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2024-05-14 18:48

『ゾンビ』の原題は「ゾンビ」じゃないし、『スタンド・バイ・ミー』は「死体」【原題と違う邦題のネーミング(洋画編)】#57

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今回のけんきゅーテーマは「原題と違う邦題のネーミング(洋画編)」です。
元のタイトルと全然違う映画。その意図は?裏のメッセージは!?深読みが止まらない20分間です!

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◯ゾンビ
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1978年イタリアで公開(日本では1年遅れ)。本編では端折っているが、国際題は『Zombie』となっている。ちなみに2004年公開アメリカのリメイク版の邦題は『ドーン・オブ・ザ・デッド』でそのまんま。


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サマリー

洋画の邦題について話し合われています。例えば、『ファーストブラッド』は『現代が乱暴』、『ボニー&クライド』は『現代が主人公』、『ザ・マミー』は『現代がミイラ』とされています。女性修道院で歌うことを題材にした洋画『ゾンビ』の邦題には2つの意味があります。修道院に入り込むことを表す『アクト』とゴスペルを歌うことを表す『ゾンビ』がタイトルになっています。そして、『スタンド・バイ・ミー』の邦題も『死体』とは関連がなく、タイトルの選び方には工夫がされています。

00:00
タッタカター、タッタッタタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタタッタッタッタッタカター。
タララー、タッタカラー、タラララー。タッタカタ、タッタッタッターン。
タチャチャチャーン。
はい。というわけで
えっと、
FOXのね、 あの、テーマのお会えから 今日、入ってみたんですけど
大変申し訳ございませんでした。
ハッハッハッハ。
はい。 FOXから始まったということで、 今回の研究テーマはこちら。
現代と違いすぎる放題括弧 まあ洋画編でお送りしてみたいと思います
皆さん最近映画見てますか私全然見てないんですけど たまにありますよね元のタイトルと全然違う日本語タイトルついてるっていうね
はい今日はそれのなんかめちゃくちゃいいなっていう ネーミング寄せ集め会でございます
今回はえっとね2023年去年の YouTube コメントについた実はリクエストのテーマになっております
そういう現代と違う放題のやつ集めた回やってくださいっていうね コメントあったのでそれを採用させていただいておりますありがとうございますその方がね
今も見て聞いていただいているかわかりませんけれども はいというわけで今日はねぜひなぜそういうタイトルになっているのか
っていうかそれをなぜつけたのかっていうことですねそういう配給会社の思惑みたいな ものを妄想しながら味わい方を一緒に見ていけたらなと思います
で今回の音企画の特性上当然映画のネタバレみたいなものが少し含まれますので まあといってもねすごい古典的な映画しか取り上げてないので今更ってやつもいっぱい
あるのであれなんですけどあのいつか見たいと思ってたっていう映画がもし出てきたら タイトル聞いた時点で離脱していただけるといいかなと思いますので自己判断でお願いします
はいそれではさっそく本編もありましょう はい最初の分類はですねキーワードにフィーチャーしたあの放題の付け方です
これはねもうシンプルにわかりやすいっていう目的でつけていますね その作品の中から何かキーワード1個ポーンって持ってくるパターンです
『ファーストブラッド』から『ボニー&クライド』へ
合計3つ紹介します一つ目現代がファーストブラッド 最初の流血とか言ったりしますかね直訳であるいは先制攻撃と言ったりもするそうで最初に
攻撃するっていうねはい こちら放題が乱暴です
はい1982年の映画ですシルベスタースタローン主演のあの映画でございます超有名 というわけでこのファーストブラッド現代の乱暴は人物パターンですね主人公の名前から
取られております はいでファーストブラッドっていうのは最初に対戦相手を流血させた時に使う勘用句
ドローファーストブラッドっていうなんかボクシング用語があるらしいですね そこから撮ってるらしいです日本じゃ意味不明だか
なんかホラー映画かなと思われたら嫌なのでまぁシンプルなにね 主人公の名前から撮ってるっていうやつですね
でこれと逆パターンが実はあるのでちょっとそれもついで紹介したいなと思うんです 逆パターンというのはどういうことかっていうと現代が主人公の名前になってるっていうやつ
はい先に現代から 現代がボニー&クライドです
はい直訳でボニーとクライドまんまですけど これ有名ですねはい放題がもうこれ超いいタイトルね
俺たちに明日はないでございます ボニーパーカーとクライドバローっていう実際の銀行強盗犯
2人の逃走劇を描いた犯罪映画となっております この映画のタイトル何がすごいかって放題ね放題何がすごいかっていうと私としてはよ
あのね人物設定がめちゃくちゃ伝わってくるというかもう凝縮されてるのがすげーと思って ちょっと説明してもいいですか
あのだいぶ早口になってるんだけどごめんなさいね これすごくないあのね俺たちがまずすごいわけよ
俺たちっていう時点であ主人公というかその主となる人物がまず2人以上いるよね っていうのがわかりますねはいでさらにその俺って言ってるからにはおそらく
性別は男であろうということもわかる そしてさらにこの男が
リーダー格なんじゃないかってことも推察できますよね俺たちに明日はないって言ってる 言ってる人なんだから
はいそして明日はないここもすごい 明日はないんですよつまり今日を無事に生きれるかどうかも怪しいという緊迫感がある
ことから何かから逃げてるんだろうなってことはなんとなく伝わるじゃないですか 何も知らない人がこの映画のタイトル聞いてもはいで何よりもこれすごいのが誰が
喋ってることばかってことですね俺たちに明日はないつってんだから俺たち目線でしょ つまりね警察とか追いかけるサイドじゃなくて逃げるサイドのお話だということが
ここから伝わるんじゃないでしょうか 古典的な作品だけど味わい深いでしょ
はいっていうのでまあ乱暴とちょっと逆パターンでね紹介してみました はいえっとじゃあもう一つキーワード系で現代がザマミーですはい
『ザマミー』のタイトル
マミーはね m u m m y でマミー これは直訳でミイラのことですミイラはい放題何かお分かりでしょうか
1999年の映画ですね ハムナプトラですはい久々に聞いたって言う方いるんじゃないですかね
はいこれもねちょっとマリさんの古い映画ばっかで というわけでそのキーワードの持ってき方だから場所なんですよね
人物とかじゃなくてこれも何かねぇ 絶妙と思います
ミイラってさ日本ではさなんていうのこう怪物みたいなさ イメージしか多分ないと思うんだよねだからミイラだとその包帯だらけでウォーって襲って
くるみたいなイメージしか思い浮かばないんだけどホラー映画と思われそうだけど しかもなんか誇りっぽいしね
あるいはもっと最悪あのマミーをカタカナで放題にしちゃったらよ あのお母さんの方で撮られる可能性があるでしょママの方で
あの母の母性でも描いた物語かと誤解されそうですけども そうじゃなくてストーリーの鍵となる死者の都ハムナプトラ
これをメインに持ってきた時点でですねそこが目的地なわけですから 主人公たちがなぜハムナプトルにハムナプトラに向かうことになるのだろうみたいな
そういうストーリーみたいなものを勝手に想像させられますよね 自然と冒険心をかきたてるようなタイトルになっていると思います
まぁただ当時わかんないですけどねそれだけだと不安だったのか あるいはあの続編を確信していたのか
副題の失われた砂漠の都っていうねまぁプチ情報が付加されてるんですけどまぁでもこれ なくても音の響きでさ
なんとなくエジプトっぽいなーってのわかるんじゃないですか だから副題最悪なくてもいけると思うんですよねこのタイトル
っていう意味でもめちゃくちゃ情報量あって秀逸だなと思いますこの単語をこの 映画の中から取ってきたのがすごいっていう話ですね
はいというわけでキーワード系ね3つ紹介してみました乱暴を俺たちに遊ばない ハムナプトラでした
でお次ね日本行きたいと思いますこれもさっきとに似てるは似てるんですけど あのねどういうくくりかっていうと現代2024年視点から見て
明らかに放題の方がいいっていうタイトル 逆に言うと現代だったら絶対滑ってただろうっていうやつですね
はい日本ね一つ目 現代がドーンオブザーデッドです
はいドーンオブザーデッド直訳すると死者の夜明けですかね はいこれ現代もまあ有名なんじゃないですか割と放題がゾンビです
はい1978年制作のゾンビ映画の先駆けとなった ってかもう世界的なゾンビブームのほんと走りですね
でまぁ英語だとドーンオブザーデッドってことでまぁ党員を踏んでて多分かっこいいんだと 思うんですけど日本だとね
ドーンってオロマトペかなみたいな風に思っちゃうから絶対 ねもしこれでカタカナで売り出してたらね
日本だけゾンビブームが遅れてたかもしれないですけど っていう意味でゾンビで大正解だろっていうタイトルですね
はいもう一本ありますこれ私大好きな映画なんだけど 現代ザボディーですはい超有名ですけどね
直訳すると死体ですね 死体が出てくるね線路沿い歩くあの映画といえばそうです
放題はスタンドバイミーですね なんないってやつね
いいよねあれ大好きだよはいスティーブキング原作の どう考えても放題の方がいいですね
なぜそれがいいのかっていうのはちょっとネタバレになっちゃうので言えないんです けどまあ映画の最後まで見たらスタンドバイミーしかありえないと思います
しかもさっきの主題歌同じタイトルスタンドバイミーを合わせているところも最高ですね ただスティーブキング様の名誉のために一応申し添えておきますと
このボディーっていうのには死体だけじゃなくて団体とか組織みたいな意味があるらしくて 主人公たちあの少年らですね
彼らのことを指してボディーって多分言ってると思いますので 海外圏の人にはザボディーも全然しっくりくるんだと思います
ただ日本ではボディーって体みたいな話にもなってくるし 何の映画か意味わからんってなっちゃうので絶対スタンドバイミーで良かったと思います
ほんとねめんどくさいと思うよローカライズする作業の人 そういう人の話めっちゃ聞いてみたいですけどねどうやって考えたんですかみたいな
というわけでこっちの方がいい現代だったらこっちの方がいいっていう括りねゾンビと スタンドバイミー2本紹介してみました
さあ盛り上がってまいりましたが次でラストでございますこれはね定番中の定番土定番 新しい情報全然ないんですよ
申し訳ない最新の映画でも何でもないただすごい はいえーと分類の名前はですね必殺
ダブルネーミング文学返しというタイトルをつけてみました どういう意味かはねここから説明しますよ
ダブルネーミング文学返し
日本紹介しますまず一つ目現代 シスターアクト直訳すると修道場の演目ですね
こちらはもう言わずもがなんですけど ウーピーコールドバーグの天使にラブソングをです
a これはですね現代がすでにダブルミーニングですごいっていうタイトルなんですよ まずここから説明していきたいと思います
シスターは修道場はいいと思うんですけどアクトの部分ですね 一つ目アクト演じるとか歌うみたいなところでその修道場がゴスペルを歌うよ
っていうのが一つ目の意味ともう一つアクトには意味があるらしくって何々の 振りをしているっていうのがあるんだそうです
まあ主人公でロリスがその修道場じゃないんですけど はいあのとある事件をきっかけにね修道場の振りをしてそこに入り込むそれを指して
このアクトってのがついてるんですよ だから現代の時点ですごく完成されているのでこれをどういうふうに放題で覆すのか
あのっていうことなんですねそこで出てきたのがこの天使というキーワード 素晴らしいと思うとゴスペルの要素も拾うよっていうところでラブソング
っていうあのかなり抽象度の高い単語を1個引っ張ってくるっていうところですねこれが テクニカルだと思います一歩間違うとめっちゃダサいタイトルになると思うんですけど
もうほんと絶妙な単語選びですよね天使とラブソングってね でえっと極めつけがですねこの天使にラブソングをの後テンテンテンっていうね
3点リーダーがついてるんですねここが憎くて まあこれがその文学返しって言ってるところになります
あの術を省略しているというテクニックのことを私は言っていまして天使にラブソング を何なのかっていうのは言わないんですね
このふんわりさせる加減ですね絶妙だと思いますあのぼかしすぎても意味わかんないと思うん ですけどはいこの手のタイトルがもう1本ありまして
それがお次の現代ザショーシャンクリデンプションです 本日2本目ですねスティーブンキング原作の
はいショーシャンクの空にですもう超有名ごめんなさいね本当に 酷いね
ちょっとこの分析でねオリジナリティを付加していくしかないんですけども はいで一応補足ですがショーシャンクの空におさらいですね
ショーシャンクというのはあの主人公がね 無罪の罪で投獄された刑務所の名前がショーシャンクでしたね
であの現代がダブルミーニングにこれもなってるんですがどこかというとこのリ デンプションの部分です
リデンプションは直訳すると食材あがなう罪の食材の方ですね ともう一個意味があってこれはですね
金融用語で召喚っていうやつがあるらしいです召喚のショーの字はこれだ 償うって読むかな
人面にあの症状のショーで償うに変換の勘ですかね 変えるという字ですね信用のやつ
はい これで召喚はいリデンプションの2つ目の意味です
でこれなんで金融用語かっていうとあの主人公がね元銀行員だからだっていうところで そこにかかってくるわけでまぁこれももうタイトルとしてか不足ないわけですよ
さあこれを放題にするときどうするのっていう話ねリデンプション伝わらないよ っていうところで
空に行って これすごくないこの
私がこのタイトルすごく素敵だなって思うのはあの空に行ってね 聞いた瞬間に地上から空を見上げているような絵が思い浮かんだんじゃないですか皆さん
これ映画を見てようが見てまいが多分同じだと思うんだよねそれがすごいなって思ってて つまりその
タイトルだけでカメラワークみたいなものが勝手にね 指定されちゃうんですよ
それは言わずもがなその主人公の目線だと思うんですね刑務所にいながら空を見上げるという なかなかできないじゃないですか
したばっか見ちゃいそうでしょ暗い気持ちになっちゃいそうだけど上を見上げるという行為 行動まで描いているんじゃないかっていうところでこのタイトルすごいと思います
でかつその対比にもなっているショーシャンクというね 刑務所の代表みたいなイメージとその上を向く希望みたいな空というイメージこれが
対になっているよねっていうところです いやー美しいなぁと思いますね
想像させるタイトルっていうのは本当にねもう余白を残しまくってて いいんですよ
いいんですよ本当に これしか言えん私は
リスナーがどれくらいの温度で聞いてるかいつもわかんないんだけどさ ちょっとすいませんね置いてきぼりにしてたら
今日はねいろんな古典的なタイトルいっぱい見てきたんですけども 多分配給会社の人たちもこの映画面白いからぜひ日本人にも見てほしいと思って
そのための創意工夫を頑張ってねこねくりまわして アトーンオブザデッドのドーンって夜明けって日本人知らないよなぁ伝わらないよなぁ
だからどういう言葉で言い換えようっていうあの葛藤がね見える ここが面白いなって思っています
なので皆さんも今後映画とか見に行かれてすでに放題になっている映画で元のタイトル どんなんだったのかなっていうのを見てみるとめっちゃ楽しめるんじゃないかなと思います
ただね賛否両論のものとかもあって最後にちょっと付け足しですけど ゼログラビティっていう放題の映画があるんですけどこれも私も見ましたけど
現代がねグラビティって言うんですね 重力なんですが放題と真逆になるっていうタイトルの付け方でこれはかなりね
物議を醸している 今醸してるんじゃないですかこのタイトルはどうだったのかということで
ただ付け直せば良いのかっていうことも含めて自分でねこのタイトルは自分にぴったり しっくりくるなぁとかこれは放題の方が素敵だなって思えるかどうかって
どれぐらい深読みをするかだと思うのでね ぜひ皆さんもいろんなジャンルとかでぜひ味わって見てみると
明日からの人生ちょっと豊かになるのではないかと思いますのでお試しください というわけで今回のお話面白かったという方はぜひ YouTube のチャンネル登録
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ねみはカタカナけんはひらがなですお願いします はいというわけで今回は以上にしたいと思いますありがとうございました
ではまた次回 バイバーイ
いやーちょっと早口すぎたかなぁ すいませんねー
18:48

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