こんにちは、Notable Radioへようこそ。MCのさえこです。
今日は、憧れの人を目指さないというテーマについてお話しします。
サブMCのリチャードです。この15分で、理想の自分を明確にするためのポイントやヒントを深掘りしていきます。
さあ、さえこさん。憧れの人を目指さないってことですけど、憧れの人がいた場合、目指しちゃダメなんですか?
憧れの人が、本当に100%自分と同じ人だったら、目指していいと思うんですけど、そんな人、世の中に存在しないくない?って思ってるのが、私の気持ちです。
自分を目指すっていうのは、その人にはなれないんだから、なろうとしてもしょうがないよって話してます?
その人にはなれないから、そう、なろうとしてもしょうがないし、あなたから見たその人は、100%その人のことをあなたが知ってるわけではないですよね。
職場の理想の先輩というか、職場のロールモデルみたいな人がいたとしても、その方が家庭でどんなことが来てるのかとか、会社を離れたところでどんなことが起きてるのかって、なかなか100%知り得ないから、
無理にその理想像を自分にも、そしてその人にも押し付けなくていいんじゃない?っていう気がしますね。
なるほどな。面白いな。
最近でも、そもそも職場に憧れる人いません?っていう人も多い気がするんですけど、ここら辺どうですか?
多いと思います。すごく多いと思う。
特に、私が直近で働いてたところは、その会社で一本で働いて上がっていく女性の先輩よりも、どっちかっていうと、その会社と副業で何かをして、自由に働いている人を憧れる若い方が多かったような印象がありますね。
そうなんですね。だから、見えてる部分以外のところに惹かれてる人が多いってこと?
そうだと思うし、あとは本当に単純にその会社で、完璧にその会社で100%働いてる人に対して憧れを持ちづらくなってるっていうのもそうだと思う。
なるほどね。昔はあったんですかね?この人に憧れて、この人みたいになりたいっていうことで。
あったのかな?ありました?リチャさん。ちなみに、商社で働いてた時とか。
いい質問ですね。もちろん。っていうよそ引きの回答ってわけじゃないんですけど、やっぱ入った時の10年目ぐらいの先輩とか、あの人みたいになるんだっていう話と、10年後、あの人、あんなに仕事ができるのに、あんな感じで怒られなきゃいけないの?みたいなことは思ってましたけど。
そういう意味では、慣れねーなーと思わされたというか。
慣れない。
あんなに頭よくないしとか、あんなに歌手強くないしとか、思っちゃったっていうのはあるかもしれないですけど、憧れの人と違うかもしれないけど、僕は2021年頃、大谷翔平に憧れて、自分のパフォーマンスがすごく高まった時期があるんですよ。
へー。
野球選手を目指したわけじゃないんですけど、日本だけじゃなくて、世界中の人に勇気を与える大谷翔平、素晴らしいなと。6個も7個も下なのに、なんて立派なんだと思って、こんなに素晴らしい若者がいて、一方で俺はどうだと。
こんなサラリーマンとしてしょぼくれて、こんなんじゃいられんぞと。だからいつか俺は大谷翔平とエレベーターで居合わせた時に、ちゃんと話ができる仕事をしようって思ったんですよ。
素敵。
大谷翔平さんは、エレシー1対1で話すことがあったら真剣に話を聞いてくれると思ったんですよ。
それに対して、自分の仕事を濁して説明するみたいなことはしたくないなと思って、私はこういうことをやってますよと。
胸を張って、説明できるような仕事ってどんなだろうっていうところからブレイクダウンして、目の前のことをやりきっていくみたいな日々を過ごした時期があるんですけども。
よく考えると、憧れてその人になりたいっていう話と全然違う話なんですね。
そうですね。その人になりたいってよりも、その人と並んでも恥じない自分でいたい。そっちなんでしょうね。
胸を張っていたいというか、そういう感覚で自分の憧れの人っていうのを設定したっていうのが一個ありますか。
うんうんうん。それすごくいいと思います。感覚的には私もそっちの方が近くて。
よく言われるロールモデルを作って、その人の生活とか、その人の仕事の仕方とか、価値観みたいなのを真似していこうって言ったりとか、目指そうみたいなのって、
昔言われたことがあったりしたんですけど、確かに真似する、なりたい人の習慣を真似するっていうのはすごくいいなと思いつつ、
やっぱりどこまで行ってもその人にはなれないし、人間としての個体が違うので、その人と同じことをずっとやっていてもやっぱり違いが出てくるじゃないですか。
うーん、そうね。結果に差が生まれてしまう。
なので、リチャさんのお話すごいいいなって思ったのは、結局自分はどうなりたいのかとか、自分は今の仕事とか今の環境で何がベストなのかっていうのを、
自分ごととしてブレイクダウンされていったのがすごくいいポイントだったんだろうなと思って、
やっぱり結局このロールモデルの人見たくなりたいっていうよりも、その人と肩を並べるために自分が何ができるのかとか、
自分にとっての誇れる仕事って何なんだろうかとか、生き方って何なんだろうかって、
自分の理想像を見つけることが多分大事なんだろうなっていうのをすごく思うんですよね。
なるほどね。探すべきは憧れの人じゃなくて自分の理想像なんだっていう話だ。
うん、そうだと思う。だからその憧れの人がいてよくて、憧れの人と胸を張って話せる自分でいいよ。
そのための自分の理想の生き方って何だろうかとか、理想の仕事って何だろうかとか、
どういうことで自分は人に喜んでもらいたいんだろうかとか、そっちを自分ごととして明確にしていくっていうのが大事なんだろうなって思うんですよね。
なるほどな。じゃあ自分の理想を明確にする、理想の自分の姿、これを明確にする、これって難しいですよね。
難しい。これたぶん永遠に変わるんでしょうね、しかも。
なるほど。定まらないんですね、なかなか。
なんか、私が新卒の時に考えていた理想の働き方とか理想の生き方と、大学院に行く前のそれと今のそれとって着実に変わってる感じがすごくあって、
ブレない一つのシーンはあるにせよ、やっぱり理想の姿って変わっていってるなって思うんですよね、ライフステージを変えるごとに。
だから、変わっていいんだと思うんですけど、その時その時に自分にとってしっくりくるものだったり、それを聞いた他者が、なんかそれいいねっていうものだったり、
そこがすごく大事なポイントで、変わっちゃいけないものではないんだろうなっていう気がするんですよね。
うん、確かに。小2の時と25の時と37の時と同じこと言ってたらやばいですもんね、それは。
要するに、新卒の時と今とでは世の中の見える姿勢が違うっていう目線もある。