★タイムスタンプ
イントロ(かなり寒くなりました)
★H5N1型鳥インフルエンザ上陸による、オーストラリア生態系の危機
今月20日、世界中で猛威を振るっている高病原性鳥インフルエンザ「H5N1型」のウイルスが、西オーストラリア州の海岸で野生の海鳥から検出されました。これまで地球上で唯一、この凶悪なウイルスの侵入を免れていた「最後の砦」オーストラリア本土への初上陸が確認されたことで、環境学者や政府の専門家たちの間に激震が走っています。
今回、ウイルスが検出されたのは、西オーストラリア州南部のエスペランス近郊で見つかったオオトウゾクカモメなどの海鳥です。これらは南極圏や隔離された島々を移動する渡り鳥で、死肉を漁る習性があるため、海外の感染地から本土へウイルスを運んできたと見られています。
今回の事態が「前代未聞の生態系危機」と騒がれている最大の理由は、このウイルスが一度野生の生態系に入り込むと、人間の手では決して根絶できないという点にあります。
オーストラリアの固有種たちは、このウイルスに対する免疫を一切持っていません。集団で密集して生活する黒鳥などの水鳥はもちろん、感染した鳥の死骸を食べたコアラやアシカといった哺乳類にも脳炎などを引き起こして容赦なく感染・死亡させるため、ただでさえ絶滅が危惧されている野生動物たちの大量絶滅に繋がりかねないと危惧されています
現在のところ、幸いにもコマーシャル用の養鶏場などへの感染は確認されていませんが、大手養鶏業者は即座に施設を完全ロックダウンするなど、最悪のシナリオに備えた超厳戒態勢を敷いています。
政府は市民に対し、ビーチや公園で複数の死んだ鳥や動物を見つけても絶対に触らず、すぐに通報するよう強く呼びかけています。オーストラリアの大自然を守るための、前例のない厳しい戦いが今、始まろうとしています。
★オーストラリア政府、ガソリン代補助の電撃的延長へ
6月21日、アルバニージー首相が緊急の記者会見を開き、今月末、つまり6月30日で完全に終了するはずだった「ガソリン代の補助措置」、いわゆる燃料物品税の減税を、急遽「もう1ヶ月延長する」と公式に発表しました
先月発表された連邦予算案の段階では、政府は「インフレ悪化を防ぐため、これ以上の延長は絶対にない」と言い切っていただけに、今回の発表は国内で驚きと、そして大きな安堵のシグナルとして受け止められています
ただし、今回の延長には重要なポイントがあります。これまでの割引がそのまま続くわけではなく、段階的に通常の税率に戻していく、いわゆる「ソフトランディング」の形をとっている点です
具体的に言うと、これまでは連邦政府と州政府の協力によって、1リットルあたり最大32セントの割引が行われていました。これが7月1日からの1ヶ月間は、割引額がちょうど半分の「1リットルあたり16セント」として継続されます。そして、8月3日をもって補助が完全に終了し、元の税率に戻るスケジュールとなっています。
いきなり30セント近く跳ね上がるはずだった「7月1日の大激震」のクッションとして、政府がもう1ヶ月の執行猶予をくれた形です。
この措置は、一般ドライバーだけでなく、オーストラリアの物流を支えるトラック運送業界や建設業界にとっても巨大な救済となりました。もし7月1日に一気に全額の負担が戻っていれば、さらなる物価高、インフレの引き金になりかねなかったと、業界団体も高く評価しています。
先日の配信で、「ガソリン代暴騰への恐怖から、国内の新車販売でEVシフトが過去最高レベルで加速している」というお話をしましたが、今回の政府の激変緩和措置によって、消費者のマインドが7月と8月でどう変化していくのか。経済の軟着陸シナリオも含めて、今後も目が離せない展開となりそうです
W杯2026・豪日そろって決勝トーナメント進出へ
先週、グループステージの全日程が終了し、オーストラリア代表「サッカールーズ」、そして日本代表「サムライブルー」が、揃って見事に決勝トーナメント・ラウンドへの進出を決めました
まず、我らがオーストラリア代表の状況です。激戦となったグループDの最終戦、パラグアイとの一戦に臨んだサッカールーズは、引き分け以上で突破が決まるという極限のプレッシャーの中、トニー・ポポヴィッチ監督がスタメンを6人も入れ替える大胆な采配を見せました。試合はパラグアイの激しい防壁に苦しんだものの、終始コントロールを維持し、0対0のスコアレスドロー。この結果、通算成績を1勝1敗1分けの勝ち点4とし、グループDを2位で突破しました。注目のノックアウトステージ初戦は、7月3日、グループGの2位チームと対戦になります。
一方の日本代表も、強豪ひしめく「死の組」グループFを、1勝2分けの「無敗」という堂々たる成績で2位通過を果たしました。スウェーデンとの最終戦では、前半に堂安律選手からの絶妙なパスに前田大然選手が合わせて見事な先制ゴールを記録。後半に追いつかれ1対1の引き分けとなったものの、オランダに次ぐ2位での進出を決めました。
そして、日本代表の次なる壁として立ちはだかるのは、なんと5度のワールドカップ優勝を誇る、世界最強のブラジル代表です。
負ければ終わりのノックアウトステージ。オーストラリア、そして日本。両国が世界の頂点に向けてどこまで駆け上がれるのか、ここからが本当の戦いの始まりです。
クロージング(裏話)
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サマリー
オーストラリアでH5N1型鳥インフルエンザが野生の海鳥から検出され、固有種の絶滅危機が懸念されています。一方、政府はガソリン価格補助を1ヶ月延長しましたが、段階的に税率を戻す方針です。また、サッカーW杯ではオーストラリアと日本代表が揃って決勝トーナメント進出を決めました。