00:02
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「コンピューターを使うのはめんどくさい、が危険を呼ぶ。」というものです。
コンピューターを使ったシステムを導入しようとすると、それに抵抗する人が必ずいます。
この配信を聞いている方のほとんどは、「今時パソコンを使うなんて当たり前だし、仕事でも普通にパソコンを使うでしょ。」って思っている方が多いと思いますが、ちょっと考えてみてください。
心のどこかでパソコンを使わなくたってって思ってませんか?
こういう感覚は事務仕事ではなくて、いわゆる実務をやっている方に多いかもしれません。
僕は日頃、手や体を動かす必要のある仕事もやっています。
誰もがお世話になったことがあるし、これからもお世話になることがある業界です。
その業界にも現場でのIT化の波は広がってきていて、大変な実務の他にコンピューターを当たり前に使うようになってきました。
僕はそもそもIT畑の人間なので、その様子を興味深く見守っているのですが、ちょっと怖いなと思うことがあります。
それはセキュリティの問題です。
パソコンを使って業務を進めるだけでも大変なのに、そんな難しいことを考えたくない、というのもとてもよくわかります。
考えないで済むなら良いのですが、ネットワークに繋がったパソコンを使っている以上、リスクは存在するわけで、基礎的な知識は持っておく必要があります。
業務に使うシステムは、その業務以外を知る必要がないという前提で作られていることが多いのです。
パソコンを使うけど、Excelの使い方しか知らない、みたいな状態ですね。
通常はそれでも何とかなるのですが、セキュリティ問題はそういうレベルの知識だけでは足りません。
大抵の人が家から出るときにはドアに鍵をかけるように、コンピューターのセキュリティを守る知識を持つ必要があります。
最近は手洗い・うがいの他に手指消毒やマスクをしますよね。
ちょっと面倒なんだけどやるとリスクを小さくできる行動を取れるようにする、そのための知識が必要です。
僕がコンピューターを使うときに必要だと考える安全な行動は、
使うときに自分のIDでログインする、
注意を促すサインが出たらそれをきちんと読んで判断してから次の操作に移る、
使い終わったらログアウトする、の三つです。
特に二つ目の注意を促すサインに対する行動は大切です。
パソコンを日常的に使うならその挙動をよく観察して、いつもと違う動きに敏感になる必要があります。
自分で判断できないなら判断できる人に聞いてみることが大切です。
03:01
パソコンの挙動は多様で、この缶のようなものを培うのはなかなか大変ですが、きちんと身につけることはできます。
まずいのは、コンピューターを余計なものと考えることです。
個人の生活に無理やり取り入れる必要はありませんが、
仕事で使うならその道具の取扱いに注意を払えるようにならなければなりません。
そしてシステムを作る側も、使う人が少しでも迷わないようなものづくりをしなければなりません。
まとめましょう。
コンピューターを使う現場なら、コンピューターを余計なものと考えずに挙動をよく観察して変化に気づくようにする、ということです。
リスクがあるときにはそれを小さくするための行動をしなければ、リスクは減らないだけでなく逆に大きくなるものだと考えましょう。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して、ネコがトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをノートで連載しています。概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。
