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2023-05-02 07:08

#542 【占】王様たちは必死だったんだなあと思うのだ

王様たちはなぜ占ったのか?

自分で占いをやってみて想像した王様たちの気持ちについてお話します。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

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をご覧ください。


占いの歴史と意味
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「王様たちは必死だったんだなぁと思うのだ。」というものです。
火曜日は、日頃思ったことを話しています。
そして、月1くらいで占いの話をしようと思っているのですが、
しばらく他に話したいネタがありすぎて、占いが後回しになっていたことに気がついたので、
今回は慌てて占いの話をしてみることにします。
僕は占いの持つ意味にとても興味を持っています。
大抵の人は占いの結果の中身に興味があるんだと思うんですけど、
僕の場合は占いの方法とそれがもたらす効果みたいなものの方に興味があるんです。
占いのことを知るためには、実際に占う必要があるので、
身近な人に占ってほしいと言われたらやってみることはありますし、
逆に占わせてほしいということもありますが、
それはどちらかというと副次的な話なんですね。
でも実際に占ってみると、僕自身の歴史とか科学への考え方が結構変化して、
それがとても興味深かったのです。
例えば、僕は漢字の成り立ちみたいなものにも興味があって、その本を読んでみることがあります。
漢字の始まりに宝骨文字というものがあります。
カメの甲羅とか動物の骨に書き付けた文字です。
それは記録のために書いたわけじゃなくて占うために書いたんですね。
きちんと研究している人に怒られるかもしれませんけど、
僕なりの理解で簡単に言ってしまうと、
骨とかに今年は豊作になるかみたいなことを書いて火の中に入れるのです。
すると骨が割れますね。
その割れ方が豊作になると思われる割れ方だったら、
今年は豊作になるぞという神様のお告げがあったということになるわけです。
これなんだか子供の遊びみたいじゃないですか。
だから占いなんか非科学的でほとんどまやかしだと思っちゃいますよね。
これは古い遺跡から出土した骨から想像したものです。
そのたくさん出土した鉱骨を調べてみると、
占いの前に骨を加工されていることがわかったそうです。
そうです。良い結果が出やすいように加工していたわけですね。
ますますいい加減なと笑ってしまうでしょう。
笑うのは簡単ですが、実はそこに結構大事な意味があります。
王様と占い
このような占いをやっていたのは、そこを統治する王様のような存在でした。
王様は権力があるから何でもできると考えてしまいますが、実はそうではありません。
王様は使える人々から側方向かれたら、王様ではなくなってしまいます。
側方向かれないためには何かをしなければなりません。
例えば、穀物が豊かに実ることを約束する必要があるし、
ひとたび戦争しようと思った時には、
勝つことを保証しなければなりません。
王様はあらゆる情報を集めて、その時点で一番確実な一手を打ちます。
それは誰よりも有用な情報を集められるからできることです。
ただ、たくさん集めた情報から確実な一手を選び出すのは至難の技です。
相反するいくつもの可能性が出てくるから、
そういう時に占いを使いました。
偶然に委ねるのです。
その結果、うまくいったという例がいくつか出てくるでしょう。
占いと権威
占いに権威がついてきます。
王様のように情報が集められない人々は、
占いは当たると信じるようになっても不思議ではありません。
意図的にそのように伝えることもあったり、
すると占いの使い方も変化します。
何か手を打って、それを確実に成功させるために占いの権威を使うのです。
骨に加工をしたというのはそういうことではないかと思います。
確実に成功させたい方向に人々を導くために、
占いの結果をコントロールするということですね。
これをまやかしという人は、実は占いを信じている人かもしれません。
占いの結果をコントロールするなんてけしからんというわけですからね。
僕は王様も必死だったんだなぁと思うんです。
常に自分が生きるか死ぬかがかかっているし、
それ以上に、使えるたくさんの人々の生死もかかわっているわけですから。
こういう関係は、占いの使い方によって変化します。
王様ではなくて、例えば経営者ですね。
経営者の中に占いを使う人が結構いるようです。
それだけ不確実な、難しい、大きな決断が多いということでしょう。
こんなふうに考えるようになったのは、自分で占いをやってみたからなのです。
結果が予測できることに占いを使う必要はありません。
占いの結果をコントロールするために、
結果が予測できることに占いを使う必要はありません。
未来を作る意思を固めるために使える技術が占いだなぁと思うようになったのです。
極論すると、占いで出てくる結果は何でもいいのです。
よし、やろう!と一歩進むために使えるなら、何を使ってもいいと思います。
靴を蹴り飛ばして、落ちたときの裏表で何を考えるか。
多分そういうことが大事なのだなぁと思うのです。
占いに対する思いは人それぞれですから、それらを批判する意図はありません。
占いの役割
僕の場合はこう考えて、占いは結構便利だなぁと思うのです。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
柴直樹でした。ではまた!
07:08

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