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2023-08-15 08:09

#647 【談】アメリカ人も結構空気を読んでいるんだね|ギルトチッピングの話

Guilt Tipping

って言葉があるそうです。

罪悪感のあるチップってこと。

キャッシュレスが進んだらこんなことも起きるのですね。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


‘Guilt tipping’: is there any escape from the gratuitous rise in gratuities?

https://www.theguardian.com/business/2023/mar/19/guilt-tipping-small-business-tip-etiquette

配信書き起こし
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をご覧ください。


サマリー

彼はテレビよりもさらにレトロな感じがするラジオを聞いています。彼は日曜天国という番組をTBSで聴いています。

ラジオの魅力
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
アメリカ人も結構空気を読んでいるんだね、ギルトチッピングの話、というものです。
日曜日は日頃考えていることを話しています。
最近、今のテレビが壊れた話をしたことがありました。
古いテレビで寿命なので仕方がないのだけれど、これを処分するのがちょっと面倒という話をしました。
先週無事にリサイクル会社に処分をお願いすることができてすっきりし、
別の部屋にあってほとんど使わなかった少し小さめのテレビを移設しました。
そもそも、地上波の放送はほとんど見ることがなく、
YouTubeとかNetflixを見るための画面になっているのです。
もうテレビ放送はレトロメディアだなぁと感じているのですが、
テレビよりもさらにレトロな感じがするラジオを聞くこともあるんです。
聞いているのは、日曜日午前中の
あずみしんいちろうの日曜天国というTBSの番組です。
札幌に住んでいる僕はレトロラジオのTBSの放送を聞くことはできませんが、
インターネット配信のラジコに課金することでこの放送を聞くことができるわけです。
ラジコはAmazonのスマートスピーカーで動かしています。
というのもスマートスピーカーを使うと決まった時間に自動再生することができるからです。
毎週日曜日の午前10時になると自動的に日視点が今に流れるのです。
こうやって聞いてみるとラジオもレトロではなくなる感じですよね。
わざわざ課金してまで日視点を聞いているのは、
十数年前、日視点がポッドキャスト配信を始めたのを聞いたのがきっかけでした。
当時インターネットで音声配信をする仕組みとしてポッドキャストは現実的かつ手軽でした。
ハードディスクタイプの白いiPodにコンテンツを自動的にダウンロードしておいて、
出先でそれを聞くことができるのです。
ガラケー時代にはストリーミングで音楽を聞くなんてパケットコストが高くて無理でしたから、
家に引いたインターネット経由でコンテンツをダウンロードできる仕組みは画期的だったわけですね。
うちはダイヤルアップ時代からインターネットを使っていて、
iPodが発売された頃にはすでに常時接続ができるようになっていましたから、
当時最先端の音声配信を使うのが面白く、
自分でもブログの中に音声ファイルを入れて、
ポッドキャスト配信を試してみたりしていました。
そんな技術主導で出会ったのが日テンで、
あずみさんのトークの面白さにハマって今に至るのです。
そんな日テンをこの前の日曜日、8月13日にも聞いていたら、
ニュースのコーナーで面白い話題が出てきました。
アメリカのギルトチッピング
ギルトチッピング、大悪感のチップというものです。
アメリカはチップ文化の国ですよね。
それがコロナ禍で加速したキャッシュレス決済でちょっと変なことになっているという話です。
キャッシュレスですからチップも決済端末で支払う形になるのですが、
支払いの際に端末にチップを明示的に入力することになるわけです。
日本にはチップ文化はほとんどないので、
どんな気持ちでチップを払っているのかは正直よく分かりませんが、
サービスしてくれた人にチップを払うのはまだ理解できるような気がしますよね。
でもレジでチップを支払うとなると、誰に払うのってことになると思いませんか?
この辺り、ホテルとか高級レストランとかでサービス料というのを払うときの心持ちですよね。
なんとなくもやもやするやつ。
このもやもやがアメリカ人にとっては罪悪人に近いストレスフルな状況になっているという話でした。
日本ではサービス料は決まった額を支払わなければならないという感じで、
もやもやはしてもまあ仕方がないなと思うのですが、
キャッシュレス決済でのチップは金額を選ばなければなりません。
10%とか20%とか、もちろんゼロも選べるわけですけど、どうですか?
ゼロって選べます?これセルフレージでもあるんですって。
ここまでいったらそもそも誰に払うのってことになりますよね。
そもそもチップで生活している人にちゃんと支払われるの?とも思いますよね。
実際単純にお店の収入になっているケースもあるのでしょうしね。
でも支払わないとか少ない額っていうのはなんだか罪悪感が出てしまう。
これを支払いの度に考えてしまうのは大変だなぁと思うのですね。
徹底するならファミレスのようにサービスを提供する店員に決済端末を持たせればいいと思いますが、
さすがにそんなコストをお店側が負担するのは難しいでしょう。
お店や店員の側の事情はある程度仕方がないとみんなわかっているからこそ、
払わないことに罪悪感を感じて、それが嫌だなぁと思ってしまうのでしょうね。
この辺り、いわゆる空気を読む世界だなぁと思ったのです。
日本人は空気を読むのに長けているとよく言われます。
実際そうしないとあらゆる人間関係で苦労することが多いわけですが、
アメリカ人も結構同じように苦労しているのだなぁと思うんです。
世界のニュースを身近に見ることができるようになり、
かつてないほどたくさんの人が世界中を旅するようになったことで、
多くの文化を比較して考えられるようになったのはすごいことだなぁと思います。
国別に雑なステレオタイプで捉えるのではなく、
もっと高い解像度で人々を見ると、
案外似たようなものだなぁ、やっぱり同じ人間だしなぁ、なんて思うことになるわけです。
これ、とても素敵なことじゃないでしょうか。
ラジオはちょっとレトロなメディアですが、
自分が思っても見ない情報が飛び込んでくるところが面白いと思うのですよね。
お聞きの皆さんはどんなところから情報を得ていますか。
こんな情報源があるよということがありましたら、ぜひコメントで教えてくださいね。
今回は、アメリカ人も結構空気を読んでいるんだね。
ギルトチッピングの話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、
常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、
または、読書と編集と検索して、
猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをノートで連載しています。
こちらも概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
08:09

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