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無人書店のオーナーがこだわったバーチャルではない「リアルな世界」
2026-10-28 10:36

無人書店のオーナーがこだわったバーチャルではない「リアルな世界」

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九州北部エリアのニュースをどこよりも早く、どこよりも正確に…RKBのニュースサイト「RKB NEWS DIG」編集長の高藤秋子が、1週間のできごとの中から注目のニュースをピックアップします。

田畑竜介
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サマリー

福岡市南区の古書店「よかばい堂」は、人件費を抑えるため無人営業にしながら、町にリアルな本屋を残そうとしている。浜隆さんは高額本を倉庫に置き、店には2万冊超の古書と中古レコードを並べ、防犯カメラ3台で管理している。売上の9割はネット販売だが、店では偶然の本との出会いや、紙の手触り、匂いなどの体験を重視する。ネット通販の最適化とは異なる価値を実感した記者の取材や、飯塚市の無人営業の事例を通じ、デジタルとリアルの共存が語られた。

無人古書店「よかばい堂」の仕組み
この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。毎週水曜日はRKBNEWS DIG 高藤秋子編集長です。高藤さん、おはようございます。
おはようございます。今日はこちらの記事をご紹介します。
匂い、埃、虫。無人書店のオーナーがこだわったバーチャルではないリアルな世界。昭和レトロな雰囲気と古書とレコード。
先週に続き本の話題。今日のリスナー投票。本の話題。
昨日10月27日から11月9日まで読書週間ということで。
活字離れ、電子書書機の普及。町の本屋さんの数減り続けています。
書店経営のネックの一つが人件費だと言われているんですけれども、
この人件費を削減するために無人店舗にした古書店が福岡市にあります。
この書店のオーナーの男性が町に書店を残したいと思ったのは、バーチャルではないリアルな世界があるから。
ということで、無人書店をRKB報道部の瓜生記者が訪ねました。
瓜生記者が訪れたのは、福岡市南区の横葉井堂寺塚店。
広さはおよそ20坪。ちょっとありますね。
店内は棚で埋め尽くされていまして、2万冊を超える古書があります。
古書に加えて、懐かしいジャケット付きのLPレコードが置かれている。まさに昭和を感じさせる空間です。
この書店なんですけれども、インターネットで古書を販売している浜隆さん、68歳の男性なんですが、2年前に開店しました。
なぜ書店苦境の今開店したのかということなんですけれども、こんな風にお話しされています。
ネット販売と店を両立する経営
本屋が町から減ってきているというのは皆さんご存知なので、何とかして本屋を町の中に残す方法はないかなとずっと考えていたんですけれども、
その中でやるとしたら無人でやるしかないと思っていたので、できるかどうかっていうのをやってみようと思ったのが最初のきっかけです。
実験してみた。気になるのは万引き対策だと思うんですけれども、無人ですからね。そうなんです。
対策として工夫したのは高額な書籍は置かない。それから防犯カメラの配置。カメラは3台付けています。
これまでに盗難被害など目立ったトラブルは起きていないということです。
無人ならペイできるのかということなんですけれども、実はこの書店、拠点がもう一つあります。
福岡県菅氏にある倉庫。この倉庫はネット販売をしている本を置くための場所。
高額な個書などを3万冊ほど管理しています。お店は無人でやっているので高い本を置かない。
けれども倉庫には比較的価格の高い本を置いていると。
基本的には数千円から数万円の本を保管していて、中には10万円ほどの価格の本もあります。
この10万円の本というのは46年前の写真集。非常に貴重なものだということなんですけれども、
よかばい堂では売上げの9割が実はインターネット販売で、これだけで経営は成り立っています。
しかしオーナーの浜さんは店を構えることにこだわりました。こんなふうにお話しされています。
本との偶然の出会いとリアルな感覚
自分自身も本屋が好きだったんです。本屋で過ごす時間が好きで、本屋に行くと自分が探している本とは全く違う本に手が行って、
その本に衝撃を受けて、本との出会いってよく言いますけれども、そういうのが面白いなと思っていたし、
そういう場所が世の中から減っていくのはちょっと寂しいなという気持ちはありました。
というわけで訪れた人が書店で過ごす時間も大切にしたいので、古書だけではなく中古レコードも多いだということです。
訪れるお客さん多い日で30人ぐらい。少ない日は数人。月平均でだいたい450人くらいでしょうか。
ということでした。常連のお客様にも聞きました。
子供の頃で言えば隠れ家というか秘密基地というものが作りたくなる。そんな感じです。
なくなると困る。よく無人でやっているなと思います。
よかばい堂の浜さん。こんな風にお話しされています。
常連さんのご協力というのはあると思います。やっぱり信頼関係。
信用しないと、もう誰も信用しないぞってすると全部コストがかかる。
ジャングルみたいに面白いものもあるかなって探せるような店にしたいなとは思っています。
今スマートフォンを使えば様々な情報が簡単にいつでも手に入る。
そんな時代だからこそ浜さんは実際に店に足を運んでみてほしいという風に話していて、
ご紹介する浜さんの言葉にグッと引き込まれたんですけれど、
実物が手に取れるというのはやっぱり違う。
紙の手触りから始まってバーチャルな世界ではなくてリアルな世界でしょ。
匂いもするし、埃も立つし、下手したら虫が出てくるかもわからないという意味でありますよね。
本ですから。本当にリアルな世界なんです。
自分が思わなかったものと出会ったりすることもあるし、それが面白いんじゃないかなということで。
実は取材したRKB報道部のウリュー・ショータロー記者、2002年生まれの23歳。
デジタルメイキですね。全年代だ。
どうだったって聞いてみたんですよね、この取材。
そしたらウリュー・ショータロー記者曰く
普段は書店ではなくネットで本を購入しているそうなんですけれども、
デジタル時代の書店と街の景色
今回ネット通販は過去の購入履歴などから自分に最適化されたおすすめが表示されます。
なので今回店舗で様々な本を眺めたことで探していなかった本に突然出会える価値を実感しました。
興味深い題名の本がたくさんあり、手に取って読む時間が楽しかったと話していました。
やっぱり本って見る情報だから目、視覚に頼ることが多いけど、
でも実際は買うまでの工程を考えたら語感を刺激されてるんですよね。
確かに。
その部分を削るって人間の大事な部分も削られてるっていう感覚を持っておいた方がいいのかなって
あと街の景色で今再開発がどんどん進んで、新しいビルの中に本屋さんは入っているんだけど
通るときにその景色を見えなくて、一見綺麗なんだけど、やっぱり商店街を歩いたときの雑多なね、
本屋さんがあって、横には聖火展があってとか、いろんなのがあるっていう、
なんかそういうのが消えてく寂しさもあるので、こうやってリアルにこだわるのがありがたい。
そうですよね。ニュースリグでは書店や本に関する記事いくつか配信してるんですね。
ちょうど去年の今の時期には、生き残りをかけた街の本屋さんのチャレンジっていう記事を出しました。
今も読んでいただけるんですけど、飯塚市の書店は夜間や日曜日に限って無人営業に切り替えて
24時間営業にしたんですね。そうするといろんな変化があったと。
コミックのまとめ替えがあったりとか、夜中に急に読みたくなったりするのかなと思って。
あとは早朝にビジネス書が売れるようになった。早朝履いてるから。やっぱりここ通勤途中の方が。
だから本当にハマさんのオーナーのハマさんの言葉じゃないんですけど、
リアルな世界だからこそいろんな変化があるっていうお言葉がありましたけど、
これ本に限ったことじゃないですよね。
そうですね。やっぱりリアルに実感する。手で触れる。空間に入った時の匂いとか。
あの場所で買ったなっていうのを思い出したりもしますしね。
そうですよね。音だとかね。手触りだとか。本はまた早朝もきれいですもんね。
そうですよね。なのでやっぱり語感というものを人間はデジタルに対抗するのはそこですよ。
デジタルの記事を読んでほしいという。ごめんなさい。
共存していくってことですね。うまくね。そう。
ニュースディグぜひ検索してみてください。
ということでこの時間はRKBニュースディグの高戸明子編集長でした。高戸さんありがとうございました。
ありがとうございました。
ぜひRKBニュースディグ検索してみてください。
10:36

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