1. 西日本新聞スポーツ余聞
  2. 13|タカ育成ドラフト1位が入..
2025-01-22 15:44

13|タカ育成ドラフト1位が入団辞退に思うこと

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」。




ホークスからドラフト会議で育成1位指名された東京・日本学園高の古川遼投手(18)が入団辞退の申し入れをしました。ホークスが育成選手に指名を辞退されるのは初めて。支配下選手で指名されなかった悔しさや今後への不安から入団への決心が揺らぎ、大学進学への方針に切り替えたそうだ。タカ番時代や高校野球取材時代の経験をもとに、大窪記者が私見を語ります。




◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)




◆収録日:2024年12月19日




◆ソフトバンクホークス育成1位指名の古川が入団辞退(関連記事)




◆大窪正一記者の記事一覧




◆西日本新聞me(無料ダウンロード)




◆西日本新聞(紙)購読申込はこちら




◆西日本新聞Podcast番組一覧




◆X公式アカウント:「#西ポキャ」をつけて投稿お願いします。




◆メッセージ受付フォーム




◆収録スタジオ「N-Studio TENJIN」(福岡市)




#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #西日本新聞スポーツ余聞 #福岡ソフトバンクホークス #ホークス #福岡ソフトバンクホークス #野球 #MLB #古川遼投手

サマリー

育成選手と支配下選手の違いについてのポッドキャストでは、ドラフトで指名されたルカ・リョウが入団辞退を決めた理由が深く掘り下げられています。選手の収入や育成の厳しさ、セカンドキャリアの課題についても議論され、育成枠での進路選択の重要性が強調されています。また、タカの育成ドラフトにおける選手選考について、多くの選手が様々なキャリアパスを考える時代が来ていることが語られています。特に古川選手の選択が、今後の育成制度におけるモデルケースとして注目されています。

ルカ・リョウの入団辞退
西日本新聞ポッドキャスト
西日本新聞スポーツ余聞
この番組は、記者生活の大半をスポーツの現場で取材してきた大久保翔一さんが、
アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話しするポッドキャストです。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞MEの横山智則です。
今日も販売部の赤富一文さんと一緒に大久保さんのお話を聞いていこうと思います。
お二人ともよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日の話は、僕も昨年ニュースで読んだときに、
なんでって思ったんですか?ちょっとわからなかったんですよ。こういうことってあるんだみたいな珍しい話だったと思うんですけど、
ちょっと説明してもらっていいですか?
はい、わかりました。僕も、やっぱりこういうことが起きたかというような思いでニュースを見てました。
昨年のドラフト会議で、一定1位で指名された東京の日本学園高校の
ルカ・リョウ党首が、一度はその入団の意向を示してたんですけども、
結果的に入団辞退の申し入れをしました。
そうなんですよね。
で、ホークスがその育成選手を指名をして辞退されるっていうのは初めてだったということですね。
そういう支配と育成というその違いみたいなものがありまして、
ここの部分で私も感じる部分がありましたので、
今日ちょっと皆さんと一緒にお話しできればなと思っています。
育成と支配下の違い
そうなんですね。
野球やってきてプロ野球選手になれるよ、やった!ってなのに、やっぱ辞めますって言ったわけでしょ?
そうですね。
そういうことですよね。
いわゆるですね、その育成支配家という言葉ちょっと耳慣れないかもしれないんですけど、
皆さんすべてプロ野球選手というふうなふうに思うかもしれないですけど、
ユニフォームが一緒だからですね。
ですけど育成での枠というのと支配家という選手というのは非常に差があってですね。
ざっくり言えば育成枠だと一軍の試合に出場がまずできない。
その支配家という枠が70人という枠があるんですけど、
まずこの70人の枠の中にいないと二軍の試合に出場してても一軍の試合には出場できない。
なるほど。
上位70人しか一軍の試合には出れない。
登録ですね。
登録でない。
育成っていうのは現実的に身分の部分でも不安定な部分があって、
まず契約金という形では契約金がないんです。
支度金という形で300万円というのはあるんですけども、
それが契約金のような形ですけども、
支配家といえるドラフトで指名される選手はやれ1億だ。
そういう話をされてる中で300万円というのはなかなか厳しいし、
年報も最低年報が240万円とされてまして、
その辺りのラインですから、
現実で240万円というと12ヶ月で終わると考えると、
そうですね。
なかなか厳しい枠で、
なおかつ育成というのは期限が決められていて、
どんだけ活躍しても支配家になれなかったら、
3年間やると一度リセットというか自由契約みたいな形になって、
また君ならまだ支配家になれるチャンスがあるという選手はもう一度契約する。
そういう選手と、
あとまた育成にはもともと支配家だった選手が結果が出ないということで、
会社で言えば広角ですね。
そういう形で育成枠に行くという。
例えばドラフト1位だった風間投手、
この選手が今回育成での契約というふうに変更になったりして、
育成枠と支配家というのはすごい差があるというところですね。
そういうことなんですね。
頭が整理できました。
支配家選手っていうのが一軍の試合に出れる選手。
支配家になれなかった選手を育成選手といって、
そういう分け方があるってことなんですね。
選手のキャリアと未来
そうですね。すぐに一軍で出用ができるというふうに見込めない選手だけど、
追う化けする可能性があるという選手を取ったり、
まさに一から育てていけばっていう選手。
あと首都政府の育成枠だったんですけど、
めちゃくちゃ足が速いとかで、
そこを極めれば大層要員なのか守備固め要員、
ワンポイントでは育成からすぐに上げれるとか、
そういう球団の戦略的な目的にも照らし合わせて選ばれる感じで。
でも最近は怪我したから育成に行くみたいなのもありますよね。
ありますね。
そもそものルールとしてはちょっと変わってるか、
そういう状態なんですけど、
のも使ってますね。
そうですね。
なるほど。
なんとなく育成、支配家、
言葉は聞いたことあったんですけど、
頭が整理できました。ありがとうございます。
今回の古川さんなんですけど、
やはり自分と同期の選手たちが育成ではない支配家という形で
ドラフトで指名されているのも現実もあったりして、
やっぱりそこに対して悔しさだとか、
いろんな思いが巻き上がってきたということをおっしゃってますよね。
あと育成から支配家に上がるというのは、
これ非常に現実難しい枠ですね。
現実、ドラフト会議では、
もちろんドラフト1位選手、2位選手として指名していきますけど、
この方々に会社で言えば投資をするというか、
大きなお金を投資する以上、
この子たちをまず成長させないと、
言葉が悪いんですけど、元が取れないじゃないですか。
そうですけども、どうしてもそちらの方に指導の目とかチャンス、
紅白線に出してみようとか、ちょっと経験させてみようというところでは、
当然そちらの選手がルーキーとかでも優先されるしですね。
あと我々、ババンだったんですけど、私もですね。
その目線からいくとですね、やっぱり一般市になるとちょっと違うのかもしれませんけど、
スポーツ新聞、西日本スポーツというの。
スポーツ新聞でいくとやはりスポーツに目を超えた人が読む新聞ですので、
そういう注目選手がどうなんだっていうところにやはり興味がありますので、
どうしても我々の取材もそういうドラフト1位が今日はどうだったとか、
どういうふうな結果が出たとかいうところを追いかけます。
そうなるとですね、宮崎キャンプなんかだと、
1軍2軍一緒に当時やってたんですけど、
当然ルーキー、支配下の選手中心に指導者の方も目が行きます。
新聞とかに載っていれば、あいつこんな活躍してるんだなとかいうことになるんでしょうけど、
支配下の、例えば会市名だとしたら、そういう選手が新聞に取り上げられるチャンスもやはり少ない。
そうなると、指導者もその育成の選手たちになかなか、
もちろん全然見てないわけじゃないし、当然情報を上げているんですけど、
比較ですね、支配下の方と比べたらどうしても情報量が少ないので、
そういう意味でも悪循環というか、そうなるので、
そこを打破するにはなかなかの力と、あと運ですね、怪我人が出たとか、
そういうのもあるので、正直私、スポーツの担当したときに、
親御さんから、育成枠だったらどうしたらいいですかという相談も受けたりしたこともあります。
そこは、もちろんそれぞれの親御さんの判断ですので、僕がどうこうは言えないけれども、
事実とした部分ですね、そういう今伝えたような部分はお話ししたことがあります。
例えば、高校卒業して育成枠で入って、仮に3年という形で難しかった、厳しかった、
その段階でセカンドキャリアという問題にもつながってきますので、
例えば家が自営業だから、例えばもう次の目標が決まってあれば当然大丈夫、
そういうのがなくて野球だけに打ち込んで、
俺は野球で生きていくんだっていう選手がそういう形になった場合、
なかなかここ厳しい現実も生まれてくる。
マイナスなことだけを言うわけじゃなくて、
当然、センガー投手とか赤い投手もそうですけども、非常にこの育成を勝ち上がった。
もうまさにドリームですね。
もうすごいことになってる。
チャンスっていうのが育成の中に入らなければ、そのチャンスはつかめないので、
そのチャンスのためにはここに挑戦するっていうのもすごく意義があることだと思います。
なので古川さん今回、辞退されて大学で自分をもう一度磨いて上位指名されるような選手になって、
もしかその時フォークスが指名してくださったら喜んでというようなお話でしたので、
そういう生き方の部分をすごく考えることも大事だし、
これは私自身の個人的な試験なんですけど、やっぱりセカンドキャリアの部分をですね、
もう少しプレイしている時から教育というか勉強というか、
そういうことをできるような制度というか設計がいるんじゃないのかなと思いましたね。
入りました、もうダメでした。
じゃあどうするのっていうようなことは、
これは誰にとってもあまりプラスにはならないのかな、これは個人的な意見です。
21に、どこかで22、23でセカンドキャリアって、
普通の子だったら今から大学出て新卒でっていう頃に、
育成選手の選考
次のっていう話になるわけですからね。
例えばJリーグですと、僕鹿児島実業のサッカー部を取材してた時期もあったんですけども、
その時は今もうお亡くなりになりました松田さんという名監督がいらっしゃったんですけども、
積極的に大学に通信でもいいから、Jリーグに行っても大学でそういう資格を取っておきなさいということをすごくおっしゃってましたですね。
だから松井選手、Jリーグの方ですね、もう引退とかは資格取ってるんじゃないですかね。
すみません、それがちょっとあやふやなんで申し訳ないですけど、
とにかくそういうセパンドキャリアも含めてアスリートっていうのは考える時代にきていると思います。
これ仮になんですけど、この古川投手が支配下登録で指名された場合って入ってた可能性の方が高いでしょうね。
私も直接取材をしてないので何とも言えないですけど、この報道を読む限りでは間違いなく入っていたでしょうですね。
育成学に対する不安でしょうね。
自治体の時のメッセージを読みましたけれども、そこに対して不安はあるけれども、ただ施設がいいし、自分が踏み込めるかどうかっていう部分での不安というところで、
その球団に対しての不満とかそういうのではない。
そこは強調しておきたいと思います。
球団に対してではないし、もう一つ、フォークスは4軍まで今。
4軍まであるんですね。
4軍監督が齋藤和美さんだったんですからね。
という状況なので、12球団全部そうかというとそうではなくて、選手の不均衡もあるので、
この1軍ではない下の部分のあり方についても、NPBというか球界全体を通して考える時期に来てるんじゃないのかと。
というのも日本全体人口が減っていて、野球人口も現実少なくなっているんですね。
そのあり方っていうのも当然時代時代に合わせて見直していく部分もあるので、
こういう事態っていうのは一つのそういうことを考えるきっかけにもなるんじゃないのかなと。
だから僕自身は古川さんも悪くないし、当然フォークスも悪くないし、別にかといってNPBが悪いというわけではなくて、
今の現実に即して考える時期に来ているというような思いです。
古川さんとしては大学行って、大学で活躍して、その上で大学を卒業される頃に、
もう一度いわゆるドラフトで支配下でっていうところで、今から4年間過ごそうということだろうということなんですね。
報道によるとそういうような報道されてますので、ぜひ本当にそういう形を作られれば、
一つのモデルケースになりますし、育成指名された選手の中でいろんな選択肢ができるじゃないですけども、
面白くなるんじゃないかなと思います。
プロ野球の現状
中戸部さんどうでした。
一ファンとして育成訳についてはいろいろ思うところがあって、
結局もともと海選手だったり戦艦選手っていうところは、
一軍で活躍する基準までいけば、あんまり落ちたりしないというか、成績次第ではあるんでしょうけど、
今の制度としてはちょっと成績が悪かったりすると、また育成に落ちるっていう制度になっちゃってるんで、
ちょっとその育成の使い方が疑問にされてるのかなとは。
仮にですよ、もし僕が育成訳で指名されたとするという想定したときに、
フォークスめちゃくちゃ育成選手いるんですよ。
その中で勝ち取るってめちゃくちゃ険しい道のりっていうのと、
ただめちゃくちゃ育ててくれるっていうのもあるんで、
フォークスの育成枠に入るっていうのは吉橋もあるんで、
なかなか難しいですけど、僕なら入ります。
誰もが入れる世界ではない。
プロ野球の世界に扉を開ける。
それだけでも古川さんっていうのはすごい力を持ってるのは間違いないです。
この憧れのユニフォームが切れるってことだからね。
試合会に登録するのがプロ野球選手っていう認識にしないと、
そこで伸びないような感じになっちゃうかなと思っちゃいますね。
プロに入団して、それでゴールと考えたらダメだとかよく言われますもんね。
そりゃそうですね、プロはスタート地点。
今日は大久保さんのこぼれ話が本当におもろいですね。
ちょっと考えさせるようなテーマでもありましてありがとうございました。
番組の最後に2つだけお願いとお知らせです。
今お聞きのスマホアプリでぜひ番組の評価をお願いします。
Apple Podcastの場合は番組の画面を少し下にスクロールするとタップして評価と出てきます。
Spotifyの場合は番組の画面の右上あたりに3つの点々がありますので、
そこを押しますと番組の評価と出てきます。
高評価いただければ嬉しいです。よろしくお願いします。
それともう一つですね。
西日本新聞のスマホアプリMeでもこの番組が聞けるようになりました。
関連記事もスムーズに読めますので、よかったらアプリのダウンロードをお願いいたします。
それではエンディングです。
ここまで聞いていただきありがとうございました。
大久保さんの記事が読みたい西日本新聞やこの番組を応援したいと思っていただける方、
ぜひ西日本新聞もしくはスマホアプリの西日本新聞Meのご購読をお願いいたします。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
15:44

コメント

スクロール