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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きそろばんを中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「タダに見えるけどタダじゃないから!」というものです。
手に取ることができないものにお金を払うのに抵抗がありますか?
自分にとって価値がないものにお金を払うのは誰でも嫌ですけど、
価値があるものにお金を払うのをしぶる人も割といますよね。
情報はその最たるものかもしれません。
例えばラジオやテレビの放送ビジネス。スポンサーをつけて見た目無料にしようと考えた人は偉いです。
おかげで思いっきり低コストで様々なコンテンツを見られるようになりました。
これ、情報を伝達する技術が思いっきり安くなったからできたモデルです。
放送は原則として一方的に情報を流すメディアですが、
流れる方向を双方向にし、個々人のニーズに従って情報を供給するだけでなく、
自由に発信もできるようになったのがインターネットの世界です。
スマホの登場でますます身近になりました。
でも皆さん、ちょっと煩わしいなと思っていませんか?
思っていますよね。
何言って、広告ですよ。
テレビでもコマーシャルがウザいと思ったことあるでしょう?
ネットではもっとウザいと思いませんか?
広告は目に触れないと意味がないので、
ネットの世界では、これ逆効果なんじゃない?ってくらいの広告だらけです。
まあ、これは仕方ない部分もあるんです。
そもそもコンテンツはタダじゃないし、それを流通させるインフラだってタダじゃない。
これらのコストのかかるところにスマートにお金を流す仕組みが今はあまりないのです。
悩ましいですよね。
見方を変えると、僕たちは広告表示の間の時間を提供したり、
表示を消すために余分にタップしたり、本来のサービスの使い勝手が悪くなることを我慢したり、
そういう不毛なことをしてお金を使わずに済ませているわけですね。
なんとかならないか、と思うわけです。
で、広告を外したかったらお金を払え、というモデルがあります。
こういう言い方だと反発する人がいるでしょうけど、
そもそもタダじゃないから広告を表示しているって考えたら、
代わりにお金を払うのは別に不利益なわけではないはずですよね。
みんながそういうことを徐々に理解し始めていて、
サブスクリプションモデルが軌道に乗り始めているのではないかなと思います。
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コンテンツの良し悪しにきちんとお金を払う。
そういうことがスマートにできるようになったら、うざい広告から逃れられるかもしれません。
実際、Netflixみたいなサービスでお金を払ってコマーシャルに中断されない状況になれてしまうと、
普通のテレビ放送はちょっと嫌だなぁと思ってしまいます。
新しいサービスを作るにあたっては、安易に広告モデルを使わない工夫が必要な時代になったし、
逆にサービスを利用する側も、自分が払うコストに対する考え方を少し変える必要があるのではないかなぁと最近よく考えます。
皆さんはどう思いますか?
コメントやレターをお待ちしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。