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2023-07-02 07:00

#603 【刻】ローカル線を旅する本と時刻表/時刻表は読み物だからな(62)

本棚から「ローカル線を旅する本」を見つけたので、それを時刻表と一緒に読んでみました。

おいしい駅そばの話です。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

「ローカル線を旅する本/斉木実・米屋浩二」

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をご覧ください。

サマリー

ローカル線を旅する本と時刻表の62回目のエピソードでは、ローカル船を旅する本と時刻表という話が取り上げられています。また、おといねっぷ駅とその周辺の情報についても詳しく説明されています。

00:09
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、ローカル線を旅する本と時刻表
時刻表は読み物だからな、の62回目です。
日曜日は時刻表を読んでいます。
そばが好きという方、手を挙げて。
結構いらっしゃるのではないでしょうか。
以前、金曜日の配信で、そばを食べるのは面倒だという話をしたことがあります。
お店では、量が物足りないし、家で食べる時には、頻繁におかわりをするので面倒なのだという話です。
要するに、いくらでも食べられるのが厄介ということですね。
そんなそば好きの方も少なくないかもしれません。
日曜日は時刻表を読んでいます。
さっきも言いました。
勘の良い方は、何を言いたいかわかったかもしれません。
そうです。そば好きで駅の立ちそばを食べたことがないと言ったら、それはもぐりと言われても仕方がありません。
今時は、女性が立ちそばにいても全く驚きませんし、
抵抗があるとしたら、あなたはそば好きを名乗ってはいけません。
という過激なことを主張する気はありませんが、
旅先の駅のホームで食べるそばは、特別なものであるのは確かです。
とはいえ、今は駅のホームのお店はずいぶん減ってしまって、
駅中とか駅舎のそばで妥協せざるを得ない状況ではあるのですが、
熱心な鉄道ファンに、「うまい駅そばは?」と聞いたらすぐに出てくるのが、
おといねっぷ駅かもしれません。
おといねっぷ駅と行きそば
おといねっぷ駅は、朝日川と輪っか内を結ぶ宗谷本線259.4キロの真ん中あたりにある駅です。
宗谷本線には、「最果て」という言葉が似合います。
人口が気迫で、高齢とした原野が記憶に焼き付きます。
寒さむとした風景を旅したところで食べる駅そばは、特別な味になるでしょう。
そういう駅そばが、おといねっぷ駅にあったのです。
あったということは、今はないってことでもあります。
数年前に3代目の店主が亡くなって、90年近くの歴史を閉じたのです。
創業が1933年頃、ということはバリバリの戦前です。
当時の宗谷本線は、カラフトへの連絡をする幹線でした。
おといねっぷ駅の駅そばが始まった頃の時刻表は手元にありませんので、
1925年の時刻表総勧号の復刻版を開いてみましょう。
この頃の宗谷本線は、下りが9行、上りが12行しかありません。
旭川から輪っか内まで通しで走るのは、9行の1列車と2列車だけ。
残りはほぼ名寄で分断されたダイヤです。
なぜ分断されているのかというと、距離が長くて時間がかかるからですね。
9行1列車は旭川を11時12分に出発して、輪っか内に着くのが翌日の朝8時12分です。
9行1列車というのは、東京は上野駅から唐浦島を最短で結ぶ最優等列車なので、当然通しで走るのですが、
それ以外の列車は日中しか走らず、その区切りになっていたのが名寄駅です。
この頃から100年くらい経った今は、宗谷本線を通しで走るのは札幌・輪っか内間の特急宗谷1往復、
旭川・輪っか内間のサロ別2往復の他に、普通列車が下りに1本あるだけで、相変わらず名寄分断のダイヤになっています。
名寄駅は名寄市にあり、そこそこ大きな町の駅ですが、おといねっぷはずっと村なのです。
それでも旭川以北には5駅にしかない駅弁マークがおといねっぷ駅にはついているのです。
これはなぜかというと、宗谷本線が二股に分かれる交通の要所だったからなのですね。
おといねっぷ村の最盛期の人口は5000人ほどでしたが、なんとその3割が鉄道関係者だったそうです。
そういう歴史の中で生まれたのがおといねっぷの行きそばだったのでしょう。
しかし国鉄民営化の直後に転幅船が廃止されると、交通の要所としての地位も小さくなりました。
そんな中でもおといねっぷの行きそばは鉄道ファンや地元の人に愛されて細々とついていたのですね。
なぜいきなりおといねっぷの行きそばの話をしたのかというと、本棚からローカル船を旅する本という本を見つけたからです。
その最初に出てくるのがおといねっぷの行きそばの話なのです。
ローカル船を旅する本と時刻表
2000年頃までの全国のローカル船を旅する話を時刻表をめくりながら読んでいくのはなかなか楽しそうです。
面白く読めたところがあったらまた日曜日に話したいと思っています。
今回はローカル船を旅する本と時刻表という話をしました。
今日はここまで。
読書と編集では、ITを特別なものではなく常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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今日もワクワクする日でありますように。
柴直樹でした。
ではまた。
07:00

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