1. ワンオペワーママのぞみの「それでも前を向く」
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2023-04-29 12:21

#06 華々しくはないけれど、犠牲者でもないワンオペママのキャリア選択

ワンオペ会社員ワーママならではのもやもやや、気づきを言葉にすることで、聞いている方と一緒に少し前向きになっていく番組です。

キラキラした華々しいキャリア選択を取れるわけではない、キャリアダウンに見える選択を取るしかないときもある。それでも自分のキャリアは確実に豊かになっていく、というお話をしています。

#ワンオペママ #キャリア


パーソナリティ:伊藤希美 → Twitter note

小1の壁についての記事はこちら https://note.com/nozomi_itoh/n/n7c3d887cc705

エピソード中ご紹介した書籍はこちらです「働き方の哲学 -360度の視点で仕事を考える-」

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ワンオペワーママのぞみのそれでも前を向く、このポッドキャストは、ワンオペ育児会社員ワーママの私が、ワンオペ育児とも働きならではの悩みやもやもや、気づきを共有しながら、聞いてくださっている皆さんと一緒に少し前向きになっていく番組です。
おはようございます、Nozomi Itohです。いよいよゴールデンウィークですね。
ゴールデンウィーク前はなかなかお仕事バタバタになっちゃって大変じゃないですか?
私先週末からですね、仕事もバタバタもあったんですけど、子供から風邪をもらってしまいまして、なんとなく声が出なくなってしまったりとかですね。
まあ今は何とか回復してきて、こうしてポッドキャストも撮れてますし、無事にお休みに入ることができました。
4月もね、今日で最後の土曜日ですから、この4月から新しい生活が始まった方もいらっしゃいますし、ゆっくり疲れ癒やしていきましょう。
さて、今日は花話しくはないけれど犠牲者でもない、ワンオペママのキャリア選択というテーマでお話ししたいと思います。
メディアで子育て中のママのキャリアについて取り上げる時、ママでも責任ある立場に抜擢されてとか、子供も一緒に海外留学とか、朝5時に起きて子供のお弁当作りから家事から仕事から全部こなすスーパーウーマンとかですね。
そういう印象ないですか?メディアで取り上げるママたちの印象ですね。
私結構そういう記事読んじゃうんですけど、励まされることももちろんあるし、そういう方がいらっしゃるっていうことはすごく素晴らしいなぁと思う一方で、
自分は全然そんなスーパーウーマンにはなれないなぁみたいな感じで圧倒されたりとか、自分でダメなのかなぁみたいにちょっとへこむようなこともありました。
そもそも子供がいて、しかもワンオペ気味だと必ずしもかなばらしいキャリアアップの選択ばかりを取れるわけじゃないと思うんですよね。
そして多分まだまだ逆の選択を取るしかないっていうこともあると思います。
私自身、家族がきっかけになって一見キャリアダウンにも見えるような選択を2回しています。
1度目は転職で、2度目は時短です。
私最初ですね、東京の大手コンサルティング会社に勤めていまして、
アシスタント、リーダー、そしてマネージャーとかですね、海外留学とか事業企画に転職とかですね、
そういうキャリアパスを描いて就職した感じです。
階段を上がっていくような感じで職業人生って進んでいくんだなぁみたいなイメージも持っていました。
私自身もアシスタント的な仕事から始まって、
徐々にプロジェクトリーダーを任されたり、やりたいなと思ってた国のお仕事ができたり、
階段を上っていったところはあったんじゃないかなと思うんですけど、
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そんな中ですね、3年目に差し掛かったあたりで、
夫の転勤というか就職が決まりまして、彼が静岡に勤めることになったんです。
静岡って場所がですね、絶妙で、今ならリモート枠が当たり前なんで、
どこでも悩むことなく働き続けられるのかもしれないんですが、
当時はね、まだズーム会議とかそういう当たり前にはなってなくて、
お客さん先に行って打ち合わせするとかが普通だったんですね。
なので、静岡なの?北海道とかだったらもう、やめてついていくしかないなと思ってたんですけど、
静岡ってなると、これはどうするの?辞めるの?どこに住むの?みたいにすごく悩みました。
静岡だとですね、仕事を続ける選択肢もあったんですよね。
新幹線で通えなくもないとか、週末婚的に夫の方が帰ってくる形にするかとか、
でもですね、子供が生まれたらどうするんだとかですね、サステイナブルなのか?みたいなことも考えましたし、
一方で辞めるっていう選択を取るとしたら、順調と言えるほどじゃないですけど、
頑張ってきてできるようになってきたこととか、このキャリアっていうものが一回途切れちゃうんじゃないかとかですね、
お給料も減るよなとかですね、そういうこともやっぱり気になってしまいました。
家族や友人にもいろいろ相談したんですけど、自分の中に迷いのない、これが正解だ!みたいなものはですね、全然見つからなくて、
でも自分にとって子供は欲しいなっていうのは揺るぎない思いがあったので、
物理的に家族が離れてるっていうのがあんまり自分にとってしっくりこなかったっていうことと、
うすうすこのコンサルタントっていう職業にですね、私自身本質的に向いてないよなっていうことも気づいていて、
長時間労働に長距離通勤を掛け合わせて続けていくのも、それもあんまり想像ができないなと思ったので、
結局辞めて静岡についていくというような結論を出しました。これが一度目のキャリアダウンに見える選択ですね。
2度目の選択はですね、つい最近です。昨年の12月から私、時短勤務になったんですけど、そのことですね。
私現在はですね、とあるスタートアップ、ベンチャー企業で働いてるんですけど、
昨年1年間は小一の壁というものにですね、見事にはまりまして、とっても苦しかったんですね。
その内容についてはまたあのポッドキャストでも話してみたいなとも思いますし、ノートにまとめてあるので概要欄に貼りますので、よかったら読んでください。
私の会社はすごく働き方が柔軟でありがたいことに、なので子育て中の方もほとんどがフルタイムで働いている状態なんですね。
皆さん、当時の私も含めて、子供が起きる前とか寝た後に一部仕事を回すことで両立されていらっしゃったと。
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ただですね、小一の壁に悩むワンオペ育児の私にとってですね、その環境が結構自分の心身も圧迫することにつながってしまったんですね。
時短に変えるっていうことをですね、上司から提案されたりとかした時に、お給料結構下がるなぁみたいなことと、
とはいえ仕事でやりたいこととかもあったし、自分のこれから先のキャリアどうなるんだろうみたいなところもあってですね、この選択するのも結構悩みました。
あとですね、また私が仕事を調整するのか家族のために、みたいな気持ちもゼロではなかったです。
ですが、結局子供の状態と自分の状態を考えてこれを整えるってなった時に、私が仕事を一旦減らすっていうのが一番いい選択肢だなと思ったので、最終的には時短に変える決断をしました。
どちらの決断もですね、当時すごく悩んだんですけど、やってみたらこうどうなっちゃうんだろうなぁみたいな心配してたことは、まあどうっていうことはなかったんですね。
周囲は結構応援してくれました。
転職と静岡への引っ越しはですね、周りもこう笑顔で送り出してくれましたけど、自分自身の経験の幅っていうのもすごく広がりましたし、素敵な方にも出会いましたし、
またこう、東京でコンサルタントですみたいな仕事をしていると気づけない視点とかですね、物の見え方、世界の見え方っていうのがやっぱり得られたんじゃないかなと思っています。
そして今の会社に入るきっかけにもなった転職になりました。
時短勤務はですね、新しい自分の仕事スタイルにつながってきてるなぁと思っていまして、私結構抱え込んでクオリティをどんどん上げたいみたいな、そういうタイプだったんですけど、どうしても物理的に時間がないので、自分とは違う強みを持ったチームのメンバーと協力し合うことで、こういうこともできるんだなぁみたいなことをですね、体感するようなことにもなっています。
そしてもちろん子供との会話も増えたり、子供のペースを取り入れた、前より取り入れた生活になってきていて良かったなと思っています。
あとこうしてやってみたかった音声配信をしているのも、時短で自分の時間と心に余裕が出てきたからじゃないかなと思います。
どちらも100%確信して納得してやったっていう決断では、当時の状態はそうじゃなかったんですけど、どちらも決断して今は本当に良かったなというふうに思っています。
キャリアって仕事人生とか職業人生の文脈で捉えられがちなんですけど、最近その概念をもっと広く捉えようという動きがあるそうです。
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以前も紹介した仕事の本、360度の視点で仕事を考える働き方の哲学っていう本によれば、
親とか子とか市民という仕事以外の立場がありますよね。そういう中でいろんな活動をする一人の人間にもいろんな役割があるんですけど、
その中で、行動とか経験の中で連鎖蓄積するすべてをキャリアとして捉えようっていう流れがあるそうです。
仕事のスタイルも多様化してますし、プライベートな体験から起業する方もいらっしゃったりするので、私もこの考え方はすごくしっくりきます。
そもそもキャリアっていうものの語源は、荷車、キャリアですね。あれだそうです。
人生を進んでいく上で、経験とか人脈とか、成功や失敗、感情、感動とか、そういった様々なものを得ながら、
それを全部荷車に積み込んでですね、また思いを抱いて未来へ進んでいく。
そしてその荷車の輪立ちが後ろにできているっていう風に考えると、
たとえ仕事を辞めたとしても、一見キャリアが途切れたり、キャリアダウンに見えるような選択をしたとしても、
そこで必ずですね、新しい経験を得たり感情を得たりするので、
その荷車の中身っていうのは確実に豊かになっているはずだなっていう風に、私は実体験も含めて思います。
なのでメディアによく取り上げられるね、花々しいワーママのキャリアとは違うので、
ともすると犠牲者になったみたいに見られたりとか、
私自身コンディションがあまり良くない時はそういう気持ちが出てこないことはないです、今でも。
だけどそういう時にはこの荷車のキャリアを思い出して、少し立ち止まってですね、
荷車を引いてきた今までの自分とか、その荷車に今乗っているものとかですね、
間違いなく、いろいろあるかもしれないけど進んできたその荷車の輪立ちを思い返してですね、
自分の意思でまたこの荷車の持ち手を握り直していきたいなというふうに思います。
というわけで、今日は花々しくはないけれど犠牲者でもないワンオペママのキャリア選択というテーマでお話ししてきました。
何か参考になることがあったら嬉しいなと思います。
今日も最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
今日からゴールデンウィークですね。
関東はお天気もいいようでお出かけするにも良さそうな感じです。
私は特に今回旅行やお出かけはしないで、
今日からの同日は実家に帰り、真ん中は仕事をして、
後半は近所のお友達の家に遊びに行くくらいの予定しかないんですけど、
ワンオペママには珍しく他の大人が家にいるとかそばにいるっていう時間になるので、
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普段はできないような時間の過ごし方ができたらいいなと思っています。
皆さんはどう過ごすんでしょうか。
お休みの方もそうでない方も素敵なゴールデンウィークを過ごしください。
お相手は伊藤臨でした。また来週。
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