2020-12-22 12:07

ドッグトレーナーのお話✩.*˚【私の思い出の犬たち】

ドッグトレーナーとして
500頭以上のわんちゃん達と出会ってきた
【なおちゃん先生】の

人生を変えた!?
思い出の3頭の犬たちのお話です☺️


あなたはわんちゃんと
どんな思い出がありますか?

#犬#ペット#犬が好き#ドッグトレーナー#犬の保育園#犬の話#思い出#ありがとう✨
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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、ワンちゃんの保育園、ペットホテルに携わってきた私が、
しつけや犬のあるある、ペットホテルやトレーナーのお仕事話、ワンちゃんに関する幅広い内容をお届けします。
また、2人の子育てをするウワママとして時には、子供と犬、仕事とママ業などのお話を10分程度でお伝えいたします。
前回は、ワンちゃんのトレーニング施設やサービスの違いや、選び方をお話ししました。
今日は少し趣向を変えて、私が出会った思い出の犬たちについてお話したいと思います。
人生は人との出会いの連続ですよね。
その中には、自分の人生を変えるような出会いがあります。
ワンちゃんとの出会いも一緒だと私は思います。
私はお仕事柄たくさんの犬たちに出会ってきました。
多分、確実に500頭以上のワンちゃんと出会ってきたと思います。
その中でも今回は、私にとって思い出深い3頭のワンちゃんのお話です。
最初のワンちゃんは、自己紹介の中にも出てきた私の初代の愛犬、ルーです。
ルーは私が小学校3年生の時、我が家にやってきました。
小さい頃から動物が飼いたかったんですが、猫を拾ってきたり、ハムスターを飼ったり、金魚を飼ったり、
そしてようやく犬を飼ってもらえることになったんですね。
当時私は101匹ワンちゃんのモデル、ダルメシアンが欲しかったのですが、
保健所にいるワンちゃんたちは、あなたが飼わなければ殺されちゃうのよ、と親に言われて保護犬を引き取ることにしたんです。
私は今も昔も横浜市の中区に住んでいるんですが、少し海の方に行くと工業地帯なんですね。
その工業地帯の中に、当時、畜犬センターという、いわゆる犬の収容所があったんです。
今では考えられないんですけれどもね。
迎えに行った日のことは、今でも覚えています。
薄暗い檻の中に雑種の兄弟の子犬が何とおもいて、私が檻の前に立つと、みんな一斉に近寄ってきたんですが、
一頭だけ隅っこに座ったまま、手招きをするような仕草をしていた子がいて、
その仕草がおいでおいでと言っているように見えて、この子にすると決めちゃったのです。
今、ドレーナーという立場で、もし同じような立場のお子さんに、
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どの犬を選んだらいいんでしょうと聞かれたら、絶対ルーは選ばないと思います。
否認手術をして、自転車の前のカゴに入れて、家に連れて帰ってきたことを覚えています。
第一印象の通り、彼女はものすごく気の小さい臆病な犬でした。
ですが当時、小さな3人の子供のいる、まあそうでほしい家庭にもまれて、
特に問題や面倒も起こさず大きくなり、かけがえのない私たちの家族として、
16年の月日を過ごしました。
ルーがいなければ、私は犬の仕事をしようと思わなかったと思います。
彼女が教えてくれたのは、犬と人は一つ屋根の下で家族になれるということでした。
そして最後には、浪水で自宅で亡くなりましたが、
命はこうやって消えていくんだということを身をもって教えてくれた尊い存在だったと思います。
ルーちゃん、本当にたくさんの思い出をありがとう。
そして2番目のワンちゃんは、私のイギリストレーナー留学時代に出会ったワンちゃんです。
大学を卒業して私は、犬のトレーニングを学びたいと
単身イギリス人トレーナーの先生のもとに住み込みました。
先生は当時、4頭のゴールデンレトリバー、2頭のラブラドール、1頭のボクサー、7頭のワンちゃんを飼っていました。
私の思い出のワンちゃんは、出会った当時4ヶ月だったゴールデンレトリバーのシビルちゃんです。
この子はもう今でも夢に出てくるくらい可愛い子でした。
私の先生は、毎朝7頭のワンちゃんたちを森に連れて行き、
1時間くらいかけて森の中を散歩してトレーニングします。もちろんリードはなしです。
先生のもとに住み込み、3日目の朝から、
3日目の朝から、じゃあ明日からこれはナオコにお願いするわ、と朝の散歩を任されて震え上がったことを思い出します。
私の先生は、家庭犬のしつけやトレーニングに加えて、ガンドッグというドッグスポーツの先生でもありました。
ガンドッグ、聞き慣れない言葉ですよね。
イギリスでは、鳥や小動物を両銃で撃ち、それを回収する役目を負う犬がいるのですが、
そのような犬たちをガンドッグと言います。
その回収作業をレトリーブと言います。
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ゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーについているレトリーバーという名前は、
回収専門職を担っていた犬という意味なんです。
かつては狩猟のお供として欠かせないレトリーバーたちでしたが、
現在では狩猟のシーンはもちろん、この回収だけをスポーツ競技として楽しむ習慣がイギリスにはあります。
セベルちゃんは先生の下で、家庭犬のしつけとガンドッグのトレーニングをスタートさせたばかりのパピーちゃんでした。
彼女と私は一緒に先生から教えを受けて成長した、いわば仲間のような存在でした。
私は先生に見聞きして習ったことを、セベルで試すというようにして経験を積ませてもらっていたので、
彼女が本当に自分の犬のように思えていたんですね。
当然、セベルちゃんもよくなついてくれていました。
今でも忘れられない思い出は、先生がそのセベルを手放すと言った時のことです。
そして先生は、「ナオコ、日本にセベルを連れていかない?ナオコになら譲ってもいいわ。」と言ってくれたんです。
その時の私は当然、右頂点になりました。
パピーの頃から一緒に育ってきたセベル、この子を自分のパートナーとして日本に連れて帰ることができたら、
早速、日本にいる実家の親に連絡したんです。
結果は、もう反対、大激怒。
今考えればそりゃあそうですよね。
自分の将来もどうなるのかわからない。
その時にはまだ年老いた犬嫌いのルーちゃんがいて、
しかもセベルはイギリスの田舎でのびのびと育った子なのに、
こんな都会のマンションで飼うなんてかわいそうじゃないかと。
もうごもっともでした。
反論の余地もなかったので、私はなくなくセベルをあきらめ、
彼女はニュージーランドの新しいオーナーのもとに旅立つことになりました。
彼女はいわば、かなわなかった初恋の相手のような存在ですが、
本当にいろいろなことを私に教えてくれた大切な友達です。
ありがとう、セベル。
さて、最後のワンちゃんを紹介しますね。
最後は迷ったのですが、私が初めて直接飼い主さんと契約を交わし、
トレーニングの担当をさせていただいたフラットコーテッドレトリーバーの男の子、A君です。
イギリスから帰国し、私は都内の犬の預かり型トレーニング施設で勤務し始めました。
そこで初めての自分の担当犬だったのがA君でした。
そして、初登校の日もすごく覚えています。
当時A君は6ヶ月のやんちゃ盛り。
朝、私が施設の近くのご自宅まで迎えに行ったのですが、
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飼い主さんはすでにご出勤されていて、
私がケンジから出してトレーニング施設に連れて行こうと約束だったのですが、
うんちを踏んでうんちまみれだったのです。
しかも、まっすぐ歩くことができないぐらい大変でした。
まっすぐ歩くことができないぐらい大興奮で、
施設に着くまで10分程度の道のりが30分以上かかったことを覚えています。
とっても元気でやんちゃで、だけど私の犬ではありません。
会えるのは1週間に2日のトレーニング時間だけ。
こうした体験も私には初めてでしたが、
あの手この手で奮闘しながらA君と向き合ったことを思い出します。
その子は私がその施設を退社してもしばらく通い続けてくれて、
みんなに愛されるワンちゃんになりました。
そしてある時、私が犬の幼稚園を横浜で始めてから、
1本の連絡が当時の先輩から入ったのです。
それは、A君が亡くなった。
飼い主さんがもし連絡つくなら、
ナオちゃん先生にもとてもお世話になったから伝えてほしいと言われたんです。
今の担当トレーナーとお線香をあげに行くので、
一緒に行きませんか?という連絡でした。
私にとっては本当の意味では、初めての教え子の死でした。
それはものすごく悲しいと同時に、
飼い主さんにも他のトレーナー仲間にも、
私が彼の担当であったこと、思い出していただけたこと、
彼の死を知らせてほしいと思っていただけたことが、
ものすごくありがたく感動した思い出になりました。
犬のトレーナーの仕事というのは、
その飼い主さんとワンちゃんの10年から20年という関係の中で、
こんなにも記憶に残ることもある素晴らしいお仕事なんだと、
A君の死を通して、この仕事の素晴らしさに改めて気がつきました。
ワンちゃんと飼い主さんの一生に残るようなお仕事をしたい。
A君が私に気づかせてくれたことから、
私はそう思ってますますこの仕事が好きになったような気がします。
ありがとう、A君。
さて、3頭の私の思い出の犬たちをご紹介しました。
皆さんはどんなワンちゃんとどんな思い出がありますか?
よかったらぜひコメントやレタスなどで教えてください。
次回はクリスマスも近いということで愛犬が夢中になる。
今年はクリスマスプレゼントのあげ方を一工夫してみようというテーマでお話したいと思います。
あなたとワンちゃんの今日が輝けるものでありますように。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
また次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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