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2023-04-10 05:35

#520 【棚】放送大学の大好きだった科目/日本語からたどる文化

月曜日は自宅の本棚にある本の話をしています。

放送大学で学んでいる時のお気に入りの科目の教科書から、学ぶことの楽しさについて語ってみます。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。

そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

日本語からたどる文化

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をご覧ください。


放送大学での学びの楽しさ
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、放送大学の大好きだった科目、日本語から辿る文化、というものです。
月曜日は、自宅の本棚にある本の話をしています。
僕は、10年ちょっと前に放送大学で勉強をしていました。
きっかけは、仕事でメンタルの不調に陥ってしまったことで、不調の原因を探ったり対処方法を考えるために、心理と教育コースに入学したのでした。
放送大学は教養学部だけですが、講座の内容は多岐に渡っていて、心理学に関する科目も結構あります。
心理学というと、人の心を読むみたいなことを考える人が多いと思いますが、それはかなりスピリチュアルな機体で、
実際にはもっと科学的なアプローチが基本で、基本の心理学実験は、例えば腕の皮膚の2箇所に刺激を与えて、どのくらいの距離から別々の刺激と感じるか、みたいなことをやったりします。
こういうのは、もちろん個人差があるし、個人の中でもタイミングによって感じ方が変わるということがあるので、何度も実験を繰り返して、その結果を統計的に処理してレポートを作ったりするわけです。
このような科学的な方法論は、どちらかというと理系の僕にとっては馴染みがありましたが、一緒に実験をやったどちらかというと文系の方々には、少し難しく感じるようで、割と苦戦していたなぁというイメージがありました。
まあそんな感じで、一応専門となる心理についても楽しく学びましたが、その他にも魅力的な科目がたくさんあって、来期はどの科目を選択しようかと考えるのが、毎期とても楽しみだったものでした。
その中でもお気に入りの科目が、「日本語から辿る文化」というものでした。
講師は放送大学教授の大橋理恵先生と、客院教授のダニエル・ロング先生です。
日本語をある程度客観的に見るためには、外国からの目線が必要で、特にロング先生がメインの会には興味深いものがありました。
例えば、タブーと遠極表現という会では、地域や文化を超えて比較的普遍的に扱われる表現や、文化によって全く違うタブーがあることを具体例を示してあげ、
その違いを分類して、文化圏や言語圏によるもの、時代によるもの、地域によるもの、専門によるものと分けて論じていて、
面白いなあから、それらを学術の世界ではどのように扱って研究するのか、ということが学べたのでした。
大橋理恵先生の講義は、他にも色、カラーですね、を扱った科目などがあって、毎回楽しみに講義を聞けるので、いくつか選択した記憶があります。
教養というと、大学に入学して初めの方に履修するもので、専門と対比して比較的安泰な感じを持つかもしれませんが、
放送大学の教養学部は、ここから個別の研究領域が発生し、さらに色々な研究領域をつなぐという意味の文字通りのリベラルアーツという感じがします。
スクーリングや試験の時には、学び続けることが大好きな人たちが集まってきていて、もっと頑張ってみようという気持ちが起きる刺激があって、なかなか良いなあと思いました。
2年半ほどで放送大学は卒業しましたが、その後もことあるごとにネット上にある色々な大学の公開講座で学んだり、YouTubeで学ぶのが楽しくて、本当に幸せな時代になったなあと思います。
本棚にはこれ以外にも放送大学の教科書が入っていて、たまに開くとまた新しい発見があったりするのです。
大抵の人は卒業したら教科書は捨ててしまうようですが、ある程度体系的に知識を得られる教科書は、後になっても役立つことが多いのでもったいないなあと僕はよく思うんですね。
教科書を活用する
今回は本棚にあった放送大学の教科書から、学びの楽しさについて話してみました。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
この配信の書き起こしをnoteで連載しています。概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。
今日もワクワクする日でありますように。千葉直樹でした。ではまた。
05:35

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