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2023-07-06 06:34

#607 【談】小さな違和感を放っておかないということ

僕がやってしまった失敗などの経験から、日ごろ大事にしている考え方についてお話します。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


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をご覧ください。

サマリー

バッグを車のルーフに置き忘れた経験から、小さな違和感を無視しないことの重要性について話しています。

小さな違和感と失敗経験
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「小さな違和感を放っておかないということ」というものです。
木曜日は、日頃考えていることを話しています。
以前、車に乗り込む時に手に持っていたバッグをルーフの上に置いて、それを忘れて車を出してしまったことがありました。
十分遠くまで走ったところでそれに気付いて、逆戻りして現地で探したけれど見つけられず、
結構大事なものが入っていたので近くの交番に落とし物の手続きをしに行ったら、
誰かがその交番にバッグを届けてくれていて、世間は捨てたもんじゃないなと思ったものでした。
こんなふうなちょっとした失敗の経験は皆さんお持ちだと思います。
失敗しないために工夫していることも色々あるでしょう。僕もそうです。
でも数ある失敗の中で、なぜかこのエピソードをよく思い出すのです。
というのは、ルーフにバッグを置いた瞬間の記憶が割と鮮明なのです。
ルーフの光具合や熱を持った感じ、バッグの見え方などとともに、その時に考えたことを覚えているのです。
考えたのは、あ、これ忘れそうだ、ということでした。
じゃあなんで忘れたんだ、と思うでしょうね。僕もそう思います。
でも、こう考えた一瞬後には、その考えたことも含めてバッグを置いたことをすっかり忘れていました。
多分他のことに気を取られたのだと思います。そういうことってよくあることじゃないですか。
ただ、この記憶から日常的に意識するようになったことがあります。
それは、小さな違和感を放っておかないということです。
実を言うと、僕は結構用心深い方で、大事なものやことはできるだけ安全側で扱うことを原則にしています。
道路を渡るときには、原則通り右・左・右の確認をします。
右から確認するのは、車が左側通行だからで、その順で確認した方が安全だからです。
料理中、包丁から手を離すときには、キッチンの端から遠くて自分の目に入る場所に置き、もう使わないと思ったらすぐに洗って所定の格納場所に戻しますし、
パソコンでファイルを扱うときも、あえてバックアップをしなくても何世代か前のファイルは残るような操作をします。
それでもポカをするときはするのですね。
そして、ポカをやってしまうときには、ほんのちょっとした違和感を感じているのです。
それは、いつもの自分の行動とは少しだけ違うことをしているということです。
こういう違和感をすぐ感じられるようにしておくと、ポカをする確率を下げられるのではないでしょうか。
そういうわけで、日頃の行動のルーティン化を心がけています。
小さな違和感の意識化
これって、車の運転ができるようになるのと同じようなことですよね。
考えなくても動けるようにすることで、察知できるものがあるわけです。
ちょっと違う場面ですが、こんなこともありました。
とある人とキャリアの話をしているときに、割と最初の場面で一瞬、あれ、なんだかちょっと変だなと思ったのです。
言っていることは一貫して筋が通っていて、姿勢も前向きで、よし、こうやって進めていこうということになり、
そのようにステップを進めることができているのですが、実はその人が言ったことにほんの少し嘘が混じっていたのです。
本人の問題だし、本人が先に進むことができれば良いので、その嘘自体が問題というわけではないのですが、
嘘を交えずに伝えてくれていたら、違うやり方もあったかもしれないと後で思いました。
まあ、そんなことはよくあることです。
でも印象に残ったのは、最初の直感が割と当たっているということでした。
さっき言ったように、用心深い僕は、あまり直感で動いてはいけないと考えてしまうので、その思考自体が気づきを打ち消してしまっているかもしれないのです。
最初に言った落とし物にしても、ここに置いたら忘れるぞという直感を忘れないようにしなければと考えたことで打ち消してしまったのですね。
そのわけで、自分の中に芽生える小さな違和感を、後でもいいからできるだけ記録するようにしています。
そして、そのことに対してどう動いたら良いのかを考えるのです。
それが実際に役に立つかどうかは分かりません。
でもひょっとすると、ある事象に対して、その場でどうしようと考え込むことを減らせるのではないかと感じています。
まあ、いつもこんな風に様々なものを観察して考えていると、あまり退屈するということがありません。
おかげで楽しく過ごすことができているので、良心深いという立ちも案外悪くないものだなと思うのです。
今回は、小さな違和感を放っておかないということ、という話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
06:34

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