ファシリテーションの挑戦
はい、みなさんこんにちは。 生きづらさを克服したなつみです。
このチャンネルは、人と比べて生きてきた私が、誰かより良くなきゃいけないの呪縛を解き放ち、
アラフォーから、自分の人生を楽しむ中での気づきや思いをアウトプットしていくラジオです。
舵の間の聞き流しに楽しんでいただけたら幸いです。
さて、今日のテーマは、ファシリテーターをやってみたら、学びが深すぎた、というお話です。
ファシリテーターって聞くと、どんなイメージがありますかね?
なんかこう、会議をテキパキしきって、スマートに議論をまとめていくみたいな、ちょっとできる人のイメージありませんか?
正直、私自身はどちらかというと、誰か論理的な人に議論を引っ張ってもらいながら、アイディアを出したり、
それ面白いねって場を盛り上げたりする方が得意なタイプなんですよね。
なので、ファシリテーターなんて自分には程遠い役割だなってずっと思ってたんです。
私が参加しているコミュニティで、毎朝オンライン上で朝活の時間があるんですね。
最初は本当に自由な雑談タイムだったんです。
でも、毎日メンバーと話しているうちに、せっかく集まるなら、この時間もっとみんなにとって有意義なものにしたいなって思うようになったんです。
そこで、ただの雑談じゃなくて、その中から何かテーマを見つけて、少し話を深掘りしてみようって思ったのが、そもそものきっかけでした。
今思えば、これが実質的なファシリテーションへの第一歩だったんですけど、
その時はなんとかなるだろうくらいの、まだちょっと軽い気持ちでした。
だってファシリテーターの経験なんて全くゼロですから。
自分が議論をリードするなんて、想像もしてなかったんですね。
でも、いざやってみると、まあ大変。
雑談の中から、じゃあ今日はこのテーマで話してみようかって、初めて見たはいいものの、話がどこに向かっているのか全くわからなくなっちゃったんです。
いわゆる話のゴールが見えない状態。
そうなるとどうなるか。気づけば、みんなの意見を引き出したり整理したりするどころか、
私自身の主観で、私はこう思うんだけど、みたいに議論に参加しちゃってるんですよね。
ファシリテーターのはずが。ただの意見の強い参加者みたいになっちゃって。
もう頭の中はね、あれこれどうやってまとめるの。着地点どこって、パニック状態。
そんな瞑想状態の会話を聞いてたコミュニティの講師からもね、結局結論って何なんですか。
今までの会話全く無意味っすねって厳しい一言。
もう名誉のために言っておきますが、もちろんありある言葉ですよ。
私たちの成長のために言ってくれてるんです。そうわかってはいるものの、
もう本当に激沈でしたよ。やっぱり私には向いてなかったんだ。
失敗からの学び
良かれと思ってやったのに、逆にみんなの時間を無駄にしちゃったなって結構落ち込みました。
心配したメンバーから後から連絡くれるほど、その場の空気っていうのは凍りついてましたね。
でも落ち込んだままで終われないのが私なんですよね。
このままじゃダメだ。悔しいと思ったんです。
そこで、その日のうちに一緒に会話を進めてたメンバーに、
ごめん明日の明日かつ、もう一回ちゃんと準備して挑みたいってお願いしたんです。
幸いね、メンバーも心よく協力してくれて、やっぱ話したいと思ってたって言ってくれて、
その日の夜なんと2時間かけて、次の日の打ち合わせをしたんです。
今日の反省点なんだったか、明日どういう目的で、どんなゴールを目指すか、
どういう流れで進めるか、意見をどうやって推理するかっていうことを、
一つ一つ確認していったんですね。
で、翌日、前日の失敗と打ち合わせを踏まえて、再挑戦したわけですよ。
正直ね、完璧にできたとは言えなかったんですけど、
少なくとも前回のような迷走状態にはならなくて、
講師からもね、昨日より100億倍良くなってるって言ってもらえて、
もう本当に救われた気持ちでいっぱいでした。
このたった2日間の濃密なファシリテーター体験っていうのを通して、
私がファシリテーションってこういうことが大事なんだって痛感したことがいくつかあります。
まず一つ目、目的とゴールを明確にすること。
何を話すために集まってるのか、この時間で何を目指すのか、
これが最初に共有されてないと、本当に話があちこちに飛んで、
結局何の時間だったかわからなくなっちゃうんです。
最初の失敗はもうまさにこれでしたね。
二つ目、意見を出しやすい空気づくり。
これは私が得意な盛り上げ役とはちょっと違うんですよね。
ただワイワイするだけじゃなくて、参加者全員がこんなこと言っても大丈夫かなって不安に思わずに、
安心して自分の考えを口に出せるような、
心理的な安全基地っていうのを作るのが大事なんですよ。
合図地とか発言を否定しないとか、そういう基本的なことがすごく大事。
実はこれ、サイレントマジョリティにならないっていうのを裏テーマに今回掲げてて、
冒頭で目的とゴールっていうのをメンバーにシェアしたんですけど、
その時にこのサイレントマジョリティにならないっていうのもメンバーに伝えてました。
3つ目、意見を書き出して見える化すること。
特にオンラインだと話したことが流れていっちゃいがちなので、
チャットに書き出すとか、共有のドキュメントとかあればそこに使うとかして、
出てきた意見をみんなが見える形にする。
これだけで論点が整理されるし、
私の意見もちゃんと受け止められてるなっていう安心感にもつながるんですね。
そして4つ目、これが一番大事で、結論を出すこと。
ただしこれは唯一の正解を出す、答えを出すっていうのとは意味がちょっと違うんです。
1たす1は2っていうような答えのないものについて議論するとき。
1たす1は2っていうような答えありますよね。そうじゃないとき。
前日の私たちは答えなんてないはずなのに、そこに答えを探して、
ひたすら議論というか、ただの主観の言い合いをしてたんですね。
そうではなくて、洗い出したみんなの意見をまとめて、その話し合いの中での結論を出すんです。
これまでの話を踏まえて、私たちの結論はこれです。
なので次のアクションはこれですと。
何らかの着地点や次のステップを示すことが、その日の議論を意味あるものにしてくれるんですね。
激賃があったからこそ、必死で考えて準備して、
ファシリテーションの本質みたいなものに少しだけ触れられた気がします。
次へのステップ
ファシリテーターって特別な才能がある人だけができるものじゃなくて、
こういうポイントを意識してちゃんと準備すれば、
私みたいなタイプでも挑戦できるんだなっていうのが今回一番大きな発見でした。
もし皆さんも何かの集まりで進行する機会があったら、
私なんてって思わずに、ぜひ今回お話ししたようなポイントをちょっとだけ意識して挑戦してみてほしいなって思います。
失敗したって大丈夫、そこから学べば絶対に次につながりますからね。
この放送を聞いてよかったよとか、自分はこう思うよとかあればぜひコメントいただけたら嬉しいです。
では次回の放送でお会いしましょう。