中尾県議の記者会見とその主張
この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。
水曜日はRKBニュースディグ、高藤秋子編集長です。
高藤さん、おはようございます。
今日は昨日の会見を受けてということでよろしいですかね。
そうですね、今日ご紹介する記事はこちらです。
福岡県議会、名指しされた中尾雅之県議、会見で音声認める。
私が言ったことだろう、でもお金は受け取っていない。
議長ポストをめぐる金銭重々疑惑。
県議会の政府、議長ポストをめぐる疑惑ですけれども、
加中の中尾雅之議員が昨日2回目の会見を開きました。ご覧になりましたか。
なりました。
昨日の会見で冒頭ですね、中尾県議が主張したのは主に2つです。
1つはそもそも1000万円を借りたという吉松県議の主張が疑わしい。
吉松県議の提示した100万円の借用書は信憑性がないという主張。
それからもう1つこれ冒頭ですね。
吉松県議が公開した音声データはAIもしくは改ざんされたものであるという主張でした。
ちょっと詳しくご紹介します。
まず1つ目ですね、吉松県議7月7日の記者会見で、
友人から1000万円を借りて後援会から返済したというふうに証言しているんですけれども、
中尾議員は1000万円の返済の記載が福岡県の広報を見るとない。
条例で定められた資産報告書などにも過失欠金、借入金の記載はない。
さらに吉松県議が提示した1000万円の借用書について、
現金1000万円、そもそも1000万円を友人から本当に借りたのか疑問。
借用書には母印が押されているけれども印紙もない。
本来なら実印、印鑑証明があるはず。
不動産担保に抵当権も設定する。この借用書は疑わしいと思っています。
というのをまず主張されました。
2つ目、音声データなんですけれども、ちょっとおさらいで、
どういう音声データを公開したかというと、一部なんですけれども、
まず男性の声で、明日松本会長が預かります。
吉松県議、そうなんですね、はい。
男性の声、預かります。
これ責任持って、それちゃんと立ち会いますから、
ちょっとね、退勤やけんね、管理しとかんと。
という音声データを公開していました。
中尾県議、昨日の会見で冒頭こんなふうに発言しています。
今時AIで何とでもなるからね。
いろんな方からそう言われました。
その意見も踏まえたら、やっぱり信憑性に乏しいと思っている。
報道されている音声データ、声紋分析結果は承知している。
私のものであってもお金を受け取った事実がないので、
会話も含めて信憑性に乏しい。
私は疑っている。というふうに主張しました。
音声データの信憑性と中尾県議の主張の変化
ところが報道陣から、科学的に証明された音声だというふうに追及を受けると、
主張を一変させまして、自分の声であることを認めました。
昨日の会見ですね。
これが一番のトピックだと思います。
中尾賢義。声紋が一致して、私は信じられませんけれども、
科学的にそうであれば、私が言ったことなんでしょうね。
会話もあるかもしれないけれど、お金を受け取っていません。
じゃあその音声データに残った大金とは何ぞやと。
何ですかというふうに問われますと、中尾賢義。
わかりません。1000万円でも100万円でも10万円でも大金。
大金というのはお金という感覚じゃないですか。
何かのお金だったんでしょう。
こうした説明、納得されましたか。
全く納得してないですよ。
当然記者もここ聞くわけです。
これ県民納得すると思われますかと。
中尾賢義。納得されないと思う。納得しなくていいです。
というふうに発言されました。
他の県議からの金銭授受疑惑
これがちょっと私は呆れてしまいましたね。そんな発言。
吉松賢義がある意味告発したんですけれども、RKBの取材に対し、
賢義以外にも3人の議長・副議長経験者がお金を渡したというふうにご証言しているんですね。
ちょっと簡単にご紹介すると、吉松議員と同じ時期に副議長だった江藤秀幸議員。
2020年1月か2月頃に中尾副議長へ、当時のですね、現在のですね、直接500万円。
それから2020年4月にお車代125万円。
2020年6月に蔵内会、現在の蔵内議長。200万円をそれぞれ官礼に従って支払いました。
それから別の議長・副議長経験者からも証言が得られているんですけれども、
議長経験者の別の権威、官習として議長になる前に自民党権威団に運営費として300万円を渡した。
それから自民党以外の他会派の副議長経験者、就任前常納金として倉内氏に500万円を手渡した。
現時点では中尾権威が2回会見を開いているので、
県議会のあり方と公金の使い方への疑問
矢表に立っているような状況になっていますよね。批判を一気に浴びている。
ただ、名前が挙がった倉内勲議長、松本邦博議員、原口健成議員も、
これまで短い立ち話でぶら下がりしか応じていないんですね。
やはりきちんと会見を開いて、県民にわかるように説明をすべきじゃないかなというふうに思います。
もう一つ、議長ポストで金が売り買いされていたのではないか。
非常にセンセーショナルなので、今全国で注目されていて、いろんなところで報道されているんですよね。
もちろんこれ真相解明、非常に不可欠だと思っているんですけれども、
私は本質はもっと深いところにあると思っていて、
こうした疑惑を持たれた議員たちが、現時点でですけど、合理的な説明ができていない。
その合理的な説明ができない議員たちが、このような疑惑を持たれている議員たちが、
福岡県の莫大な公金の使い道を決める、承認する立場にある。
それから海外視察などと称して、多額の税金、公金を使っている。
福岡県の今年度予算って一般会計だけで2兆3000億円なんですが、
合理的な説明をしない、県民の理解を得られなくていいというふうに豪語するような議員に、
私たちの税金を預けていいのかっていうところが一番問われているんじゃないかなというふうに、私は思いますね。
県庁職員による県議への過度な対応の見直し
あとその、仮にその疑惑通りにお金を渡して、
そういう議長だとか副議長というポストに就いたとして、
その後その就任を祝うパーティーを開いて、
そこで最初に渡していた額が戻ってくるようなシステムがあるんだとしたら、
これはまた有識問題ですし、
その最初の方に報じられた組織的なパーティー権購入も繋がってくる話でもあるわけですよね。
昨日県知事もちょうど定例会見があって、非常に興味深い県知事定例会見で、
これはニュースリグでもノーカットでその部分をアップしているんですけれども、
県庁職員による県議への過度な対応が、これまでにそれこそパーティー権とかありますね。
服部知事、十数年来の悪しき官礼と決別するとして、いろいろ見直しを指示したようなんですね。
県議を先生と呼ぶことをやめなさいというふうに指示をしたと、県庁職員に。
それから、県議が委員会室に入室する際、
起立してお辞儀を行う、退室時には廊下で見送り、これもやめる。
視察時などに駐車場まで出迎える、こうしたこともやめると。
小さいことだけれども、こういうところもなくしていきたいというふうに、
知事は昨日の定例会見で話しました。
そういうこと一つ一つの積み重ねが上下関係をより強固なものにしていくものにつながっていきそうなところもありますよね。
ニュースディグでの関連報道
ニュースディグでは海外視察の問題、金銭授受だけではなくて、
それからワンヘルスをめぐる不透明な事業やプロセス、
それからパーティー権購入の問題、多数の記事を公開していますので、
ぜひニュースディグから検索してご覧いただきたいと思っています。
ということで、この時間はRKBニュースディグ高戸昭子編集長でした。
高戸さんありがとうございました。