サマリー
佐藤雅彦展では、広告クリエイティブやNHKの作品、教育的アプローチが紹介されています。特に、作り方やそれに伴う方法論に焦点が当てられ、彼の独自の世界観や技術がどのように形成されたのかが探求されています。また、作品の多様性と教育的要素が強調され、訪問者が楽しむことができる体験が提供されています。図録には展覧会の背景や作り方が詳述されており、未来の美術館設立についても触れられています。
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こんにちは、ninjinkunです。
佐藤雅彦展について
横浜美術館でやっていた佐藤雅彦展に、2週間前に行ったので、その話をしようと思います。
前回は横浜美術館のコレクション展の話をしたんですけど、同じ日に佐藤雅彦展に行ってきました。
佐藤雅彦さんというのは、有名なところでは、例えばポリンキーのCMとか、バザール・デゴザールのCMとか、
ピタゴラスイッチとか、ダンゴ三兄弟とか、こういう広告のクリエイティブから始まって、
他にもいろんなNHKイーテレの作品とか、あとは大学に移って研究に入ってからのいろいろな成果物を作ってきた人で、
まだ存命の人なんですけど、この人の一大開講展というか、総まとめの展示がやるということで行ってきました。
やっぱりファンが多い人なので、本当に今回の展示が大人気で、最初の方は比較的まだ余裕があったみたいなんですけど、
回帰の後半になったらもう予約制なんですけど、予約がもう全部埋まるような感じになってきて、
私も慌てて予約を取って、平日の夕方3時からの回がかろうじで取れて、近くか、4時かな。
閉館が6時なんで、ギリギリ2時間だけ見れますと。
でも、もっと後の時間だと5時の予約とかもあって、そうすると1時間しか見れないんですよね。
これも大体2,3時間ぐらいのボリュームであることが、人によりますけど、私が見るとそれぐらいのボリュームであることが多くて、
全部字とか読んじゃうんで、たぶんさっと見てると1時間ぐらいだと思うんですけど、
全部読むとたぶんこれは3時間ぐらいのボリュームだろうと思います。
内容としては、本当に今まで作ってきたものの総まとめというか、
佐藤正彦という人の歴史をひもといて、その中で成果物を並べるというだけに留まらず、
作り方の方法論
この人の特徴である作り方を作るということにすごくこだわっている人で、
どういうふうに作ってきたかの方法論を伝えようとするというのが、この展示会の一番の趣旨かなと思いますね。
なので最初に、この辺は全然知らなかったんですけど、
この人は東大の教育学部を出てから電通に勤めるんですけど、
もともとは物理学者とかになりたかったらしいんですけど、
教育学のほうに転校をして、教育に興味はあったんですけど、
教師にならずに電通に勤めたと。
そこから最初は印刷のほうの部署に回されたんですが、
だんだん独自でグラフィックデザインの仕事を個人で売れたりとかして、
そういうのをやったことがなかったけど、そういうのに挑戦していくっていう。
途中からCMを作るクリエイティブ局に転局して、
そこでも最初は仕事がなくてやることがなかったらしいんですが、
自分でいろんなCMのショーに勝手に応募して当選したりしていくと。
そこでようやくクリエイティブ時代、CMプランナー時代の佐藤雅彦が出てきて、
そこで有名なCMがいっぱい流れているコーナーがあって、ここは人だかりで、
みんな見たことあるものだけど、懐かしいからでしょうね、みんな見てると。
私も佐藤雅彦CM、おそらく直撃世代なんでしょうね。
子供の頃にもとにかく見たっていう。
こういうCMとかはドラえもんとか見てる間に流れますんで、子供がターゲットなんで。
やっぱり流行るんですよね、ドンタコスとかね。
こういうものをどうやって作っていったのかっていうのが次のところで明かされていって、
この佐藤雅彦が導入しているルールというか方法論が2つ提示されていて、
それがルールっていうのが方法論1として書かれていて、
これはね、あるルールに従って作るということ。
たぶん平たくそのまま言うとそういうことになるんですけど、
例えば音から作るみたいなことがまずありますと。
CMで一番大事なのは佐藤雅彦さんは音だと言っていて、
とにかく耳に残るリズムが良い音が作れれば、
もうそれだけでCMができたも同然みたいな。
それをこの人が聴いている音って呼んでるんですけど、
とにかくいっぱいそういうのを暇だった時代に資料室に入り浸って収集したらしくて、
それで作ったのがドンタコスとかモルツとか、
とにかくそういう内容としては商品名とかコピーを連呼してるだけみたいな感じだけど、
リズムと音が良いんで何か見ちゃうっていう、
そういうものが出来上がってきますと。
そのルールがあってその中には、
例えばドキュメンタリーチョータッチでリズムが完全に、
その出てる人たちの口がシンクロしてますみたいな、
ドキュメンタリーリップシンクロって言ってたかな。
そういう方法論がどんどん積み上がっていって、
こういう中でいろんなCMが作れましたと。
なんで佐藤優彦さんが言うのは、
自分は作り方の作り方をずっと作ってるから、
CMもその考え方でこの法則を発展したからもう大量生産できましたっていう。
そっかみたいな。
なんかね、全体として考え方は伝わってくるんですけど、
これを知ったからだとみんながこれを作れるとは限らないのではという疑問も出てくるんですけど、
これを本当にちゃんと実践するにはかなりの時間の使い方、
例えばCMを考えるためにすごく時間を使ったり、いろんな資料を集めたり、
そういう裏づけがないとこの方法論だけ聞いても、
おそらく実践は難しいんじゃないかなという気がしますね。
で、あとはもう一つ明かされてた方法論2がトーンっていう、
これは世界観みたいな意味らしいんですけど、
これは本人も言語化がまだ完全にできてないみたいなことを言ってて、
別の例えば外国で撮ったりとか、
そういう独特の世界観が構築できれば、
それぞれで成立するみたいな。
それを聞くとそうだよねという気がするんですけど、
今後に作ってきたCMもこのトーンで説明できるものがあるよということを言われますと。
なるほどな、分かってるのか分からないのかという感じで進んでいって、
作ったゲームのIQっていうプレイステーションのゲームがあって、
確かにこれは友達にしてやったと思う、書いたこともあったかな。
これもゲームとかやったことないけど、ある一つで浮かびましたみたいな。
これもトーンの世界観ですね。
コネクションがよく分からんがそうかみたいな感じで。
全体としてはシーンを貫く作り方っていうことは分かるんだけど、
その後のアウトプットにつながったところには相当なジャンプがあるよなっていうところがあって、
本人も多分その方法論にしがみついて考えて考えて考えてピンってジャンプしたところに何かがパッと出てくるという感じの連続だったということを言ってるんで、
前半だけ前にできても後半はみんなにできるわけじゃないような気がするなという。
かといって何もないところからジャンプが発生するってことはないので、
おそらく伝えたいのは、まずは何らかの方法論に固執して考え続けるということなのかなっていうふうに自分は受け取りました。
という感じで、自分もやっぱり佐藤正彦クリエイティブ直撃世代ではあるから、
時代として享受してきたもの、見てきたものが懐かしいなっていうのと、
こういう考え方で作ったのかとか、こういう人が作ったのかっていうのはありつつ、若干ちょっと距離を取ってしまうところもあって、
何か分かるようで分からんなっていう。
新しい表現の追求
あと多分そのCM以降の研究、KOSFCの教授になるんですけど、
そっちに入ってから佐藤正彦がよく分かんなくなってくっていうか、
多分その新しい表現を生み出すっていうところの方にもっと入っていって、
いろんな本作ったりとか、あとは数学をもっと学びやすくしようとか、
そういう活動があるんですけど、
そっち側に多分自分が乗れてないからっていうのもあるのかなっていう気がしますね。
2-10Pっていう本とかね、
そういう数理的な曲線を立体して見せて、面白いでしょっていう本で、
面白いんですけど、面白いようなぐらいな、
そういうね、なんとなく距離を取ってしまう感じがあって、
佐藤雅彦展の体験
ピタゴラスイッチとかはね、これは乗りやすいんで、自分も好きですけど、
ピタゴラスイッチも慶応に移った後の学生と作り上げた成果だったはず。
今でも多分続いてるんですよね。
爆中問題とかね、アルゴリズム体操とか、
あとはイーテルの0655とか2355とかいうのも、
佐藤正彦プラス学生の成果だったはずです。
という感じで、
それに対していちいちちゃんと説明がついてるんで、
後半で時間が足りなくなって、2時間フルで使っても、
まだちょっと最後の方で最新の映像みたいなやつがいろいろあったんですけど、
そっちは見れずって感じでしたね。
でもやっぱ体験できる展示も多かったんで、
全体としては楽しかったし、懐かしいものも多かったし、
普通にめちゃくちゃ楽しめる展示でしたね。
図録と未来の美術館
たぶんお子さん連れの人も多かったんで、
確かに佐藤正彦クリエイティブはお子さんが見て楽しいものが多いかな。
両方、子どもも大人も楽しめるものが多いっていうキャッチーさというか。
だけど地域要素が絶対入ってるんで、
安心して与えられますみたいなところが、やっぱりこの人強いよなっていう。
やっぱりそれがこの人がやりたいところで、
教育学部でいろんな教育の方法論をもっとやりたかったんだけど、
ちょっと挫折したっていう過去があるらしくて、
それぐらいずっと教育手法みたいなのには興味を持ってきたっていうことらしいです。
というわけで、なんかなんか面白かったけど、
乗れる自分と乗れない自分を発見して、それで面白いなっていう。
多分ね、佐藤正彦クリエイティブを全部好きっていう人あんまりいないんじゃないかな。
これは好きだけど、これはよくわからんって人は結構多いような気がしますけど、
それもまるっと展示して、こういう人ですっていう風に出してきた展示だったのかなと思いますね。
この展覧会は図録があって、
最初にそのコレクション展見て休憩してる時にカフェで休んだんですけど、
そこでショップが併設されたんで図録が売ってて、
多分展覧会時間まで見れたろうと思ったんで、
図録だけ先にちょっと買うかと思ってパラパラめくったら、
図録が普通に本ででして、
普通の図録って文字通りその展示してるものの写真を載せてキャプションを載せてっていうことだと思うんですけど、
これは普通に佐藤雅彦が書き下ろした作り方についての本になってて、
内容はこの展覧会のその展示してるものをなぞってるんですけど、
その背景にある作ってきた歴史みたいなものとか、
その時にあったこととか考え方を全部網羅的に書いてるっていう凄まじい白紙で、
さすがにこれはもう買わないと展示が完成しないだろうなという感じだったんで買いましたね。
それを全部読んで今なんですけど、
これはね、買うしかないと思います。
多分この図録込みで展覧会が設計されてるなと思ったんで、
買って良かったし、
これはあそこで買わなかったら多分相当悔やんでたろうなと思うんで、
マストな本かなと思いますね。
でもね、展覧会で実際体験したものを後からこうやって本で解説を聞けるからより深まるっていうね、
多分そういう設計になってて、
これだから展覧会の作り方の作り方だよなみたいな、
そういう風にもなってて、徹底してるなっていうそのコンセプトがね、
そういうのは感心しましたね。
この展覧会はもう、
昨日多分全部のチケットが売り切れて全部終了したはずなんですけど、
どうも2030年ぐらい、それか手前ぐらいに、
沼津に、佐藤雅彦の生まれ故郷かな、
沼津に美術館が建つ予定らしくて、
そこにどうも内容が映るのかな。
なので今回だけで全て見られなくなるわけじゃなくて、
今後はおそらく常設展として、
新しい美術館に映るっぽいような雰囲気のことが最後に書かれてました。
確定してるのは沼津に美術館が建ちますということまでみたいですけど、
今回ね、人気だったんで見逃したっていう人は、
悔しい人はいっぱいいると思うんですけど、
いつかまた見れますというのをどうも匂わせてたんで、
またやったら自分もさすがにね、
もう一回見たいなっていう気はしたんで、
見に行きたいかなと思います。
というわけで、佐藤雅彦展。
これはサブタイは作り方を作るでいいのかな。
違いました。この作り方を作るは図録の本の名前で、
サブタイは展示の方は新しい書ける括弧作り方プラス
わかり方括弧閉じる。
なるほどね。なるほど。
わかり方の方にも入ってるんだな。
いやー、こういうところなかなか気が利いてますよね。
この人はいちいち。
という感じで、本当に面白かったし、
やっぱり3時間くらい見たかったな。
という感じで、佐藤雅彦展横浜美術館に行ってきましたという話でした。
ありがとうございました。
16:32
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