1. にゃおのリテラシーを考えるラジオ
  2. #753 【技】言語じゃなく..

プログラミングを学ぼうとする初心者が勘違いしがちなことは、プログラミングがプログラミング言語を覚えることだと思ってしまうことです。

では、なにを覚えることが必要なのでしょう。

ここではその話をしています。


にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


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をご覧ください。

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サマリー

言語ではなく、プログラミングを学ばれる必要がございます。

プログラミング学習の流れ
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、さまざまな話をしています。
今回お話しするのは、
言語じゃなくてプログラミングを学ぶ必要があるんだよ、
というものです。
水曜日は、ITを中心とした技術的な話をしています。
最近、とてもいいことだなと思っていることがあります。
それは、ちょっと前ならあまり縁がなかったのではないかと思う人が、
プログラミングを学ぼうとしていることです。
もう20年以上も前のことですが、
ごく普通の主婦がプログラミングをするようになるという話を知り合いにしたときに、
それは信じられないという反応をもらったものでした。
当時はスマホもなく、インターネットが身近にある環境ではなかったので、
そういう反応は無理もないかなと思ったものでしたが、
じわじわとパソコンを使う人は増えていて、
その延長線上にプログラミングをする人はもっと出てくるだろうなと予想していたのです。
実際、僕の周りにはシステムエンジニアとしてバリバリ仕事をする女性が結構いて、
それはまだ専門家という立場ではあったものの、
案外コンピューターシステムに興味を持つ人がいるものだなと感じていたので、
まあ、誰でもプログラミングをする時代が来るのは時間の問題だろうと思っていたのです。
今、やっとそういう時期が来たような気がします。
過去を振り返ってみると、こんなステップを踏んでいました。
まずは、ワープロのようなジム系アプリケーションを使えるようになることが流行り始め、
それは使えて当たり前という段階に移りました。
次に、ウェブデザイナーという名称でホームページ制作を学ぶことが流行し、
それがある程度一般化して差別化が難しくなってきたので、
初心者へのアドバイス
あまり初心者が参入していないプログラミングを学びたいという人が出てくる段階になったという感じです。
そこにちょうどいいDXというバズワードが出てきて、
何かよくわからないけど最先端っぽいということで手をつけ始める人が出てきているわけですね。
ただ、こういう状況でいつも悩ましいことが起きます。
それは、ズブの初心者が何から学んだらいいのかということですね。
問題は、初心者が何を目指したらいいのかが必ずしも明確ではないということです。
ずっと前から違和感があったことは、
ツールを覚えたらそれ以上のことを学ばなくなる人が結構多いことでした。
例えば、WordやExcelなどのオフィス製品を使えるようになることを目指して、
何とか使えるようになってみたら、
実はそれは当たり前のことができるようになっただけだったというちょっと悲しい状況がありますね。
今は流石に少なくなってきたと思いますが、
そこそこお金をかけてオフィス製品を使えるようになったとしても、
それが武器になるということはないのですね。
これはほとんど字が書けるようになりましたというレベルでしかないからです。
ウェブデザインの世界でも同じです。
アドビのツールとかワードプレスが使えますといったところで、
それはせいぜい定規で線を引けるようになりましたくらいのことで終わってしまう。
本当はその先に業務を効率化する視点が必要なのに、
そこまでを気づかせるような講座はあまりないし、
漠然とツールを使うことができればいいと思ってしまうケースがある。
プログラミングを学ぶ世界でも同じようなことが起きているので、
プログラミングを学ぼうとする初心者にありがちな質問は、
どの言語を学んだらいいでしょうというものです。
プログラミングの本質
確かにどの言語から入るかは重要なのですが、
流行っている言語を一つ覚えてもあまり役には立ちません。
今ならPythonが流行っているように見えますが、実際にはそうではありません。
流行りという言葉の捉え方にもよるけれど、
世の中でPythonが使われているケースなど、実はほんのひと握りです。
正直なところ今の段階では、Pythonが仕事につながることなどないといってもいいくらいです。
では、仕事につながるのは何かというと、
プログラミングに必要な道具立てを知っていて、
それをきちんと使えることではないかと思うのです。
具体的に言うと、プログラミング環境を自分で構築して、それを操作できることです。
そのためには、パソコンの中にあるファイルを正確に操作できること、
そしてテキストエディターを操作できることが最低条件となります。
まあ、そうは言っても、まだ漠然としていますよね。
そこでさらに具体的に、Pythonを使ってみましょう、となるわけですが、
これまでに話したように、目的はPythonを使えるようになることではないのです。
自分の前にある課題は何かを認識し、それを解決する手段としてPythonを使うことはあるけれど、
別にそれはPythonじゃなくてもよくて、
例えば、Excelでも解決できるなぁと気づいて、実際に課題を解決することなのですね。
身の回りにある課題をプログラミングで解決できると気づけるようになることが大事で、
そこにたどり着くことができたら、プログラミング言語は何でもいいわけです。
なので、僕が初心者に割と早い段階で話すことは、
言語は最低2つはやったほうがいいということです。
そうするとこんなことがわかります。
言語によらず存在するプログラミングの基本要素が何なのか、
プログラムの実行環境とはどういうものなのか、
プログラムを効率よく書くためにどんなエディターを使うのが良いのか、
ソースコードを管理するというのはどういうことなのか、ということです。
実際にプログラミングが必要な場所で仕事をするとしたら、
最低限これらのことが身についていることが求められるからです。
これらを身につけるために、たまたま流行っているように見えるPythonを使うだけのことです。
比較できるものがないとプログラミングの本質に気づくことはできません。
だから最低2種類の言語をやったほうがいいと話しているのです。
できれば2つ目は自分で調べて選んでみるのが良いです。
そうすれば3つ目、4つ目を学ぶのは簡単になるでしょう。
仕事の現場でやったことがない言語が出てきても、
同じようなものだろう、ちょっと調べてみるかと考えられるようになります。
職場で求められているのはそういう人材なのです。
どの言語を学んだらいいかという質問はよくわかります。
でも言語を学ぶことは本質ではないのだということを意識してほしいのです。
プログラミングには使える手段を選ぶことも含まれていると考えてください。
それが腹落ちすると様々な仕事の選択肢が現れるはずです。
いかがでしょうか。やっぱり難しいですかね。
今回は言語じゃなくてプログラミングを学ぶ必要があるんだよ、という話をしました。
今日はここまで。
読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
トワカでITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから見に行くことができます。
コメントはリッスンで。文字で読みたい方はノートをどうぞ。
どちらも概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。
柴直樹でした。ではまた。
08:30

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