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2024-05-24 11:48

#2476 小噺「カレンダー」をマンガにしてみた from Radiotalk

#2476 小噺「カレンダー」をマンガにしてみた
・2コママンガの解説
・落語と漫才の違い
・落語の著作権について調べてみた

参照リンク
✔︎小噺コレクション |みんなの小噺プロジェクト【公式】
https://one-taste.org/kobanashi/collection

✔︎古典落語の著作権はどのようになっていますか?メディア(レコード)などを... - Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10217637505

#202405n
00:01
はい、お疲れ様です、なおくんです。ということで、落語の小噺を2コマ漫画にしてみたシリーズのその2でございまして、
今回はですね、カレンダーという落語の小噺を2コマ漫画にしてみました。
はい、ということで、今この収録トークのサムネイルに載っている画像ですね。これが2コマ漫画です。
まぁちょっとね、ちっちゃくて見づらいかもしれないですけども、
落語の小噺カレンダーというものをもとに2コマ漫画を作ってみましたので、ちょっとこれのね、解説というか、これを作りながら感じたことを話していきたいなと思っています。
まずね、2コマ漫画をちょっと見ていただきたいんですが、店員さんとね、子供のお客さんがいまして、
まず1コマ目ね、子供のお客さんがカレンダーくださいと言います。そして店員さんがどんなのがよろしいでしょうかというふうに言います。
そして2コマ目に子供がなるべく休みの日が多いやつ、ちゃんちゃんという感じですね。
はい、こういう2コマ漫画なんですが、すごいですよね。これ2コマで何か意味がちゃんとわかるってすごいですね。
なんか小話って本当に洗練されてるなというふうに思いました。
でね、これはね、前回の小話と同じように、ウェブサイトのみんなの小話プロジェクトというサイトに載っている小話の内容をもとに僕が作画したような感じです。
元の小話はね、もうちょいセリフ量が多いんですね。ちょっと1回読み上げますね。
実際のこのウェブサイトに載っている小話の実際の台本ですね。
読みます。
カレンダー、子供、すみませんすみません。
店員、はい、何です坊や。
子供、あの新しいカレンダーが欲しいんですけど。
店員、ふーん、どんなカレンダーが良いんだい。
子供、はい、なるべく休みの多いやつにしてください。
はい、こういう感じなんですけども、この2コマ漫画にするにあたり、セリフ量を削減しました。
これは僕の判断でやったんですけども。
なんで僕2コマにしているかというと、ラジオトークのサムネイルで4コマにしてしまうと、
ちょっとね、コマ数がかなり小さくなってしまうので、サムネイルの画像が小さくなってしまうので、
見づらいので、あえて2コマ漫画にしているんですよ。
で、フリとウチというね、お笑いの基本であるフリとウチがあれば最低2コマでいけるなということに気づいたので、
漫画を練習するためにあえてね、ギュッと予約した漫画を今書く練習をしておりまして、
そういう中で今2コマでやっているんですよ。
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2コマにするとやっぱりフリの部分がですね、もう1コマで表現しなきゃならないので、
今の元の台本のセリフ量だとちょっとフリが長すぎるというか多すぎるので、
その中でも極限に短いセリフ量にしたのが、この僕が作った2コマ漫画ですね。
なので、本当はもしかしたら4コマ漫画ぐらいにしてフリをもっと効かせた方が、
このウチが生きるんじゃないかなという風に今ちょっと読んでて思いましたね。
だから4コマ漫画にしたらもうちょいフリが長く効かせられて、
このなるべく休みの日が多いやつっていうウチのセリフが、
もうちょい効果的に生きるんじゃないかなと思いましたけど、どうなんでしょうかね。
はい、そんな感じですね。
あとね、この落語というシステム、落語というその笑いの仕組みっていうのは、
漫才とはやっぱり違いますよね。
一般的な今ね、現代の日本においてテレビとかでよく見るような漫才っていうのが、
今の僕たちに馴染みのある笑いの仕組みなんですけど、漫才だったらツッコミが入りますよね。
このボケがあってツッコミが入るっていう形式に慣れていると、
この落語のこの小話って最後のウチがボケ終わりなんですね。
ボケで終わっているので、そこになんかツッコミの言葉がないんですよ。
最初ね、ツッコミの言葉をつけようとか思ったんだけど、
それをするとね、ちょっとね、なんか落語の余韻みたいなものがなくなってしまうというか、
わかんないですけど、この最後のウチに一言を言って、そこでこうなんかツッコミがないっていうこの感じが、
僕は一般的にこう現代の普通のお笑いを見てきた感覚から言うと、
なんかツッコミがない感じがちょっとなんかポカーンとしちゃうんですよね。
えっっていう感じになっちゃうので、これをね、どう表現するかっていうのがね、すごいね難しいなと思いました。
なので、この漫画的に表現する場合は、よく漫画で使われる手法としては、
この漫画にあるように、2コマ目と1コマ目でちょっとコマの感じを変えるというか、
この2コマ目にはちょっとドットの背景を使って、その子供のポップな感じをね、
背景にドットの柄を使うことによって、ちょっとポップな雰囲気を出すっていう手法で、
こうやって言語化されるとちょっと野暮ったいですけど、あえてこうやってますけどね。
あとはですね、その2コマ目で、セリフの文字サイズを大きくすることによって、
かつ太字というか、フォントをゴシック体にしてですね、2コマ目はゴシック体になってるんですけども、
そうすることによって、ちょっと大声で言ってる感じというか、
06:01
ここがオチですよっていうのを視覚的にわかりやすく表現してますね。
そうすることによって、この2コマ目がオチだよっていうことがわかるようになってます。
ここでツッコミがね、何でやねんとか、そういうみたいなツッコミ的なセリフが入れば、
ここでボケてるってのがわかるんですけど、落語はね、さっきも言ったように、
ボケで終わるというかね、もうそのオチの言葉で終わって、
お客さんがその意味を理解して笑うみたいな、そういう笑いの仕組みなので、
やっぱりね、マンサイとはね、構造というか、笑いの取り方が違うんだなっていうことをね、
痛感しましたね。
あとね、その落語っていうものは、前回の収録でも話しましたけど、
言葉のね、声の出し方であるとか、演者の顔の向きとかで表現するお笑いだと思うんですけど、
それがやっぱり漫画だとできないので、漫画はそのシチュエーションそのものを絵で描けるので、
それならではの表現手法ができますよね。
そんな感じですかね。
あとは、これはね、あえて今回の漫画はすごいシンプルにしてね、
背景にいかにもカレンダーがたくさんあるみたいな背景を描くとか、
そういうアイディアも考えたんですけれども、
コントみたいな感じで、お笑い芸人さんがやるコントありますよね。
みたいな感じで、背景を何も作らずに、小道具とか大道具みたいなものなくして、
コント師が舞台でコントをやっているようなイメージで描いてみました。
だからその状況説明を極力省いてセリフと人間だけで表現する。
それでそれだけでもなお、ちゃんと笑いが伝わるというのは、
やっぱりこれは台本がしっかりしているからなんだろうなというふうに思いましたね。
状況説明をするためにやっぱり背景にいろんなものを描き込むというのは、
そうしないでやっぱり伝わらないからというのがあると思うんですが、
この落語の小話というのはテキストだけで笑えるようになっているというのがすごいですよね。
だから絵がシンプルだとしてもちゃんと伝わるんですね。
めちゃくちゃ勉強になりますね。
ちなみにこの漫画は、僕は完全に絵を描くことだけでに専念して、
台本があるものを漫画にしているわけなんですが、
この著作権ってどうなんだろうということでちょっと気になって、
一応検索してみたんですが、
ちょっとこれが正しい見解かどうかわからないですけども、
Yahoo知恵袋に出てきましたものがですね、
これを見てみるとですね、ちょっと読み上げますね。
Yahoo知恵袋。
古典落語の著作権はどのようになっていますか?
メディアレコードなどを作ったメーカーの持っている著作権と内容の筋の公安著作権ではなく、
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演者本人の著作物としての権利の有無、年数などを教えてください。
演者本人の権利の有無とかそういう方向はちょっと違うんですけど。
これに対しての回答としては読み上げますと、
落語にも著作権はありますが権利を主張しないというのがしきたりになっています。
著作権料の支払いがないので自由に話すことができ、発展してきました。
いちいち支払いが生じたら落語化は大変だし、落語が広がっていきませんよね。
音楽の場合は自分の作曲したものを自分で演奏しても支払いが生じるんですよ。
創作落語、新作落語も同じ考え方です。
創作者が権利の主張すれば話をした落語化は著作権使用料を支払わなくてはいけませんが、
100%そんなことはしません。
その後にちょっと続くんですけど、そういうことですね。
つまり本来はそういう落語にも当然著作権というものはあるんですけど、
そういうのを、著作権を生むというのを主張しないから、
みんなが同じ話をすることができて文化として発展してきたんじゃないかなという、
そういう意見ですね。
だから著作権というのはあくまで著作権を持っている人が、
これは著作権違反じゃないかというふうに言われて、
そういう発生するもののようなので、
なんていうか、著作権を持っている人が許してくれているというものもあるんでしょうね。
そんな感じらしいですね。
粋な世界なんでしょうか。
ということを思いました。
このカレンダー、わかんないですけど、定番の小話というのは、
もう著作権のいわゆるパブリックドメインというんですかね、
時間が過ぎて著作権が切れているというのももしかしたらあるかもしれないですよね。
江戸時代から続いている有名な落語ってあるじゃないですか。
ああいうのはもうそれこそ当然70年以上過ぎているから、
どっちにしろパブリックフリーなのかもしれないですね。
この辺もちょっとね、もうちょい詳しく今後調べていきたいなと思いました。
はい、ということで今回はですね、小話カレンダーというお話を元に
2コマ漫画を作らせていただきました。
めちゃくちゃ面白い勉強になりますね。
漫画の勉強にもなるしね、お笑いの勉強にもなるのですごく楽しいなと思いました。
はい、ということで最後まで聞いてくれてありがとうございました。
お疲れ様です。
11:48

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