2人から始まって、あと何人か。
結局、創業メンバーが最初は4人で、で、CEOを採用した時に5人目になったんですけど、
CEO、最終的にCEOになった人は元パランティアのエンジニアトップの人。
へー。
なので結構関連性がある人。
確かに。
なったりして、そういう意味でアンドリルが生まれましたと。
それがアンドリルの、ちょっとアンドリルのその後の成長の話をしてもキリがないので、次に行くと、次がヴァルダなんですけど。
ヴァルダは個人的にすごい好きな会社でもあって、2021年に多分オフトピックの注目スタートアップとして選んでるんですけど。
好きポイントはどこなんですか?
創業者がすごい人ですし、やりたいこともぶっ飛んでるんで。
どういう系の会社なんですか?
創業者の説明からしていいですか?
はい。
創業者、ファウンダーズファンド側の創業者の人は、デリアン・アスパローフォーヴさんかな。
デリアンさんって呼びますけど。
直近、本当に多分1、2ヶ月前にファウンダーズファンドの新しいパートナーとして選ばれた人。
多いんですか?
パートナーはいわゆるトップレベルの人。
パートナーって本当に数名だけですか?
数名だけ。
これを収録してる時点ですと、多分彼まだ29歳。
若い。
若手でそこまでのポジションに行ったのって結構レア。
なのですごい、いわゆるピーター・ティールさんとファウンダーズファンドのキース・ラボイスさんの弟子なんですよ。
特にキース・ラボイスさんの弟子。
ピーター・ティールプログラムに入ってた人ですか?
いや、ティール・フェローではないんですよ。
ピーター・ティールさんはキース・ラボイスさんから知った。
デリアンさんはVarda Spaceという会社の共同創業者。
結局アンドリルと似たような形で彼も一緒にCを探してきたんですけど、
18:04
デリアンさんは元々スクエアのインターで、
その後自分でスタートアップ立ち上げて、それが失敗して、
その次のスタートアップをやろうとしてた時に、
キース・ラボイスさんに誘われて、コースラベンチャーズのチーフォースタッフとして入って、
そのまま一緒にファウンダーズファンドに行ったというところで。
すごくすごいのが、ピーター・ティールさんがファウンダーズファンドを立ち上げて、
その後にキース・ラボイスさん、当時コースラベンチャーズで働いてたキース・ラボイスさんに、
ファウンダーズファンドのGPとして入ってくれとアプローチした時に、
キースさんがある条件をつけて、行きますと。
ただデリアンさんを一緒に採用してくださいと。
やっぱりそこまで勝ってた人。
デリアンさんは投資実績としては、オフトピックでも話したヘイドリアンとかにも投資担当してる人。
そもそもスクエアでインターンしてた時に、キース・ラボイスさんがスクエアで働いていて、
彼は経営メンバーだったので、デリアンさんの名前は聞いたことあるぐらいだったんですけど、
後々デリアンさんが新しい会社のアイデア、サイバーセキュリティ系のアイデアを考えてた時に、
結構キースさんに相談しに行ってて。
そこの相談してる中で、ある日キースさんの家でディナーをしていたんですけど、
その時にデリアンさんが、ちょうど友達がハーバードからドロップアウトして、
新しい仕事を探してるんですよねっていう話を振った時に、
キースさんがデリアンさんに、その友達にコスラベンチャーズのチーフオースタッフとして入ってくれるか聞いてみてくれると聞いたんです。
分かりましたとデリアンさんが回答して、キースさんと一緒にディナー終わって、キースさんの家を出たすぐそこで、
デリアンさんが友達に電話してピッチし始めたんですね。
キースさんっていうすごい人がいてみたいな。
ピッチしてる最中にデリアンさんが、
いや待てよと。僕がそのポジション欲しいと。
そのポジションを取りながら、自分のアイディアをもっと良くしたいと。
サイバーシキュリティ系のスタートアップのアイディアを。
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その電話終わった後に、本当にキースさんの家の目の前で電話してたので、
そのままドアノックして、
キースさんがドア開けて、お前なんでここにいるんだって。1時間前にディナー終わったけどっていう。
したらデリアンさんは正直に外で電話してたんですけど、自分がこの仕事を欲しいですと。
私が適任ですって。
私が適任ですと。
適任でありながら、コセラベンチャーズというプラットフォームを利用して、
理想の共同創業者を探して、さらにキースさんから学んで、自分のアイディアを改善して、後に起業したいですと。
離れることを最初から言っていますと。
キースさんは回答として、それ最高じゃんと。
一応、ミニマム1年間はいてくれと。
その間、キースさんはちゃんと育成をしますと、デリアンさんに。
それを条件にお互い合意して、デリアンさんがキースさんの配下で働くことになったんですけど。
だいたい半年くらい、投資のチーフオースタッフとして活躍していたときに、投資家の方が向いているとデリアンさんが気づいたんですよね。
向いている理由とすると、デリアンさんってすごい好奇心を持っていて、さらに自分が思ったことをそのまま言っちゃう人。
人の感情の管理をやるのが嫌いな人。
セラピスト的な役割はすごい苦手。
それは起業家に向いていないなって思ったってことですか?
それは起業家に向いていなくて、投資家にはめちゃくちゃ向いていると思ったんですよ。
投資家ってそういう人多いんですか?
そういう人多いっていうか、結構ダイレクトに言った方が良かったりとか。
起業家って従業員を管理しないといけないので、やっぱりセラピスト的な役割ってCEOとしては重要なんですよね。
デリアンさんからすると、自分の強みを生かさないといけないと思って、何かの業界でトップ5%になるっていうよりもトップ1%とかトップ0.1%の人にならないといけないと思っているので、
自分の強みを最大限に生かせる仕事をするっていうところで投資を選んだと。
24:09
この彼の投資スタイルっていうのは、やっぱりすごいファンダーズファンドっぽい。
ファンダーズファンドっぽいっていうか、ファンダーズファンドはキースさんとか完全にそうですけど、ピーターリズムっていうぐらい。
ピーター・ティールさんの宗教なんで。
ここがピーターリズムっていうのってどういうポイントなんですか?
いろいろあるんですけど、キースさんが話すことほとんどピーター・ティールさんの、これはもうキースさん自身が言ってるんで、ピーター・ティールさんから学んだことみたいなこと言ってますけど。
ファンダーズファンドの投資スタイルって、コンセンサスの考え方をすごい気にしてるファンドでもあって。
で、そのコンセンサスっていわゆる業界が、いろんな人がそこに賛同するかどうか。
なんでよくピーター・ティールさんって逆張りって有名な人、投資家全員そうですけど。
っていうところなんですけど、ピーター・ティールさんはそれをすごい気にしてるのと。
なんで軸で言うと、2つの軸で投資を考えていて。
まず、ノンコンセンサスとコンセンサス。
一致させないみたいな、意見を一致させないってことですか。
一致していない、バーサス一致する、一致している。
で、もう片方の軸は正しいか間違ってるか。
間違ってるのは、いわゆる失敗するってことなんで。
自分だけが知ってる真実はみたいなことですか、その思想としては。
みんなが気づいてない自分だけが知ってる真実みたいな。
それって言われますよね。
そうですね、ありますよね。
そこもここにすごい関わる話かなと思います。
いわゆるどこのポイントが最大限のリターンを出せるかっていう考え方で。
コンセンサスで正しい場合、多少なりリターンは出ますと。
コンセンサスで正しい場合。
例えば、ウーバーって。
はい。
割と早めにコンセンサス取れたんですよね、シリコンバレー内で。
これはすごい、これは流行るなとか。
コンセンサスって日本語で表現できるんですかね。
コンセンサスって日本語で表現すると意見が合うみたいなイメージであってます?
あってます、あってます。
ウーバーに関してはこれは絶対いけるみたいな。
これは人気になるみたいな。
はい。
乗って、ウーバーに関しては割と早めにそうなったんですよね。
もちろん最初は違かったですけど、割とすぐにコンセンサスになって。
ただ、めちゃくちゃでかいリターンを作るっていうのは、
27:01
ノンコンセンサスで正しくないといけないと。
で、もちろん最終的にはノンコンセンサスからコンセンサスになるんですけど、その会社は。
はい。
ただ、やっぱり結構時間がかかったりとか。
なので、一番わかりやすい事例はスペースXですけど。
なるほど。
まあ、2002年に設立されて、たぶん2012年くらいまでノンコンセンサスだったので。
10年かかりましたと。
まあ、でもそれ10年かかるプロジェクトですもんね。
そうですよね。
まあ、でもそれだけやっぱり、その分すごいリターンを得られると。
まあ、いわゆる過小評価されるからっていうところもあるんですけど。
で、デリアンさんもやっぱり彼が投資している会社だと、ランプっていう法人カードとかやってる会社ですけど。
ランプに関しては既存の結構大手スタートアップがいたので。
もう無理だろうと。
ブレックスとか。
そうですね、ブレックスとか。
まあ、DBとかもそうですけど。
そうですよね。
なので、まあ無理だろうと。
しかもブレックスとかも少なくとも数千億の時価総額だったと思うので。
で、ティアワンのトップティアの投資家も入ってたので。
まあ、これはもう無理っていう。
立ちになってたのに、あえて投資すると。
で、まあ、もちろんコンセンサスもあったし、
まあ、デリアンさんもあったし、
で、まあ、もちろんそのコンセンサスの考え方っていうのは、
まあ、単純にそのリターンの考え方なので、
まあ、それ以外にやっぱり初期チームとDNAをすごい見ていて、
結局このVALDAっていう会社も、
宇宙工場、宇宙で何か製造するっていうアイデア自体って新しくないんですよね。
もう、なんか1970年代から10年おきに、
なんか大型のプロジェクトが立ち上がっていて、
で、めちゃくちゃお金がそこに投資されていて。
なので、1970年代ですとスカイラボっていうところ、
まあ、アメリカの研究施設があったり、
1980年代と1990年代は国際宇宙ステーションで、
いろいろ宇宙で物を作れないかっていうプロジェクトがあったり、
2000年代、2010年代はメイドウィンスペースとか、
いくつかVCバックされた会社があったりしたんですけど、
結局そのタイミングとチームが違う。
アイデアが同じでも、タイミングとチームが違うのが大事だと。
で、特にその、
ハードウェアに、ハードウェアとかディープテクノロジーとか、
すごいタイミングが重要っていうのをデリアンさんが言っていて、
30:00
で、そのタイミングっていうのは、
なんかこの時期だからっていうよりも、
単純にその、どこまでシリコンバレーの影響が入ってきたかっていうところで。
で、過去の宇宙産業系の企業を見ると、
まあ2008年から2011年とか、
結構初期のそういう会社が出てきたタイミングですけど、
まあ基本的に全くシリコンバレーのDNAが入ってないんですね。
まあ、もしかしたら創業者1名ぐらい。
それはなんかその、
テクノロジーの
人材が入ってないってことですか?
そうですそうです。
特にシリコンバレーのDNAが入ってない、
人材が入ってないというところで、
基本的に全員防衛系の会社の人たちだった。
でも当時は一部仕方ない部分があって、
そもそもVC業界がその、
そういう系の会社に出資できるほどのスケールがなかったりとか、
してたタイミングでもあったので、
いろいろ難しくて。
2017年あたりに、
レラティビティスペースって、
ロケットを3Dプリントしてる会社があるんですけど、
そこに関しては、
創業メンバーは元スペースXの人たち。
2,3年スペースXで働いてたみたいな感じなんですけど、
当時の元々スペースXも結構やっぱりシリコンバレーの人たちだった。
宇宙産業の人だったり、
そういう人が多かったので、
ここもやっぱりシリコンバレーのDNAが完全に入ってなかったですと。
ようやく2019年あたり、2020年あたりから、
トップティアのシリコンバレーのオペレーター陣が、
例えばスペースXに入ったり、
スペースXに入って、
今、スターリンクってあるじゃないですか。
衛星インターネット。
スペースXが提供している。
そこの例えば海外ビジネス事業のトップの人って、
元オープンドアのメンバーなんですよ。
元初期オープンドアのメンバーで。
キースさん。
そうですね、キースさんの配下で働いてた。
やっぱりそういう系の人たちが今まで入ってきてなかった。
なるほど。
っていうのが結構大きいとデリアンさんが踏んでいて。
バルダに関しては、デリアンさん以外の2人の共同創業者は、
宇宙関連の人たちなんですけど、
一番最初に採用した従業員って元ストライプの人なんですよ。
うん。
なんでやっぱりそこのシリコンバレーとをミックスしたっていうのが、
33:01
バルダの成功につながったっていうのはデリアンさんが言ってることで。
うーん。
そこのチームを作るっていうところですね。
防衛出身の人とシリコンバレーの人ってどう違うんですか?
防衛の人なんですか?
防衛の人もプロフェッショナルで割と手詳しいのかなと思ったんですけど。
一つはスピード感の問題。
あー、なるほど。
っていうのがあったり、調達の考え方もそうですし、
スピード感が多分一番だと思いますね。
なるほど。
なんかそのスピードもって改善し、
しながらやるっていうところで。
これはアンドリルもそうなんですけど、
アンドリルってまさに防衛テックを作ってるので、
そこに売り込んでるんですけど、
本当になんか大型予算をもらって、
で、何か作るっていうのを今までの業界やってたの。
アンドリルは逆をやってて、
もう先に作りますと。
で、買ってくれと。
そっちの圧倒的にスピードが早められて。
そういう意味だとすごい違いがあったっていうところなんですけど、
このVALDAっていう会社の説明を、
宇宙で物を作るっていうことしか言ってないと思うんですけど、
そこの説明をすると、
もともと、
その仮説、VALDAの事業の仮説を
ロバート・ズブリンさんっていう人が書いた本の中から取ったもので、
ちょっとどの本か忘れちゃったんですけど、
確か彼は、
イーロンを火星に行くことのアイディアをインスピレーションを与えた人で、
結構古い方。
ちょっと古い方で、
魚介の中では、
確か彼が書いた本って多分割と有名だと思うんですけど、
結構、宇宙の将来はどうなるかっていうのを話している本で、
で、その中で、
宇宙空間の中で物を作って、
ただ、それをそこで使うのではなくて、
地球に戻して使うっていうアイディアを考えていて、
特に光ファイバーとか、半導体とか、あとバイオ医薬品とか、
に関しては宇宙で作った方がいいと。
なるほど、じゃあ結構最近の方なんですね。
結構、まあでも結構前から予想はしていた人が多いですけど、
やっぱり無重力空間の中ですと、
化学反応がいろいろ変わるので、
36:00
そもそも重力がないので、
例えば、
ろうそくを灯したときに、
宇宙空間の中で、
宇宙空間の中で、
例えば、ろうそくを灯したときに、
手をろうそくの上にかざすと、暑いじゃないですか。
それって、より密度の低いガスが、
重力によって、より軽いので上がると。
でもそれを無重力空間の中で、
同じようにキャンドルを灯すと、
同じような結果にならないんですよね。
真上にはいかないので、全体的にいくので、
より暑さを感じる。
ろうそくの上に手をかざしても、暑さを感じるのは結構時間かかったりするんですけど、
結局、無重力空間の中の方が、
より細かく分子の扱いとかができるんですよ。
だからこそ、結構その医薬品とかに関しては、
すごい小さい部分をいじらないといけないとか、
特定の場所に何かを入れないといけないとかとなると、
よりやりやすくて。
そういうことだったんですね。宇宙で開発するって。
だから宇宙で開発するのが大事だと。
本当に細かい、本当に小さい作業をしないといけないところだと、
そっちの方が実は向いている。
なので、地球では作れない、すごいハイパフォーマンスな半導体とか、
光ファイバーとか、イヤキンとかは実は宇宙で作れますと。
なので、ワルダーの考えからすると、
宇宙でそれを作れる工場を作りましょうと。
しかも自動化されたもの。
打ち上げ自体は、彼らはそこまで全部やりたくないので、
それはSpaceX使って、宇宙に打ち上げてくれて、
そこで作りましょうと。
中の衛星の中の自動化がすごいってことですか?
自動化もすごいと。
でも、そこの自動化の部分は、もちろん、
過去にもそういうことをやっている人もいるので。
その衛星の部分がすごいってことか。
2つの部分がすごくて、
まず、宇宙でそれを作っていると。
それを実現させられると。
宇宙でいくら作れても、それこそ国際宇宙ステーションで、
ものを作っていたり研究する人っていたので、
39:00
それってすごい新しいことではないんですけど、
問題はそこから地球に戻せるのかっていう問題で。
それはSpaceXの…
SpaceXは宇宙に行って、
そこで何日間か滞在して戻ってこないので。
でも、技術的にはSpaceXじゃないんですか?
違う自社で開発しないといけないです。
スペースXでそれをやってみたいなの言ってませんでしたっけ?
スペースXは打ち上げのところですね。
なるほど。そういうことか。
打ち上げの瞬間はスペースX。
宇宙まで行くのはスペースX使います。
なるほど。
今までですと、国際宇宙ステーションで作った時に、
どうやって地球に戻すかというと、
国際宇宙ステーションに宇宙飛行士がいるので、
彼らが戻ってくる時に一緒に持ってきてくださいとしか言えないんですよね。
そもそも国際宇宙ステーションってもう終わりましたっけ?
もう止まってますし、そもそもそこも研究でしか使えなかったりするので、
商業利用としては使えないと。
そうすると、大気圏に再突入するデバイスを作る必要があって、
それをVALDAが作ってますと。
なるほどです。
なので大きく言ってVALDAって2つのサービスを提供していて、
まずは無重力の中で物を製造していますと。
もう1つが大気圏再突入サービスを提供していて、
公社の方だけでもアメリカの空軍とも契約しているので、
もうお客さんがそっちにもいるんですけど、
それを両方やっているっていうのがすごい大事。
へー。
一応7月にスペースXの打ち上げに参加して、
打ち上げを成功して、
一応収録をしているときには実際今、宇宙の中で物を作っていますと。
すごい。
あとは戻れるのかどうかっていうところで、
もしかしたらこれが公開したときに戻ってる、
もしかしたら失敗してるかもしれないですけど、
個人的にすごいなと思ったのは、この会社っていつ設立されたかっていうと、2020年。
2020年の12月とかなんですよ。
じゃあもう2年とちょっとぐらい。
2年半で打ち上げまで行ったんですよ。
わー。
2年半で打ち上げまで行ったんですよ。
具体的に言うと、これもデリエンさんがツイートしてますけど、874日間。
で、設立から打ち上げ。
42:00
それはすごいです。
すごいですね。
しかも今現在、収録してる間ですとワークしてるので。
スピード感がすごい。
それは本当にすごいところですし、そもそもワルダーを立ち上げようと思ったのは、2020年の5月か6月ぐらいだったんですけど、
当時はファンダーサウンドはコロナ期間中だったので、
新規ファンダーサウンドを始めたんですけど、
何をしようかなって思ったときに、キースさんからアドバイスをもらって、何か会社でも立ち上げたらと。
で、その時にデリエンさんが、これ実際彼もツイートしているんですけど、その時に、
デリエンさんのアドバイスをもらったんですけど、
この金利状況、当時は金利がまだ低かったので、ほぼゼロパーだったので、
の中でこれだけVC調達が可能なタイミング、
みんな投資したがってるタイミングを考えると、宇宙企業を作るべきだと思うんですよ。
で、結果それを作った時に、彼はもちろん宇宙産業に対して色々調べて、
デリエンさんのアドバイスをもらったんですけど、
デリエンさんのアドバイスをもらった時に、
デリエンさんのアドバイスをもらった時に、
デリエンさんのアドバイスをもらった時に、
で、結果それを作った時に、
彼はもちろん宇宙産業に対して色々調べてはいたんですけど、
完全なエキスパートではないので、
一緒に立ち上げてくる遭遇者が必要ですと。
その時に2つの種類のDNAを探していて、
一人目は科学者なんですけど、
無重力空間の中で製造、何かものを作ったことがある人。
ただ、めちゃくちゃ教育寄りの人じゃないっていう条件で。
少なそう。
結構少ない。いわゆる論文をただ書きたい人じゃない人。
めっちゃさらに少なそう。
結構少ないって言った。
もう一人目がさらに少なくて、
宇宙機を作って、特に大気管再突入の宇宙機を作ったことがある人。
でも少なそうですけど、確かにアメリカでやる意味あるなって感じしますね。
アメリカにしかいない人材。アメリカにめちゃくちゃいそうな人材。
少ないと思うんですけど、やるならアメリカって感じの人材ですね。
45:02
彼がそれを色々探してた中で見つけたのがウィル・ブルーイさんという方で、
7年半スペースX働いてた人で、
国際宇宙ステーション行きのドラゴンのミッションのミッションコントロールを運営してたのと、
あとそこの航空電子工学チームのトップの人。
彼をCEOとして採用して、
初期10人ぐらいの従業員はほとんどウィルさんが引っ張ってきた人なんで、
そういうしっかりしたチームを作ったっていうのもすごい重要だったと。
ちなみにこのワルダーのチームって色んな意味ですごくて、
これを収録してる間にまさにあれがテック業界以外でもバズってると思いますけど、LK99。
バズってますね。これが本当ならすごいみたいなのだけ見ます。
一体でもどういうことがすごいのかっていうのがなかなか理解はまだできてないんですけど、やっぱすごいんですか?
すごい可能性はありますと。まずこのLK99って何かというと、
ちっちゃい石が浮いてるみたいな写真をよく見かけます。
あんまりちゃんと見れない、ちょっと画質が悪い感じですよね。
そうなんですよ。いわゆる超伝導体って言うんですかね。
スーパーコンダクティビティって英語で言うんですけど、
それが常温、いわゆる室温で可能になってるかもしれないっていうのがこのLK99で。
これちょっと背景を話すと、そもそも今現在はめちゃくちゃ電気の無駄してるんですよ、我々は。
それってなぜかというと、そもそも例えば何かのワイヤーを使って電気を通したときに、
結構そのまま電気が通るわけではなくて、いろんな分子がそのワイヤーの中にあるので、そこに当たっちゃうんですよ、電気が。
電気が当たると、他の分子と当たると、その分子が揺らぐんですよね。
揺らぐと何が起きるかというと、熱が出るんですよね。
なので、例えば銅製のワイヤー、銅で作られたワイヤーに電気を通すと熱くなるじゃないですか。
48:02
それはいろんな分子に当たってるからで。
この超電動体は何を示してるかというと、ほとんどそこの分子に当たらない素材で作られてるもの。
だから電気がめちゃくちゃ通りやすい。
なので、無駄がないっていうところなんですね。
めちゃくちゃ効率よく電気が通ると。
これってなぜ重要かというと、今って大体熱とかいろんなところで無駄にしてるエネルギーって7割ぐらい無駄にしてるんですよ。
そんなに。
めちゃくちゃ無駄にしてるんですよ、実は。
なので、この超電動体っていうものはそれを極限まで減らせると。
ただ今までですと、超電動体っていうのは実際使えるもの、使えるっていうかマスで作れるものとかに関してはめちゃくちゃ低い温度じゃないと使えなかったんですよ。
もしくはめちゃくちゃ高いものとか素材でできていて。
例えばMRIの機械とか量子コンピューターとか核融合のデバイスとかに関してはそういうのを全部使ってるんですけど。
なので、理論上、常温の中で超電動体っていうものが作れた場合は、そもそも電力系統とか量子コンピューターとかそういうのが全部可能になっていきますと。
電力系統がすごい効率よく使えると。
なので、めちゃくちゃ電気の価格が安くなるっていうところが1個大きいですと。
それ以外に何が可能になるかというと、
例えば、道路にその素材を敷くと、そこにして車の下にマグネットを敷くと、車が浮いて動かせるようになるんですよね。
なぜ浮かすのが大事かというと、今結局タイヤを使うからこそ摩擦が生じるじゃないですか。
道路で。それで無駄なエネルギーを使わないといけないんですよね。その車を押すのに。
でもそれが空気だけだったらだいぶ下がりますと。
なので、同じエネルギーの量を使わなくてもより進むと。
だから、この技術がすごい可能性があると言われて。
51:06
難しいのが、そもそもこれが本当であっても、この超伝導体っていうのって初めてじゃないんですよ。そもそもこれ見つかるのは。
実はいろんな、たぶん数千頭超伝導体の素材っていうのを見つけていて、我々は。
ただ、今4つぐらいしか実際使えるものがないんですよ。
実際使えるっていうのは、実際我々が使いたいように扱って、さらに大量生産できるもの。
そもそもコスト的にできるもの、できないものとか、そもそもすごい弱い素材だったらすぐ壊れちゃったりとか。
するので、そこに関してもしかしたらこれは使えるものかもしれないと。
いうところでまだ全然そこまで行ってないんですけど、そもそも本当かっていうところから行かないといけないんで。
ここの研究論文を作った人たち、いろんなドラマについては話さないですけど。
ただ、この論文が出たときにテック業界がすごい、テック業界以外の科学者の業界とかもそうですけど、すごい話題になったときに、
ワルダの研究トップの人がデリアンさんに、これ再現してみてもいいですかと。
一応オフの時間でやるんでと。
ただちょっとワルダの機材とかちょっと使いたいですと。
すごいですね。サイドプロジェクトでそんな休日ちょっとやらせてくださいみたいな。
ちょっと夜いいですかみたいな。
ノリがなんかすごいですね。
デリアンさんはもちろんいいよと。やりましょうと。
ワルダの研究トップのアンドロイさんという方ですけど、それをしかもライブ配信しだしたんですよ。
その姿を。
一時期本当に多分5、6万人ぐらいが彼のツイッチを見ていて。
ちょっと見てみたいです。それ。
ぜひ見てもらいたいんですけど、正直何も起きてない瞬間がほとんどなんで。
みんなで何か作業してるみたいな感じなんですか。
みんなで何かの物質を焼いてるなみたいなのをちょっと見てるとか。
もちろん一部はちゃんと説明とかしてますけど。
作業配信ってことですよね。
そうなんですよ。
それを5、6万人一斉に見てたのはすごい面白いなって思うのと、やっぱりこの再現をするっていうのってすごい重要。
で、これは何かそれこそ前のオフトピックでも話したように、再現の危機っていうものがあって、そもそもほとんどの論文とか科学研究って再現できないものが多い。
54:12
はい。
だからこそすごい話題になってるのは、いろんな人たちが今再現しようとしていて。
10日間ぐらいである程度のところまで行ったと。
10日間で。
10日間で。
めちゃくちゃ早いスピードで行ってて。
で、最終的に彼らは本当のプロじゃないので、彼らが全部やったことはしっかりした研究所に全部渡しますと。
彼らが残りやってくださいという感じなんですけど、10日間ぐらいで、
10日間でそこまで行けた?
うーん。
実際浮いてた?浮いていたので?
そんな、1週間ちょっとでできちゃうもんなんです。
でも、本当に10人、20人ぐらいワルドのメンバーがほぼ毎日徹夜でやってたっぽいので。
それでも、他の研究所の人は10年かけてみたいな、20年かけてみたいな、ずっとやってきましたみたいな。
今回のいいところは、論文があるので、ある程度そこの指示に従えるっていう。
なるほど、なるほど。
ただ、結構論文の中に細かいミスとか、いろいろ計算ミスとか、いろんな間違いが入っていて。
だからこそ、この論文が本当なのかってすごい問われているんですけど。
でも、逆に再現ほぼできたってことは正しかったってことなんですか?
そうですね。正しい部分があったっていうところですし、完全に再現はできてなかったりするので。
それに対してのテストをやらないといけないんですけど、彼らが全部そのテストできる施設じゃないので。
そこら辺を他の研究所に任せてるっていうところなんですけど。
ここら辺は、これが公開されたタイミングではもうちょっと明らかになっている可能性はあるんですけど。
そもそも論文が本当だったのか、本当じゃなかったのかっていうのは。
もしくは偶然だったっていう可能性もあったりするので。
結構特定の物質を一部分だけ変えたら、超伝導体が作られたみたいな話だったので。
それがたまたま彼らが作った時にできたものなのか、本当に再現性があるものなのかっていうのがまだわからないっていうところと。
そもそもこの常温超伝導体っていうものは、もう昔からずっと話されていることで。
そもそも直近だと2020年に似たような論文が出て、超伝導体を見つけましたみたいな。
57:10
それが後々撤回されたんですよ。
よくツイッターでこれが本当だったらみたいな、疑ってる人がいるのは過去に。
疑ってる人がめちゃくちゃいるんですよ。
なんだよっていうことが過去にあったんですね。
そうなんですよ。何回もあって。しかも今回は結構急いでこの論文が。
これを発明できた人は確実にノーベル賞を取るので。
そんなツイッターも見ました。これが本当ならノーベル賞物だろう。本当ならみたいな。
確実にもらえるので。だからちょっとミスとかがあっても出すっていう感じになったり。
あと結局論文作った人たちの中で色々揉めたりしてたらしいので。
そこら辺の話は僕も分からないですけど。
これが本当かどうかわからないもののすごい良いのは、世界中の科学者とかテック業界が
これって実現したら本当にポジティブですよねっていうのを言ったことかなと思うので。
あとはこれによって今まで考えてこなかった新しい素材とか物質の作り方を考える人たちが出てくるのかなと思うので。
最終的にこれが超伝導体じゃなくてもそれを作るヒントには色々なったのかなと思います。
そういうことも他のバレタのチームがやってたりするんですけど。
ファウンダーサウンドの話に戻ると、彼らの投資っていうか企業家の考え方がすごく面白くて。
彼らが思うには一番いいSNSアプリを作る企業家は実は数学とか科学とか特に数学ですね。
教授レベルの人たち。
PHDを持ってる人たちで、最もいいディープテック系の企業家。
パーティーとかのプロモーションがめちゃくちゃ上手い人たち。
SNSを作るの上手い人イコール?
PHD系の人たち。
1:00:03
数学にめちゃくちゃ強みを持ってる人たちで。
逆にディープテックの最も適切なファウンダーは、そこよりもプロモーションとかパーティーのプロモーションが上手い人たち。
普通の方が逆じゃないですか。
そういうことですね。
理由としては、これは彼らなりの考えですけど、一番いいSNSアプリって、そもそもプロダクトがバイラルループとかそういうのが入っているので、口コミで広がるので、マーケティングが必要ないですと。
なるほど。
でも必要なのは、その行動をいかに把握できて、それを数値化できて、そこのどういう風なバイラルループを数字で作れるかっていう勝負。
逆にディープテックの場合ですと、一番のディープテックスタートアップの課題って調達なんですよね。
結局資金調達してもリターン出すのがより時間かかりますし。
なんで、実はディープテック企業家は、ディープテック領域ですと一番強いストーリーテレーが必要なんですよね。
イーロンマスクみたいな。
イーロンマスクみたいな、ビジョンを売り込む人たちが必要なんですよ。
ポップにというか、面白い商品作ったり、ミームの達人的な要素は、ディープテックのハードルを何ていうか、敷居を下げてくれるというか、カジュアルにしてくれますよね、いい意味で。
そうなんですよ。やっぱりより分かりやすくしないといけないので、結局指標とお客さんがいないので、基本的には。
テクニカルな成長で調達できないんですよ、基本的に。
なぜかというと、そもそも理解できる人が少ないのと、なんか面白く聞こえないっていう。
難しい話ですね。
だからこそ、ワルダっていう会社も新しいアイディアではないんですけど、100以上の多分研究者が思って、このアイディアを思いついて調達しようとしたんですけど、多分誰一人ワルダほど簡単、わりとシンプルな形で、なおかつビジョンがある形で説明ができてなかったんですよ。
だからこそ、デリアンさんは、まさにVCってそういう役割でもあるので、そのリスク削減をしています。しかも調達もファンダーサウンドでできるので、もちろんデリアンさんはそこの判断に関わってないですけど。
1:03:09
なるほど。
だからこそすごい重要。このVCがインキュベーション、特にディープテックでやるべき理由はそういうところにあって、なおかつやっぱり2010年代っていう、2010年代は世界中のリターン、リターンベースで考えると多分、ビットの世界、いわゆるデジタル上の世界で行われてたのが、
2010年代はもしかしたら原始の世界になるんじゃないかというところと、
あとやっぱり今までAWSみたいなものが、いわゆるデジタルビット領域、デジタル領域をよりコントロールしやすくなったり、より安くソフトウェアを作れるようになったようなことが、同じようなことが原始の世界で起きていると。
やっぱり10年前、10年前VALDAを作ろうとすると、おそらく同じものを作ろうとすると、1000人規模の会社が必要になっていて、おそらく1000億ぐらい調達しないといけなかったと。
それがもう10分の1ぐらいになっているので。
でも打ち上げでも、スペースXとかロケットラボとかから誰でも買えるので。
既存のスタートアップの成長により安くなってるってことですか。
衛星も他社から買えるので、そのまま自分たちで何も開発せずに。
すごいですね、そう考えたら。テクノロジー。
なんで、結局2010年代にUberが一部成功できた理由って、AWSとかGoogleクラウド、何を使っていたかわからないですけど、おそらくAWSですけど、AWSがあったからで。
AWSがなかったらUberって自社のデータセンターを作ってないといけないですからね。
MUAの法則ですか、これ。
これも一部MUAの法則は関連しますし、ようやく原始の世界がそこに追いつき始めたっていうところなんですけど。
ハードウェア系に投資する、ディープテック系に投資するってずっと懸念を持つ人って多くて、僕もそうだったんですけど。
お金かかりますしね、成功するかわからないし。
めちゃくちゃお金かかりますし、マージンも低いし。
なんか優位性もちょっとわからないですね、ちょっと。
そうなんですよね。
1:06:01
理解が難しいっていう。
そういう意味だとソフトウェアとマージン高いし、リターンがそっちの方が得られるかなって。
難しいですね、確かにね、宇宙とかディープテックとかって。
そっちの方が圧倒的に難しいっていうところだったんですけど、
ここ1,2年間の株式市場を見ていると、本当にそうなのかなっていう。
ソフトウェアはより簡単に開発はできますと。
ただ、その分優位性が作りづらい。
思った以上マージンがそこまで高くないんじゃないかと。
結局マーケティングとかで違いを見せないといけなかったりとか。
今現在ですよ、これを収録している8月頭とか。
時点ですと、今最も評価されている会社って何かというと、
AppleとかTeslaとかNVIDIAとか、ハードウェア作ってる会社ですよね。
そのハードウェアこそ、より難しいからこそ優位性が作れる。
もしかしたら、別にソフトウェアが難しくないとかそういう話ではなくて、
ソフトウェアでもめちゃくちゃ儲かる会社っていっぱいいるので。
ただ、今まではハードウェアにめちゃくちゃ嫌がる人たちがいたのが、
ちょっとカルチャーシフトが起きているかもしれないなと思っていて、
特にシリコンバレーで。
これってよく考えると、シリコンバレーのルーツに戻ってるのかなっていう。
シリコンバレーって最初で半導体作ってたりとか。
シリコン。
シリコンですね、まさに。
トランジスター作ってたりとか、防衛企業の支援をしてたりとか。
そこにもちろん100%戻るわけではないですけど、戻るべきではないですし、
ただ、そこがもう1回プライオリティされる時代になるかもしれないなっていうのを、
ファンダーズファンドの動きとか見て思ったところですね。
スタートアップスタジオってインキュベーションの話に戻るんですけど、
そこって実際にファンダーズファンドと一緒にメンバーと創業することによって、
株とかってどうなるんですか。
彼らが投資するので。
そっか、なるほど。
デリアンさんは創業者なので。
人を集めてくれてるわけでもないのか。
もちろん最初のメンバーを集めてます。
1:09:01
じゃあプロジェクト立ち上げには一緒にいるシードからずっと投資してくれるいい投資家みたいなポジションですかね。
そうですね。創業者としては残るので。
なので採用なり、もちろんアドバイスもそうですし、関わるっていうところですね。
場合によってはPR的に顔になるっていうパターンもあったり。
結局アンドリルってパルマラッキーさんってCEOじゃないので、会長かな?だと思うんですけど、
アンドリルの顔はパルマラッキーさんなので。
そういう形でデリアンさんも関わっているっていうところですね。
じゃあファウンダーズファンド的にはそんなにいい投資ができるけど、そんなに関係はなくて、パートナー、人単位で関わってるって感じなんですかね。
そうですね。ファウンダーズファンドはアンドリーセンとは結構逆を言ってるファンドなので、
プラットフォーム的なことは一切やらないっていうところと、
あと彼らの考え方とすると、一番ファウンダーに支援できるのは他のファウンダーとか。
実際物を作ってる人ですよね。
だから投資メンバーの人たちが物を作ることに対しては全くむしろやれと。
それをやるからこそより適切なアドバイスができるはずだと。
思ってるのは多分ファウンダーズファンドですね。
なので最近ですと、最近採用した新しいパートナーってフレックスポートのCEOとか、結構すごい人たちを彼らはパートナーとして迎えることが多いですね。
なので今日はファウンダーズファンドの話をだけでも結構時間がかかっちゃったと思うんで、
来週はファウンダーズファンドと割と近しい、実は今日話した会社のほとんどに同じく出資してる会社なんですけど、
そこのスタジオモデルってよりもそこの個人的にすごい好きなVCで、
そこの考え方にすごい賛同しているので、そこについて話していきたいなと思います。
はい、じゃあ今回も聞いていただきありがとうございました。
気になった方はOff TopicJPのフォローお願いします。
そしてメンバーシッププログラムOff Topic Clubもノートでやっているので、ぜひ気になる方はぜひチェックしてみてください。
それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
01:12:01

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