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【雑談回】ニューヨーク調査報告、We-Beingプロジェクト、ネイサン・フィールダーの『You Can See Everything』まで〖2020s #15〗
2026-10-29 54:05

【雑談回】ニューヨーク調査報告、We-Beingプロジェクト、ネイサン・フィールダーの『You Can See Everything』まで〖2020s #15〗

番組初の雑談回。柳澤さんのニューヨーク調査から見えてくる伝統的なカトリック教会に戻る若きエリートの姿や、デサイロも参画するコクヨ「We-Being」プロジェクトで語られた、現代における「私たち性」を考える意義、ネイサン・フィールダーの新作『You Can See Everything』から読み解く2020年代らしさについて、ざっくばらんに議論しました。(岡田)


初めての雑談回。ニューヨーク調査を振り返る/柳澤さん初の単著『ポップカルチャーと聖性』が発売!/「We-Being(わたしたちの間に宿るウェルビーイング)」を探求&実装するプロジェクト/職場の共通記憶と、宗教の儀式がつなぐ人と人/リモートワークとAIで薄れる、職場の中での「わたしたち」という感覚/個人と国家の間の共同体を問う「共通善」の議論は、職場にもつながる?/シリコンバレーも宗教も会社も「運動体」として見る/ニューヨークのカトリック教会に集まる、テック・金融の若きエリートたち/不安定な世界で、長く続いてきた教会の教義と構造に頼りたい/民主社会主義を掲げるマムダニの支持者と、教会に向かう若者の共通点/「プロテスタントは個人主義的すぎる」という声/Z世代が求める「オーセンティシティ(本物らしさ)」/教会への回帰は、単に若者の「保守化」なのか/反リベラルな文化の拠点、ダイムズ・スクエアと教会のつながり/ナイトクラブで遊び、ミサにも通う若者たち/神父の仮説「LLM(大規模言語モデル)はカトリックに有利」/ピーター・ティール周辺の宣教団体に、知らぬ間に推薦されていた教会/バチカンとAnthropicで異なる、AIの知性と主体性の捉え方/AIにも福祉が必要? 機械意識をめぐる議論/カナダのコメディアン、ネイサン・フィールダーはなぜ2020年代的なのか/血液数滴で検査できると謳ったセラノスの創業者、エリザベス・ホームズを撮る/『リハーサル』は、子育てまで事前に練習する/撮っている本人も含めて「みんながちょっとずつおかしい」/コメディアンのアジズ・アンサリ『マスター・オブ・ゼロ』が描く、多様性と選べないミレニアル世代/価値観のよりどころが見えやすかった2010年代から、何が本当かを問い直す2020年代へ


▼「2020s-twenty-twenties-」とは

2020年代を形づくる思想やアイデアとは何か?

テックから哲学、カルチャーまでを横断し、「思想がリアルポリティクスを動かす時代」に迫っていくPodcast番組。AIや防衛産業が立ち上がる米国テクノロジー業界の世界観や価値観を検証し、その戦略に「巻き込まれざるを得ない私たち」にはどのような選択肢や可能性があるのか? 哲学者の柳澤田実と、デサイロ代表の岡田弘太郎が、時にはゲストを招きつつ率直に話し合います。


▼出演

柳澤田実

1973年ニューヨーク生まれ。関西学院大学神学部准教授。東京大学総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)、宗教を中心に文化的背景とマインドセットについて研究している。最近の関心テーマは米国テックの右傾化、若者のキリスト教回帰と少子化の関係。

https://x.com/tami_yanagisawa


岡田弘太郎

1994年東京生まれ。人文・社会科学分野の研究者と協働し、イノベーション創出や新たなる社会制度の提案を行う一般社団法人デサイロ代表理事。最近の関心は、エディターとしては「いま最も重要なテーマを提示すること」。デサイロ代表としては「持続可能な知のエコシステムを構築すること」。個人的には「東京という都市をもっと面白くすること」。

https://x.com/ktrokd


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▼参考作品


ネイサン・フィールダー、ランス・オッペンハイム監督『You Can See Everything』A24、2026年


ネイサン・フィールダー『ネイサン・フォー・ユー(Nathan for You)』Comedy Central、2013〜2017年


ネイサン・フィールダー『リハーサル(The Rehearsal)』HBO、2022年〜


ネイサン・フィールダー、ベニー・サフディ『ザ・カース(The Curse)』Showtime、2023〜2024年


『ドロップアウト〜シリコンバレーを騙した女(The Dropout)』Hulu、2022年


『シリコンバレー(Silicon Valley)』HBO、2014〜2019年


アジズ・アンサリ、アラン・ヤン『マスター・オブ・ゼロ(Master of None)』Netflix、2015〜2021年


▼参考文献


柳澤田実『ポップカルチャーと聖性』blueprint、2026年10月


ターニャ・M・ラーマン(柳澤田実訳)『リアル・メイキング──いかにして「神」は現実となるのか』慶應義塾大学出版会、2024年11月


ジョン・キャリールー(関美和・櫻井祐子訳)『BAD BLOOD シリコンバレー最大の捏造スキャンダル 全真相』集英社、2021年2月


ピーター・ティール、ブレイク・マスターズ(関美和訳)『ゼロ・トゥ・ワン──君はゼロから何を生み出せるか』NHK出版、2014年9月


パトリック・J・デニーン(角敦子訳、会田弘継解説)『リベラリズムからの体制転換 ポストリベラルと共通善保守主義』東洋経済新報社、2026年9月


パトリック・J・デニーン(角敦子訳)『リベラリズムはなぜ失敗したのか』原書房、2019年11月


ローマ教皇レオ14世 回勅『Magnifica Humanitas』2026年5月


ジョセフ・ヘンリック(今西康子訳)『文化がヒトを進化させた──人類の繁栄と〈文化-遺伝子革命〉』白揚社、2019年7月


内田由紀子『これからの幸福について──文化的幸福観のすすめ』新曜社、2020年5月


▼参考URL


【We-Being Dialogue #1】職場に「私たち」という感覚をどう立ち上げるか?──記憶・余白・推し活から考える、組織とワークプレイスの未来https://desilo.substack.com/p/we-being-dialogue-1


「わたしたち」から働く幸せを考える〜We-Being Radio〜

https://open.spotify.com/show/5VWxfXcHMUxOAekmZSoJBc


PIVOT「【米Z世代が熱狂する極右インフルエンサー】ニック・フエンテスはなぜ人気?/トランプの『裏切り』の代償/若者が直面する生きづらさは左右を超える/中間選挙で民主党支持を訴える謎」

https://www.youtube.com/watch?v=Xff6AbKiTXo

「アメリカで深まる政治的分断...SNSで加速?なぜ対話を避ける?哲学者・朱喜哲&宗教学者・柳澤田実と考える『分断社会』を乗り越える方法」ABEMA Prime、2026年9月29日放送

https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p7489


柳澤田実「【連載】柳澤田実 ポップカルチャーと『聖なる価値』 第五回 カトリック回帰と前衛:ロザリア、ダイムズ・スクエア・シーン、ウォーホル」リアルサウンド ブック、2026年2月6日

https://realsound.jp/book/2026/02/post-2296507.html


Elizabeth Dias「Religious Scholars Met With Anthropic. What They Heard Stunned Them.」The New York Times、2026年9月29

https://www.nytimes.com/2026/09/29/us/anthropic-claude-morals-ai.html


意識研「マシンは意識を持つか?:機械意識 "マシン・コンシャスネス"の現状」https://note.com/ishiki_ken/n/n0c7b33d44564

注1:

「セントルーカス」と言っている大聖堂は、正しくは聖パトリック大聖堂(Basilica of St. Patrick’s Old Cathedral)になります。


注2:

ネイサン・フィールダーとランス・オッペンハイムの共同監督によるドキュメンタリー作品『You Can See Everything』の撮影時期は、 「ホームズが逮捕される直前」ではなく、2023年5月30日に収監される34日前です。ホームズは2018年に起訴され、2022年に有罪判決を受けました。共謀と詐欺の罪による11年の刑で服役中です。本編で触れた「収監後」の部分は、出所後の撮影ではありません。収監後もエヴァンスの撮影を続け、ホームズ本人とは2025年まで連絡を取り続けたものです。

▼クレジット

イラスト:髙橋あゆみ

ロゴデザイン:畑ユリエ

企画・制作:一般社団法人デサイロ

└リサーチ:古島海

収録:Unknown Unknown

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