2020-06-30 07:44

第41回 【悩み相談vol.2】中学受験の6年生の親がすべきこと

前回に引き続き中学受験をする6年生の親が今すべきこと、気にするべきことについてお話します。
計算を毎日やる大事さ・最終的な中学受験の向き不向き・家庭学習のやり方・転塾などについてとりあげています。
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こんにちは、年間指導時間2000時間のプロ家庭教師☆直希先生の教えるここだけの勉強メソッド。
今回もですね、中学受験で6年生の親御さんがすべきこと、その悩みについてお話ししていこうかなと思います。
計算は毎日取り組まないといけないんでしょうか?
計算と漢字は毎日取り組んでくださいと、学校とか塾で言われた方も多いと思います。
それに関しては私も同意見です。ではなぜ毎日取り組まないといけないんでしょうか?
一つ目の理由が計算力のキープです。
以前、入試前日に小数の割り算の方法を忘れていた受験生がいました。
小学校で扱う内容ですが、過去問では出されていなかったために解き方を忘れたんですよね。
計算力はスキルであって、毎日使わないと錆びてきます。
二つ目の理由が学習習慣の場積化です。
毎日5分でも10分でもいいので、コツコツと続けましょう。
受験生にとって勉強は特別なことではなくて、毎日当然すべきものにすることが勉強へのハードルを下げます。
そして私が何より大事にしているのはコンディションの把握です。
正当率が低い時、字が雑な時、子供の状態が浮き彫りになります。
ちゃんとやりなさいというのは簡単なんですが、問題解決にはなりません。
運動会の練習で疲れていたり、友達とトラブルがある時、
そういった理由をすくい上げていって、睡眠時間を増やしたり、子供の悩みを聞いてあげましょう。
計算はダラダラと1時間近くかけて雑に取り組むのではなくて、
短時間集中で精度を上げるために、1日10分、1日5問など、各家庭で最適な取り組み方を探っていきましょう。
続いて、今から中学受験をやめようかと迷っています。
以前もお話したかなと思うんですけども、中学受験には向き不向きがあります。
小学生は学力も成熟度も個人差が大きく、明らかにうちの子は中学受験に向いていないと思う判断材料があれば、高校受験の方が賢明です。
また中学受験を始めて、あまりに家庭内の雰囲気が悪くなったりとか、家族でそれを乗り越えるのが非常に困難であると、そういった場合もやめる方が賢明です。
とはいえ、親が中学受験をやめようかと悩む理由で最も多いのは、受験は主体が勉強したくないという子供の姿を突きつけられる時ですよね。
親は常に自ら救援に向かい、集中して勉強に取り組み、努力に応じた成果を出すという理想の受験生の像を我が子に比べてしまうんですが、理想の受験生などほとんどいないことを肝に銘じましょう。
自分から進んで勉強する小学生などほとんどいません。
勉強した分だけ点数がぐんぐん伸びるほど、中学受験の内容は楽ではないんです。
理想像と我が子の現実の姿との乖離がつらい、耐えられないというのは親の都合なんです。
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もやもやを子供にぶつけても状況は悪化するだけなので、親の心の持ちようを変える必要があります。
子供がやめたいと思っている場合は、理由を丁寧に聞いてあげましょう。
こんなに勉強するのが嫌だ、地元の公立中学に行くと言うんだったら、
ご家庭に成立しなければいけない、特殊な事情がない限りは、子供の意見を尊重すべきかなと思います。
無理やり勉強させてもほとんど身につきません。
一方、塾の授業に就いていきづらい、こんなに勉強しているのに点数が上がらない、
そういった理由の場合は、それを理由に受験をやめる子供には、
自分は勉強ができないと言っているだけが残って、自己肯定感が下がっていきます。
この場合は、勉強方法の見直しや転塾、個別フォローを外注するなど、別の手を一緒に考えてあげましょう。
打てる手をすべて打った後で、やっぱりついていけないということになったら、
中学受験が時期がちょっと早かったのかなという風なだけであって、高校受験に切り替えればいいだけのことです。
決して学力が低いわけではありません。中学受験をしなくてもいい受験です。
首都圏や関西圏の一部でこそ、みんなが受験するように思いますが、
私立中学に通うのは日本全国で約7%であって、中学受験全体が非常にレアケースです。
この大前提も常に心に留めといてほしいなと思います。
続いて、塾を辞めて家庭学習だけで受験しようかと迷っています。
家庭学習のメリットは、何と言っても我が国に応じたレベルとペースで勉強できるということであって、
これは塾では望めない部分です。教材も市販のテキストから通し、今は動画もたくさん出ています。
これらを駆使すれば、ある程度の学校までは受験する力がつきます。
一方、デメリットとしては、最も懸念すべきは、強い意思がなければ続けられないという点です。
自宅にはテレビゲームといった誘惑もあり、勉強すると決めた時間からスタートできるのか、
親子で衝突続きにならないのか、これは全ての受験家庭に共通の悩みだなと思います。
その悩みがさらに大きくなりがちです。
家庭学習に切り替える場合、学習達成度を客観的に測る上でも、
そして何より競争心を絶やさないためにも、必ず外部模試を受け続けましょう。
たくさんの受験生に囲まれ、緊張とプレッシャーが強い状況になれないことには、入試本番で心が負けてしまいます。
また、最難関考や難関考の一部は、家庭学習のみでは難しい部分もあります。
この場合は、志望公別特訓のみ参加する、あるいはプロにフォローしてもらうなど、
そういった手立てをつけて加えていくことが大事かなと思います。
続いて転塾を考えてみます。いつまでなら転塾しても大丈夫でしょうか。
転塾の最終リミットは、6年生のゴールデンウィーク明けから夏休み前です。
受験生にとって夏休みは天皇山であり、転塾したてで慣れない家事交渉についていくのに必死という状況は避けたいものです。
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転塾に踏み切るには家庭内でも大きな葛藤があったと思います。
だからこそ転塾でハズレを引かないためにも、できるだけ体験授業、あるいは授業見学して選ぶことが大事かなと思います。
秋になって転塾、あるいは12月になって転塾して合格していったお子さんもいますが、
塾だけでなく個別指導とか家庭教師を使っていって、慣れない環境に対するフォロー体制を把握していました。
6年の秋以降に受け入れてくれる塾というのは、学力を上げさせる、あるいは結果に責任を持つ気はないです。
これは塾が悪いわけではなくて、塾はそれぞれのメソッドで時間をかけて育てた生徒を仕上げにかかっているため、
集団授業に入って、新しく入ってきた生徒個人を短期間で同行できないんです。
直前期の転塾の場合は、塾は生活のペースメーカーとして利用していき、塾が何とかしてくれると期待しない方が賢明かなと思います。
今日もどうもありがとうございました。
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それではまた。
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