2020-06-18 11:59

第40回 【悩み相談】中学受験の6年生の親がすべきこと

夏前、これからが本番となる中学受験。しかし、6年生のこの時期でもまだまだ幼い小学生が真剣に取り組むモードにはなっていないことも良くあります。
そのあたり、親が子供に対してどうかかわっていくのか、また親がした方が良い行動などについてお話し致します。
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こんにちは、年間指導時間2センチ間のプロ家庭教師☆直希先生が教えるここだけの勉強メソッド。
今回はですね、中学受験の6年生の親がすべきこと、その悩みについてお話ししようかなと思います。
それではやっていきましょう。
1つ目、新学年の学習ペースに乗ってはいけません、という話をしていきます。
入試が終わるとともに、塾では新学年が始まります。
この時期に多い相談が、塾で説明された課題についていけない。
このままでは大丈夫だろうか、というものです。
学年が上がると内容が一気に高度になるため、今までの勉強方法では、理解、消化、吸収ができないのは当然です。
よって、春季講習を迎えるまでの間は、勉強の仕方やスケジュールの模索期間となります。
新学年の過ごし方の補償会がある塾も多いと思います。
そこでは、各科目の先生がすべきことをいろいろとお話しされます。
しかし、それらをすべて消化するのはほぼ不可能です。
全科目の先生の言うことをすべて行動に移すんだったら、1日が24時間、1週間が7日では足りないです。
点数を伸ばすための理想を話されていると、一歩引いて聞きましょう。
もちろん、言われた通りにやってみることは非常に大事です。
そしてその通りにやってみて、その上でとても消化しきれないので、優先順位をつけてくださいと、塾の先生に相談してみましょう。
あまりに未消化の課題が多いと、子どもは自分に都合の良い宿題しかやれなくなります。
これから1年間をスムーズに過ごすために、新学年が始まったこの時期こそ、いろいろ相談室、努力をしている姿を見せて、
先生とそういった関係を築いておくこと、それが我が子に最適な学習ペースを構築する第一歩かなと思います。
2つ目、塾の学年が終わったのに子どものやる気が感じられません。
子どものやる気が感じられない、これは中学受験生の親のほとんどが抱える共通の悩みかなと思います。
特に6年生の親はアサリは結構切実かなと思います。
私が家庭教師としてかかってきた受験生たちがどうだったかというと、お忍びて子どもたちがやる気になったのは本番の1ヶ月前です。
受験生の親たちもやっぱり最後にならないと本気にならないんですよね。
でもとりあえず最後は本気を出してくれたらよかったなと、入試が終わった脱力感からか、たっかしたように振り返っていますね。
もちろんやる気を発揮する細かい波は時々あります。1年発揮している子どももいるでしょう。
しかしハードな中学受験の勉強に対するやる気を10歳から12歳の子どもに何年も持続させるのは難しいかなと思います。
やる気が感じられないと焦って嘆いたりするのではなく、目先の課題に淡々と取り組ませて、新学年の学習ペースを作るのが大事かなと思います。
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でも塾で同じクラスのほにゃらら君はものすごく頑張っているらしいと思うこともあるかもしれません。
それは隣の芝がよく青く見えているだけだと思います。
あらゆるレベルのお子さんを見ていますが、今の時期にバリバリとやる気スイッチを持ってやっている子はほぼほぼないかなと思います。
馬を水辺に連れて行くことができても水を飲ませることはできないというイギリスのことわざがありますが、
子どもたちは水辺に行って水を飲んでいます。
実は中学受験のレールおよび塾に行って、そして勉強をしているということですよね。
積極的に水をガブを飲むことは、ここまで求めるのは今の時期ではまだここかなと思います。
やる気から目を逸らして頑張っている事実を褒めてあげてほしいなと思います。
子どもは親の思い通りにはいきません。
1年前は親の言う通りに素直に頑張っていたのに、今は全然という方もいらっしゃいますが、
これは単に1年前は自我がなく、お父さんとお母さんの言う通りにやらなきゃという価値観しか持っていなかったんです。
親の言うことを聞かなくなってきたというのは、子どもの成長過程において、
真っ当なことで、これこそが健全な成長なんです。
中学受験というのは、親の持っていきたい道筋と子どもの自我の芽生えとか反抗期というのが葛藤なんですよね。
高校受験、大学受験でこのような悩みは出てきません。
よくうちの子は幼いので、反抗期が始まる前に中学受験で進路を固めておきたいとおっしゃる方もいますが、
過酷な中学受験そのものが反抗期のスイッチを入れることにつながります。
今の段階で誰のための受験だと思っているのと、子どもにキレても意味ないです。
子どもが神妙な状態はその場だけ避け、あるいは長くて1週間くらいしか続かないです。
今、何より必要なのは親の忍耐力だなと思います。
子どもは受験を絶対すると言いながら遊びに行ったり、テレビゲームにぼっとしたりします。
中学受験は子どもありきなので、もし親御さんが中学受験をさせたいと思われているのだったら、
とにかく親の忍耐と子どもの日々の課題を淡々とこなすことが大事かなと思います。
余計なものを全てシャットアウトし、勉強内容を密度濃くというのはレアケースですね。
思うようにいかないことの連続が中心です。
成熟度の高いお子さんの成功法則ばかりに目を向けず、
お子さんの唯一の良いところを大事にしながら中学受験に取り組んでいってほしいなと思います。
2月、3月はあちこちの大手塾で入試報告会が開かれます。
近年ではお父様の出席率も随分高くなり、受験に熱心なご家庭が増えたなと思います。
入試報告会は塾によるカラーが顕著に現れる場所です。
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例えば多数の合格実績を誇る塾の入試報告会では、
何官校以上の合格者数とか問題分析に終始します。
しかしどんなに細かく改正中の問題分析されたとしても、
それが必要なご家庭には一体何パーなのかなという感じがしますよね。
逆に合格実績が振るわない塾には、
塾に通ってくれる大事なお客様を逃さないように、
私立中学校の素晴らしさを説いたりとか、合格発表の会場で子供に
親への感謝の気持ちを述べたり、そういうふうなことをさせたり、
出席者を感動させる話には終始します。
しかし、そうに至るまでの血の滲むような苦労があったことはもちろん、
不合格になり肩を落としている受験生がいることも忘れてはいけないと思います。
今はその塾に通っていなくても、参加できる入試報告会が増えてきています。
是非、いろいろな塾の入試報告会に足を運んで、
塾業界の建前に惑わされずに、我が校に必要な情報を客観的に入手する
受験リテラシーを高めていってほしいなと思います。
入試報告会で、中学受験は我が校の方針に合わないかもと考え、
受験をやめられるものは良い判断かなと思います。
そして4つ目、塾の宿題を昭和は仕切れていませんという話をしていきます。
新年同期に塾を通う曜日が変わったお子さんは、
3月に入ると塾のある曜日、ない曜日がそろそろ体に染み付いてくるかなと思います。
なかなかペースが掴めないのが宿題です。
私も修道先で通っている塾の授業の進度、出された宿題のことなど子供に聞くのですが、
子と宿題のことに関しては、何がどれだけ出たのかという全体図を把握できていない子がほとんどです。
宿題はやったの?とか、何が出たの?と口で聞いてもあまり意味がないです。
大事なのは、出された宿題すべてを紙に書いて、視覚化していって全体量を把握させることです。
また、どの宿題にどの程度の時間がかかるかもと、まだ見当がつかない時期です。
まずは親子で宿題の全体量を把握し、どの曜日に何をやるのか決めていきましょう。
こうして1週間の大まかな枠組みができると、各科目の宿題をこなすのにどれだけ時間がかかるか把握しやすくなり、生活のペースも掴めるようになってきます。
そして何よりスケジュールの立て方、スケジュール管理が身についてくるかなと思います。
そして1つ目、我が子が中学受験に向いているか否かの判断がつきませんという話をしていきます。
中学受験は、11歳とか12歳の子供に大学入試と同レベルの思考力が要求される問題を解かせるために、本当に向き不向きがあります。
中学受験を乗り越えるためのキーワードは、成熟度と素直さです。
成熟度というのは精神年齢と言い換えることもできます。
難関校以上を目指す場合、高い成熟度は必須です。
きちんとやっておきなさいというような抽象的な指示を具体的な行動に置き換えることができる。
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勉強してからテレビを見るなど自分をリスすることができる。
切ない歯がゆいといった抽象語の意味が理解できる。
そういったことに該当します。
一言で言えば大人ですよね。
成熟度は身長と同じようなもので、無理やり伸ばすことはできません。
学力的な措置が高くとも、成熟度の低いタイプは中学受験には不向きなんです。
高校受験で大きく変化します。
もちろん基礎学力も重要です。
小学校のテストで苦労せず8割以上取れる学力がなければ、中学受験の内容にはついていきません。
成熟度が低くても素直さがあれば、中学受験で学力と精神力は適切に伸びていってそれなりの結果を出すことができます。
また素直さを発揮できるような親子関係を築けているかどうかも大事な要素だと思います。
続いて6つ目、中学受験にミラクル効果があるのでしょうか。
毎年入試を通して痛感しているのが、収まるところに収まるということです。
夏前の偏差値が38でも武蔵に合格した子、秋の偏差値34でもカリタスに合格した子、そんな例もたくさん見ました。
いずれも一時的に下がった偏差値ではなくて、その時点での実力です。
彼彼女たちは何度も心が折れながらコツコツと本当にコツコツと頑張り、入念な死亡対策を講じたのです。
隣で教えている私の方が頭が下がる思いでしたね。
一方どうしてもあの学校に行きたいと、そういった憧れとか、一番人一番強い人でも、そこに向けた正当な努力とか学習方法を講じなかった子っていうのはやはり合格できませんでしたね。
現実を却下せず、単なる根性論でがむしゃらに頑張っても、残念ながら合格ができないんです。
世の中には様々なミラクル棒が売られていますが、死亡校に合格するのはミラクルのおかげではなくて、きちんと何かしらの理由があります。
昨今は受験校が定員割れしていって合格とか、そういったケースもありますが、それ単に運が良くて合格ではありません。
中学受験の真髄は合格ではなくて成長です。
これから1年後、2年後の入試に向けて、合格の成長を感じられる受験勉強のなる期間ということを心から応援しています。
今日もありがとうございました。
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