1. なおくんのラジオ遊び
  2. #1640 M-1グランプリ2022感想③..
M-1グランプリ感想③優勝したウエストランドについて考察

・タイタン所属芸人の優勝
・パターン漫才をうまく使った
・ボケ主導の漫才への回帰
・コンプラで言いづらい世の中での毒舌
・大声で張り上げる系の漫才
・ネット民への批判で審査員の溜飲を下げる
・ M-1批判から共感と自虐

#202212n
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はい、ということで、つらつらと語ってきたM-1グランプリの感想なんですけれども、3つ目の回はですね、優勝したウエストランドの漫才について、一般人の僕がですね、思うところですね、つらつら語っていきたいと思います。
はい、ウエストランドがですね、優勝したのはね、すごくね、こう、よかったなと個人的には思います。
はい、あの不満足とかですね、なんでっていう感じはね、全然しなかったなというふうに思います。
やっぱりね、そのM-1グランプリのその年、開催された年、年度によってはですね、え、なんでこのコンビが優勝しちゃったのっていうふうに思う人もね、結構多い回とかもあると思うんですけれども、結構ね、ウエストランドが優勝したっていう今回に関しては、そんなにこう、わりとこう、国民の総意というかですね、え、なんでっていう感じはなかったんじゃないかなっていうふうには、まあ、なんとなくね、思ってますね。
はい、で、ウエストランドが優勝したその背景というか時代性みたいなものね、え、ちょっとね、あの分析というか、え、僕なりに考察してみたいと思いますが、えっとですね、先にポイントをですね、えっと、述べておくとですね、まずですね、えっと、何個あるんだ?
1、2、3、4、5、6、7、7点ありますね。7点あるので、ちょっとね、これ掛け足で話していくと思うんですけれども、先に7つ言っておくと、まず1つ、タイタン芸人が優勝したというところですね。はい。で、2つ目、パターン漫才をうまく利用したという点。で、3つ目、ボケ主導の漫才に回帰したという点。で、4つ目が独舌漫才ということ。
そして、えっと、大声張り上げる系漫才。そして、えっと、ネット批判。そして、M1批判。はい。7つの項目があります。タイタン芸人が優勝した。パターン漫才をうまく使った。そして、ボケ主導への回帰。そして、独舌漫才。そして、大声張り上げる系漫才。ネット批判。M1批判。この7つのポイントですね。これについて話していきたいと思います。
で、1つ目、タイタン芸人の優勝ということで、タイタンっていう事務所ってあるじゃないですか。吉本所属とか。そういった意味でM1っていうのはやっぱり吉本のね、もともと吉本芸人であったら島田信介さんが立ち上げたお笑い大会っていうのもあるし、そもそもお笑い芸人自体がやっぱり圧倒的に吉本芸人が多い中で、その吉本しか優勝しないんじゃないかみたいな、そういう風潮もあったんだけれども、
そういう中で、事務所の力的には弱者である側のそういった多事務所っていう風に言われ方もすることがあるんですけれども、そういった多事務所が優勝したっていうのは非常に大きな歴史の一歩だなっていう感じはしますね。
タイタンっていうのは爆笑問題の2人と爆笑問題の奥さんである太田光雄社長が作った事務所っていうのがあって、だからそういうのもまたすごく面白いなと思いますよね。
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審査委員長の松本さんと爆笑問題の太田さんは仲が悪いって長年言われてきてましたけどね、実際どうかわかんないんですけど、そういった意味でもタイタンが優勝したっていうのはすごく面白いことだなっていう、ちょっとお笑いマニア的な話になってしまいましたけど、そういうことがありました。
これが1点目、タイタン芸人が優勝したという。タイタン芸人が優勝したのは初めてらしいですね、M-1グランプリ史上。
2つ目、パターン漫才をうまく利用したということです。
やっぱりここ最近の漫才のトレンドとしてですね、パターン漫才っていうのがあって、一つある設定があったらその設定に対して大切りみたいな感じで、いろんな発想というか、この場合どうする?
この場合Aがある、Bがある、Cがある、Dがあるって言って大切りみたいな感じでどんどん面白い答えを捻った答えを羅列していくっていう、これパターン漫才って言ったりするんですけども、そういう系統の話が漫才の作り方が多い中で、このウエストランドはパターン漫才を使ってますよね。
あるなしクイズっていう体で、ある方とない方を比べて独立を言っていくっていうスタイルですね。これがうまくはまりましたよね。
パターン漫才のいいところはフォーマットに詰めていけば何でも笑いにしやすいっていう、結構安易な作り方って言ったらあれですけど、やりやすい作り方ではあるんですけども、
マンネリ化しやすいっていうところもあるんですが、それをちょっとマンネリ化しやすいっていうところもあるんだけど、ネタ順として決勝ラウンドと最終の決戦ラウンドですぐにできたっていうのが、パターンを観客に覚えてもらいやすかったっていうのもあったのかもしれないですね。
ということでパターン漫才っていうところをうまく利用したのがあったのかなと思います。
3点目がボケ主導への回帰ということで、これも時代を象徴することだったのかなというふうに考察しますね。
ここ近年ツッコミ主導のお笑いっていうか漫才がトレンドになってますよね。
これは南海キャンディーズから出てきた流れかと思うんですけども、南海キャンディーズの山里さんが2005年とかに作り出したお笑いのちょっとムーブメントだと僕は思ってるんですけども、
それまではダウンタウン的な感じで、ボケの人がちょっと面白いことを言ってツッコミがツッコム。
これは別にダウンタウン以前からもっとあったしんすけりゅうすけとかビートたけしの2ビートとかからあった流れだと思うんですけども、
基本的にボケが主役でツッコミっていうのは本当にただそれを否定するだけっていう、そういうボケが主体でツッコミが手下みたいな感じの流れが基本的にあった中で、
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ダウンタウンが対等に持ってきたとまでは言わないけど、ツッコミも結構イケてるよねみたいな流れを作り出して、
そして南海キャンディーズがツッコミのワードでも笑わせることができるよっていうのを大きく確立したっていうのがあって、
そっからオードリーですね、オードリーの若林さんとかも結構ツッコミ主体というか、
ツッコミがイケてるよねみたいな流れが出てきて、ぺこぱとかの優しいツッコミ、肯定するツッコミであるとか、
あとミルクボーイの独特なツッコミね、あれもやっぱりツッコミ主体ですよね。
そういった感じでツッコミが面白くしていくっていうところだったのがウエストランドはあれはボケなんですね。
ボケが面白いことを言って、ツッコミがあんまりこう逆に目立たないみたいな、いわゆるその従来の昔ながらのお笑いのスタイルなんだけど、
でもそのボケの仕方もやっぱりちょっとこう少しひとひねりしてあるというか、やっぱりボケが大声を出すってそこもなんかね、
こう今時だなっていう風な感じがしますよね。
これはまた後から話していくんですけど、そういったボケ主導のお笑いになっているなっていうのもまたちょっと時代のこのアンチテーゼっていうのを感じました。
次が4点目のポイントですね。独絶のお笑いですね。
この独絶のお笑いっていうのも、やっぱり1つ前2つ前の回で言いましたけども、
コンプラ的になかなか言いたいことが言えない世の中になっているっていう中で、
そのコンプラのこの間をすり抜けてですね、言ってもいいとか人を傷つけない、特定の人を傷つけない感じだけども、
でもみんながこう内心を持っていることをうまく言語化してくれたっていうそのなんか気持ちよさっていうのがあったのかなと思いますね。
そういった意味で独絶がなかなかこうね受け入れづらい世の中だからこそ逆に独絶が受け入れられたっていうそういったところもね、
すごく時代のアンチテーゼというかね、逆を言って受けてるっていうところもありますね。
さっき言ったように突っ込みが受けてるからこそ逆にボケが主導のお笑いが受けたっていうのもあるし、
独絶が言いづらいからこそ独絶受けたっていうね、そういううまさもありました。
5つ目のポイント、大声漫才ね。
これ大声を出すっていうのは結構ね、あのここ最近のトレンドかなっていうのがありますね。
これはね、オイリアス小賀っていうね漫才あったじゃないですか、漫才師。
2020年、2020、ここ最近ですね。
オイリアス小賀の、オイリアス小田さんのね、何とかやろうみたいな感じで大きな声をね出して、
あれでなんかその大声って気持ちいいなっていうのがあって、
そこで結構ね、これは漫才の技術なんですね。どっちかというと演技力の方なんですけれども、
ネタが面白いかどうかではなくてその演技の部分で評価されるっていうのも、
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その辺りから出てきた風潮かなっていうふうに思いますね。
やっぱりどんなにネタが面白くても滑舌が悪かったりとか、声が出てなかったり声量が出てなかったりすると、
その面白さがね、半減しちゃうっていうか、ちょっとね伝わりづらくなってしまうんですけども、
その技術っていうか大声を出すという部分でもウエストランドはやっぱりしっかりとしてた。
これは鞘賀のツッコミの人もね、かなり声が張ってたのでその辺もね、すごかったですね。
っていう大声を張り上げるっていうのが、時代の鬱憤を晴らすっていう意味でも結構受け入れられているのかなと思いますね。
コロナ的にこうやっぱりマスクみんなしてるから大声を出すっていうことで、
結構自分の言いたいことを代弁してくれた感があるのかもしれないですね。
その毒舌プラス大声っていうのがね。
次のポイントは6個目のポイントですね。ネット批判ですね。
これもねすごくうまくはまりましたよね。
前々回の放送の回でも言いましたけれども、
ユーチューバーをちょっと批判したりとか、僕が今やってるみたいにネットで一般の素人がお笑いを批評するのやめてくれよみたいなことを言ったりとか、
これはね、ネット民にぐさっと刺さりますよね。
かつ審査員たちにも多分受けたと思うんですね。
審査員たちも今ね、ネットで審査員が審査されるっていうのも、
ここ数年のM-1グランプリのトレンドになっているので、やっぱり審査員側もそれわかっているので、
そこで審査員もちょっとスッとしたというか、そういった部分もあって、そういった意味で審査員も点を入れやすかったと思うんですよね。
でも別にウエストランドは別に審査員受けを狙ったわけではなくて、あくまでそれは視聴者に向けた話だったというところもそこも面白い。
審査員に決して媚びてるわけではないんですよね。
結果的に審査員の留意も下げるというか、そういった効果があったのかなと思いました。
最後のポイントですね、M-1批判ですね。
これもまたウエストランドすごい上手、上手って言ったら上から見せるんですけど上手いなと思いましたね。
M-1にあってR-1にないもの、それは夢だみたいな感じで言って、一瞬M-1を持ち上げてR-1を批判したみたいな流れになったんですけども、
最終的にM-1もダセェよ、M-1もウゼェよみたいな感じになったんですよね。
で、アナザーストーリーとかウザイよとか、お母さんに涙流れに電話すんなよみたいな感じで、そこもすごく面白いですよね。
最終的に自分たちが出てる大会も批判してるっていうね。
最終的にただ人に悪口を言うんじゃなくて、最終的にM-1を批判するってことは、その大会に出てる自分たちの立場を悪くしちゃうじゃないですか。
その可能性、リスクもある上で、そのM-1をバカにして、そのM-1を見てるみんなを共感の笑いに持ち込んだっていう、その構造も上手いし、
優勝した奴がアナザーストーリーに出るのがダサいっていうのは、結果的に優勝してしまった自分たちへの自虐ネタにもなってるっていう感じにまとめたのがすごいなと思いました。
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