大谷グラブの寄贈
西日本新聞ポッドキャスト
西日本新聞スポーツ余聞
この番組は、記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保昌一さんが、アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話しいたします。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞民の横山智則です。
今日も販売部の中富和住さんと一緒に、大久保さんのお話を聞いていこうと思います。
今回のテーマは、大谷グラブ使ってるです。お二人ともよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回のテーマは、西日本新聞の人気企画、あなたの匿名取材犯に寄せられた調査依頼をきっかけに取材をした話です。
西日本新聞を読まれている方なら、皆さんご存知の企画なんですけども、通称アナ得と僕らは呼んでまして、ご存知ない方のために紹介をしておきます。
あなたの匿名取材犯というのは、暮らしの疑問や地域の困り事、さらには行政や企業の不正の告発まで、読者の情報提供や調査依頼に応えて取材をするという、オンデマンド調査報道というふうに呼んでます。
今回どんな調査依頼が寄せられたのでしょうか。
ありがとうございます。
今回はですね、アメリカのメジャーの大リーグ史上初の50本類だ、50等類を体制して、MVPにも輝きました大谷翔平選手ですね。
彼が約1年前に野球しようぜという呼びかける手紙とともに、日本の全小学校に3つずつグラブを寄贈した。
あのグラブが今どうなっているのかを知りたい、そういった調査依頼が来ました。
私の方が取材をしてみますと、活用方法になかなか苦心、工夫とかする姿が浮かび上がってきました。
学校の活用方法
僕も、うちの息子は小学生なんですけど、1年前ですね、大谷翔平のグラブが来たって言って盛り上がってて、それ以来あんまり聞いてないですね。
どうなってるんやろ。
まず大谷グラブなんですけども、右利き用が2個、左利き用が1個、小指部分に大谷翔平選手のサインが印字されてます。
で、全国の小学校に届いたんですけども、これが3つ、離島とかいう小さな規模の学校でも1000人を超える大きな学校でもすべて3つずつ公平性ということなんでしょうけども。
なので、児童にどう使ってもらえばいいか公平にですね、そういう大谷翔平選手って人気の方なので、そのグラブということで盗難の可能性もゼロではないので、そういった警戒も含めて取り扱いに戸惑う学校は結構多いようです。
そうですよね。なんか壊れたりしたらどうしようとか思ったりしますもんね。
盗まれたらニュースになるしね、どうしてたんだって鍵かけてませんでしたすいませんって言われるもんね。
調査したいくつかの学校をちょっと紹介したいんですけども、福岡市中央区のある小学校なんですけど、ここはすごい展示ボックスみたいな形で大谷グラブを今保管しているそうです。
中止さんがおっしゃったように届いたときは1年生から9年生まで学校内で回して触れる機会なども設けたんですけども、その後じゃあどうしましょうかってところで児童数のことも考えたらちょっと平等に扱えないなということで展示ボックスに入れているということで。
ご説明では、取材の説明では希望をするとかすれば別にそれを使っちゃいけないというわけではなくてということですけども、やはりそういう形になって触れ合う機会がないのでなかなか希望もないという。
僕は校長先生だったら絶対保管します。大切に。
大切に。
でもこのまま次行きましょうか。
活用をいろんな形で考えて活用されている小学校もありまして、福岡市の沢楽の学校ある学校なんですけど、ここは4年生から始まるクラブ活動で活用しましょうと。
要は授業の中で野球というものが授業科目にはないので、とにかく低学年の児童1年生から3年生ですね。ここはちょっと心苦しいですけども一定のルールを設けてということで説明がありました。
ということで1年生から3年生は現実、大谷クラブ見たことがないよという子どももやっぱりいましたですね。
あと学校の中のルールとして、学校でキャッチボールが禁止の学校もあるそうなんです。
なのでその福岡市西区のある学校では体力テストとかどの学校でもすると思うんですけど、そのソフトボール投げとかの時に使う際に大谷クラブを使っているというような話でした。
これがいいアイデアな気がする。クラブ活動で使うとしたら9個いるじゃないですか。そのうちの3個は大谷クラブじゃないですか。
ガキ大職は何かじゃないですか。そこを占領するんじゃないですか。
すごくそうですね。僕もそう思って。3つなのでおっしゃるように思うんで、左利きが1つなのでですね。
僕は左利きなんで競争率少ないですから。
なるほど。倍率低いですね。
本当ですね。
一方でですね、希望する児童に日常的に貸し出す学校も結構多かったです。福岡市のある学校なんですけど、1つは玄関に飾って来校者とかに見てもらうと、残りの2つについては貸し出しをしているそうです。
あと新宮町ですからね、の小学校の方では放課後に貸し出しをするという学校があって、放課後だったら希望者がいいよってことならいいよってことで、ここで効果があったのはなんかもともと野球は男の子がすることが多かったんですけど、この大谷クラブというこの人気で女子にも人気があるということで、この学校では大谷効果がありますね。
女子もその野球を始めようとするきっかけになるっていう感じですか。
そうですね。グラブを触ってみたいという女の子も出てきたというようなお話をここでは聞きました。
まさに大谷がね、そうしてほしいって思ってね、野球の広げたいというかそういうことでしょうかね。
そうですね。まさにその狙い通り。要は狙いに応じて、その狙いを受けて大人たちが子どもたちにちょっと知恵を授けるじゃないですけど、大人たちにも関与するような地域がありまして、浅倉市の教育委員会の方は去年の3月になりますね。
地域イベントの開催
市内の小学生を対象に野球しようぜin浅倉みたいなイベントを企画しまして、浅倉市内の小学校から大谷グラブを集めて、3つだと。
集まるグラブはたくさんあるので、高学年向けに2チームに分かれた試合の部、あと市役所野球部の応援で低学年がキャッチボールなどを楽しむ体験の部に分けて活用する策を作ったということでした。
あと私、室方市局に基本的には勤務してるんですけども、この室方市でも去年秋口にイベントがありまして、こちらも野球しようぜin室方という形なんですけども、市民に募集、今度は使いたい子どもに限らず、室方市民。
大人もいいよと。 という形で募集を200人ということでかけたら、500人ぐらいやりたいという参加する。 そうですよね。
盛況ぶりでキャッチボールやとかティーバッティングとかしたり、あとそのお年寄り小期チーム、お年寄りの小期チームと少年チームによる交流試合みたいなこともしたそうです。
これは企画した方がですね、室方の市議さんでいらっしゃって、この方が元教員で、あと普段今野球の小学校の少年野球の指導をしてる方で、なんとか論脈何にも皆さんに幅広く使ってもらえる形なんかないかなと。
あと学校で活用に苦心とかしてる学校があると聞いたので、ヒントになればいいんじゃないかなということでイベントしてみましたということを聞きました。
聞けばいろいろパターンがあるけど、みんな悩みながらというか。 そうですね。三つというのがありがたいのは間違いなくありがたいんですけど、ただ活用になるとちょっと考えるところも出てきて。
あとなんかちょっと違った角度の意見で、寄贈されるものというのは大谷さんのグラブだけじゃなくて、他の方から地域の方とか寄贈もあるので、その大谷グラブだけを優遇という形にしていいのかなというふうにちょっと考える学校もありましたですね。
いろんな場面で他の方からも小学校何かいただいたり寄贈されたりすることあるでしょうからね。 でも僕個人思うのは、こうやって大谷さんがこうやって問題提起じゃないですけども、やったことによっていろんな意見が出てきて、そういったいろんな動きが出てきて、これだけでも大谷。
そうね、そうやね。すごいよね。みんなに配るんじゃないか。いくら給料が高いと言っても。 すごいですよね。おまけに今年のシーズン、大谷さんはピッチャーも踊ってくるということですから、なおまたこのグラブが脚光を上げるんじゃないですかね。
そうですね。来年はあれか。来年、今年は大谷もう一回投げるんだ。 二刀流ですよ。復活するんだ。 楽しみだね。分かりました。中森さんどうでした。
それこそ1年前、大谷グローブが届いたんでみんな騒いでましたけど、確かに学校側からすると、どう使うって絶対難しいですよね。いろいろ今活用方法もあったと思うんですけど、まあちょっと難しいかなと今感じたので、それでもそうやって感じるってことは野球に対する関心が高まるっていう意味ではいいのかなとは思うんですけど、まあ学校側も大変ですね。
カサっとくっていう選択を、仕方ないところもあるよね。だって千人くらい子供がおったらさ、順番っていうことでね。
ポッドキャストと学校の取り組み
分かりました。今日はですね、そういったことで、「あなたの特命取材班」がテーマの話だったんですけど、西日本新聞ではこのアナトクの話ばかりをする西日本新聞アナトクポッドキャストを毎週金曜日に配信をしています。それとですね、ついでに全部紹介をしたいと思うんですけども、月曜日はニュース解説や福岡の話題を記者が語る西日本新聞にポッドキャスト。
火曜日は西日本新聞の子供記者とか、子供記者のOB、OGの子が登場する西日本新聞子供記者ポッドキャスト。で、水曜日はここ、スポーツ余分が水曜日に毎週配信しています。さらに木曜日は鉄道ファンの記者が鉄道ファンのために送る鉄学の旅ポッドキャスト。鉄学っていうのはですね、鉄道の鉄に、学はカタカナで書きます。編作のときはそうしてください。
ということでですね、今年の1月から基本的に平日は毎日1本ずつ西日本新聞のポッドキャストを配信しておりますので、よかったらそちらの方も聞いてください。編集は全部中止さんがしております。
ありがとうございます。
それではエンディングです。
ここまで聞いていただきありがとうございました。大久保さんの記事が読みたい西日本新聞やこの番組を応援したいと思っていただける方、ぜひ西日本新聞、もしくはスマホアプリの西日本新聞MEのご購読をお願いいたします。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。