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宮武 徹郎
皆さん、こんにちは。草野美希です。 宮武哲郎です。
草野 みき
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報をイルークかぼれしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、平均メディア時代の終わりと新エキスパートメディアについて話していきたいと思います。
宮武 徹郎
はい、今日は引き続き、最近Off Topicだとメディア系の話が多い気がするんですけど、
引き続きメディアの話をしたいなっていうところでして、
今週と来週にかけてメディアの話を引き続きするんですけど、
それをしたかったきっかけが、2つのイベントがあって、
1つが今週話す、あるYouTuberがあるAIウェアブル企業のレビューをしたときに話題になったという話と、
来週に関しては、数ヶ月前にローンチした新しいスポーツ系のポッドキャストが出てきたので、
その2つのイベントがきっかけで、今回このメディア関連の話をしたかったんですけど、
そこの相関性がないみたいな話もあるかもしれないんですけど、
個人的にはこれが今のメディアの状態を表しているなっていうところで、
基本的に話す内容はこのタイトル通り、平均的なメディアの時代が終わるっていうところと、
新しいエキスパートメディアっていう形がどんどん出てくるんじゃないかっていうところではありますと。
今日に関しては、ちょっとだけ暗い話いろいろしちゃうかもしれないんですけど、
メディア業界にとっては。ただ、進化してるっていう意味合いで個人的にはいいと思ってるんですけど、
いろいろディスラプションが起きているっていうところでして、
例えば、新聞企業に関していきますと、
事業がより難しくなったっていう話ではなくて、
今、生き残れない状況まで落ちてるかなと思っていて。
草野 みき
そうですね。
宮武 徹郎
結局、もちろん記事単位によってだいぶクオリティとかも変わるんですけど、
基本的には一番いいコンテンツを必ずしも新聞社が持ってるわけではないですし、
もともとパーソナライズされたコンテンツでもないですし、
しかも読者層についてそこまで理解してなかったり、
いわゆるそこのデータがなかったりすることが多かったりするので、
しかもビジネス側でいきますと、
宮武 徹郎
残念ながら広告主に関しては、
ジャーナリズムを支援したいから広告を出すっていう考えにはいかないので、
なので、その広告主からも切り離されている状況ではあります。
一部のメディアはGoogleとかFacebookに対して批判してたりするんですけど、
メディアの広告売り上げを奪い取ってるんじゃないかと。
ただ個人的にはGoogleとFacebookって一番フェアな戦い方をしたのかなと思っていて、
一番ユーザーを集めた会社なので、
なので広告売り上げがそこから取られて、
Facebook、Googleに移行するっていうのは、
それは割とフェアな勝負の中でメディア企業が負けた戦いなのかなっていうふうには個人的に思っています。
もちろん、それによって多くのめちゃくちゃいいメディアの組織がなくなっている事実はあったりするんですけど、
ただ、このシフトによってニュースメディア自体が終わったわけではないじゃないですか。
草野 みき
そうですね、ニューヨークタイムズとか全然人気ですし、まだまだテレビとか。
宮武 徹郎
むしろ、次の新しい時代を切り開いているプレイヤーも出てきていますし、
新しい形のニュースメディアっていうのがどんどん出てきているかなと思っているので、
先々週ぐらいに話したニュータイムズとかだったと思うんですけど、
インターネットが全部を変えた大きなきっかけとなると思うんですけど、
今までの新聞業界と比較して、インターネットによってメディアの形が三つの大きな要因で変わっていると思っていて、
それがまず、ディストリビューションが無料になったっていうところがまず一つありますよね。
本当にミニマルの努力で自分のコンテンツを出せるようになったと。
2つ目が、タム、いわゆる市場規模がかなり変わりました。
その理由としては、3つ目の要因であるリーチが圧倒的にインターネットによって大きくなったというところですね。
いわゆる地域限定ではないというところで、メールネスとかによってどんどん多くの人に届けられるようになったと。
比較すると、ニューヨークタイムズが最初にローンチしたタイミングで、最初の1年間。
スタートはもちろんニューヨークからスタートしているので、当時は50万人ぐらいの人口がいた中で、
2.6万人が購読してくれていた。しかも最初にローンチするまでに、たぶん50系ぐらいのコストがかかっていて、
宮武 徹郎
ただ何が変わるかっていうと、消費されるものが変わってくるので、それによってベルカーブが最終的に変わるんですよ。
今までですと、やっぱりディストリビューションが無料じゃなかったからこそ、平均的なメディアだったとしても読まないといけなかったんですよ。
例えば東京でもニューヨークでもボストンでもどこでもいいですけど、そこの地域のものを読むっていうのが普通だった。
むしろ例えばカナダの新聞を読むっていうのはすごい難しかったりしてたので、
基本的にユーザーは選べなかったんですよ。
でも選べるような時代に今なった中で、なぜわざわざ平均的なメディアを読むのかっていうところになるんですよ。読まないじゃないですか。
草野 みき
そうですね。今より海外のメディアを見る人増えたのかな。
日本で翻訳されたものを読むっていうより直接見に行く人も増えたりとか、
それこそ現地の話は現地の人に発信してるからそっち見るみたいなのはありますよね。
宮武 徹郎
なので場合によっては平均的なメディアをどこで読むかっていうと美容室の待合室とかわかんないですけど、
そういうところで置いてある雑誌とかを時間暇つぶしに見るかみたいなことになるかもしれないですけど、
今はもうスマホ持ってるので、多分自分の好きなメディアを自分の都合のいい時間帯で読むっていうことになった場合には、
基本的にベルカーブ型の形で消費量はそんな感じにならないんですよ。
草野 みき
雑誌は平均的なメディアに入るんですか?
宮武 徹郎
全部はもちろんそうではないですけど、一般的に置いてあるもののほとんどは平均。
特にアメリカの場合ですよ。日本だとちょっとわかんないですけど。
アメリカの場合ですとそうでして、そうなると消費されるものがどういうものになるかというと、
基本的にめちゃくちゃコンテンツがいいもの。それがほとんどのメディアは当てはまらない。
そうするともう少しパワーロー的な感覚値で、いいものがより消費されて、しかも消費されるだけではなくてより共有されるので、
それでさらに読まれるっていうもので、いっぱいメディアが出てくる可能性はあるんですけど、
ロングテールがたぶん伸びながらよりパワーロー的な立ち位置になると。
結局そこのパワー、いわゆるより読まれる方にどうなるのかっていう一つのやり方でいきますと、
その業界、そのトピックのエキスパートになることでして、だからこそよりエキスパートメディアみたいな需要が今後高まるんじゃないかなっていうふうに思ってるんですよね。
宮武 徹郎
で、その中で一人、マクサナさんもいろいろテックスイッターで見てたと思うんですけど、ちょっと話題になってたのが、
MKBHD っていうマーケス・ブラウンディさんっていうYouTuberがいるんですけど、
彼はガジェット系のレビューアーですね。
彼が最近、Humane っていう AI ウェアラブル ビームをレビューしていて、
そこに対してちょっといろいろ、結構話題になってたんですけど、
ちょっと背景だけ話すと、Humane がちょうど1年ぐらい前ですかね、
TED トークで彼らが作っているAI ウェアラブルデバイスを紹介して、
いわゆる画面なし、いわゆるスマホみたいな画面を見ないで、
より今の世界に集中しながらコンピューティングデバイスを扱えるんじゃないかという話をしていたときには、
多くのメディアが多分、本当にできるのかみたいな、ちょっと懸念してたと思うんですけど、
我々も去年、ここの話はいろいろして、ようやく今年、Humane の AI ピンが出たんですけど、
正直、ほとんどのレビューはあまり良くはなかった。
草野さんも見ました?レビュー動画とか。
草野 みき
そうですね。ちょっと難しいですよね。まだまだかなっていうのはありますけど、
プロダクトのデザインとか結構好きですけど、個人的には。
宮武 徹郎
ニューヨーク・タイムズからザ・バージュからウォーチュリッド・ジャーナルまで、
基本的によりポジティブっていうよりもよりネガティブなレビューが多くて、
その中の一つのレビューとして、マークス・ブラウンリーさん、MKBHD さんが、
YouTube 動画のレビューを出して、かなりレビュー自体はかなり細かくしていたと思います。
今、これがファースト・ジェネレーションのプロダクトで、
こういう新しいフォーム・ファクターをヒューマンがやっているけど、
正直、彼がいろいろ試したデバイスの中だと全然ダメだという話をしていました。
結構ネガティブなレビューでしたし、彼のYouTube のタイトルが、
The Worst Product I've Ever Reviewed For Now だったので、かなりネガティブなレビュータイトルもつけていると。
その動画が出た時に、結構テック業界の中で、マークス・ブラウンリーさんも見たと思うんですけど、
このレビューは良くないんじゃないかと。
草野 みき
厳しすぎ。
宮武 徹郎
厳しすぎっていうところもありますし、
そもそもこのレビューが出たらヒューメインが終わっちゃうんじゃないかとか、
宮武 徹郎
テック系のレビュアーで言いますとウォルト・モスバーグさんとかめちゃくちゃ有名なテックレビュアーでしたし、
デイビッド・ボーグさんとかもそうでしたけど、
逆に言うとその2人が基本的に全部のものをレビューしてたので、
むしろ今のほうが健全なのかもしれないと思うんですよ。
草野 みき
それぞれ得意な分野があって。
宮武 徹郎
いろんなテックレビュアーがいるじゃないですか。
YouTubeとかいろんなところで。
別になんか、今、昔だともうウォルト・モスバーグさんの言葉しかなかったりするので、
むしろ業界を潰せたのって昔のほうが潰せたんじゃないかっていう。
草野 みき
確かに。でもテックももうちょっとバラエティがあるといいかもしれないですね。
なんかAI、ヒューメインもなんかそのプロダクトが悪かったっていうのもあると思うんですけど、
なんかじゃあそのでっかいテックガジェット系YouTuber、コンテンツクリエイターの人が、
やっぱAppleの発表会に行けるってめっちゃ嬉しいじゃないですか。
でもそのCMを批評したりとか、なんかプロダクトが良くなかったみたいなのって、
めちゃくちゃ言いづらいのかなっていうのも多いので。
宮武 徹郎
そういう招待された場合にっていうところですか?
草野 みき
されたりとか、そのなんていうか、Appleってなかなか批評するの難しい。
まあ元々いいプロダクトっていうのは大前提だし、私も好きなんですけど。
怖いですよね。
なんかそこは難しそうだなって思いました。
今回のその発表会で批評もあった、今までなかったから、
なんかすごくずっとプラスなことばっかりだったんですけど、
もし何かまたネガティブなことをしたときに、
そういうクリエイターの人とか、ずっとレビューしてきた人はどう反応するのかなっていうのはちょっと気になりますね。
宮武 徹郎
あとはなんか、ここはそのクリエイターだけではなくて、
メディア全般的に、メディア以外にも普通にSNS上でも同じだと思うんですけど、
やっぱり誰かがスタートするとみんな乗っかるっていうパターンは多いので、
なのでそこも良い場合もあれば悪い場合もあるっていうところで、
例えば今回のそのiPadのCMの批判とかに関しては、
誰かが多分、これってなんか微妙なんじゃないかっていうのを言えたことによって、
いろんな人が同じ意見、僕もそうだったと思うんですよっていうのを言えたっていうのはすごい大事かなと思うんですけど、
だからこそ、より多くのレビュアーがいると、誰かがそれを言えるチャンスが高まるかなと思うんですけど、
ただ同時に、誰も言わなくなると本当に誰も言わないっていう、そこそこのみんなコピーしあったりしちゃうので、