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  2. #186 連絡船の思い出。
2022-05-05 05:25

#186 連絡船の思い出。

連絡船と言っても、何のことかわからない方も多くなりました。

僕は道産子なので、連絡船と言ったら青函連絡船。

「津軽海峡・冬景色」を聴いても、本当には実感がわかないだろうなあとよく思います(笑)

その思い出について話してみました。

興味がない人にはまったく面白くないと思うので、スキップしちゃってくださいね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロマンを中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「連絡船の思い出」というものです。
連絡船という言葉はずいぶん昔のものになってしまいました。
ここで言う連絡船は、主に青函連絡船のことです。
僕は土産庫なので。
まだ国鉄がある時代、青森と函館の間は、国鉄が運用する船が人や貨物を運んでいました。
国鉄がJRに変わったのは、僕が21歳の頃ですから、青函連絡船に乗ったのはほとんどが10代の頃でした。
当時は、北海道から東京などに行くメインルートは鉄道でした。
飛行機はちょっと贅沢な感じ。
初めて連絡船に乗ったのは、小学4年の頃です。
朝から特急列車で函館に向かって、夕方くらいの連絡船に乗りました。
乗った船は津軽丸でした。
堂内の移動が結構長くて疲れていたこともあり、船酔いが辛く感じたものでした。
初めて乗った連絡船で印象に残っていることがあります。
一般の乗船口から乗り込むと、正面にカウンターがあって、その後ろに事務室がありました。
その事務室の前の壁のところに、船の概要説明の掲示がありました。
その中に緊急時に鳴らす、汽笛のリズムが書かれていました。
海の上にいるということを痛感して、もしも何か起きたらどうしよう、と真剣に思いました。
僕が乗ったところはカーペットの船室でしたが、
部屋の周りにある棚のところにある救命胴衣をいつも目の端に置いたりしていました。
就職してからやたらと飛行機に乗る機会が多かったのですが、
乗り慣れても最初の安全ビデオやしおりをきっちり見る癖はこの時に身についた気がします。
もう一つ印象にあるのは、船室の中に不人席というのがあったことです。
入口にのれんのようなものが掛かっていて、小さい子供が出たり入ったりしていたのを覚えています。
船酔いの影響は大きくて、帰りにまた乗らなければならないのがとても恐ろしい感じがしたものでした。
中学生の頃に乗った時には、だいぶ船酔いには強くなっていて、船の中をいろいろ歩き回ったものでした。
普通船室の一つ上のフロアにはグリーン船室がありました。
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グリーン船室指定席の座席はとても広いのですが、料金が案外安かったので、連絡船に乗る時にはグリーン船室指定席を使うことにしていました。
グリーン船室の入口ロビーにはソファーなどもあって、ちょっとだけ優越感を感じたりもしたものでした。
グリーン船室の前には寝台船室もありましたが、青森・函館間は4時間弱なので、中途半端な感じがして乗らなかったんですね。
今となっては失敗だったなと思います。
当時は夏休みなどに移動することが多く、だいたい繁忙期だったので、連絡船も前後の列車もむちゃくちゃ混み合っていたという印象があります。
北海道から東京への移動では連絡船に乗る時間は深夜になることも多かったのですが、それでもたくさんの人が乗っていたと思います。
青森のねぶた祭りの時期には、ねぶたの衣装を着て函館から青森に向かう女性たちもたくさんいて、青森と函館は一つの文化圏なのだなぁと感じたものでした。
出航する時になるドラの音や流れる蛍の光が独特のムードを作っていて、津軽海峡冬景色に出てくるようなちょっと裏悲しい感じを実感として感じたものでした。
社会地になってちょうど飛行機での移動が普通になって、札幌から東京は函館に行くよりも近いような感じになり便利にはなりましたが、連絡船で感じた独特の旅場みたいなものは感じられなくなったなぁと思うのですよね。
読書と編集では、ITを特別なものではなく常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。
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