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このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きそろばんを中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「欲求段階を区別せずに雑な議論をすると炎上する。話がすれ違うときには、それぞれが考えていることのレベルが違っている。」ということについて話します。
マズローの欲求五段階説というのがありますね。
「低い欲求のレベルから、整理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求という五段階になっています。
この中身については専門の本や記事に任せるとして、今回言いたいのはこのような欲求段階が異なる人との間では、同じテーマである欲求の中で、
このような欲求段階が異なる人との間では、同じテーマを話しているようで、そのテーマの解釈が全く違ってしまう。
そういうことを意識しないと、不毛な言い争いになってしまうことが多いということです。
毎日どうやって食べていこうかと考えている人と、より良い仕事に就きたいと転職を考えている人が議論をしたら、
同じように給料や待遇の話をしても結論は全く違います。 同じように給料は多い方がいいよねって言ったとしても、その前提がまるで違うので、
議論のどこかにちぐはぐなことが出てくるでしょう。 よくSNSなどで起きる炎上騒ぎは、
こういうレベルが違う世界で、同じキーワードを使って議論するところから起きているように見えます。
いわゆる言葉尻を捉えて云々というケースですね。 そういう不毛な議論にしないために、議論の背景をきちんと捉える訓練をしなければなりません。
その第一歩は、基本的なことですが、 この人はなぜこう言っているのだろう、
と考える癖をつけることです。 感情に任せて反論したり行動する前に、ちょっと待てよ
と考えましょう。 そうすることによって、自分の思考の癖に気づくことがよくあるんです。
ほんの少し考えてから言葉を発することを癖にしてみましょう。 読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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ではまた。