器用貧乏の定義
みなさんこんにちは、のりです。このラジオでは、3人の子供を育てながら会社員を退職し、フリーランスとして活動を始めた僕が、これまでに経験したことや学び、気づきなどを発信していくチャンネルになります。
今日は、中途半端は立派なスキルだった、器用貧乏の隠れた価値を発見、というテーマでお話しします。
器用貧乏って損なのかな?そんな疑問を抱えながら生きてきました。
思考停止の会社員、エンジニア10年弱やっていたんですけど、特に突き抜けたスキルはありません。
なんで、器用貧乏は稼ぎないと、ずっとそう思っていました。
よくある器用貧乏の悩みとしては、こんなことがあるのかなと思います。
何をやっても中途半端で自信が持てない。専門家には勝てないと、花から諦める。
なんでも屋さんで安く見られる。転職でアピールポイントが見つからない。
僕もまさにこの状態だったんですよね。皆さんには心当たりありませんか?
先日、心理学者アダム・グラントさんの著書、ヒドゥンポテンシャル
という本ですね。こちらで学ぶ機会がありました。
そこで知ったこと、それは成功を左右するのは、成長過程で身につけた積極性、意志力、自己コントロール、この3つであるということですね。
30代から50代の企業家1500人の実験では、ビジネススキルより内面の力を鍛えたグループの方が平均30%利益がアップした、という実験結果も出ています。
つまり、何歳からでも性格は伸ばせるんです。 この言葉を聞いて、自分の器用貧乏な経験を振り返ってみました。
研究で証明された隠れた可能性を引き出す5つの行動、これを振り返ると、自分も無意識にやっていたことがあったんですよね。
先にその5つの行動ですね。 簡単に紹介すると、1つ目は不快な環境に飛び込んだこと。
2つ目は信頼できる人からのアドバイスをもらえたこと。 3つ目は完璧主義を捨てたこと。
4つ目は飽きない工夫をしていたこと。 5つ目が意識して休んでたこと。この5つですね。
簡単に説明していくんですけど、まず1つ目。 不快な環境に飛び込んだ。
安心できる環境から一歩外に出ることで脳が活性化されて成長につながります。
僕の場合、技術職だったのにオンライン秘書であったり、コミュニティマネージャーへ転校していきました。
人と人をつなぐ世界へ。最初は慣れるまでは大変でしたね。 でもこの経験があったからこそ技術者とユーザー、
どっちの気持ちもわかるようになりました。 2つ目は信頼できる人からのアドバイスですね。
意見は今の評価だけですが、アドバイスは次の将来的な部分も含めて行動指針を与えてくれます。
僕の場合はコミュニティマネージャー活動を続ける中で気づいたことがありました。
それはいろんなタイプのメンバーとコミュニケーションができて刺激を与えあっていることですね。
発見したのは技術的な専門的な話をわかりやすく伝えられる、 初心者の気持ちに共感できる、チーム全体の雰囲気を読める、
自分では欠点だと思っていた中途半端さが実は橋渡し力だったんですよね。 あとは気遣い力というところにも役立っているかなと思います。
3つ目は完璧主義を捨てたこと。 60から70%ぐらいの出来で一旦出してみると。
そこから改善するスタイルというのが効果的かなと。 僕の場合はメルマガの毎日配信がもうすぐ1年、来月で1年ですね。
300日以上継続できているんですけど、これもこの考え方のおかげですね。 完璧な記事というのを目指していたらいつまでも公開ができません。
むしろその完璧という定義が自己満足で終わってしまうという可能性も十分ありますよね。
なので結果的にそういった完璧主義を捨てたことで、継続による成長とか、読者、見てくれる人との信頼関係を築くことができています。
4つ目は飽きない工夫ですね。 僕の場合は毎日同じことを繰り返すこともあるのですが、その中に少しずつ
新しい要素というのを追加して飽きない工夫をしています。 例えば毎日読者に送らせてもらっているメールマガジンの出力形式、配信形式ですかね。
その中身をちょっと変えてみたりとか、あとは自分の発信を新しいプラットフォームでもやってみるとか、
あとは異業種、自分が普段やっているお仕事とは違う領域の人とコミュニケーションを取るとか、あとは学んだことを即実践に生かすとか。
飽きやすい基本貧乏だからこそ変化を楽しむ姿勢というのも継続の秘訣でした。 5つ目は意識して休んでたこと。
25分集中して5分休憩するポモ泥テクニックもよく使っています。 学習直後の10分休憩とかでも記憶定着が10%から30%向上するっていうのもわかっています。
僕の場合は子育てが強制的な休憩時間ですね。 これは頭のっていう意味で体は結構ハードなんで疲れるんですけどね。
なんでそこが休憩時間になっています。 子供と遊んでいる時、散歩している時、お風呂に入っている時、こんな時にふとアイデアが降ってくる、浮かんでくることが多いんです。
作業に没頭しっぱなしより適度な中断っていうのが創造性っていうのを高めてくれましたね。 研究で証明された5つの行動を無意識にやっていた結果、
企業貧乏が間をつなぐプロとしてコミュニティでも活かされています。 現在は会社員に近いぐらいの安定収入を獲得できるようになったり、
複数のコミュニティでメンバーとかオーナーさんから信頼を得られたりとか、 翻訳する役割、松永役として重宝されたり、
器用貧乏の価値
あとは継続力っていうところが最大の武器になっているかなと感じていますね。 特別な才能じゃなくて積極性、意志力、自己コントロールっていうのを少しずつ育てた結果なのかなと思っています。
もしあなたも自分が企業貧乏だなぁと悩んでいるのであれば、それは欠点じゃなくて、まだ開花していない可能性かもしれません。
企業貧乏の価値は次の3つだと考えています。 まず1つ目は専門性よりつなぐ力であるということ。
異なる分野の人と理解し合ったりとか、複雑な問題を整理して伝えたりとか、 チーム全体のバランスを見るとか。
2つ目は深さより幅広さ。 さまざまな角度から問題を見られる。柔軟な発想ができる。変化に対応しやすい。
3つ目は完璧よりバランス感覚ですね。 全体最適で判断できるとか、優先順位をつけられるとか、
現実的な解決策を見つけられるとか、こういったところに価値は生み出せるのかなと思っています。
もし皆さんも企業貧乏で悩んでいる方がいるのであれば、今日から始められることがあります。
自分の中途半端なスキルをすべて書き出してみる。 それらの組み合わせで解決できる問題を考える。
小さく始めて継続を最優先する。 完璧を求めず60%で行動する。変化を楽しみながら成長していく。
こういったところをうまく自分の行動に落とし込んでいけると、自分の隠れた可能性というのが見つかるかなと思います。
中途半端だと思っていたスキルの組み合わせこそ、実は誰にも代替されない唯一の価値になります。
ではまとめに入りますね。今回は中途半端は立派なスキルだった。 企業貧乏の隠れた価値を発見というテーマでお話ししました。
成功を左右するのは生まれつきではなくて、後から鍛えられる性格と行動。 企業貧乏は間をつなぐプロとしてこれからの時代に必要とされる価値ある存在だと考えています。
アダム・グラントさんの研究が証明するように、僕たちには隠れた可能性というのが必ずあるのかなと。
企業貧乏の皆さんぜひ一緒に可能性を発掘していきませんか。 では今回の配信は以上になります。
最後までお聞きくださりありがとうございました。ではでは失礼します。