生成AIの重要性
さて、今回掘り下げていくのは、生成AI。これが私たちの仕事にどう入ってくるか、その具体的なロードマップですね。
ある生成AIの実践家の方の発信を元にしてるんですが、特にあなたにとって何が大事か、これを探っていきましょう。
まず、あのインパクト大きいなと思ったのが三菱商事の動きですね。
2027年までに管理職になるための試験、これの一部に生成AI関連の資格、例えば地位検定とか、そういうのの合格を必須にする方針だそうですよ。
いやー、これは結構大きな動きですよね。
ですよね。なんか単なる効率化ツールっていうだけじゃなくて、もうAIを経営の中心のスキルと見てるんだなって感じがします。
まさに。注目したいのが特定の技術職とかじゃなくて、管理職、つまり組織を動かす層全体に求められ始めてるってことなんですよね。
なるほど。
効率化して時間ができますよね。その時間をどうやって新しい価値につなげるか。そのためにAIスキルがいるんだと。大企業もそう判断し始めたってことかなと。
これ中小企業だって他人事じゃないですよね。
そうですね。
変化に対応しやすい中小企業の方が個人とか経営者のレベルでやれることって多いんじゃないかなと思いますけどね。
確かに。この生成AIの浸透なんですけど、資料を提供してくれた方はExcelに例えてるんですよね。
なるほど、Excel。
今やもうExcelってほとんどのビジネスパーソンにとって基本中の基本じゃないですか。
その通りですね。Excelだってほら、簡単な表計算から関数使ったりグラフ作ったり、もっといけばマクロとかVBAでガッツリ自動化したりとか、習熟度で全然違いますもんね。
生成AIも同じような感じで、簡単なチャットで相談事するレベルから特定の業務に特化したAI、MyGPTsって言われてるやつですね。
あれを作ったり使ったり、あとはコーディング手伝ってもらったりとか、すごく幅が広い。
なるほどね。
じゃあ、AIは専門家が使う特別なものじゃなくて、Excelみたいに誰もがある程度は使えて当たり前だよっていう時代が来ると。
そういうことだと思います。
特に私たちみたいな現役世代は、デジタルネイティブの子たちに置いていかれないようにしないとですね、これは。
じゃあ、誰もがAIを使えてるっていう状態、具体的にどういうレベルなのかなっていうところで、資料ではMyGPTsを使えることが一つ重要な目安になるんじゃないかって提案されてるんですね。
MyGPTs。自分専用のAIが作れる機能でしたっけ?
MyGPTsと業務への影響
そうです。
プログラミングとかいらないっていうのは手軽そうですけど、
でもそれって結局作る人のセンスとかスキル次第であんまり役に立たないものがいっぱいできちゃったりしないんですかね?
良い視点ですね。確かにその質のばらつきっていうのは出る可能性はありますよね。
ただここで大事なのは、MyGPTsが作れることそのものよりも、それを自分の業務に合わせてカスタマイズしてちゃんと活用できるっていうそっちの能力の方なんですよ。
例えば、あなたがよくやる報告書の構成案を作るのを手伝うAIとか、あるいは特定のお客さん向けのメールの下書きを提案してくれるAIとか、そういうのを自分で試行錯誤しながら作って業務に組み込んでいく。
このプロセス自体が結構重要になってくるかなと。
なるほど。完成度そのものよりは自分の仕事に合わせて改善していくプロセスに価値があるみたいな。
そういうことです。もう一つこれすごく大事な特徴があって、このMyGPTsって他の人に共有できるんですよ。
共有。
チームの中で誰かがこれ便利だよって作ったMyGPTsを他のメンバーがコピーして使ってみたり、あるいはそれをもとにさらに改善したりとか、そういうことができるんですね。
この成功事例が横に展開しやすいっていうのが、他の汎用AIツールにはなかなかない強みかなと。
共有できるのは面白いですね。なんか良いツールとかノウハウが人の手を介さずに自然に広まっていくみたいなイメージですかね。
そうですね。
ただそれが本当に組織に根付くかどうかっていうのは、使う側のリテラシーとか、それを推奨するような文化みたいなものも必要になってきそうですね。
まさにおっしゃる通りで、そこが普及の鍵ですよね。
だからまずは基本的なチャットGPTの使い方と、あとMyGPTsの作り方、これを学ぶ、それを日常業務で使ってみる、その動機付けが必要ですよね。
例えば研修をやるとか、あとは目標設定に組み込むとか、あるいはMyGPTs作成コンテストみたいなゲーム感覚でやるとか、そういう組織の文化に合わせた工夫がいるんでしょうね。
なるほど。まず基本のチャットGPTと、それを自分流にカスタムするMyGPTs、これがちゃんと使えるようになることが、将来もっと専門的なAIツールが出てきても、それを使いこなすための基礎体力みたいになるっていう感じですかね。
まさにそんなイメージだと思います。
というわけで今回の深掘りでは、生成AIがExcelみたいな基本スキルになる、そんな未来が見えてきましたね。
見えてきました。
その鍵を握るのがMyGPTsだと。単にAIを使うだけじゃなくて、自分の業務に合わせてカスタマイズして、それを共有する能力。これこそがこれからのビジネスパーソンにとってのExcelの関数とかマクロみたいな差を生むスキルになるのかなというのが今回の革新ですね。
そうですね。三菱招致のような大企業の動きなんかは、その流れを確実に後押しするでしょうね。AIとただ対話するだけじゃなくて、自分の業務を効率化したり高度化するために、AIを能動的に作って使いこなす段階へ、社会全体が移っていくんだろうなと考えられますね。
なるほど。さて、そこでですね、あなたにちょっと考えてみてほしい問いがあるんです。もし今、ご自身の業務の中から一つだけ何かMyGPTsを作って効率化する、あるいは質を上げるってできるとしたら、それってどんなタスクでしょうか。まずはその具体的なイメージを持つこと。それがAI活用の第一歩になるのかもしれないですね。