福岡県内だけでも千近くあったとされる戦国時代の山城の魅力をお話しする「戦国山城ポッドキャスト」。「城井谷編」の最終回となる第6話の舞台は、城井鎮房が最後に逃れたとされる城井ノ城(きいこのじょう)。登り口には、2014年NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で鎮房を演じた俳優・村田雄浩さんの記念碑が立ちます。
「人工的な施設はなく、山城の跡とは言えない」とし、緊急避難の場所だったと評価する研究者がいる一方、築上町教育委員会は、鎮房が発した書状をもとに「女子供を預かる人質の場所」と位置づけます。清田さんはその書状を現代語で紹介。「前から決まっていることだろう、さっさと女子供を入れろ」と焦る鎮房の声がにじむ内容で、城井谷が追い詰められていく様子が伝わります。
そして最大の注目は、鎮房の最期をめぐる新説。通説では「中津城に呼び出されて惨殺」とされてきましたが、城井谷に古くから住む新家(しんけ)に伝わる文書には「馬ヶ岳城にて切られる」と記されていたのです。しかのすけも「中津城の建設時期を考えれば、呼び出して暗殺というのは合わないのでは?」と指摘。清田さんは「断言はできないが、まだ中津城が使える状態じゃなかったのだから、馬ヶ岳城が正しいのではないか?」と話します。
全6回にわたって城井谷を縦断した一行。しかのすけは「まさか谷全体が城だったとは。福岡にこんなスケールの大きい話があったとは」と振り返ります。清田さんからは次回予告として「博多の茶人・神谷宗湛の日記に出てくる豊臣秀長の話をしたい」とのお知らせも。さらに「秀長はかつて"長秀"と名乗っていた。なぜ逆転したのか?」という歴史クイズが出題されました。答えは次の出演回で——。城井谷シリーズ完結です。
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◆出演:清田進(郷土史家)、中山 紘一郎(しかのすけ/販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)/ 映像編集:中山 紘一郎/音声編集:中富一史(販売部)/ディレクション:坂本信博(メディア戦略局兼編集局上級専門委員)
◆収録日:2026年4月14日
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サマリー
本エピソードでは、城井谷編の完結として、城井鎮房が最後に逃れたとされる城井ノ城を訪れる。研究者によって見解が分かれる城井ノ城の性質や、城井鎮房が家臣に宛てた書状から当時の緊迫した状況が明らかになる。さらに、城井鎮房の最期に関する通説(中津城での惨殺)に対し、馬ヶ岳城で最期を迎えたとする新説が提示され、中津城の築城時期との整合性から考察が深められる。全6話にわたる城井谷編の締めくくりとして、谷全体が城であったというスケールの大きさが語られ、次回の予告として博多の茶人・神谷宗湛の日記に登場する豊臣秀長の話が予告される。