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農TT
なるほどね。サラリーマンでもあるTTさんらしい。 そう。大好きなのよこのテーマ。研究とビジネスの境界の話。
ゆと
めっちゃそこの葛藤だったり苦しみ、味わってそうだもんね。
農TT
そうね。あの、もう本当にね、もう血を這いつくばってね、
ゆと
教会に挑んでましたから。 教会に挑む。面白そう。
農TT
なので、ちょっといろいろ思うとこがあるので、このテーマにしました。
はい。 研究とビジネスの境界。 意外とかぶらなそうだね。 そうかもね。
で、この境界なぜ大事かっていうと、壁みたいな言い方もできるけど、この境界越えてかないと世の中の役に立たないんだよね。
世の中に出ない的な? そうそう。
まあ分かりやすいのは薬とかもね、薬作りましたじゃ全然世の中に、世の役に立たないからね。
ちゃんとそれが流通しないと。 出ていかないとね。 売れて売れないと、みたいなね。
手に届く形で流通しないと。 そう。なので、イノベーションを仕事にしてる人はもう必須というか、もう戦いまくってる境界ですね。
なるほど。 そうなんですよ。
ゆと
で、イノベーションの境界って実は3つあって。 イノベーションとビジネスの境界。
農TT
そう、イノベーションごめんね。 イノベーションの難所と言われていて、いわば研究とビジネスの境界。
ゆと
はいはい。 研究とビジネスの境界。 が3つあって、もうほぼその一つ目で話をほぼ終わらそうとしてる。
農TT
それはTT論というよりはもう一般論みたいな。 一般論、一般論。 どこもきっとそこでもがいてたり、工夫してたりみたいな。 そうなんですよ。
ゆと
そうなんです。ここ超えれなきゃ話にならないから。 なんかめっちゃしみじみって感じだね。心こもってる。
農TT
じゃあ早速一つ目の境界。 魔の川と呼ばれています。
魔の川。魔法魔王の魔。 そうね、マジックリバーなのかな。わかんないけど。
マジックリバーだといい感じに聞こえちゃうけど。 これはですね、研究と製品開発の境界ですね。
ゆと
研究と製品開発。 そうそう。ビジネスって言ってもね、ちょっと幅広いんで。
より物によっている部分ね。研究と製品開発の境界です。 はい、製品開発。
農TT
これが魔の川ですね。 そこの間?魔の川? そうそう。
ゆと
魔の川を渡れないと何が起こるかっていうと、研究がただ研究で終わるっていう。 そうだね。研究のための研究というか。
そうそう、研究のための研究ならね、もう潔いんだけど。 確かに。製品のためのはずだけど、そこまで行かず研究だけで終わる。
農TT
そうなのよ。いわゆるボツってやつですね。 ボツ。 俺はいっぱいボツを産んできましたからね。
苦しい。 なんでボツで終わっちゃうかっていう話よね。
3つあると思ってた理由が。 ボツ原因? ボツ原因。
ゆと
1つ目ね、ニーズがない。 そこ?
そこ。例えばね、なんか俺が適当に考えた例なんだけど、 じゃあTTさんはカップ麺の開発者です。
農TT
で、めっちゃ研究とか技術に詳しくて、これが作りたいって言って、 2分でできるカップ麺を開発しましたみたいな。
ゆと
そういう技術をできました。 どうですか、ユドさん。
今5分のやつ2分で食べてますね。 もう変化球返ってきたわ。
農TT
俺はこれを、別に3分でも2分でも5分でも大して差なくない?みたいな。 もちろん短ければ短い方がいいよっていう人もいるかもしれないけどさ。
ベターはベターだよね。 頑張って作ったもんだからさ、それなりにさコストもかけてるからさ。 例えばね、新技術だったら新しい機械を入れないといけないといけないしとか。
そういうことでちょっと値段が高くなったら、じゃあどうですかと。 その1分、カップ麺が300円になっても食べたいですかっていう。
その分値段が上がったり、製造コストというか新しい機械とかね。 そうそう。
ゆと
入れたらまあやらないよねみたいな話かも。 そうそう。だからニーズがないは言い過ぎだけど、ニーズが少ないとかニーズが小さいとかね。
そういうのが原因なんじゃないかなと思ってます。 あるだろうね。
農TT
でこれ研究所とかにいると、俺はの試験では結構ありがちだと思ってて。 やっぱりなんかこう3分のものを2分にできたって言ったらなんか嬉しいのよね。
ゆと
確かに研究レベルで手元でというか目の前でやる成果としては、なんかめっちゃやった感あるね。 そうそう。
農TT
できた感。 そうだね。だけどなんかその意義とかじゃなくて、もうそんなの忘れちゃって、自分がね企業の研究所であるとか忘れちゃって好奇心で進んじゃうこともあんのよ。
なるほどね。 そうそう。って言って蓋を開けてみたら、いやいらないってなっちゃうというね。
それは研究所の管理職に言われることもあれば、開発の人たちに言われることもあれば、多分そういう場面があると思うんだけど、本人だけが盛り上がってたみたいな。
ゆと
開発は製品開発? そうそう製品開発ってね。 そこのコミュニケーションめっちゃ大事だね。
そうなのよ。あとでも言うんだけど、やっぱり研究所がね地方にあって開発と別の場所にあったりするとこういうこと起こり得るだろうなと思って。 あるあるどころか大体別だよね。
農TT
そうそう。 確かに。 だから思い込み、自分だけが盛り上がってあまりニーズがないものを作っちゃったってことはありがちかなと。
ゆと
そして川で覚えると。 いやありがち。ありがちだと思うよ。もちろんそんなことばっかじゃないとは思うけど。
農TT
いやまあ俺はやりがちだけどね。作りたいもの作っちゃうみたいな。 そうそう。やり始めたら止まらない人いるじゃん。仕事とかでも。
ゆと
好きな仕事優先したりとかね。 同じ傾向あるわそれ。まさに。 そうそう危ないですよ。
農TT
危ないね。 これ1個目ニーズがないでした。
2つ目ね。さっきの話とちょっと似てるけど生産性が合わない。 コストが合わない的な。そうそうそうコストが合わない。あごめんコストが合わないでもいいわ。
同じような感じ? 例でいくとこれね今もビジネスとして成立しているものだから語弊あるかもしれないけど。
ゆと
コスト合ってる例ね。 まあ合ってないんだけど。 合ってない。
農TT
レタスを作る植物工場みたいなやつとかね。 これって土じゃなくてあの何よくあの前さイチゴのおいしいファームをさ紹介したじゃないですか。
ゆと
おいしいファームはこう棚みたいな陳列棚みたいなところに水を通して棚の部分に。 水がずーっと流れてるんだよね。
農TT
そうそれでイチゴを作るっていうのがおいしいファームだったんだけど。 これも結構やっぱ技術力が必要なわけよね。
この水にどんな栄養素を入れるかとか肥料のね。 何度がいいのかとか。
はい。 すんごいテクノロジーの要素いっぱいあるのよ。
複雑そう。 そうそう。
っていうので、育てやすい。それをちょっとハードル下げるとかいるので作りやすい作物とかが多分いろいろ試されてきてレタスがうまくいくぞっていう。
あーなるほど。コスト合いそうなやつら。 そう。結局一玉300円とかになっちゃうわけだよね。生産費というかコストを乗っけたらね。
我が家に届くとき? そう。スーパーに並ぶときね。
高いね。 畑に苗を植えてさ、あとはね、水は適度に雨が降って、適度に晴れて収穫するみたいな。 自然だ。
ゆと
そっちのほうがやっぱ安いのよね。当たり前に。 生産にかかるコストとしてはね。
農TT
そう。さっきの水流すで言うとさ、なんかそういう、何て言うの?循環させるためのさ、ポンプみたいのがさ、24時間動いてるわけだしさ。
うん。ずっと稼働。 で、太陽が見えないね。閉鎖型の工場だったらずっと、ずっとじゃないけど、まあ半日ぐらい電気がついててさ。
太陽の代わりというか、効率よく光をね。 で、温度もさ、研究しつくされた感じでさ、何度がいいんだみたいな。
夜何度、昼、電気ついてて何度とかやるとさ、暖房代、冷房代がね、かかるじゃないですか。 うん。
ゆと
で、やっていくうちに、高すぎるぞこれはっていう。 うん。
農TT
ことになっていくと。 わかりましたね。 これがね、コストが合わないと。
だからさっき言ったおいしいファームっていうね、いちご作ってるところは、今やだいぶ安くなったみたいだけど、最初6粒50ドルで売ってたんだけど、それでも売れてたんだよね。
6粒?何粒? 6粒で50ドル。
ゆと
はいはい。 1個1000円以上だよね、今や。 1個ね。
農TT
そうか。 だけど、いちごは1000円でも買うっていう人がアメリカ、まあそう、アメリカのビジネスとか、アメリカにはいたっていうことで。
だからそこは戦略的に作りにくいかもしんないけど、育てにくいかもしんないけど、いちごを選んで、この川を越えていったという。
ゆと
確かに。 ちょっと作りやすくて安くても、レタスが高いよりはね、いちご、フルーツ系が高い方が売れそうな所感はあるね。
確かに。 高級感も出せやすいですね。 なるほどね。だからやっぱおいしいファームすげえわ。改めて。
農TT
そうなんだよね。 これが2つ目っす。
はい。 で、最後3つ目。
はい。 ニーズが変わる。
研究が結構長いから。 そう。
世の中の流れ?流れ? 食べ物の話じゃなくて恐縮なんだけど、今、今日、コロナのワクチンが完成しました。
ゆと
はい、遅い。 みたいな。
農TT
でも、はい、遅いじゃん。だけどね、医薬の研究は本当は10年20年もかかって、もう今日で出来ましたらもう5年で作ってるんだよね。
ゆと
そうね。 4年とか。 確かに。
農TT
通常のペースで言ったらだいぶ早いはず。 そうそうそう。
4、5年前にさ、コロナのワクチン作るぞってニーズ多分ヤバかったと思うんだよね。
確かに。 それが今出来ましたって言うと、いやもうちょっとそれ今あんまりニーズないんだよねみたいな。
間違いないっけ。 これの食品バージョンがあると。
ゆと
まあ、何バージョンでもあるね。 そうだね。
農TT
そうそう、そうなんですよ。
ゆと
ただこれ、逆もあってですね。 逆?
農TT
ニーズが出てくるパターンもあると思ってて。
ゆと
あ、たまたまやってたらちょうどニーズが生まれてきた? そう。
農TT
例えばさっき、コストが合わないでレタスを植物工場で作るって言ったじゃないですか。
うん、300円くらいになっちゃう。 これが、そう。
ゆと
でもこれ、天候不良とか地球温暖化とかでレタスうまく作れませんってなったら、
農TT
なるほどね。 レタスの価値が上がっていくので、
普通に従来型で作っても300円超えるような世界になったらむしろ安いみたいな。 そうなのよ。
ゆと
結構いろいろ付加価値も付けられるから、今レタスで言うと無菌レタスみたいな。 無菌レタス。
農TT
あんまり何が良いかはちょっとちゃんとわかってないんだけど、日持ちしやすいとかそういうこともあるのかな。
菌が付いてないんで。 なので、レタスの方は逆にニーズが追いついてくる可能性があるかなって思ってます。
ゆと
なるほどね。 気候の変化なりで。
農TT
もっといろいろあるかもしれないけど、俺的には研究が最初の間の川という境界を超えられないのは理由が3つ。
ゆと
ニーズがない、小さい、コストが高いが2つ目。
で、3つ目がニーズがなくなった。 なくなった。
農TT
なくなった辛いな。タピオカみたいな。 そうそうそう。
ゆと
もう1個もないみたいな。 そうなんですよ。タピオカも後で出てきます。 出てくんだ。
農TT
ここです。もう俺はこの話だけで今日終わってもいいと思ってるんだけど。
ゆと
一応あと2つ境界があるので簡単に説明しますね。
農TT
で、1つ目が間の川って呼ばれる研究と製品開発の間の話だったね。
次が死の谷って呼ばれてるやつですね。
なんかスタートアップ会話みたいな言葉ですね。 いやまさにそうだよ。そうそう。スタートアップ用語みたいなのがあると思う。
で、これは出来上がった製品とビジネス、競技のビジネスの境界。
製品とビジネス? そうね。研究はもうクリアしてます。
製品化しましょうと。 ニーズはありますと。で、コストもまあいい感じですと。
ゆと
いう感じなんだけれども赤字になっちまって死の谷に落っこちるパターンがある。 いざ売ってみたらの話?
農TT
そんな感じ。 データとか。
で、これ生産性、初期の研究段階での生産性って
農TT
死の谷だ。 で最後3つ目、ダーウィンの海。
3つ目?ああ、間の川、死の谷。 ダーウィンの海という教会ですね。
ゆと
海が教会なのかがちょっとよくわかんないけど。 ダーウィンの海。
農TT
これは何の教会かというと、一発屋と定番商品の教会ですね。
ゆと
ああ、なるほど。 一発屋。
農TT
でここで例がタピオカドリンクなわけですよね。 タピオカミルクティー。
一発屋だね。 一発屋。もう飲んでる人あんまり見かけないよね。
まああるけどね、一応。 そうそう。大きいお店はあるけどね。
そう、これはね、この教会においては新商品が既存の製品であったり競合の製品に負けてしまうっていうことで定着しないっていうね。
なるほどね、普通に負けパターンか。 そうそう。だから、
例えばタピオカミルクティーがスタバのフラペチーノに勝てませんでしたみたいなね。
ゆと
まあちょっとそこが競合なのかってちょっとお客さんの層が違う気もするけどね。
まあ結果的に定着できませんでしたっていうところで原因が、そのニーズが一家的なものだったとか、
農TT
もっと競合の製品があったとかね。
ゆと
そうね、1回飲んでみたかったで多分タピオカとかも売れると思うんだけど、
農TT
慣れてきたら同じ値段でスタバの方が美味しいじゃんとか、なんかオシャレじゃんとか、もしかしたらね、そういうのが。
誰かタピオカドリンクの、なんかそういうの知ってる人いたら教えてください。
ゆと
ただ少なくなったっていうのに妄想言ってるだけなのに。
なんかあれだよね、食品、主にスーパーにある系?お菓子とか、めっちゃ定番にしてほしいやつもさ、
企業はさ、めっちゃ季節限定とかで試してる感じがビシバシ伝わるよね。
農TT
まあそれこそ、篠谷とかダービンの海で大赤字こかないように。
ゆと
それテストしてるというか。
農TT
テストして、いけそうだったら投資していくって感じだよね。
ゆと
結構なかなか昇格させない印象だよね。
農TT
そうだね、そうだね。
確かに。パッと思い浮かばないけどね、もちろん定番化したやつあるんだろうね。
あとお客さんは来させないっていう別の理由もありそうだけどね。
季節の味系はそうだね。
そんな感じで、研究とビジネスの境界って言うと厳密には間の川だけなのかなと思って。
農TT
後続はもうちょっとね、マーケティングと実際に売れることの境界とかそんなに近いから。
後半は簡単に紹介しました。
ゆと
なるほどね。
農TT
で、間の川ね、研究と商品開発、製品開発の間にある。
ゆと
製品開発。
農TT
で、間の川に話が戻るんだけども、俺はここで溺れてました。
ゆと
何年も何年も溺れ続けてましたと。
農TT
そう、溺れました。そうなんですよ。
ゆと
だから俺は研究者をリタイアしました。
で、ただ諦めたわけじゃなくて、川の向こう岸の世界を知りたいと思ったんだよね。
農TT
やっぱり川の幅がどんぐらいあるかとかさ、その先にどんな世界が待ってるかっていうのが知りたくてですね。
逆に俺が間の川の反対側から研究を引っ張り上げたろうみたいな。
ゆと
素晴らしいじゃないですか。
農TT
そういう仕事ができないかとか、直接的にも間接的にもね。
また将来元の川の研究側に戻ってっていうのも込みで。
ゆと
めっちゃいいね。
農TT
なのでね、間の川を越えるためにはね、さっきおさらいだけど、
ニーズがある、コストが合う、ニーズが変わらない、あるいは先読みするっていうね。
これが必要だなと思って僕は研究者を一旦辞めたっていうお話ですね。
ゆと
人生界。
農TT
人生界。人生史。
ゆと
人生史。
農TT
ハイエンドトーク。
いや、そうなのよ。
なのでね、溺れてましたっていう話ですね。
ゆと
ん?
あ、溺れてましたね。
農TT
なんで溺れたのかを、TTはっていうところなんだけど。
ゆと
なんで?
農TT
あのね、まあ簡単に言うと、ニーズのセンスというか、そこをおろそかにしてたっていうとこかな。
なんかちょっとニーズ、ニーズをうまく捉えられてなかった9年間だったって思いますね。
ゆと
ニーズって、研究者側が結構手動でっていうか、自ら決めるというか考えるんだね。
農TT
あ、それなのよ、それそれ。
ゆと
それ?
農TT
それ、その考え方が俺が失敗した理由だったんですね。
ゆと
え?
たぶん。成功してないから、わからないけど。
それは?つまり?
農TT
確かに、俺大きい会社にいたりとかしたから、研究者のときに大きめの会社に、研究部門とか開発部門とかマーケ部門とかあって、
で、しかもね、最初のお話にあったように、研究所はちょっと違うところにあったりしたんで。
ゆと
はい。場所がね。
農TT
そう。で、なんかしかも研究所、だんだん受け身になってくるんですよ、そういうとこにいると。
やれや、なんか本社から、なんか戦略方針が来たとかさ。
ゆと
はいはい。
そういうのありがちだと思うんだよね。そこまで大げさじゃないにしても。
うんうん。ニュアンスね。
農TT
そうすると、この人たちがニーズを提供してくれて、それを俺が、それを解決する技術を俺が作ればいいんだって思ってたんだよ。
はいはい。
ゆと
うん。だけど、ニーズそんな来ない、研究所に。
農TT
ははははは。
へぇー。来ないんだ。
なぜなら、俺が開発の立場だったら、例えば食べ物を調味料を変えれば新商品できるみたいなね。
一番わかりやすいのは限定フレーバーとかですよ。
うんうん。
ペプシのスイカ味とかあったじゃん。
はいはい。
あれはなんかゼロから研究するような話じゃないんだよね。
うんうん。研究じゃないんだ。
こういったものはポンポン世に出せるし、
失敗しても切り替え早いと思うんだよね。
ゆと
うんうん。
農TT
だけど、研究所にお願いするってことは、
結構重たいことだと思わない?
うん。
開発の人からすると。
そうだね。
何年ものだしね、研究だったら。
そう。で、リソースも割いてもらってさ。
ゆと
うん。
申し訳ないみたいな気持ちもあるだろうし、
農TT
あとは、ちゃんとその研究所の持っている技術を持って、
きちんと理解してないと、
はい。
こっちが出したニーズに答えてくれるかどうかってのもわかんないじゃん。
自分が開発の立場だったらね。
はいはい。
そう。
っていうので、ニーズ出してこないですよね。
あんまり。
ゆと
そうなんだ。
農TT
出してこないは言い過ぎだけど、
結構限られる、限定的っていうところかな。
へー。
いろんなバイアスがかかって。
ゆと
うん。
農TT
なるほどね。
ゆと
ってなると、
農TT
研究員もっと引き出し持っておくべきじゃねって思ったんだよね。
うーん。
自分で。
難しいね。
ゆと
そうそうそう。
農TT
っていうのが最近思うことですね。
いや、数年かかる研究で、
ゆと
ね、製品化のニーズがどうなのか考えるの、
マジムズイと思うけど。
いや、マジで。
マジムズイよ。
農TT
マジムズイでしょ。
ゆと
落ちは洋一レベルでしょ。
必要でしょ。
いやー、そうなんだよ。
農TT
今言った話って、
縦割りの話に
置き換えられると思ってて。
ゆと
縦割り?
あー、マーケット開発研究みたいな?
農TT
マーケット開発と研究が
別々なんで、
ここがもっと通通だったら、
研究員がニーズを考えるための
ヒントとかね、
そういったものももしかしたら
マーケットの人にもらえたりとか、
立ち話でちょっと
アイディアを膨らましたりとかね、
ゆと
研究側がね。
農TT
そういうコミュニケーションもね、
結構キーなんじゃないかなって思いますね。
ゆと
なるほどね。
農TT
なのでね、結構
研究員がもうドリブルして、
もう間の川の先まで
自分でなんか
考えるぐらいじゃないと、
じゃないとって言い過ぎなの。
ゆと
の方が良かったの、俺はね。
農TT
俺はその方が良かったなって思いますね。
ゆと
いや、職というか
そっち系の研究だとまた
その話むずいね。
そのさ、
例えば通信の研究とかだったらさ、
それ早ければ
早い方がいいじゃんみたいな。
共通のさ、
大きく動く方向があるじゃん。
農TT
あるね。
ゆと
早ければいいし、
大きな対極的に
向かう方向とかも
あんまないというか。
職だとはな。
農TT
それぞれ。
それなんか俺も
同じようなこと思ってて、
農業系は結構
ゆと
それがある気がしてるんだよね。
農TT
昔からずっと変わらない
一番大事な
要件は量が取れること
なんだよね。
効率よく。そうすると農家としても
収入が上がるし、
収穫量。
食品会社とか外食チェーンが
自社農園とか持ってたらね、
それは効率よく取れた方が
良いと。
量がたくさん取れるものが大事っていうのが
ありますと。
ゆと
品種研究みたいな。
農TT
とか農薬が
少ないものが好まれてる
とか、そうすると
農薬がなくても病気に強い品種
とかさ、
結構定番の研究開発
があるんだよね、農業は。
食品も
あるっちゃあると思うんだけど、
美味しいとかさ、
もはやメリットじゃないというか
最低ラインみたいになってる気がするんだよね。
ゆと
まあ確かにね。
どこの飲食店行っても美味しいし、
スーパーで何買ってもね、
自分がよっぽどミスらなきゃ美味しい。
農TT
そうなの。
さっきのタピオカとかも別に美味しいと思うの。
ゆと
本当ただの
流行りスタイルだよね。
農TT
その先がさ、結構
食って複雑な気がしててさ、
大きい流れでね、
例えばタンパク質不足が
来てますって言っても、
じゃあ大辛パクパク食べればいいじゃんって
ゆと
ならないじゃないですか。
確かに。単純じゃない。
農TT
そう。で、なんかいろんな会社がさ、
試行錯誤してさ、
大豆ミートだなんだってやって
いるわけですよね。
ゆと
それ系は割と大きい流れに乗って、
ある
一方向に頑張ってる感じはあるね。
農TT
そうなんだよね。
だから大きな流れもね、
食品だとなんか急にやっぱり
こうチェンジしたりとか、
大きすぎて
誰にも刺さらないみたいな。
ゆと
大きすぎて。
農TT
そう、タンパク質がなくなるって言っても、
そう、おからボーンじゃなくて、
じゃあ、なんか特に
その中でも
高齢者のタンパク質不足が
注目されるだろう
みたいなところが。
ゆと
はいはい。
農TT
そういうどんどんちょっと具体化してってさ。
うん。
で、商品作るみたいな。
じゃあそれが想定できたら、
研究だったら、なんか噛み切りやすい
タンパク質を作ろうとかね。肉を作ろう
ゆと
とかね。
農TT
硬くないとかね。
そういうのがね、
できる研究員だったらよかったなって。
ゆと
シニアがバクバク食べれる
肉みたいなね。