AIによる台本作成の実験
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、特著と編集の千葉直樹です。このチャンネルでは、特著とIT繋がりで生まれた今風の大好きなものの話をしています。
今回の話するのは、【AIで既存のアニメ視聴リストから配信用台本を作る実験をしてみた】というものです。
おはようございます。今日は少しだけ技術寄りの話をしようと思います。
GoogleにはジェミニというAIシステムがあります。AIは文字通り日進月歩の勢いで進化していまして、どんどん実用性が高くなってきています。
最近のジェミニはGoogleドライブにあるデータをアクセスすることができるようになりました。これが地味に便利なんですよ。
AIがうまく使えない理由の一つは、ゼロから何かを作り出そうとしてしまうことだと思います。何もないところからやろうとすると、Googleの検索と同じようなことになりがちではないでしょうか。
そうじゃなくて、自分がすでに持っているデータを使って何かすることができたら、ユースケースを思い浮かべるのが少しだけ簡単になります。
そんなわけで、ちょっと実験してみました。使うデータは、このラジオの木曜日と日曜日のアニメの話題の時に見ていただいているアニメ視聴リストです。
これはGoogleスプレッドシートを使っています。やってみるのは、このスプレッドシートのデータを使って配信用の台本を作ってみることです。
まずはジェミニを開きます。プロンプトの入力エリアにあるプラスボタンを押して、アニメ視聴リストのスプレッドシートを追加します。
次にこんなプロンプトを入れてみました。
2025年春のシートからアニメの一覧を取り出して、それを元に春アニメが豊作であるという観点のYouTube用台本を作ってください。
するとキャンバスが開いてすぐに台本が表示されます。キャンバス内はGoogleドキュメントを使うような感じで編集することができます。
最初に作ったものは10分ほどかけて話すような分量だったので、3分で話せる内容にしてくださいというプロンプトを入れました。
すると紹介する作品数を絞って時間を調整してくれました。ここまで3分くらいでしょうか。
出来上がった台本はさほど面白い内容ではないのが残念ですが、オープニング、メインストーリー、今回のポイント、まとめという感じの構成が提示され、さらに具体的なトーク台本がついていかれています。
内容はともかくこのまとめ方はとても参考になりました。僕の台本はダラダラと書いてしまっていまいちまとまっていないなと思っているのでマジで勉強になると思いました。
そういう台本のイメージがたった3分で出来てしまうのですね。
面白くしたい配信用の台本としてはもっと練らないとって感じですが、面白くなくてもいい事務的なものだったら既存のデータを参照してそれらしい文章をサクッと作れてしまいそうですよね。
僕の配信用に使うとしたら、まず動画の中に表示する、例えばアニメの一覧みたいなものを現在のスプレッドシート表示よりも見やすい形にするために使えそうな気がします。
AI活用の可能性
いかがでしょう。AIなら既にある文章やスプレッドシートを一緒のデータベースとして活用できるのです。いまいちAIの使い方がわからないなぁと思っている方、ぜひ試してみてください。
このラジオはYouTubeでも配信しています。音声では表現しきれないものを映像で補う場合があります。
もし今日の話が役に立ったと感じたら、ぜひチャンネル登録と高評価をお願いします。
今回は、AIで既存のアニメ視聴リストから配信用台本を作る実験をしてみた、という話をしました。
今日はここまで。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ストア化でITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから見に行くことができます。
コメントはYouTubeで、もし読みたい方はノートをどうぞ。
どちらも概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。