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2025-11-30 18:45

コロナ禍とメディア不信・本当の分断線は左右ではない

本当の分断線は保守対リベラルなのか

チャーリーカーク暗殺事件

チャーリー・カーク - 保守活動家 ディベーター、「大学は詐欺」

2人の若者

カーク暗殺事件犯人 - タイラー・ロビンソン(22)

カイル・リッテンハウス

 - タイラー・ロビンソンと同い年。保守。

  - BLMの時に自警団として参加。ウィスコンシン州ケノーシャでBLM参加者を殺傷。2人を死亡させる。

 - 英雄化

 

 

 

サマリー

このエピソードでは、コロナ禍によるメディア不信とそれがもたらす分断を探求しています。特に、チャーリー・カーク暗殺事件を通じて、保守とリベラルの対立を再評価し、SNSやアルゴリズムが人々の思想に与える影響について考えています。

コロナとメディア不信の影響
オンライン日本語教室の日記ということで、ちょっと固めの話をしようかなと思っているんですけど、固めの話はちょっとポッドキャストにあまり向いてないのかなと思いつつ、試しにちょっと撮ってみます。
タイトルとしてコロナ禍とメディア不審、本当の分断線は左右ではないのではないかという感じのタイトルにしようと思っています。
これを思いついたのは、最近はSNSなどを見ていると保守対リベラルみたいな分断線をみんなが自明のものとしているような気がするんですね。
実際にその分断線というのは、そんな保守とリベラルという形で存在するのでしょうか、というのが素朴な疑問で、というのはこれから紹介するチャーリー・カークの話を考えていくと、
コロナというのはすごく重大なことなのですよね。いわゆる未曾有の疫病が蔓延して、世界全体でどう扱っていいかわからないことだったわけですね。
人々はメディア不審とか科学不審に陥って本当につらかった1年とかで、そういうのがあったわけですね。その間にできた科学不審、メディア不審というのが新たな対立構造を作っているのではないかという仮説ですね。
それについて自分の考えをまとめて話していこうと思います。
どういう活動だったかというと、本人の保守系団体、ターニングポイントUSAという団体を率いて、主にこの人はディベートですね。オンラインでもディベートをするし、いろんなところに行ってディベートをするんですね。
この暗殺事件があったときもそうだったのですが、この暗殺事件があったのは大学の校内ですね。オープンな場所でディベートをすると。
ディベートのスタイルはどういう形だったかというと、彼の主張というのは主に保守的な主張ではあるんですが、保守的な主張の中でもメインというかすごく突飛なところは、「大学は詐欺である」と。
大学は詐欺というのをいろいろなデータとともに主張していくわけですね。例えば、大学にお金を払って、大量のお金を払っていくのに多くの生徒は、例えば4年生の大学であれば4年生の大学を卒業しないとかですね。
実際にそんな本当にそうなのかよくわかりませんけど、それとか、実際大卒の人たちの就職率がかなり悪いとかですね。そういうデータを上げていって、大学は詐欺であると。
あともう一つ、大学は詐欺であるという主張の中の核の部分、本当に強い核の部分としては、大学というのは国家に対して懐疑を起こさせるものであると。そういうことを言うわけですね。
例えば、哲学とか政治学とかいろいろ勉強していけば、国というものがそのまま成り立つのが自明であるということがどんどん剥がれていくわけですよね。
学べば学ぶほど、国の成り立ちとか政治の機構とかっていうのを理解していくと、別のあり方もわかったりするわけで、そういうことを学ぶこと自体が、アメリカという国があるという、それに対して愛国心とかですね、それが自明のものであるということに対する懐疑が起こってくる。
ということで、大学というのは良くないとかですね、そういうような形で保守の人たちに非常に親和性のある論理展開をしていくわけですね。
そういったチャーリー・カークがディベートをメインにして、ただ本人はディベートをした間には礼儀正しく振る舞っているような感じはあるんですが、
チャーリー・カーク暗殺事件というのはどういうことだったかというと、
今年の7月か8月に大学、これはユタ州だったかな、どこだったか忘れましたけど、大学の校内で、いつものようにチャーリー・カークは自分のディベートをしてるわけですね。
大学の校内に行って、私を論破してみろ、俺を論破してみろ、みたいな形で、そういう垂れ幕を張ってですね、大学生がそこに挑んでいき、論破されたものがYouTubeに載るみたいなね、そういうことをやっていたわけですね。
それをやっている最中、つまりカメラとかも回っている間で、大学の大きなキャンパスの中ですから、かなり見晴らしのいいところでチャーリー・カークは暗殺されました。
これは本当にここまで現役のまだ若いですね、30何歳の言論人が暗殺されたということで、アメリカではすごく騒然となりましたね。
この犯人が誰なのかということはですね、やっぱり今のメディア社会でとても有名、とても話題になるわけですね。
トランプ大統領が暗殺されそうになった時も、犯人は民主党系なのか共和党系なのかということが結構話題になりました。
そのチャーリー・カーク暗殺事件の犯人、タイラー・ロビンソンという人、22歳ですね。この人の父親は割と保守系だったそうですが、本人は選挙人登録は確かしているんですが、民主党とも共和党とも書いていないみたいな感じ、無所属みたいな形だったと思います。
動機の方はまだ不明なんですかね。結局、タイラー・ロビンソンにはトランスジェンダーの恋人がいて、チャーリー・カークに対してすごく怒っているというようなことがどうやらわかったようですね。
そこから見ると、チャーリー・カークと暗殺事件というのは保守とリベラルの戦いなのかというふうに見えるのかもしれませんけれども、もう一つ補助線としてカイル・リッテンハウスという、この説明のところにも書きましたが、
カイル・リッテンハウスさん、この人はタイラー・ロビンソンと同じ22歳ですね。2003年生まれかな、2002年生まれ。この人はどういう人かというと、このカイル・リッテンハウスとチャーリー・カークが握手している写真があるわけですけど、この人はタイラー・ロビンソンと同い年の保守です。
17歳の時にブラック・ライブズ・マター、これは確か2000年ぐらいの時ですね、コロナが始まったぐらいの時に、ブラック・ライブズ・マターというのはもちろんリベラル側の人が行ったプロテストですね、抗議活動ですね。
結構これはコロナが始まってだいぶ経ってからですかね、1年ぐらい経ってからかな、かなりいろんな州で行われて、中心的にはすごく平和的なプロテストをしてたようですが、時にはですね、すごく暴徒化していたと。
例えばシアトルですね、西海岸のシアトルで警察署がプロテストする人たちによって占領されてしまって、このブラック・ライブズ・マターというのは黒人の人が警察に殺されてしまったと。
取調べをするだけなのに、首を足で押さえつけて、それで窒息してしまったということに端を走っていて、黒人のシステミックレイシズムですね、何か構造的な差別があるのではないかということで、警察に対してみんな怒ってたわけですね。
シアトルで警察署が占領されたということがありましたね。そういった感じで、占領されるというのはよっぽどのことで、そこまで暴徒化していると、さすがに自分がその近くに住んでいたら怖いなと思いますね。
そのカイル・リッテンハウスは、そういった各地で起こるブラック・ライブズ・マターの時に、自警団として保守の側として参加しました。そしてウィスコンシー州、ごめんなさい、ウィスコンシー州ケノーシャーというところで、ブラック・ライブズ・マターの参加者に対して発砲しました。2人を死亡させました。
というわけで、カイル・リッテンハウスもタイラー・ロビンソン、つまりチャーリー・カーク暗殺事件犯人と同じように、同い年で政治的な事柄で殺人を犯しているということですね。
分断とアルゴリズムの影響
カイル・リッテンハウスはその後、これは正当防衛であるということで刑事告発を受けていたのですが、これは正当防衛であるということを主張して刑事裁判を受けていました。
刑事裁判は最近結審して、カイル・リッテンハウスは無罪として、正当防衛の範囲内であるということで無罪を勝ち取りました。
その後、カイル・リッテンハウスはまだまだ若い人で、タイラー・ロビンソンと同じ年の22歳ですが、ブラック・ライブズ・マターの事件以降、英雄化するわけですね。
チャーリー・カークと一緒に写真を撮っていたり、チャーリー・カーク自身も褒めたたえているわけですね。
カイル・リッテンハウスの話が、チャーリー・カークが暗殺された時に出てきました。
これはチャーリー・カーク自身は、銃社会に対して肯定的であったこと、チャーリー・カークが銃によって亡くなってしまったこと、ということを象徴するようなことだったわけですけれども、
ここから見えてくるのは、保守とかリベラルとかの切断線、分断線ではなくて、
タイラー・ロビンソン、つまりチャーリー・カーク暗殺事件犯人も、カイル・リッテンハウス、これも同い年のブラック・ライブズ・マターの抗議者を殺害した人、正当防衛になっていますが、
この2人とも22歳の若者ということですね。カイル・リッテンハウスがブラック・ライブズ・マターの抗議活動に自警団として参加した時は17歳だったということです。
つまりこの頃にコロナが起こって、若い2人ともコロナが起こった時は高校生ですね。で、学校に行けない、友達と遊べない、家にいなければいけない。
すると、YouTubeとかTikTokとかInstagramのリールとかですね、そういったものが流れてくると。政治的な、あるいは誰かが喧嘩している動画というのはどんどん流れてくるわけで、今本当にそれがひどい状況だと思いますが。
そしてその間に、いろんな人に会ったり、外に出ることができない。コロナ禍で行動が制限された中で、人間というのは動画をたくさん見たりすると、簡単に洗脳されてしまう。
洗脳という言い方は良くないですけれども、簡単に何かに影響されてしまうということですね。で、この最近のリベラルか保守かという分断戦は、やはりそういったメディア環境が強く個人に思想を植え付けるということを考えないといけないと思っています。
自分でもその周りの人が、例えば立花孝志のNHK党に突然ハマったりとかしている、そんなことがありまして、友達だったんですけど、あるいは石丸伸二さんをすごく、石丸伸二に系統している人とかが出てきて、どうしてなんだろうと思ったんですけども、やっぱりコロナになって、
人と会わなくなって、街に出なくなって、動画をたくさん見たりすると、しかも動画のアルゴリズムというのは、その人たちの思想を強化する形でどんどんお勧めをしてくるんですよね。
その人たちが見たいものとか、その人たちが刺激に感じるもの、この刺激に感じるものから出なければいけないというのが、一つの人類とアルゴリズムというか、SNS的なものとの戦いではあると思うんですね。
なので私的には、保守とリベラルの戦いというものよりも、もう少し意識されるべきは、人々が動画にハマる環境とアルゴリズムを仕掛ける人たち。
だからこれはYouTubeとか、あるいは今イーロン・マスクが作っているTwitterとか、そういったもののお勧めのアルゴリズムですとか、Doom Scrollと言われるような、人々がどんどん嫌なものにハマっていく。
その仕組み自体に、人々はもうちょっと意識的になるべきなんじゃないかなと思いました。
これをちょっとまとまった文章でどこかにかけたらいいなと思うんですが、とりあえず話してみました。
もう18分ですね。結構だらだら話してしまったなという感じですが、ここで終わります。
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