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2024-05-25 11:32

#2478 小噺「名画」をマンガにしてみた from Radiotalk

#2478 小噺「名画」をマンガにしてみた
・今回のマンガの解説
・作画で工夫したこと
・ブラックユーモア(風刺)とお笑い

参照リンク
✔︎小噺コレクション |みんなの小噺プロジェクト【公式】
https://one-taste.org/kobanashi/collection

✔︎ トーク132 自動思考をやめる|しんじの番組
https://radiotalk.jp/talk/1176191

#202405n #マンガ #落語 #小噺

サマリー

ウェブサイト「みんなの小噺プロジェクト」から名画という小噺を元に3コママンガにしています。絵柄はシンプルにし、お客さんの顔を見えなくすることが工夫の一つです。ブラックユーモアについても触れながら、漫画の表現手法やお笑いの役割について考察しています。

マンガにする工夫
はい、お疲れ様です、なおくんです。ということで、落語の小噺をマンガにしてみたシリーズ、第4弾ですかね。
はい、今回は小噺名画というお話を元にマンガを描いてみました。
はい、ということで、いつもですね、お借りしているみんなの小噺プロジェクトというウェブサイトから
名画という小噺を元に3コママンガにしてみました。
はい、この収録トークに載っているマンガですね。
はい、ちょっと読んでいきましょう。 まず1コマ目ですね。お客様が
あら素敵な絵ですことルノワールですね。 ここは美術館ですね。
はい、そして係員が言います。 いいえ奥様それはダビンチでございます。
はい、2コマ目。 お客さんが言います。
あらこちらも素敵こちらも素敵ダビンチですわね。
で、係員が言います。 いいえ奥様それがルノワールでございます。
はい、そして3コマ目。お客さんが言います。 あらこの絵なら私にもわかるわピカソよね。
係員が言います。 いいえ奥様それは鏡でございます。
はい、このようなネタですね。 若干ちょっとブラックユーモアというかそういったネタだと思うんですけれど。
そうですね、これはいわゆる三段落ちというやつですね。
同じ会話のパターンが続いて3つ目で落とすみたいな。
というお笑いの基本の三段落ちのパターンだと思うんですけれども。
これはですね、漫画にするにあたりどういうところを工夫したかというと、
三段落ちで同じパターンが続くので絵柄も完全にコピペですね。
絵の配置とそのキャラクターの表情を全部コピペで作りました。
これは手抜きというよりかは、変に絵柄を描いてしまうとこのパターンが続いているということが
絵に気を取られてわかんなくなってしまうので、これはコピペした方が逆にいいなというふうな感じですね。
あとは、これは結局お客さんが鏡を見てこれピカソよねっていうふうに言うというところがあるので、
これは絵にしない方が面白いんですよね、本当は。
そこで想像の余地が生まれるというか、お客さんがその会話を聞いて想像するという落語ならではのおかしみのあるお話なので、
これを絵にしてしまうと言葉でイメージする面白さがなくなってしまうので、
これは漫画にしない方が本当はいいぐらいな感じなんですけど、
あえて漫画にするのであれば、お客さんの顔が見えないようにするっていうようにするぐらいしかないんですよね。
そんな感じなので、なるべくこの絵柄は本当にめちゃくちゃシンプルな描画にしましたね。
表情がわからないようにしました。
係員の表情もなるべく個性が出ないような感じでやったほうがこの話的にはいいんじゃないかなっていう感じで、
ちょっとイラストレーションチックな絵柄にしてみましたね。
あとは工夫したところっていうのは、3コマ目ですね。
3コマ目でオチのセリフですね。
いいえ奥様、それは鏡でございますっていうところね。
これ当初ね、この鏡っていう文字が漢字一文字で鏡っていう漢字だったんですけれども、
わかりますかね。漢字で鏡って書いてあったんですけども、
これを漢字にしてしまうとちょっと視認性が良くないんですよね。
オチのセリフなので、ここが読めないと意味がないので、
この鏡っていう文字が一文字の漢字になってしまうとちょっと見づらいんですよ。
特にちっちゃいサムネイルだと文字が読めなかったりするので、
その文字が読めないとオチのセリフが聞こえないような感じになってしまうので、
あえて鏡っていう文字をカタカナ表記にしてみましたね。
こういうセリフの読みやすさっていうのも漫画においては非常に大事になってきます。
これはすごい面白いですね。
小話という本来落語というか音声言語で表現するべきものを漫画で表現することによって、
漫画ならではの表現手法っていうのを書きながら結構学ぶことができますね。
これを自分で話も考えて自分で絵も描いているっていうことだと、
あんまり漫画の表現そのものに集中することはなかなかできないんですけど、
こうやってあらかじめ決められた話を漫画にすることによって、
漫画の表現手法を結構意識することができるので面白いですね。
ブラックユーモアと漫画の表現手法
あと、このブラックユーモアっていうところですよね。
これは今日収録当日に上がっていたシンジさんのお話からインスパイアされて、
僕もこの漫画を描いているんですけども。
アメリカンジョークとかでもよくブラックユーモアってありますけど、
これがなかなか扱いが今の日本のみにならずかもしれないですけど、
コンプライアンス的に非常に難しいところはあると思うんですよね。
このブラックジョークをどう表現するかっていうものは。
かつて手塚治虫さんの漫画とかも、
いろんな国の人をちょっとユーモラスに描いた漫画っていうのがあって、
もちろんそこには差別する意識っていうのはなかったと思うんですけれども、
当時の社会情勢的にそういうのが全然許されていたというかね。
そういうものがあって、漫画の中でも特に黒人とか、
いわゆる発展途上国と言われたような当時の国の人たちをちょっとユーモラスに描いていって、
それが現代の社会情勢的にはちょっと不適切という感じになってしまって、
とはいえやっぱりそこに差別する意図はなかったということで、
手塚治虫さんの漫画が今新しく出る場合には、
緩末にそういった当時の人権意識と今の人権意識は違うというか、
いろんな状況が違うのでそういった点はご了承くださいと。
ただ作者はもう亡くなっているので、
それを勝手に改変するのも逆に作者に対して失礼であるという、
そういった趣旨が書いてあるんですよね。
だから本当にすごくセンシティブな問題なんですよ。
ただ僕は個人的にはお笑いっていうのは、
そういうギリギリなみんなが言いたくても言えないことを言うのが、
ある意味はお笑いの文化的な役割だと思っているんですよね。
この風刺ということ、音楽とかもそうなんですけど、
ロックミュージックとか、かつては政治体制というか、
1960年代、70年代のロックというのは、
いわゆるベトナム戦争とかに反対するということを、
音楽を通じて表現したというものがあったりとか、
要は普通にはなかなか言えないことを芸術を通して表現するというのも、
一つの芸術の役割だと思うんですね。
それによってみんながそうだよなとか言いたくても言えなかった、
その権力に対して、なかなか普通の人が言えないことを、
そういう文化や芸術を通して表現するという役割があると思っていて、
お笑いも同じで、お笑いについてもやっぱり、
普段の生活ではなかなか声を台にして言えないことを、
ちょっとお笑いを交えて表現することによって、
みんながちょっとスカッとするというかね、
流音を下げるというんですかね、
なんかそういうことを言えたら、
そういうことを表現できたら、やっぱり見てるのも気持ちいいですしね。
お笑いの役割と社会的なセンシティブな問題
ただやっぱりコンプライアンスを気にするあまり、
特に日本のお笑いっていうのは、
そういうのが全く社会性というか風刺性が全くないというかね、
そういう感じは僕はしますけどね、
本当に言葉遊びとか、
そういう感じになってしまっているので、
そういう意味ではね、この落語ってすごい面白いですよね。
このブラックな冗談っていうね、
こういう表現もすごいいいなと思いました。
あとね、中には結構人種をいじったりとかっていうね、
かつてのアメリカの人種をいじったりとか、
なんかアメリカの人種ってそういうのがあるらしいですよね。
ユダヤ人はケチであるとかさ、
そういうステレオタイプな、
で、日本人は愛想笑いばっかりしてて、
自分の意見がないとかさ、
そういうアメリカの人種をいじったりとか、
そういうアメリカの人種をいじったりとか、
そういうアメリカの人種をいじったりとか、
そういうアメリカの人種をいじったりとか、
そういうアメリカの人種をいじったりとか、
そういうアメリカの人種をいじったりとか、
そういうアメリカンジュウクならではの、
国、国民、
国民あるいろんな人に対するステレオタイプみたいなものがあって、
それを分かった上で、アメリカンジュウクを見るみたいなのが、
そういうのがあるらしいんですけど、
日本はそういうのはあんまないですけどね。
だからこそ日本であんまり差別がないって、
人種的な差別はあんまりないって言われますけどね。
その辺はすごく寛容なところもあってね、そんな感じで、そういう風刺も上手に言うことができたら面白いですよね。
2年前のM1グランプリを取ったウエストランドとかは風刺的なお笑いがあったので、僕は結構個人的に好きだったんですけど、
まあ確かにブラックジョークをね、前を潜めてしまう人がいるっていうのも実際あるのは事実ですからね、その辺はちょっとなかなか、みんながみんな笑えるかっていうとなかなか難しいですけどね。
そんなことをね、これを書きながら思ったりしました。
ということで今回は、落語の小話、名画を題材にして3コマ漫画を書かせていただきました。
以上、最後まで聞いてくれてありがとうございました。
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