コンセプト作りの基本
おはようございます。おはなし屋なおとです。今日はですね、コンセプトづくりを日々やっている中でですね、皆さんのコンセプトづくりでも役に立てるようなお話をしたいと思います。
今日のテーマは、やりたいことをコンセプトにしないっていうことですね。これあの連日、本当クライアントさんたちとミーティングさせてもらえながら、
つくづく思うことなんですけど、そのコンセプトを決めるときにですね、今回僕がやらせてもらっている人の中でこういうケースはないけれど、
自分のやりたいこととか、例えばそのコーチングを勉強して、コーチングはすごいと思ったから、その学んだコーチングを使って自分のコンセプトを作りますみたいな考え方の人って、
今振り返ったらかなり多かったなと思うんですよね。僕はそこに関しては、そういう考え方じゃ絶対うまくいかないと思っていて、絶対とは言い切れないんだけど、うまくいかないと思っていて、
なぜならですね、コンセプトというのは何のためにあるかというと、お客さんがこのサービスは私に必要なものだと、私が受け取れる価値ってこれなんだっていうのを理解するための言葉として存在するんですね。
つまりお客さんが実体験ベースで何を得られるかというものがコンセプトに反映されていないと、そもそもコンセプトというのは意味をなさないわけですよ。
そうですよね、例えばラーメン屋さんでさ、そのラーメン屋さんが得意で、今まで作ってきたラーメンっていうのがそのコンセプトに現れてないといけないのに、
本当は、なんていうのかな、冷やし中華、理想の冷やし中華が作りたいんだ、だからコンセプトを理想の冷やし中華にしようって言ったって、お客さんからしたら、まだ作られてもいない理想の冷やし中華、存在しないわけですよ。
でなったらそういうコンセプトをもとに、もちろんこれから作っていけばいいっていう話なんですが、お客さんからすれば存在しないものを伝えられたところで、伝わったところで買えないわけですよねっていう話になってくるんですね。
つまりどういうことかっていうと、自分が今までやってきたこととかから派生して、今まだできてないことをするのはいいんですよ。
だけどこういうことがやりたいなとか、こういう自分になってみたいな、今はなってないけど、みたいな感じで掲げていること、つまり気上の空論ですね。
気上の空論をコンセプトに掲げる人、掲げたい人多いんですね。つまりコーチングで人の人生を変えるっていうことが何なのか分かってないのに、コーチングで人の人生を変えるとかいうコンセプトは絶対ダメなわけです。
じゃなくて、今までの人生で何をやってきたんですかっていうところから掘り下げていかないと、コンセプトが気上の空論になっちゃうんですね。
気上の空論になるっていうことは、多分それを作る人にとっては体験が伴っていない。どこかのスクールで学んだことをそのまま書いている。本で読んだことをそのまま使っているという感じになると、個性的な体験がそこにはないので、深い人に刺さるようなコンセプトにもならないということがあります。
なので、自分がやりたいサービスではなくて、自分が今までどうしようもなくやってきたことを言語化してコンセプトを作るというのが、個人ビジネスではですけど、いいんじゃないかなというのはとても思っています。
もうすでにコンセプトっていうのは、自分の中に種として存在するものじゃないといけないというのは、僕は強く感じますね。何て言ったらいいんですかね、なんかみんな理想論を語るんですよ。こうしたらこうやってこういう変化が出てきてみたいな。それってでも実際にまだ試してないですよねみたいな。
今まで、例えばそれこそ前回パーソナルトレーナーの山口さんと、パーソナルトレーナー時代にやってきたことを山口さんとずっと深掘りしてきたんですが、あの人とやってることなんて、これからやりたいことの言語化ではなくて、今まであなたは何をやってきたんですかと。もうあの人売れっ子なんでね、売れっ子1回経験してるんで、あなたはなぜ売れっ子になったんですかっていう過去の追体験をしてるに過ぎない、棚卸しをしてるに過ぎないんですね。
別に山口さんのこれからやりたいこととか聞いてないわけですよ。なんでかっていうと、今までやってきたし、やれてきたことの中にその人の独自性というものがあるわけです。実力ですよね、があるわけですけど、やってないことの話からコンセプト作ったって、じゃあその人それ実現できんのっていうところの話になってくるわけなんですよね。
だからそのコンセプトを探すときは、まあこれ僕はすごい心がけてることなんですけど、その人の棚卸しを徹底的にやる、強みの部分ですよね、徹底的に探す、すでにあるものを掘り起こすという考え方ですね。
他者の視点の重要性
で、別のクロエンスさんでコーチングのお仕事をしたいという、まあしたいというかずっと活動されている方がいらっしゃるんですが、その人はコーチングとか人と話すことがそもそも得意じゃないんだよっていう感じです。そういう人どうやって掘ったらいいのって感じじゃないですか。そもそも得意じゃないから挑戦しようとしてるんだけどって、じゃあ全く新しいことじゃないかって、じゃあ過去を掘ってもしょうがなくないって、でもこの場合もやっぱり過去を掘るんですよ。
なぜかというとそういう仕事がしたいって思うってことは絶対コミュニケーションに何かしらの成功体験があったりするんですね。その人は掘れば掘るほど、実は周りに合わせてあんまりその自分らしさとか自分の考え出してないけど、ここだっていうふうに動くときってものすごく戦略的な考え方をする方だったんですね。
だからなんて先まで読んで自分が通したい、こうしたいんだというものを相手の利益になるように少ない言葉で伝えて、あとは相手が勝手に気づいて勝手に行動していくように、そういうことまで考えた一言を投げるみたいなコミュニケーションスタイルを取ることが棚下してたらわかったんですよ。
そういうコミュニケーションをもとにコンセプトを組んでいくのが良いですよねという話になってくるんですね。つまり今日僕が何を言いたいか、今日の放送で何を言いたいか、何を伝えたいかというと、もう皆さんがすでに持っているもの、力としてあるものをベースにビジネスを作りましょうねっていう話です。
全く新しい自分になる必要は全くないっていうことですね。それはコンセプト作りをしていてとても思います。皆さんこれからの未来にフォーカスを当てすぎなんですよ。今まで自分がやってきたことにフォーカスを当ててない。違うんですよ。もうあるんです、答えは。
あなたが今までやってきたこともどうしようもなく経験してしまったことの中に答えがあるんです。その答えを一緒に探しに行くことで、もちろんその答えが未来に向けて形を変えることはあるかもしれないですけど、才能っていうのはもうすでに行っていることなんですよ。もうすでに完了したことの中にあるんですよね。
だから多くの人がコーチングしたことないのに、コーチングで習ったことを使ってしようとするんですね。でもそれをやったことないでしょっていう話なんです。それは机上の空論なんだよね。だから自分が今までの人生でやってきたことないかなって、何かできたことないかなっていうのを探さないといけないんだけど、正直言います、これ一人じゃ無理です。絶対に無理。
なんでかって言うと、自分の人生ってN1でしかない。自分はこの人生しか経験したことないし、他の人の人生経験したことないんですよ、多分ね。僕基本的に周りに人生経験したことあるよって人生3回目だよって人いないんで、多分1回しかないんですよ。ってなったら、もうあなたにとってその世界が全てのね、それが自分の人生がね、特別なものとか、なんかここって普通じゃないよねとか、逆にそれってなんかすごい印象残ってるけど普通だよねみたいなことって分かんないです。
第三者感覚というのは絶対に分かんないんですね。だから分かんないから自分の人生の何がすごいかも、何が平凡かも分かんないんですね。分かんない状態で一生懸命考えたって、もういくら考えても掘らなきゃいけないことが多すぎて時間足んないわけですよ。でも他人から見ると、え、これすげえじゃんっていうのはすぐ分かるし、なんなら僕みたいにビジネスもやってる人間だと、いやそれ売れるよっていうのは分かるんですね。
なんでここはもうね、他者の視点を借りないとダメですね。他者の視点は絶対借りましょう。あとは綺麗事で作ろうとするなということですね。さっきも言いました通り、才能とはもう既に完了した事柄の中に答えがあります。既にやっていることです。既に結果を出していることです。
その結果を出しているということに気づいていないケースが多いから掘らなきゃいけないわけなんですよ。その結果というものは何をもって結果とするのかとかいうのは自分で掘っても分かんないものなんですよね。え、こんなものが売れるのっていうことなんですね。思っちゃうと。だからこれからやりたいことベースに考えちゃダメなんですよ。これからやりたいし今までもやってきたんだったらいいです。
それはOK。それはOK。根拠があるから。だけどこれからやりたいけど今までは全くやってこなかったよって言ったらあなた実績がないんですね。だから僕はですけど個人的には実績がない分野で人からお金をもらうのは俺はちょっとどうかなと思います。じゃあ何もできないじゃん。違うんだよ。実績はあるんだよみんな。ただ気づいてないだけ。自分の過去に実績はある。こういう風に切り出したこれって実績だよねっていうね。
別にそれは分かりやすいよ。ただ数字とかいろんな人を動かしたとか巻き込んだとかもちろんそういう分かりやすいものがあればいいですがそうじゃないこともあるわけですよね。夫婦間の関係でこの家族の命運が分かれるような一言これを実は狙って言ったんですよってなったらこれは外には見えないけれどもその家族じゃあ4人の命運を分けた一言を言えたわけなので実績になるわけですよ。じゃあそれ仕事に使えないかなって話になるんですね。
ということでこれからやりたいことじゃないってことでそれは覚えておいてください今日の放送を聞いた人。コンセプトはこれからやりたいこととかどうでもいいんですよって。あなたが既にやってきたこと完了させてきたことの中に答えがあるんですね。
これからやりたいことをするベースでいいんですよ。やりたいがベースでいいんだけどただお客さんはねあなたのやりたいを応援するためにあなたにお金払うわけじゃないんですよ。お客さんの視点考えてみてください。もちろん起業するときはこういう理由でしたいからこれが好きだからこれをやってみたいからいいんです。自己実現したいから苦手幸福したいからそれは素晴らしいことなんですけどでもそれってお客さんの目線が入ってなくないですかっていうのは多くの人に言いたいんですね。
お客さんはあなたのやりたい挑戦したいよう叶えるためにお金払うんですか。じゃあクラウドファンディングでいいじゃんってなるんですよ。だしクラウドファンディングだって人を応援するとか言ってるけど実際問題リターンあるじゃないですか。
僕昨日ねクラウドファンディングの幕開けっていうサイトでね新しいAIボイスレコーダーのプラウドピンみたいなやつを買ったんですよハイドックっていうやつを買って10月末ぐらいに届くからお金払って3、4ヶ月多分忘れると思うんだけど
過去の価値を見つける
iPhoneとかにつなげてイヤホンとかでも文字起こしができるやつ3万ぐらいしたんですけどパソコンとかにつなげてそのままzoomとかの録音が文字起こしされるやつ。zoomのやつも録音いいんですけどね
なんか欲しくなっちゃって買ったんですよ。でそれって一応まだできてないサービスに対してお金を払うのでクラウドファンディングという形になります応援ですね
でもそのリターンとして製品があるのでぶっちゃけこれは製品の予約販売をしたのと一緒なんですね応援ですらないんですよ
シンプルにその製品が欲しいから先払いして待ってるっていうだけなんですよねこれが応援これですら応援ではないという感じです
だから少なくともリターンを出さない皆様の夢をですね応援するためにお金を出してくれるのはまあせいぜい奥さん旦那さん親と関係がいい人は親ぐらいじゃないですか
違うんですねクライアントさんはあなたの親ではないしあなたのパートナーではないんですよお客さんはねお客さんは何のためにあなたにお金払うかって言ったらお客さんに利益があるからです
クラウドファンディングで僕は純粋に応援したくて買ったわけじゃないですその製品が欲しかったんですこれが他人との繋がり方なんですね
だから僕はこれをやりたいからお金を払ってくださいっていうロジックは通用しないだから僕はこれを用いてあなたにこんな利益を出せるからお金を払ってくださいと言い換えなきゃいけないんです
始まりは一緒でいいんですよ始まりは一緒でいいんだけどそのなんていうのかなやりたいんだったらそれは素晴らしいだがじゃあなぜやれるのかを説明しなきゃいけないし
それをやることであなたにどういうメリットができるのか出せるのかということは説明しなくてはいけないんですね
っていうことを考えるとあなたがこういうサービスをやりたいんだこういうサービスができるんだっていうことは素敵ですがそうではない
あなたがすでにプロとしてサービスを提供できていることであったりコミュニケーションの中で他の人とは違ったアプローチで結果を出せていることすでに完了している出来事ですね
の中にあなたの商売の種というのは埋まっていると考えた方が自然でしょうこれからやりたいことの中に商売の種はないです
未来への取り組み
なぜならそれはあなたがやりたいだけだからですねあなたのやりたいにお金を払うのはパートナーまたは親御さんぐらいしかいないです世間はあなたのお母さんではない
これはねビジネスをやっているととても伝えたくなるが伝え方を悩むフィードバックの一つですね
世間はあなたのお母さんではないお客さんはあなたのお母さんではないだからあなたが頑張りたいんだやりたいんだって言ってだってそれを応援してもらえるわけじゃないっていうことですね
応援してもらえてる人っていうのはその分応援することでのリターンを出せていることメリットですよねメリットがないと人が動かないんだな
だからねそれは自分の子供とかだったらもうその存在に自分にとって価値があるからメリットなんか関係ない何しても応援するようになるんですけどそれは親だからなので
なのでやっぱりその商売の種というのは自分の過去に眠っているということですね
これからやりたいことというのはもちろんやりたいことと過去がリンクするのが一番いいですそれはそうなんだけどでもやりたいことやりたいばっかりで
じゃあなんでそれができるんですかお客さんはそのサービス買ってどういう得をするんですかということに答えられない人がやっぱりあまりに多すぎる
そういう発想にならないですね過去に答えがあるという自分がまさかそんな素晴らしいことを今までしてきたとは思わないとか
自分は今まで価値がなかったっていう前提に立つから価値がない自分の過去なんか棚卸ししないかな
だけどやっぱり自分に価値がある今までの経験とかが資産なんだ今までやってきたことをそのままやればいいだけなんだっていうことに気づいた人は
過去の棚卸しを始めるしその棚卸しにやっぱり僕はお金と時間労力をかけるべきだと思っています
そこに答えがありますだからヒントはすでにこれからやりたいことじゃなくてすでにやっていることの中にあるということですね
皆さんぜひ覚えておいていただきたいなと今日の放送はそういう話で締めくくりたいなと思います
なので皆さん自分の過去ですねどれだけ鮮明に棚卸しできるか棚卸しできるやつを早く仲間にしてくださいね
それは僕でもいいですから早いうちにいやそれ価値だよ
いやそれはさこういう風にしたら絶対売れるよとかそれはこういう風な見せ方して欲しい人いるよっていう風に言ってくれるやつをですね
早く海賊船のメンバーに加えてですねしないとですね
あなたはその未来のこれからこれを学んだら売れそうだみたいなことをですね
延々と探し求めるゾンビクルーズみたいになっちゃいますから
例えることで余計分からなくなってないから
骸骨だけで彷徨う海賊船みたいなイメージ
ドラクエ3とかやってる人だけ伝わると思うけどそういうイメージなので
そういう人は早く仲間に入れて身内に入れてですね
自分の過去財宝のようなところですよダイヤモンドですよあなたの過去は
でもこれからの未来というのはもう実態がないんですから
さすがに実態のないものをねお客さんによってね
お金もらえんくらいだったらお客さんが入りたいからいいんじゃないってなるけどね
何十万という高単価になるとねやっぱそれなりに自分の中で根拠ないとね
やっぱ価値提供できないですよ怖くて
なのでやっぱそこは皆様自分の中から掘り出すという意識を持った方がいいんじゃないですか
ということで今日の放送終わります
はい余談ノートの方でですね北海道出張の様子記事にして投稿しました
あの僕がねカメラを今回持って行ってね
佐紀さんと直子さんと山口さんみんなの写真ガシャッガシャッ撮りまくったので
ちょっと撮った写真を見ていただきたいなということでですね
概要欄にそのノートのリンク貼っておきます僕がどんな旅をしてきたのかね
このラジオの方では結構そのリアルタイムで伝えてたと思うんですけど
そのビジュアルでもね僕らがどういう出張をしてきたのかということが伝わるような感じに仕上がってます
丸二日かかったんだよなあの記事作るのに
本当に時間かかったのでぜひ一度皆さん見ていただけるととても僕は嬉しいです
ノートの方の好きは皆さんご自由にやっていただいて構わないですから
よかったなと思った方だけ好きを押していただいて
でもスタイフの方のいいねは既読の意味合いになってもらえるので必ず押すように
はい以上です