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寝落ちの本ポッドキャスト。
こんばんは、Naotaroです。
このポッドキャストは、あなたの寝落ちのお手伝いをする番組です。
タイトルを聞いたことがあったり、実際に読んだこともあるような本、
それから興味深そうな本などを淡々と読んでいきます。
作品は全て青空文庫から選んでおります。
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どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今日は有名どころですね。
芥川龍之介さんの「蜘蛛の糸」です。
一度読んだことあるやつは、僕あんまり読んでこなかったんですけど。
だから「走れメロス」も読んでないんですけど。
「蜘蛛の糸」も知ってるけど、ちょっと読もうかなと思いますね。
すごく短いです。3000字。
3200文字。
どれぐらいですかね。
10分ぐらい。
すごく短いですが、今日は。
読み終わった後、近況などを話して時間を伸ばそうかな。
ではどうかお付き合いください。
それでは参ります。
蜘蛛の糸
お釈迦様とカンダタの出会い
1.ある日のことでございます。
お釈迦様は極楽の蓮池の淵を一人でブラブラを歩きになっていらっしゃいました。
池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のように真っ白で、
その真ん中にある黄色い髄からは何とも言えない良い匂いが絶え間なくあたりへあふれております。
極楽はちょうど朝なのでございましょう。
やがてお釈迦様はその池の淵にお佇みになって、水の表を覆っている蓮の葉の間からふと下の様子をご覧になりました。
この極楽の蓮池の下はちょうど地獄の底にあたっておりますから、
水晶のような水を透き通してサンズの川やハリの山の景色がちょうど覗き眼鏡を見るようにはっきりと見えるのでございます。
すると、その地獄の底にカンダタという男が一人、他の罪人と一緒にうごめいている姿がお目にとまりました。
このカンダタという男は、人を殺したり家に火をつけたりいろいろ悪事を働いた大泥棒でございますが、
それでもたった一ついいことを致した覚えがございます。
と申しますのは、あるときこの男が深い林の中を通りますと、小さなクモが一匹、ロバタをはっていくのが見えました。
そこでカンダタは早速足をあげて踏み殺そうと致しましたが、
いやいや、これも小さいながら命のあるものに違いない。その命をむやみに取るということはいくらなんでもかわいそうだ。
と、こう急に思い返してとうとうそのクモを殺さずに助けてやったからでございます。
お釈迦様は地獄の様子をご覧になりながら、このカンダタにはクモを助けたことがあるのを思い出しになりました。
そうしてそれだけのいいことをした報いには、できるならこの男を地獄から救い出してやろうとお考えになりました。
幸い、そばを見ますと、ひすいのような色をした蓮の葉の上に極楽のクモが一匹、美しい銀色の糸をかけております。
お釈迦様はそのクモの糸をそっとお手にお取りになって、玉のような白蓮の間から遥か下にある地獄の底へまっすぐにそれをおおろしなさいました。
カンダタの登る糸
2. こちらは地獄の底の血の池で、他の罪人と一緒に浮いたり沈んだりしていたカンダタでございます。
何しろどちらを見ても真っ暗で、たまにその暗闇からぼんやり浮き上がっているものがあると思いますと、それは恐ろしい針の山の針が光るのでございますから、その心細さといったらございません。
その上あたりは墓の中のようにしんと沈まれ返って、たまに聞こえるものといっては、ただ罪人がつくかすかな短足ばかりでございます。
これは、ここへ落ちてくるほどの人間は、もうさまざまな地獄のせめくに疲れ果てて、泣き声を出す力さえなくなっているのでございましょう。
ですからさすが大泥棒のカンダタも、やはり血の池の血にむせびながら、まるで死にかかった蛙のようにただもがいてばかりおりました。
ところがある時のことでございます。
何気なくカンダタが頭をあげて血の池の空を眺めますと、そのひっそりとした闇の中を、遠い遠い天井から銀色の蜘蛛の糸が、まるで人目にかかるのを恐れるように一筋細く光りながら、するすると自分の上へたれてまいるではございませんか。
カンダタはこれを見ると思わず手を打って喜びました。
この糸にすがりついてどこまでも登って行けばきっと地獄から抜け出せるのに遭いございません。
いや、うまくいくと極楽へ入ることさえもできましょう。
そうすればもうハリの山へ追い上げられることもなくなれば血の池に沈められることもあるはずはございません。
こう思いましたから。
カンダタは早速その蜘蛛の糸を両手でしっかりとつかみながら、一生懸命に上へ上へとたぐり登り始めました。
もとより大泥棒のことでございますから、こういうことには昔から慣れきっているのでございます。
しかし地獄と極楽との間は何万里となくございますから、いくら焦ってみたところで容易に上へは出られません。
ややしばらく登るうちにとうとうカンダタもくたびれて、もうひとたぐりも上の方へは登れなくなってしまいました。
そこで仕方がございませんから、まず一休み休むつもりで糸の中途にぶら下がりながらはるかに目の下を見下ろしました。
すると一生懸命に登った甲斐があって、さっきまで自分がいた血の池は今ではもう闇の底にいつのまにか隠れております。
それからあのぼんやり光っている恐ろしい梁の山も足の下になってしまいました。
この分で登って行けば、地獄から抜け出すのも存外訳がないかもしれません。
カンダタは両手を蜘蛛の糸に絡みながら、ここへ来てから何年にも出したことのない声で、「しめたしめた。」と笑いました。
ところが、ふと気が付きますと、蜘蛛の糸の下の方には数限りもない罪人たちが、自分の登った跡をつけてまるで蟻の行列のように、やはりうえうえ一心によじ登ってくるではございませんか。
カンダタはこれを見ると、驚いたのと恐ろしいのとで、しばらくはただ馬鹿のように大きな口を開いたまま、目ばかり動かしておりました。
自分ひとりでさえ切れそうなこの細い蜘蛛の糸が、どうしてあれだけの人数の重みに耐えることができましょう。
もし毎日途中で切れたといたしましたら、せっかくここへまで登ってきたこの肝心な自分までも、もとの地獄へ逆落としに落ちてしまわなければなりません。
そんなことがあったら大変でございます。が、そういう中にも、罪人たちは何百となく何千となく、真っ暗な血の池の底からうよよと這い上がって細く光っている蜘蛛の糸を一列になりながら、せっせと登ってまわります。
今のうちにどうにかしなければ、糸は真ん中から二つに切れて落ちてしまうのに違いありません。
そこで、かんだたは大きな声を出して、「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は俺のもんだぞ。お前たちは一体誰に聞いて登ってきた。おりろおりろ。」とおはめきました。
その途端でございます。今まで何ともなかった蜘蛛の糸が、急にかんだたのぶら下がっているところからプスリと音を立てて切れました。
ですから、かんだたもたまりません。あっという間もなく風を切って、駒のようにくるくる回りながら、みるみるうちに闇の底へ真っ逆さまに落ちてしまいました。
あとには、ただ極楽の蜘蛛の糸がきらきらと細く光りながら、月も星もない空の中途に短く垂れているばかりでございます。
カンダタの運命
3.お釈迦様は極楽の波水池の淵に立って、この一部蜘蛛をじっと見ていらっしゃいましたが、やがてかんだたが地の池の底へ石のように沈んでしまいますと、悲しそうな青顔をなさりながら、またぶらぶらお歩きになり始めました。
自分ばかり地獄から抜け出そうとするかんだたの無慈悲な心が、そうしてその心、相当な罰を受けて元の地獄へ落ちてしまったのが、お釈迦様の御目から見ると浅ましくおぼしめされたのでございましょう。
しかし、極楽の波水池の波数は少しもそんなことに頓着いたしません。その玉のような白い花は、お釈迦様の御見足のまわりにゆらゆらうてなを動かして、その真ん中にある金色の杖からは何ともいえない良い匂いが絶え間なくあたりへあふれております。極楽ももう昼に近くなったのでございましょう。
大正七年、四月十六日。
1986年発行。
ちくま書房。
ちくま文庫。
芥川龍之介全集2。
より独領読み終わりです。
うーん、やっぱ短いですね。
うーん、ハッピーエンドがないね。
うーん、芥川君らしいですね。
人の醜さをえぐらせたら一休品ですね。
話は変わりまして、ちょっと近況の報告をして終わりたいと思います。
今月中、僕個人的にはですね、2つぐらい大きめのイベントがあって、まあ大きめのっていうと大げさですけど。
一つは、今日収録日1月7日ですが、
今日の話なんですけど、前提として、近所の居酒屋で知り合った飲み友のお姉さんがいて、その息子ちゃん、当時中学生だった息子ちゃんを、僕は彼の夏休みや冬休みどこかへ連れ出すという近所のおじさんプレイっていうのをしてたんですけど。
近所のおじちゃんがどこか遊んで見に付き合ってくれるみたいなプレイを僕自身がおじちゃんになってするっていうのをやってたんですけど、彼はもう高校生になりまして。
はい。
で、今高校生の冬休み中ですね。
で、仕事を抜け出して昼飯を食って、その後ちょっと今日寄せに行ってみようと思いまして、新宿末広邸の寄せに行ってみようと思います。
1月上席っていうの?1月10日までの間。上席?うん。行ってみようと思ってます。はい。
で、値段がさ、木戸線お隣4000円って高くない?前調べた時2500円ぐらいだったと思うんだけど。
正月工業だからなんですかね。4000円ってちゃ高いよね。映画2回分でしょ?
ですよね。映画2回分楽しませないと文句言うぞって感じですよね。ヤジ飛ばしたろうかしら。
どうなんですかね。僕初めて行くんですけど、入れるかどうかもわかんないんですが、多分予約とかできないと思うんで、現場に行ってみて。
平日の昼間、昼過ぎなんで入れるかなと鷹をくくってますが、神田博山先生とかすごい人気どころの人が来ると多分パンパンで入れないんでしょうけど、
見た感じ、そう、博山先生いなかったと思うんで、誰が来るんだろうな。ちょっと調べてきます。
第2部、14時40分からの部に行こうかなと思ってるんですけど、えー、今日は7日だから、一番締めは、
あ、神田勝利先生ですね。あ、人間国宝が見てるのね。
なるほど。じゃあまあ、いいか。4000円も。お会いできると思えば。
博山先生はいないのかな。あ、禰豆っちいる。禰豆っちいるのいいですね。
こんな感じで今日ちょっと、初めての寄せに、寄せデビューをしてみたいと思います。僕は寄せデビュー。
そして高校生の彼も寄せデビュー。ご飯食べた後、園芸見に行かない?って言ったら、ぜひ行きたいですって来たんで、
そっかそっかっつって連れてくるんですけど。温泉高いなあ。
学生3500円。それでも高いよね。小学生3000円も高くない?
まあしょうがないね。はい、ということで、そんなことを言ってこようと思います。皆さんは行かれたことありますか?
落語、講談、ご興味は終わりですか?
僕もうちょっとかじったぐらいですけど。かじったぐらいって言うとあれだな。自分がやったみたいに聞こえるな。いや、少し聞くぐらいですけど。
実際ね、その現場に、箱に駆けつけるのは初めてなので、ちょっとそれも楽しみにしておきたいなと思いますが。はい。
また別の短めの収録の時の、おけつの方の尺埋めた方がいいんじゃないかみたいな時に感想などを言えたらなと思いますが。はい。
相撲観戦の計画
それからですね、もう一件は、大相撲を見に行こうと思いまして。はい。
僕、日本人に生まれたからには、やっておきたい3つのことというのが自分の中にあって。
まず富士登山ですね。富士山登ってみたい。これ20代の子でやったんですよ。
で、出雲大社ですね。しかも10月に行きました。神名月に。これ30代の子でやりました。
あとは伊勢神宮にお参りに行く。これはまだやってないんですけど、これもいつか。
この3つのことがやりたいことだと思って、今は2つこなしたなと思ってるんですけど。
それと並行してですね、文化的なこととして、相撲を見たことないなっていうのがずっと心の根底にあったわけですよ。
皆さんは相撲はお好きですか?
僕、好きってほど詳しくないんですけど、でもやっぱり一応生で見たいなっていうのがありまして。
で、たまたまですね、同じ店で飲んでたおじさん、飲み友になってくれたおじさんが相撲協会の関係の方だったんで、
その人経由でチケットが買えるっていうんで、お願いしてもらってですね、はい。
で、飲み友に声かけて、行きたい人いる?みたいな感じで、ちょっとみんなで行ってこようというのが、何日目だあれは。
7日目?8日目?土曜日だったんですけど、そこに行ってきたいと思います。
ね。
文化的な目標と体験
あ、猫が鳴いてる。
あの、お前らが行く次の翌日、行行だぞって言われて。
行行?って聞いたら、あの、あれだよって言って。陛下が来るんだよって言って。
ああ、1日ずれたらそうなったんだと思ってね。
会えたんだと思って。
みんなに万歳参照するとこ見れたんだと思ったんですけど、
せっかくなら惜しかったなとも思うんですけど、なんか持ち物チェックが激しいらしいので、
それはそれで面倒だなと思うので、まあまあまあという感じですが。
あとは、力士たちの今の順位関係って言うんですか?
ここで負けたらこの人は下のランクに落ちちゃうかもみたいなやつとかも全然詳しくないんですけど、
とりあえずね、一回現場で見てみる楽しさみたいなのをちょっと味わってこようかなと思っています。
チケットは僕が手配したので、みんなで見終わった後の居酒屋、ちゃんこ屋さんの手配を近所のママにお願いしてね。
それに付け合うような1日になるというのが今月大きなイベントのうちの一つとしてね。
行って参りたいと思います。
どうですかね?横綱見れるかな?
横綱見れるかな?横綱今誰ですか?大野里と宝鐘流ですか?合ってるかな?
横綱相撲が見れたらいいなと思ってますけど。
まあこんなこと言って全然本当に詳しくないんですけど。
まあでもライブ感をね、楽しみたいと思います。
お正月4日に居酒屋で飲んでたんですけど、そこにテレビがついてて、
あのー、プロレスの1.4、田中橋弘、引退のやつがテレビでやってたんですけど、それも見てて楽しかったんで。
結局みんなでワイワイしながら見てれば楽しめるなという感じが、プロレスも全然詳しくないのに楽しめたので。
ね、田中選手引退しちゃいましたね。
僕出張で福岡行った時に、あのー、豚骨ラーメン屋さんの目の前で田中選手をお会いしてですね、
僕酔っ払ってたんで、酔っ払ってると痛いやつになるじゃないですか。
写真撮ってくださいよって言って、いいですよって言って、その例のポーズ一緒にやりながら撮ってもらいました。
すごい良い人だなと思って。これから社長さんを続けながら頑張ってほしいですね。
そんなこともあったので、スポーツ全く興味なかったんですけど、僕は。
観戦する側として良いおじさんになれてきたなというね。観戦するおじさんになれてきたなという気がします。
野球も最近少しずつ分かってきたから、それは野球YouTubeのナレーションを読む仕事があるからちょっと頭に入ってるだけですけど、
それも含めて楽しめるようになってきたのでね。そうするとおじさんたちと共通の言語で話し合えるんで、
あの選手が、あれの選手ってあるじゃないですか?みたいな会話ができるのもまたそれは楽しいなと思って来れてるんですけど最近は。
そんな感じでね。おじさんとも馴染みつつ。心はおばさん化しつつあるようなところもありながら、
今日は高校生男子の相手をしてくるっていう。好きな子とかいるの?とか聞いてこようかな。
聞いていきましょうかね。高んな時期だからな。僕は愉快なおじさん枠に収めてもらってると思うんだけどな。
最近ちょっと反抗期が始まってるらしいですよ。そういうのもね、ちょっとかわいいなという目で見ながら、
友達付き合い続けていけたらなと思ってますけど。
よし、本編と同じくらいダラダラ喋りましたね。
はい、じゃあ終わりにしていきましょうか。
無事に寝落ちできた方も最後までお付き合いいただけた方も大変にお疲れ様でした。
といったところで今日はこの辺で。また次回お会いしましょう。おやすみなさい。