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2022-02-15 06:14

#107 コンピュータ・サイエンスはリベラルアーツだ。

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コンピュータ・サイエンスは、基礎学問である。

という言葉を、1995年のスティーブ・ジョブズのインタビューから聴いて、どきどきした。

というお話。

自分の使い方が「きちんとしている」かどうかチェックするのに使えますよ。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

Stive Jobs - The Lost Interview
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をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きそろばんを中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、「コンピュータサイエンスはリベラルアーツだ!」です。
ついこの間、Googleキープに貯めていたメモを眺めていて、とある記事へのショートカットが目につきました。
それは、オブジェクト思考について考察する記事でした。
オブジェクト思考というのは、プログラミングの考え方の一つで、最近流行のプログラミング言語には必ず取り入れられているものです。
といっても、その考え方自体はずいぶん古いものです。
コンピュータの世界は、日清月歩という気がしますが、
少なくともソフトウェアの世界で使われている手法や概念は、そのほとんどが1960年代から70年代に作られたものです。
それがなぜ今流行しているかというと、
当時のコンピュータの性能では実現できなかったものが、最近になって実用レベルで動かせるようになったということなのです。
最先端と言われている機械学習も、その基礎理論は同じような頃には出来上がっていました。
僕がGoogleキープから見つけ出した記事は、
今主流のオブジェクト思考は、そもそもその言葉を生み出したアラン・Kという人が意図した形になっているのだろうか、ということを考察しているものでした。
その記事の途中に、1995年のスティーブ・ジョブズのインタビューのビデオがありました。
なんとなく見始めたら、その中にちょっとドキドキする言葉が出てきました。
コンピュータサイエンスはリベラルアーツだ、というものです。
リベラルアーツという言葉は、日本では一般教養とか教養家庭のことを指すことが多いですが、
大学で教養家庭といったら専門家庭よりも低いものという妙な誤解を持っている人もいるという、注意がいる言葉なのですね。
そしてコンピュータサイエンスといったら、工学系の専門科目のイメージが強いでしょう。
こういう認識の世界では、コンピュータサイエンスはリベラルアーツだ、と言われても、はぁ?ということになると思います。
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そもそものリベラルアーツは、人が持つ必要がある技芸の基本とみなされたもので、
文法学・習字学・論理学・算術・科学・天文学・音楽の7つであったそうです。
欧米ではこれらをきちんと収めていないと、専門教育に進むことができないと考えられているようです。
では、コンピュータサイエンスがなぜそのような基礎学問と考えられているのでしょうか。
それは、先に述べた7つの学問のすべてに対して、思考の基盤を与えるものだから、と考えることができます。
もっと言うと、これまでは自分の頭の中だけで思考していたことを、
コンピュータに分担することができるというふうに考えると、
人間が思考的に進歩していくために必須の思考基盤を習得するものということができるのではないかと思います。
実際に観察し、論理的に考え、予想し、言葉を綴り、人に伝え、表現する、
このようなあらゆることをコンピュータとネットワークを使って行うようになってきているわけで、
コンピュータを効果的に操ることは必須の能力になっていると考えられるのです。
そういう近未来を見据えて、1995年のスティーブ・ジョブズは、
コンピュータサイエンスはリベラルアーツだ、と言ったのでしょう。
僕はこの言葉にドキドキします。
25年以上前にスティーブ・ジョブズが語ったことを、
僕なりの言葉でたくさんの人に伝えたい、と思っているからです。
やっていることの方向を間違っていない、と感じました。
とはいえ、スティーブ・ジョブズなら、「遅いぞ!」と言ったかもしれませんが。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、
常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
詳しい内容については、概要欄のリンクから、
または、読書と編集と検索して、
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この配信の書き起こしを、ノートで連載しています。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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