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宮武 徹郎
皆さん、こんにちは。草野美希です。 宮武哲郎です。
草野 みき
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報をイルークかぼれしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、平均メディア時代の終わりと新エキスパートメディアについて話していきたいと思います。
宮武 徹郎
はい、今日は引き続き、最近Off Topicだとメディア系の話が多い気がするんですけど、
引き続きメディアの話をしたいなっていうところでして、
今週と来週にかけてメディアの話を引き続きするんですけど、
それをしたかったきっかけが、2つのイベントがあって、
1つが今週話す、あるYouTuberがあるAIウェアブル企業のレビューをしたときに話題になったという話と、
来週に関しては、数ヶ月前にローンチした新しいスポーツ系のポッドキャストが出てきたので、
その2つのイベントがきっかけで、今回このメディア関連の話をしたかったんですけど、
そこの相関性がないみたいな話もあるかもしれないんですけど、
個人的にはこれが今のメディアの状態を表しているなっていうところで、
基本的に話す内容はこのタイトル通り、平均的なメディアの時代が終わるっていうところと、
新しいエキスパートメディアっていう形がどんどん出てくるんじゃないかっていうところではありますと。
今日に関しては、ちょっとだけ暗い話いろいろしちゃうかもしれないんですけど、
メディア業界にとっては。ただ、進化してるっていう意味合いで個人的にはいいと思ってるんですけど、
いろいろディスラプションが起きているっていうところでして、
例えば、新聞企業に関していきますと、
事業がより難しくなったっていう話ではなくて、
今、生き残れない状況まで落ちてるかなと思っていて。
草野 みき
そうですね。
宮武 徹郎
結局、もちろん記事単位によってだいぶクオリティとかも変わるんですけど、
基本的には一番いいコンテンツを必ずしも新聞社が持ってるわけではないですし、
もともとパーソナライズされたコンテンツでもないですし、
しかも読者層についてそこまで理解してなかったり、
いわゆるそこのデータがなかったりすることが多かったりするので、
しかもビジネス側でいきますと、
03:02
宮武 徹郎
残念ながら広告主に関しては、
ジャーナリズムを支援したいから広告を出すっていう考えにはいかないので、
なので、その広告主からも切り離されている状況ではあります。
一部のメディアはGoogleとかFacebookに対して批判してたりするんですけど、
メディアの広告売り上げを奪い取ってるんじゃないかと。
ただ個人的にはGoogleとFacebookって一番フェアな戦い方をしたのかなと思っていて、
一番ユーザーを集めた会社なので、
なので広告売り上げがそこから取られて、
Facebook、Googleに移行するっていうのは、
それは割とフェアな勝負の中でメディア企業が負けた戦いなのかなっていうふうには個人的に思っています。
もちろん、それによって多くのめちゃくちゃいいメディアの組織がなくなっている事実はあったりするんですけど、
ただ、このシフトによってニュースメディア自体が終わったわけではないじゃないですか。
草野 みき
そうですね、ニューヨークタイムズとか全然人気ですし、まだまだテレビとか。
宮武 徹郎
むしろ、次の新しい時代を切り開いているプレイヤーも出てきていますし、
新しい形のニュースメディアっていうのがどんどん出てきているかなと思っているので、
先々週ぐらいに話したニュータイムズとかだったと思うんですけど、
インターネットが全部を変えた大きなきっかけとなると思うんですけど、
今までの新聞業界と比較して、インターネットによってメディアの形が三つの大きな要因で変わっていると思っていて、
それがまず、ディストリビューションが無料になったっていうところがまず一つありますよね。
本当にミニマルの努力で自分のコンテンツを出せるようになったと。
2つ目が、タム、いわゆる市場規模がかなり変わりました。
その理由としては、3つ目の要因であるリーチが圧倒的にインターネットによって大きくなったというところですね。
いわゆる地域限定ではないというところで、メールネスとかによってどんどん多くの人に届けられるようになったと。
比較すると、ニューヨークタイムズが最初にローンチしたタイミングで、最初の1年間。
スタートはもちろんニューヨークからスタートしているので、当時は50万人ぐらいの人口がいた中で、
2.6万人が購読してくれていた。しかも最初にローンチするまでに、たぶん50系ぐらいのコストがかかっていて、
06:08
宮武 徹郎
今のドル換算すると1.4ミリオンぐらいかかっていて、しかも最初の1年目の運営コストが78系なので、
今のドル換算すると2.2ミリオンぐらいしていたと。かなり高かったですと、当時はスタートすると。
今ですと、われわれのようにポッドキャストでしたり、ブログでちゃちゃっと数十ドルから数百ドルから、
場合によっては数千ドルぐらいかけたら、別にメディアって立ち上げられるじゃないですか。
草野 みき
もうゼロ円からすぐにできますね。
宮武 徹郎
それはもういかに楽になったかっていうのは、やっぱりこれはリスナーの方も全員わかっていることだと思うんですけど、
めちゃくちゃ状況が変わりましたし、これを何を意味しているのかというと、やっぱりインターネットの時代ですと、
より組織のブランドとか記者よりも、そのコンテンツそのものがいいかという評価ができるようになるんですよね。
いわゆるSNSで共有されるコンテンツで、この記者が書いたからっていう人ももちろんいるんですけど、
よりバイラル化するのって、このコンテンツが面白かったっていうものじゃないですか。
草野 みき
そうですね。記者の方だとしても、その記者の方の信頼というか、その人が書くのが面白いからバイラルするって感じですもんね。
宮武 徹郎
そうですね。なんで、なんか違う言い方でいきますと、例えば、この今我々のやってるオフトピックは、
すごい失礼な言い方ですけど、ニューヨークタイムズと同等レベルな場所で戦えるっていう。
草野 みき
インターネットっていうところで言うとそうですね。
宮武 徹郎
そうですね。なんで、我々のコンテンツがニューヨークタイムズのコンテンツの横に並べられると、もちろんそこから、
それをどっちを選ぶのかとかは、そのブランドとかそのコンテンツの内容次第とかだったりするんですけど、
めちゃくちゃいいコンテンツを持っていれば、可能性としてニューヨークタイムズのどの記事よりも超えられるような時代が今来ているっていうのが、
やっぱり一つめちゃくちゃ大きいことをしています。
草野 みき
YouTubeとかもそうですね。サムネイル全部のおすすめに並ぶのはテレビの曲もあれば、
芸能人もあれば、YouTuberもいれば、全然知らない人も並ぶみたいなの。
最初、多分みんな嫌だったっていうのは、なんか似てるのかなと思いました。
宮武 徹郎
そうですね。なんで、本当に誰でもやっぱりコンテンツを今までの既存の大手プレイヤーと並べられるような時代になってきていまして、
それに合わせて新しいビジネスモデルとか、よりサブスク型に移るとかっていうのが先々週ぐらいの話だったと思うんですけど、
09:09
宮武 徹郎
やっぱり新聞会社は広告に寄せることを決めたので、なので広告主がより良いプロダクトを選んだ瞬間、新聞社はかなり危機的な立ち位置に陥ったっていうところですね。
だからこそ、広告ファーストなのかサブスクファーストなのかっていう話をこの間したと思いますし、
メディア企業がもう一回PMFを達成しているのかっていうのを検証しないといけないっていうところをいろいろ話したと思うんですけど、
その影響で広告を選ぶからこそ、より多くのメディア企業がクリックベイトでしたり、センセーショナリズムを追うように、
そういうような記事を出すようになっていたので、今の時代になっていくと、そのビジネスのあり方そのものを多分考え直さないといけないというところで、
それがどういう形になっていき始めているのかと言いますと、多分今後より多くのジャーナリズム、メディアそのものがより小規模で行われますと、
場合によってはもう1人個人でやるような時代になってくる可能性はありますと。
これはもう既に多分小牧さんさんもいろんなところで、例えばサブスタックとかYouTubeとかいろんな形で話していると思うんですけど、
1つすごい重要なポイントですと、その個人がめちゃくちゃジェネラルな話ではなくて、基本的には何かしらの得意分野を持つことだと思っていて、
基本的に今までインターネットで戦っている中ですとディシビューションが無料で、マーケティングはSNS経由で行われたりすると思うんですけど、
これって何を意味しているかというと、平均的なメディアがようやくなくなる時代だと思っていて、
過去ですと、メディア業界って多分かなり多くのメディアが昔からあったと思うんですけど、
それを例えばクオリティが低い高いって評価した時に、おそらくですけどベルカーブ型になってたんですよ。
平均的なクオリティのメディアがかなり多くて、クオリティが低いメディアとクオリティが高いメディアは少なかったと。
なので全体的にベルカーブ的な形でメディアの業界が成り立ってたと思うんですけど、
インターネットの時代になってくると、そのベルカーブ自体は最初は変わらないと思うんですよ。
12:05
宮武 徹郎
ただ何が変わるかっていうと、消費されるものが変わってくるので、それによってベルカーブが最終的に変わるんですよ。
今までですと、やっぱりディストリビューションが無料じゃなかったからこそ、平均的なメディアだったとしても読まないといけなかったんですよ。
例えば東京でもニューヨークでもボストンでもどこでもいいですけど、そこの地域のものを読むっていうのが普通だった。
むしろ例えばカナダの新聞を読むっていうのはすごい難しかったりしてたので、
基本的にユーザーは選べなかったんですよ。
でも選べるような時代に今なった中で、なぜわざわざ平均的なメディアを読むのかっていうところになるんですよ。読まないじゃないですか。
草野 みき
そうですね。今より海外のメディアを見る人増えたのかな。
日本で翻訳されたものを読むっていうより直接見に行く人も増えたりとか、
それこそ現地の話は現地の人に発信してるからそっち見るみたいなのはありますよね。
宮武 徹郎
なので場合によっては平均的なメディアをどこで読むかっていうと美容室の待合室とかわかんないですけど、
そういうところで置いてある雑誌とかを時間暇つぶしに見るかみたいなことになるかもしれないですけど、
今はもうスマホ持ってるので、多分自分の好きなメディアを自分の都合のいい時間帯で読むっていうことになった場合には、
基本的にベルカーブ型の形で消費量はそんな感じにならないんですよ。
草野 みき
雑誌は平均的なメディアに入るんですか?
宮武 徹郎
全部はもちろんそうではないですけど、一般的に置いてあるもののほとんどは平均。
特にアメリカの場合ですよ。日本だとちょっとわかんないですけど。
アメリカの場合ですとそうでして、そうなると消費されるものがどういうものになるかというと、
基本的にめちゃくちゃコンテンツがいいもの。それがほとんどのメディアは当てはまらない。
そうするともう少しパワーロー的な感覚値で、いいものがより消費されて、しかも消費されるだけではなくてより共有されるので、
それでさらに読まれるっていうもので、いっぱいメディアが出てくる可能性はあるんですけど、
ロングテールがたぶん伸びながらよりパワーロー的な立ち位置になると。
結局そこのパワー、いわゆるより読まれる方にどうなるのかっていう一つのやり方でいきますと、
その業界、そのトピックのエキスパートになることでして、だからこそよりエキスパートメディアみたいな需要が今後高まるんじゃないかなっていうふうに思ってるんですよね。
15:07
草野 みき
確かに。特にアメリカだとエキスパートに尖ってもめちゃくちゃ市場大きいですもんね。
宮武 徹郎
そうですね。日本だともしかしたらエキスパートになってももしかしたらそこまでの市場規模にならないかもしれないんですけど、とりあえずアメリカですと。
草野 みき
英語化できたらよりニッチで面白いトピックになるのかもしれないなと思いますけど。
宮武 徹郎
そうですね。日本ですと既にたぶん一部エキスパート化しているメディアとかも多いと思うので、別にそれが個人のライターじゃなくても、
複数に集まってキュレーションしたりとかする人たちもいると思うので、場合によって全然エキスパートしているところはあると思います。
ただ、よりエキスパートメディアに世の中が寄ったとしても、アメリカですとすごい面白い現象がメディア業界で起きてるなと思っていて、
まず今信頼がめちゃくちゃ落ちてるんですよね、メディアに対しての。特にマスメディアに対して。
確か最近どこか調査してたんですけど、アメリカですと32%のアメリカ人しかメディアがフェアで正確なレポーティングをしていると信じています。
39%が全く信頼していないと。多分初めてかもしれないですよね。全く信頼していない割合がかなり信頼している層を超えたの。
その大きく信頼が落ちている理由は、民主党派の人たちがかなりメディアに対しての信頼が落ちているらしいんですけど、
共和党はもともとここ10年15年くらいかなり低かったんですけど、それがさらに低くなって、
信頼が落ちているもののちょっと不思議な現象がメディア業界でよく起きるなと思っていて、
メディア業界というか我々がどうメディアを扱うのかっていう話ですかね。
なぜか人ってそのメディアを信頼してしまうっていう。
草野 みき
どういうと。
宮武 徹郎
個人的にメディアってただのブログとして見るべきだと思っているので、
でもメディアって聞いた瞬間、なぜか信頼してしまう。
草野 みき
言葉的に。
宮武 徹郎
メディアが発信するものは基本的に正しいっていう。
これの一番不思議なことが過去の多分オフトピックのポッドキャストでも話したことありますし、
多分デイリーメモでも話したことあるんですけど、
ゲルマン検望効果っていうもので、
これもう一度説明すると、
18:02
宮武 徹郎
メディアを読むときの現象になるんですけど、
例えば、ある自分がすごい詳しいトピックについて記事を読んでますと。
その記事を読むと、おそらくなんですけど、
いろんな間違いとか、
場合によっては全然間違った捉え方をしているっていうのが結構あるんですよ。
特に自分が知っているトピックであれば。
これで一部仕方ない話でして、
そもそも記者はいろんな記事を書かないといけないので、
めちゃくちゃ調べる時間がなかったりとか、
一部のソースでしか情報を取れなかったり、
場合によっては特定の意見を述べたいために、
いろんなエビデンスを集めたかもしれないんですけど、
自分がめちゃくちゃ詳しいトピックであれば、
そこがめちゃくちゃ間違っている時もあるっていうのがわかるんですよ。
これは多分、草野さんもリスナーの皆さんもメディアを読んでいる中で、
自分の特定分野とか、場合によっては自分の会社について書かれた時に、
これって全然違うんですけどって思う瞬間ってあると思うんですよ。
でも、ここからがギルマン検訪効果の面白いところで、
紙だったら次のページ、オンラインだったら次の記事をクリックした時に、
その記事が全く違うトピック、自分が詳しくないトピックについて、
記事、コンテンツを出していた場合には、なぜかそれをほぼ全部正しいと信じてしまう。
草野 みき
自分が詳しくないものに対して?
宮武 徹郎
はい。でも、その前の記事って、いかに間違ってたかっていうのを理解してたはずなのに、
なぜか同じメディアで、もちろん記者は違うかもしれないですけど、
同じメディアなのに、なぜか次の記事は信じてしまう。
草野 みき
自分もそれが真実かっていうコンパスは持ってないから、
それ信じるしかないんですよね。与えられたら。
宮武 徹郎
でも、これってすごい面白いと思う理由は、
例えばこれが人だった場合って全然違うと思うんですよ。
例えばですけど、僕は草野さんと話してて、
草野さんが詳しいトピックについて僕が話し始めて、めちゃくちゃ僕が間違った情報しか言わなかった場合に、
僕が違うトピックを話したとしても、おそらく草野さんって疑うと思うんですよ。
その僕が話した内容を。なぜかというと、めちゃくちゃ嘘を今までついてた人に対して、
それは別のトピックでも嘘ついてもおかしくないからって、想像しながら思うからなんですよ。
21:04
宮武 徹郎
でも、なぜかメディアになった瞬間そうならないっていう現象が、その見望効果につながるっていうところなんですよね。
草野 みき
そのトピックって、それを学ぶまでの難しい系だと特にそうですよね。
ゴシップとかそういう芸能ニュースとかだと、このメディアはもう嘘っていうか、間違った情報もあるよねっていう前提で読んでるから、
それが自分が詳しくなくても、その気持ちで見れますけど、
政治の話とか戦争の話とかってなると、自分が能動的に調べなきゃいけないものとかだと、難しいですよね、それって。
宮武 徹郎
でも、なぜかメディアが特別扱いされるっていうのは、そこは正直めちゃくちゃ不思議だと思っていて、
で、たぶんそれはメディアっていう括りに入ってるからだと思うんですけど。
草野 みき
でも、信頼はしてないんですよね、アメリカの人は。
宮武 徹郎
と言うんですけど、でもそれはたぶん自分が見てる、知ってるトピックについてとかに関して言ったりとか、
あとは、メディアも政治化されているので、だからだと思うんですけど、
でも、みんな読み続けてるわけなので、みんなそれを引用してるわけなので、我々もそうですけど。
なんで、ここがすごい不思議な現象だと思っていて、
エキスパートであることを、エキスパートじゃないと知っていても、なぜかエキスパート扱いしてしまうメディアがいるっていう。
これの解決法は、いわゆるもっとエキスパートが出てくることだと思うんですよ、すごい簡単に言うと。
テク業界とかですと、よく直接傾向が話したりとか、そういうこともやったりして、
もちろんそれもいろいろリスクはあるので、いわゆる第三者目線から話すっていうのってすごい大事な時もあったりするので、
別に全メディアが指定してるわけではないですし、我々もメディア的な役割は一番果たしてると思うので、
例えばですけど、セラノスについて調査したウォールスイートジャーナルとか、めちゃくちゃ素晴らしい記事とかコンテストが出しているわけなので、
ただ、そういうふうなより調査型とか、よりしっかり調べるっていう、いわゆる新世代の記者とかジャーナリストとか、
メディアがいると思っていて、それが例えばクリエイターとかだと思うんですよね。
24:06
宮武 徹郎
で、その中で一人、マクサナさんもいろいろテックスイッターで見てたと思うんですけど、ちょっと話題になってたのが、
MKBHD っていうマーケス・ブラウンディさんっていうYouTuberがいるんですけど、
彼はガジェット系のレビューアーですね。
彼が最近、Humane っていう AI ウェアラブル ビームをレビューしていて、
そこに対してちょっといろいろ、結構話題になってたんですけど、
ちょっと背景だけ話すと、Humane がちょうど1年ぐらい前ですかね、
TED トークで彼らが作っているAI ウェアラブルデバイスを紹介して、
いわゆる画面なし、いわゆるスマホみたいな画面を見ないで、
より今の世界に集中しながらコンピューティングデバイスを扱えるんじゃないかという話をしていたときには、
多くのメディアが多分、本当にできるのかみたいな、ちょっと懸念してたと思うんですけど、
我々も去年、ここの話はいろいろして、ようやく今年、Humane の AI ピンが出たんですけど、
正直、ほとんどのレビューはあまり良くはなかった。
草野さんも見ました?レビュー動画とか。
草野 みき
そうですね。ちょっと難しいですよね。まだまだかなっていうのはありますけど、
プロダクトのデザインとか結構好きですけど、個人的には。
宮武 徹郎
ニューヨーク・タイムズからザ・バージュからウォーチュリッド・ジャーナルまで、
基本的によりポジティブっていうよりもよりネガティブなレビューが多くて、
その中の一つのレビューとして、マークス・ブラウンリーさん、MKBHD さんが、
YouTube 動画のレビューを出して、かなりレビュー自体はかなり細かくしていたと思います。
今、これがファースト・ジェネレーションのプロダクトで、
こういう新しいフォーム・ファクターをヒューマンがやっているけど、
正直、彼がいろいろ試したデバイスの中だと全然ダメだという話をしていました。
結構ネガティブなレビューでしたし、彼のYouTube のタイトルが、
The Worst Product I've Ever Reviewed For Now だったので、かなりネガティブなレビュータイトルもつけていると。
その動画が出た時に、結構テック業界の中で、マークス・ブラウンリーさんも見たと思うんですけど、
このレビューは良くないんじゃないかと。
草野 みき
厳しすぎ。
宮武 徹郎
厳しすぎっていうところもありますし、
そもそもこのレビューが出たらヒューメインが終わっちゃうんじゃないかとか、
27:03
宮武 徹郎
ハードウェアを作るのってすごい難しいものなので、
もっとそこはよく見てあげた方がいいんじゃないかみたいな人もいましたし、
人によっては、マークス・ブラウンリーさんって1800万人のYouTube登録者がいるので、
そこに対して、こういうようなネガティブすぎるレビューとか、
タイトルが一番最悪のプロダクトだったみたいなことを言うのは、
それはメディアとしての責任をちゃんと感じてないんじゃないかと。
草野 みき
感じてないんじゃないか。
それは自分が批評することによって出る悪影響を考えてないっていうことですか?
宮武 徹郎
まさにそういうことですね。
それが意図的にそういうすごい悪いタイトルをつけたりしてるんじゃないかと。
それによってよりクリックを増やすために。
草野 みき
どう思いますか?宮武さん的には。
宮武 徹郎
正直、唯一ネガティブ、基本的にMKBHDの動画はめちゃくちゃフェアだったと思うんですよ。
もちろんタイトルに関してネガティブに言う人の意見は理解できるものの、
MKBHDさんは一応YouTuberなので、
YouTubeのアルゴリズム的にそれを出すのは割と普通ですし、
他のレビューのタイトル見ても割とネガティブだったので、
結果としてレビューではなくてプロダクトを責めるべきかなと思うので、基本的には。
なんでそこは、
草野さん的にはどう思います?
そういう批判的な、そのレビューに対しての批判的なコメントについては。
草野 みき
個人的にはそこまで言わなくてもいいんじゃないかなっていうのは思いますね。
クリエイターも一応ビジネスでもやってるし、
メディアっていう意味だと責任を持つ必要、
でもクリエイターでもあるので表現の自由っていうのはあると思いますし、
だからどちらか問題があるとするならば、
どちらかというと彼に同等するようなメディアがまだ存在してないっていうことに、
あの人一挙になってるっていうことに、
なんかちょっと良くないんじゃないかなっていう感じはちょっとしますね。
だから正直なレビューするのはしょうがないし、
ちょっとそのもった表現とかしてたとしても、
それが本当にプロダクトが良かったら、
手元に行った時にそうじゃないねってなることもあると思うので、
30:03
草野 みき
あとそのタイミングもなんか盛り上がるけど、
後々時間経ったらそんなに影響してないねっていうパターンとかもあるような気がするので、
ちょっと責めるのは違うかなっていうのを思いました、自分的には。
宮武 徹郎
たぶん草野さんが言うタイミングってすごい大事だったと思うんですよ。
ちょうどその動画を出した数週間前に、
彼は別の動画を出していて、
それはヒメインについての動画ではなくて、
あるフィスカーっていう車会社についてのレビューだったんですけど、
そこも一番最悪の車だったというタイトルをつけて出したんですけど、
もちろん完全にその動画のせいではなくて、
これは単純にプロダクトのせいでもあるんですけど、
そういう動画も出た後に、
たまたまなのかたまたまじゃないのかを置いて、
そのフィスカー、上場している会社なんですけど、
株価が55%落ちたんですよ。
それもあって、今回ヒメインもあったからこそ、
たぶんそれによってこの会社破産しちゃうんじゃないかとか、
たぶんそういう懸念を言う人たちが出ていたっていうところだとは思いますね。
草野 みき
難しいですね。スナップチャットもう終わりみたいなインフルエンサー、
カイリー・ジェナーでしたっけ、いましたけど、
それも株価落ちちゃったりとかしてますけど、
でもそれも一時的なものな気がするので、
嫌だなとは自分も会社やってたら思うだろうとは思うんですけど、
難しいですね。それを止めることはできない気がします。
宮武 徹郎
止めることはできないですし、
なぜマーク・スプラウンリーさんが1800万人の登録者を得られたかっていうと、
それぐらいのいい動画を今まで作ってたからっていう話でもあるかなと思うので、
もちろん彼がめちゃくちゃ、
例えばですけど、ヒメインとかフィスカをめちゃくちゃ褒めて、
そのプロダクトを彼の登録者が買って、
買ってみてめちゃくちゃ悪い体験をしてたら、
それはそれでめちゃくちゃ彼を叩かれるので、
むしろ彼とすると、別に嘘をつかなければ基本的にフェアですと。
もちろんタイトルの付け方とかそこら辺は、
特にTwitterでも同じ動画を出したんですけど、
Twitterで出したタイトルの付け方がちょっと違かったので、
より柔らかかったので、それも多分いろいろ懸念として出てたとは思うんですけど、
33:02
宮武 徹郎
一人でこれだけのオーディエンスを作れるっていう方が、
やっぱ個人的には重要だと思ってますし、
これだけ影響を与えられるっていうのは、
もちろんMKBHDさんとしても多分、
自分が持つ責任っていうのを理解しているはずなので、
ただそれは必ずしも褒めるっていうのが彼の役割ではないので、
基本的に彼の動画を見ているとほとんどの動画褒めてるんですよ。
他の商品は。
なので結構ネガティブなものを出すのって割とレアなんですけど、
だからこそ多分よりバズったっていうのもあると思うんですけど、
やっぱり今まで以上にザバージとか、
ウォールシティーズジャーナルとかニューヨークタイムズとか、
テイククランチとかそういうところよりも、
個人のひたすらこれしかやっていない、
こういうレビューしかしていない人のところにユーザーが集まるっていうところが重要だと思っていて、
だからこそこれは草野さんもいろいろポッドキャストでも話しているかもしれないし、
話していないかもしれないんですけど、
最近結構ティム・クックさんとか、
マーク・ザッカーバーグさんとかがテレビでインタビューを受けるよりも、
おそらくなんですけど、
より多くの時間をポッドキャスターとか、
YouTuberとかのチャンネルに出る時間が増えてるじゃないですか。
草野 みき
年始のテックニュースでもちょっと話しましたね。
宮武 徹郎
なんでこの現象ってやっぱりパワーバランスのシフトがすごい変わっていて、
別にそれがニューヨーク・タイムズとかザ・バージとかそういう会社も全然できると思うんですけど、
ただそのレベルのエキスパティーズが必要になってくるっていうところですね。
そのMKBHDさんとか、
そういういろんなガジェットレビュー以外もそうですけど、
そのぐらいのアテンションと信頼度を得られるメディア媒体を作らないといけなくなったっていうところだと思うんですよね。
草野 みき
メディアだとやっぱり複数人コンテンツを作る人がいると、
それぞれ思想が違うし、
結局一人のクリエイターだとしても持っていきたいナラティブは必ずあるので、
こういうふうに話したいとか、こういうふうに思わせたいっていう意図はあると思うので、
メディアだとやっぱり難しいのかな、
ポジショニングもあるし、
それぞれ思ってるライター編集者の人の気持ちは違うので、
それは統一するのは難しいですよね。
宮武 徹郎
そうですね。
昔のメディアも、例えばMKBHDさんと似たようなポジションの人って別にいたじゃないですか。
36:04
宮武 徹郎
テック系のレビュアーで言いますとウォルト・モスバーグさんとかめちゃくちゃ有名なテックレビュアーでしたし、
デイビッド・ボーグさんとかもそうでしたけど、
逆に言うとその2人が基本的に全部のものをレビューしてたので、
むしろ今のほうが健全なのかもしれないと思うんですよ。
草野 みき
それぞれ得意な分野があって。
宮武 徹郎
いろんなテックレビュアーがいるじゃないですか。
YouTubeとかいろんなところで。
別になんか、今、昔だともうウォルト・モスバーグさんの言葉しかなかったりするので、
むしろ業界を潰せたのって昔のほうが潰せたんじゃないかっていう。
草野 みき
確かに。でもテックももうちょっとバラエティがあるといいかもしれないですね。
なんかAI、ヒューメインもなんかそのプロダクトが悪かったっていうのもあると思うんですけど、
なんかじゃあそのでっかいテックガジェット系YouTuber、コンテンツクリエイターの人が、
やっぱAppleの発表会に行けるってめっちゃ嬉しいじゃないですか。
でもそのCMを批評したりとか、なんかプロダクトが良くなかったみたいなのって、
めちゃくちゃ言いづらいのかなっていうのも多いので。
宮武 徹郎
そういう招待された場合にっていうところですか?
草野 みき
されたりとか、そのなんていうか、Appleってなかなか批評するの難しい。
まあ元々いいプロダクトっていうのは大前提だし、私も好きなんですけど。
怖いですよね。
なんかそこは難しそうだなって思いました。
今回のその発表会で批評もあった、今までなかったから、
なんかすごくずっとプラスなことばっかりだったんですけど、
もし何かまたネガティブなことをしたときに、
そういうクリエイターの人とか、ずっとレビューしてきた人はどう反応するのかなっていうのはちょっと気になりますね。
宮武 徹郎
あとはなんか、ここはそのクリエイターだけではなくて、
メディア全般的に、メディア以外にも普通にSNS上でも同じだと思うんですけど、
やっぱり誰かがスタートするとみんな乗っかるっていうパターンは多いので、
なのでそこも良い場合もあれば悪い場合もあるっていうところで、
例えば今回のそのiPadのCMの批判とかに関しては、
誰かが多分、これってなんか微妙なんじゃないかっていうのを言えたことによって、
いろんな人が同じ意見、僕もそうだったと思うんですよっていうのを言えたっていうのはすごい大事かなと思うんですけど、
だからこそ、より多くのレビュアーがいると、誰かがそれを言えるチャンスが高まるかなと思うんですけど、
ただ同時に、誰も言わなくなると本当に誰も言わないっていう、そこそこのみんなコピーしあったりしちゃうので、
39:07
宮武 徹郎
それはメディア業界の悪いところでもあるかなと思いますよね。
草野 みき
だからこそ、そのMKHBさんがなんかこう、言語をせずに批判していく、
その良いものは良い、悪いものはなんかちょっと良くなかったっていうスタンス取ってくれるのはすごく、
分かってクリエイターというかには嬉しいですよね。
ありがたいというか、姿勢はすごくいいなと思います。
宮武 徹郎
うまくそういう人たちがどんどん増えていくといいかなと思っていて、
ここの、より信頼されるエキスパートメディアはどういうところに出てくるのかというと、
もちろんYouTubeとかそういうのもあると思うんですけど、やっぱりポッドキャストってすごい強いなって思いますよね。
これって実は数字でも、データでもそれを表していて、
さっき39%のアメリカ人がメディアを全く信頼しないっていう話をしたじゃないですか、
ポッドキャストでニュースを聞いた場合に、何割が基本的に正確だと思っているかっていう調査をPU研究所がやったんですけど、
87%のアメリカ人がポッドキャストでニュースを聞いた場合は、基本的に正確だろうっていうのを言ってた。
草野 みき
高い。
宮武 徹郎
めちゃくちゃ高いですよね。
草野 みき
声だし、そうですよね、人が飼い出していると。
宮武 徹郎
しかも、ポッドキャストでしか聞けなかったような情報、他のメディアでは聞けなかったり見れない情報っていうのも結構あるっていうのを言っていて、そのアンケートでは。
ニュースに関してですか?
ニュースです。
73%のアメリカ人は少なくともたまにそれは起きています。
30%のアメリカ人は常にポッドキャストでユニークなニュースを聞いています。
なんかここは個人的にすごい、我々も基本的にポッドキャストやってるからこそより多分面白いと思ってるんですけど、これによってすごい面白い現象が一つ起きてると思っていて、それがフェイクポッドキャストがめちゃくちゃ増えてるっていう。
草野 みき
面白い。
宮武 徹郎
これは2つパターンがあるんですけど、フェイクポッドキャスト広告っていうのがあって、これはTikTokとかShortsとかReelsで、ポッドキャスト風のバックグラウンド、マイクを持ちながら何か商品を宣伝するっていう、でもポッドキャストじゃないんですよ。
42:17
草野 みき
賢いですね。
宮武 徹郎
めちゃくちゃ賢いですよね。
草野 みき
ポッドキャストのショート動画風の広告ってことですよね。
宮武 徹郎
なので、我々のポッドキャストって今YouTubeでもビデオポッドキャスト化してますけど、うちらの画面上みたいな感じで、一人の役者がカメラ目線ではなくて、ちょっと横向いていて、マイクの前で多分ヘッドフォンとかしながら、
いわゆる他の人を見てるような感じにしていて、場合によっては後ろにちょっとネオンサインみたいな、よくあるじゃないですか、ポッドキャストとかですと。
普通に会話してる中で、最近自分が使っためちゃくちゃいい商品があるんですよみたいなことを知れって言うっていう。
草野 みき
それアリなんですか?
多分、ハッシュタグ広告って入れたらアリなんじゃないですか。
すごい抜け穴だな。
宮武 徹郎
本当そうですよね。我々もやりましょうか。
草野 みき
その中で信頼度落ちますけど。
宮武 徹郎
めちゃくちゃ落ちますよね。
これ実際、いろいろフリーランス系のサイトに行くと、これの募集をしてる人、これを役者人がこれできますよっていうのを出してるんですよ。
1分間の広告で195ドル、3万円ぐらいですかね、日本円で言うと。
出してくれるっていうところで、結構最近ですと多くのブランドがお願いしてるらしいので、
それで結構月次で数百万円ぐらい儲かる人たちもいるらしいです。
草野 みき
うわー、ちょっとそれはすごい、なんか増えないでほしいですね、もし日本であったら。
宮武 徹郎
確かに、ポッドキャストの信頼度がめちゃくちゃ落ちますからね。
草野 みき
やっぱりでもポッドキャスト、音声だけでもそうですけど、なんか人が喋ってるのって情報量めちゃくちゃあるじゃないですか。
だからなんかリアルに感じますよね。
宮武 徹郎
そうですね。
草野 みき
その人が本当のこと言ってるのかどうかって、役者さんだったら余計わかんないですよね。
宮武 徹郎
わかんないし、やっぱポッドキャストですとやっぱ長尺ですし、長尺だからこそより本音を言ったりとか、よりそういう場でもよくあったりするので、
だからこそ多分より信頼されるかなと思うんですけど、
公告以外にも普通にコンテンツクリエイターとして、ポッドキャスト運営していないのに、ポッドキャスト風のショートフォーム動画めちゃくちゃ上げる人とかっているんですよ。
45:13
草野 みき
それはさっきのとまた違う。
宮武 徹郎
さっきのは公告なので、今回は公告じゃないんですよ。
単純に自分のコンテンツをバズらせるために、ポッドキャスト風に撮ってるだけなんですよ。
でもそれは確か日本でもあるかもしれないですね。
草野 みき
対話っぽい感じだけど、実際ポッドキャストはやってなくてショーツだけみたいな、TikTokだけみたいな、それはなんとなく全然いい気がするんですけど、
公告はすごい話ですね。
宮武 徹郎
なかなか面白いですよね。
草野 みき
なかなか、ポッドキャスト、でもなんかアメリカってそのThe Dailyっていうニューヨークタイムズがやってる番組とか、
あとアメリカンライフみたいなポッドキャストあるじゃないですか。
アメリカンライフ。
ライフインアメリカかアメリカンライフみたいな、結構なんていうか。
宮武 徹郎
それもニューヨークタイムズですか?
草野 みき
それはまた別なんですけど、でもThe Dailyとかも1時間以上あったりとかして、
ニューストピックではあるけど、割とそれをディスカッションしたり、長めのトピックを話してるので、
そういうところから、そういう新しい発見とか、そのニュースが本当だろうなっていうふうに思うだろうなって思います。
ちょっと日本のニュース系ポッドキャストとちょっと違うパターンもあるので。
宮武 徹郎
確かに全般的に見るとアメリカの方が長いですよね、基本的にポッドキャストって。
草野 みき
ヘッドラインだけ話すCNNとかありますけど、めっちゃ長いニュース番組とかありますもんね。
宮武 徹郎
今回はこれで一回終わらせたいと思うんですけど、
やっぱりいろんな形で今の既存のメディアってディスラップされているなと思っていて、
新しい起業家、スタート業界だと起業家になるんですけど、ニュース業界だと起業家ももちろんいるんですけど、
どちらかというとクリエイターとか新しいエキスパートっていうのが出てきていると思っていて、
やっぱり今までの形とすごい変わったのが、インターネットによってディストリビーションチャンネルをメディアが抱えてたかどうかっていうところ。
そこが今も抱えてない状況になっちゃってるので。
だからこそ新しい人たちが入れるようになって、最初はアテンションの戦いだったんですけど、
そこもどんどんアテンションを取りすぎるようになってしまうとクリックベイトコンテンツがどんどん流行って、
それでアテンションと信頼の戦いになってきたと思うので、
48:03
宮武 徹郎
来週はこれといわゆる似たような話なんですけど、スポーツに特化したところで話したいと思うんですけど、
スポーツ業界でもやっぱり新しいエキスパートメディアがどんどん立ち上がってるっていうところですね。
草野 みき
なんか昔思ったのが、バージルアブロのピューリストとツーリスト、純粋主義と観光客みたいな分け方あるじゃないですか、
めちゃものしいファンみたいな、ちゃんとしたファンっていうか、ものしいクロートの人と、それが好きなファンみたいな好奇心、どちらかというと素人っていうか、
なんかそれの間みたいな人だなと思ったんですよね、そういう人たちって。
めちゃくちゃ詳しいけど、それを実際に使ったりとかしてなくて、死ぬほど詳しいけど、なんか素人でもないし、でも客観的な目線では見ていて、
実際にそれをサービスだったりとか使ってないけど、それこそなんていうかプロフェッショナルっていうか、コアなめちゃくちゃそれについてめっちゃ知ってるみたいな、
それを繋げる人っていう存在なのかもしれないし、別のカデコになるのかなとか、一瞬思ったことがあったんですけど、何でもないです。
宮武 徹郎
でもその例えてすごい正しいなと思っていて、多分何が起きたかというと、今、昔のメディア、本当に昔のメディアって最初は多分エキスパートっていうか、そもそもパブリックが情報がなかったので、
情報を与えるだけで十分だった時代があったんですよ。で、その後に何が起きたかっていうと、消費者側の中でエキスパート、いわゆるその分野に詳しい人たちがどんどん出てきたんですよね。
その分野の仕事をしたりとか。で、その人たち向けのメディアがどんどんなくなっていったんですよね。で、なぜかというと、よりマス向けになると、よりツアリスト向けにしないといけないので、そうするとエンタメ要素を入れないといけないっていう。
でも、もちろんエキスパート向けにはエンタメ要素って入れられるんですけど、よりニッチなものなので、広告モデルがそこにそもそもフィットしないっていうところもあったりするんですけど、
ただ、インターネットになるとそのニッチだとしてもエキスパートでいっぱい実はいたりする分野もあったりするので、なんでそこに向けてのちょうどその間に立つような人たちが必要になってきたんじゃないかなっていうふうに思いますね。
草野 みき
そうですね。じゃあ、そんな感じで後半はまた来週ということで、今回も聞いていただきありがとうございました。気になった方はofftopic.jpのフォローお願いします。
51:08
草野 みき
YouTubeとSpotifyでもビデオポッドキャストやっているので、ぜひそれもチェックしてみてください。そしてメンバーシッププログラムもofftopic.clubでノートやっているので、それも概覧から見てみてください。
それではまた次回お会いしましょう。さよなら。