ワークライフバランスの考え方
みなさんこんにちは、のりです。このラジオでは、3人の子供を育てながら、会社員を退職し、フリーランスとして活動を始めた僕が、これまでに経験したことや学び、気づきなどを発信していくチャンネルになります。
今日は、ワークライフバランスは幻想、支えは繋がりです、というテーマでお話しします。
ワークライフバランスって言葉は最近よく聞きますよね。
政府も働き方改革で推進してますし、制度面での整備を進めていますよね。
でも実際にフリーランスとして働いていて、気づいたことがあります。本当に大切なのは、制度ではなくて繋がりだったということですね。
政府の働き方改革では、具体的に3つのことが謳われています。
長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、
そして雇用形態に関わらない、公正な待遇確保、この3つですね。
確かに重要な取り組みだと思います。
が、制度が整っても実際にバランスを取るのって、やっぱり人間の個人の裁量に委ねられる部分が大きいと思います。
フリーランスになってから特に実感してますね。
時間の自由はあるけれど、全部自分で決めないといけません。
今日はどこまで働こうかとか、家族との時間をどういうふうに確保しようとか、休んでもいいのかなとか、
こうした日々の小さな判断の積み重ねが結果的にワークライフバランスを決めていくと。
制度があっても活用する勇気がなければ意味がないですし、周りの理解がなければ使いにくい、
一人で判断するのには不安になると、そこを支えてくれるのがコミュニティでの仲間との関係なんだなと思います。
僕の場合、発想を逆転させてみました。
以前は、仕事・生活の順番で一日を組み立てていたんです。
これって多くの人が無意識にやっているんじゃないかなと思います。
仕事のスケジュールが決まってから、残った時間で家族との時間を確保する。
こんな感じですね。
でも、生活・仕事の順番で考えるようにしてみたんです。
まず、家族との時間、自分の体調管理、必要な休憩時間を確保する。
その上で、残った時間で仕事のスケジュールを組む。
平日に関しては、子供は小学校に行ったり、妻も仕事をしているので、
結構柔軟に予定が組みやすいですね。
一人で働いていると、今日はサボってしまったとか、もっと頑張らなきゃとか、
他の人と比べたりとかしてしまって、自分を責めがちです。
でも、コミュニティにいると違います。
まず一つ目、日々の小さな報告を聞いてくれる仲間がいること。
今日は子供の体調不良で仕事が進まなかったとか、
家族とのお出かけを優先したとか、
そんな日常的な出来事も誰かが聞いてくれる。
それだけで心が軽くなります。
二つ目は、今日もお疲れ様と声をかけてくれる人がいる。
心理的安全性と繋がりの重要性
一人だと見過ごしてしまう小さな頑張りも誰かが気づいて認めてくれる。
こういった出来事が継続的な取り組み、コツコツ、
何かを進めていくというところを支えてくれるんですよね。
そして三つ目は、休むことへの罪悪感が減ります。
体調が悪い時は休む。家族を優先する日もある。
それが当たり前の雰囲気があります。
制度で休んでいいと言われるより、
仲間から休むことも大切だよねと言ってもらえる方が
心理的なハードルは下がりますよね。
ワークライフバランスって実は心理的安全性とも密接に関わっているんです。
今日は早く切り上げたいと言える環境、
子供の都合で仕事を調整したいと相談できる関係、
疲れたから休みたいと素直に表現できる場所。
こうした心理的安全性があると、
自然とバランスの取れた働き方ができるようになります。
同じような境遇の人たちと出会えるコミュニティがあると、
お互いの状況を理解し合いますし、支え合うこともできるはずです。
ワークライフバランスって制度だけでは実現できない複雑な課題なんですよね。
でも実際に心地よく働けるかどうかっていうのを左右するのは、
人との繋がりだということがフリーランスになってより実感できました。
特に今日お話しした生活・仕事の順番での働き方ですね。
あとはコミュニティでの見守られる安心感、そして心理的安全性、
これらは一人では難しいバランスの取れた働き方を自然と身につけさせてくれます。
制度という土台も大切ですが、
それを生かすための繋がりという支えがあってこそ、
本当の意味でのワークライフバランスが実現できる。
もしあなたが今一人で頑張りすぎていると感じるのであれば、
制度の整備を待つ前にまずは繋がりから見つけてみませんか?
では今回は、ワークライフバランスは幻想、支えは繋がりです。
というテーマでお話ししました。
今回の配信は以上になります。
最後までお聞きくださりありがとうございました。
ではでは、失礼します。