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2022-10-08 05:09

#336 【史】あらゆるものを記録する未来/IT全史を読む(26)

ITの世界がどうして今のようになっているのか、その成立過程を知ることができます。

しばらくこの本の中身をかいつまんで、連想することも合わせて話していこうと思います。

新しい技術が生まれることによって、とても便利になることがあります。

ただ、そのためにはこれまでと違った情報の扱い方を意識する必要もでてきます。

よくわからないと疑心暗鬼になってしまうこともあるでしょう。

それをどうやって乗り越えたらよいか考えてみます。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

「IT全史」
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#188 【本を語る】IT全史(5)電話の前にファクシミリがあった。
https://anchor.fm/82661/episodes/IT-e1i3oh2

#181 【本を語る】IT全史(4)無線電信とタイタニック号の悲劇。
https://anchor.fm/82661/episodes/IT-e1hpiak

#170 【本を語る】IT全史(3)高価な通信と秘密通信の話。
https://anchor.fm/82661/episodes/IT-e1gte29

#134 【本を語る】IT全史(2)明治のはじめに海底ケーブルが長崎に届いた話。
https://anchor.fm/82661/episodes/IT-e1ff3oc

#129 【本を語る】IT全史(1)ナポレオンが活躍していた頃のデジタル。
https://anchor.fm/82661/episodes/IT-e1f8qt3

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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「あらゆるものを記録する未来。IT全史を読む」の26回目です。
個人情報保護という言葉がいろいろなところで聞かれるようになりました。
保護という言葉が付いていることで、誰もが漠然と不安を感じています。
でも、実際に個人情報が何かということをきちんと考えている人は多くはないでしょう。
例えば、住所はとてもセンシティブな情報だと思いますが、みんな案外適当に扱っています。
何らかのサービスを受ける申込時に必須と言われたら、頭の隅に引っかかるものがありながらも書いちゃいますよね。
その情報を渡した相手がきちんと管理しているかどうかを厳密に確認することはあまりないでしょう。
自分が今いる場所を人に知られるのはかなり抵抗があるものですが、みんな平気でスマホを持って歩きます。
スマホがどこでも通信できるのは、スマホの位置情報を常に通信事業者に知らせているからです。
もちろんこの情報は秘密にされているので、誰でも簡単に知ることはできないのですが、正式な手段を取ることで知ることができるものではあります。
位置を知られるのは嫌だけど、自分の身に何かあったときは助けに来てほしい。
こういう矛盾した気持ちがあるものですよね。
仕方がないので適当に折り合いをつけているわけです。
最近の地図アプリには道路の込み具合を表示してくれるものがあります。
この情報を適切に利用すると、込み合うことなく早く着く道をナビゲーションするようなことができます。
便利ですよね。
でもこの道路の込み具合の情報は、その道路を移動しているスマホの数から求めたものだったりします。
もちろん誰がそこを移動しているのかという情報は途中で消されていて、
グロスの情報から混んでいるという情報だけ利用者全員に知らせるわけです。
もしもこの位置情報を個人情報だから使ってはいけないとしてしまったら、
道路の混雑情報を作るために全く別のシステム構築が必要になります。
実際、公共機関が多額の税金を投入してそのようなシステムを作ってきていますが、
それはそのようなシステムが設置された幹線道路だけで使えるだけになってしまっているのです。
スマホがかなり普及している現在は、スマホの位置情報を使う方が安く上がるでしょう。
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最近は健康状態がある程度把握できる情報をスマートウォッチで取得できます。
これらを組み合わせると、急に倒れてしまったときに自動的に緊急コールを発信して救急車を呼ぶようなこともできるでしょう。
それだけでなく、一人一人の健康データからある種の病気の実態が解明されるようなこともあるかもしれません。
徐々に今までは取得できなかったデータを取得できるようになって、それを元に様々なことがわかる時代がきます。
逆に、そのように情報を集めることによる様々な問題も起きてくるでしょう。
テレワークができるようになったら、家にいても心が休まらなくなった、みたいな問題は技術の進歩につきものです。
あらゆる場所からリアルタイムの情報が取れると、飛躍的に便利になるものが出てきます。
逆に不便や不満が出てくるものはあるでしょう。
それらを適切に使っていくためには、新しいものに対する理解が必要です。
人類の進歩はこれからも続きます。
ITに限ったことではありませんが、自信暗記で選択を誤らないようにするために、歴史を学んでいく必要があると思うのです。
IT戦士はそういう学びのための良い教材だと思います。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、または、「読書と編集」と検索して、ネコがトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをnoteで連載しています。
概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。ではまた。
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