サマリー
山形新幹線のE8系車両が突然故障し、運転に影響を与えた問題について話しています。原因として補助電源装置の故障や半導体素子の変更、外気温の上昇が挙げられ、デバッグのプロセスが詳細に説明されています。
E8系の故障と影響
こんにちは、ninjinkunです。
今日は、最近気になった 鉄道ニュースの話をしたいんですけど
新幹線のE8系という山形新幹線に 使われている車両が
最近ねー 突然相次いで故障するという
事故があって しかも
動かなくなると
なので途中で動かなくなって線路を塞いだり あとはテスト中だった車両がこれまで動かなくなったりということで
鉄道がね動かなくなるというのは基本的に一番あってはならないことなんで 結構ニュースになったりしてました
これによってそのE8系というのは山形新幹線の次世代型なので
これがすでに重当されていた 運転が結構取りやめになって
どうもこのコーニッティ仲間のキリさんもこの影響を受けて 東京からの直通運転がね今一部なくなっているらしいんですけど
そういうねいろいろ拡張に影響が出ていて 社会的にも結構問題だったんですけど
故障の原因の調査
これの原因がようやく特定されたというのが先週ニュースでありまして
先週じゃないな7月22日 ちょうど先週ぐらいかな
で私これを見ましてほほうと思って これはあの
なんでしょうね単純に矢島の面白がってる話だと思って聞いてほしいんですけど
あとねこれで実際に影響を受けた人は大変でしたという感じなんですが
普通にエンジン屋として見るとなかなか興味深くてですね
まず原因が補助電源装置の故障と
これは最初から分かってたんですよね
補助電源装置が故障したんですけどそれは何でかというと
ある特定の時期以降に製造された半導体素子 この補助電源装置内の半導体素子と
さらに外気温の上昇が合わさって発生したらしいんですよ
でまずこの半導体が変更された時に
制御電流という補助電源装置に供給される制御用の電流が大電流
少し今までよりも大きな電流が流れるように仕様変更があったと
で意図せずに起こったっぽいですね 流れるようになっちゃったという方が正しいんじゃないですかね
これによってこの補助電源装置内の保護素子という多分温度の急激な上昇に対して
その回路を守るために働く素子が
このまず大電流によって温度が上昇してさらに周囲の環境
夏だからですよね 暑くなってきて気温が上昇したことによってさらに温度が上昇して
結果的にこの保護素子が誤作動と書いてますけど
まああれですよね 保護素子としては普通に今まで通り仕事をして温度上昇を検知してバチッと装置を切ったということだと思います
でそれによって補助電源装置が動かなくなって
そうするとこの補助電源装置は社内のいろんなところに電力を供給している装置であって
社内の照明とかもそうなんですけど この場合はモーターに電力を供給する主変換装置というところの
これのクーラーにも電力を供給されなくなって結果的に冷却ができなくなって
モーターが動かなくなったということが原因だったらしいです
これはJRの東日本の調査結果の非常にわかりやすい図が書いてあるんで
これをリンクしておきますけど というのでなるほどなぁと思って
そもそも補助電源装置というのがどういう役割かもよく知らなかったんで
でもここがやられると全部やられてしまうということがわかったんで
これもとにかかったんですけど それよりも私がちょっと共感したというか
これは要するに原因を特定するというのはソフトウェアと同じでデバッグなわけですよね
なのでどうやってデバッグしたのかなというのを勝手に想像してたんですけど
まず特定の編成にこの故障が集中したというのが一つキーですよね
E8K全部じゃなくて最近作られた編成に集中しているということで
この編成で何が変わったかということを最初に調査したでしょうね
まず補助電源装置に問題があるところまではある程度わかっているから
もしかしてその周りに疑ったと思うんですけど
まず補助電源装置内で何が変更されたかおそらくは相当追跡したと思いますね
多分いくつか変更された要素があるんですけど
それを多分一個一個変えてテストしたんでしょうね
もう一つこの問題で難しいのは外気音の変化ですよね
これはこういうふうに変数が二つある場合というのは非常にデバッグが困難を極めます
そもそも変数一つだったらおそらくテスト段階で結構見つかる
車両をロールアウトする前に絶対テストはするんで見つかると思うんですけど
この二つの要素が合わさったことで発生したと
多分まずいろいろ変えてみてどこまで組み合わせちゃったのかな
これは外気音だというふうに誰かが思いついたか
ある程度想像はつくと思うんですけど
実際に出荷前にテストできてない部分は何かというところを多分自分だったら調査していくんで
なので変更されたこの編成で変更された要素と
出荷前にテストしきれなかった要素というのを二つ追跡していって
その組み合わせをいろいろ試してみて
ついには再現するというところまでいったんじゃないかなというふうに想像しますね
問題の解決と今後
多分鉄道のテストできない要素って多分いっぱいありそうですけど
温度はそれなりに思いつきやすそうだから
しかも急に最近になって出てきたと
先月だったかな発生したのが
なのでおそらく気温による変化というのは割と思いつきやすい要素かなと思うんで
ある程度最初から絞り込まれてたかもですけど
面白いですねこういう調査報告
あと自分が思ったのはこれを突き止めた人はめちゃめちゃ気持ちよかっただろうなということですね
もちろんねいろんな人に迷惑かかってますんで
表面上は申し訳ございませんでしたということになってると思うんですけど
だしそういう気持ちは絶対仲の人にもあると思いますが
でもね絶対突き止めた人はやったって思ったと思いますね
おそらくその夜はうまいビールを飲めたんじゃないかなと思います
その上司の人たちはおそらくみんなホッとしたっていう
そういうふうになんとなく仲の人の気持ちを想像すると
そういうデバッグで突き止めた時の爽快感みたいなのは
自分も大得がいっぱいありますんで
おそらく同じような気持ちになったのではないかなと想像してニコニコしておりました
いやーしかしこれがようやく突き止められて
しかも8月1日からわりとこのE8系は運転に戻っていくらしいんで
いやーお盆に間に合って本当に良かったですねっていうね
夏休みには間に合わなかったけど
お盆は多分一番この時期で済んで
そこに間に合ったってことは本当にみんなホッとしたでしょうね
あそうかこれ6月17とかに発生した事案だから
まるまる1ヶ月使って検証したということですね
いやーまず関係者の皆様本当にお疲れ様でしたという感じですね
こういうわかりやすい説明資料を作っていただいて
自分のような全く関係ない画面も楽しむことができて
ありがとうございますという感じです
いやーまあ多分専門家の人にとってはこれはなんでしょうね
それこそ教科書に載るような事案じゃないかなと思うんで
ちょっと絵に描いたようなトラブルというか
トラブルとそのリカバリだと思うので
結構良いモデルケースになるんじゃないかなって思いますね
というわけでちょっと鉄道ニュースにいろいろ言ってみたという話でした
E8系列車故障の調査結果と対策及び今後の運転計画について
お読みながら喋りました
ありがとうございました
09:53
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