シーズーの基本情報と特徴
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
ドッグトレーナー、ペトロス専門士、アニマルコミュニケーターである私が、
人と犬が共に、より幸せになるためのヒントをテーマに配信しています。
毎週木曜日、朝9時10分より、雑談ライブをしています。
そして、今月は4月24日の木曜日、夜8時、
オンラインズーム会、無料のセミナーになります。
こちらは、今のままで愛犬に愛される飼い主魅力アップセミナーというタイトルで、
飼い主さんの魅力が上がるちょっとしたポイント作りなどをお話ししていくセミナーを行います。
無料ですので、よかったらお気軽にご参加ください。
概要欄にお申込みフォームをつけておきます。
さて、今回は人気犬種の光と影企画第9回目となります。
アニコム人気犬種ランキング2024から11位のシーズー、こちらをご紹介いたします。
シーズーさんは、23年、24年、25年と3年連続11位という人気犬種です。
ここから、次回から10位以内に入っていくんですが、
ここからのランキングは、もうこの犬は知らないなとか、見たことがないなという方は、
ワンちゃんを飼っていらっしゃらないという方でも少ないのではないでしょうか。
シーズーは、シーズーというと日本では昔から愛されてきた愛顔犬ですよね。
皆さんにも馴染み深い犬種だと思います。
よくおじいちゃん、おばあちゃんがコタツで抱っこしているワンちゃんというイメージがあるかなと思います。
シーズーは、遊び好きで活発な面と穏やかで落ち着いた面の両方を持ち、人や他の犬にも有効的です。
愛情深く、おおらかで神経質な個体が少ないため、子どもとの付き合い方も上手です。
家族に対してよく気遣いをし、様子を見て接するなど、愛顔犬らしい資料深いところがありますが、
頑固な一面もあるため、甘やかしすぎないようにしましょう。
研修図鑑にもこのように紹介があるように、犬と暮らしてたことがないよという方にとっても、
シーズーの歴史と繁殖
初めての家庭犬、愛顔犬としてお迎えすることが比較的適している犬種だと思います。
老若男女に愛される犬種ですが、この犬種の原産地はお隣の国、中国であるということは意外と知られていないのではないでしょうか。
シーズンの源は、中国とチベットでそれぞれ新生子され、王公貴族の犬として代々大切に飼育されてきた、
中国のペキニーズ、チベットのラサ・アプソの後輩種なんですよね。
つまり、希少犬同士のハイブリッドというのがシーズンなんです。
歴史的な順序としては、8世紀頃にチベットから贈られたチベタンスパニエルを中国の王宮内で繁殖、固定したのがペキニーズ。
同じくチベットから16世紀頃に贈られたラサ・アプソとペキニーズを後輩して固定化されたのがシーズンという形になっているそうです。
ペキニーズ、ラサ・アプソ、シーズンの中では、シーズンの作出が最も新しく19世紀に誕生したと推定されています。
比較的新しい犬種なんですよね。
シーズンは中国語で獅子を表すという意味なんですよね。知ってましたか皆さん。
シーズンもペキニーズ同様に獅子犬とされて守り神として王公貴族の家庭の中で大切に飼われてきました。
宗教を司る僧院から王宮に贈られた犬たちは神物から与えられた聖なる力の象徴として門外不出とされてきたんです。
そのため繁殖の際にも王宮外の犬と根結することなく王室の伝統とともに長い時間をかけて固定化されていましたが、その長い歴史は戦争により一生絶たれることになります。
19世紀後半の第二次アヘン戦争により、新朝生体豪は英仏軍によって城を追われ、この時城に残されていた犬たちは英仏軍に略奪されたり殺されたりしました。
この時生き残っていたイギリスに渡った犬たちの一部は犬好きな英国王室の手によって保護されたと伝えられています。
本当に前回もお話ししたんですけれども、犬種の歴史って人間の歴史なんですよ。
なので戦争が起こればそこで個体数が減ったりとか、だけど生き残ったワンちゃんたちをある種の愛好家が違う国でブリードすると、その国の土着の犬種と交わって新しい犬種が出るというね。
この犬種の歴史って非常に複雑、そして人間の動物に対する意図というものが本当に見え隠れしていて、犬というものは調べれば調べるほどですね、本当に人間といい意味でも悪い意味でも密接に関わってきた生き物なんだなということがわかると思います。
さてお話を戻すんですけれども、チビットが中国宮廷に聖なる犬として担当者たちを送ったのと同様に、アヘン戦争の以前には中国からも英国の王公貴族に対してこれらの聖なる犬たちが送られていました。
中国王室の厳しい規律と異なり、イギリスではこれらの聖なる犬たちも家庭犬として少しずつ一般家庭に広まったと推定されています。
これらの生き残った犬たちを土台として、シーズーは改めて繁殖の道を辿ることになりました。
しかし戦時の混乱でシーズーとラサープスやペキニーズと混同されてしまったため、一時はこれらのミックスを一つの犬種として見なされていたことがあったそうです。
すごい歴史ですよね。シーズー、ラサープス、ペキニーズ。
もちろんあまり詳しくないというか、それぞれの違いがわからない方から見たら、きっとこの三犬種は似ているので別に一括りにしてもおかしくないんじゃないということになると思うんですけれども、
並べてみると意外と違いがわかるんじゃないかなと思うんですけれどもね。そういう時代もあったということなんですよね。
そして時代は移り、20世紀の前半、1920年から30年頃になって、ようやくそれぞれの犬種の特徴で分類された犬たちにより計画繁殖されることになり、1935年イギリスにシーズークラブが設立され、犬種として公認されました。
晴れて1935年にシーズーというクラブ、シーズーケンネルクラブができて、犬種として公認されたということなんですよね。
これを聞くと意外とシーズーって昔からいるような気がするけれども、非常に近代になって設立というか設置された犬種なんだなということがわかると思います。
シーズーのトレーニングとケア
日本には1963年頃入ってきたというふうに言われています。そしてそこからは日本でも確実にシーズーを集めて不動の人気犬種となったわけです。
実際私も過去何度もシーズーさんに会ってきました。ですがそのほとんどはパピーを迎えて飼い方がわからないという子や、ホテルやドックランの利用、
例えば政権で噛みつくからトレーニングお願いしたいとか、近所からクレームが来るほど吠えるから保育園に日中通わせてトレーニングをしたり疲れさせたいとかということはほとんどありませんでした。
多少嫌なことをされると起こるという程度はあっても、大きな怪我や事故に至るケースが少ないのはやはりシーズーという犬種が穏やかな犬種であると言われるゆえだと思います。
家庭犬や愛顔犬として有名なシーズーですが、トレーニングにも向いている犬種です。
ただマイペースなところもある犬種なので、小さな頃からトレーニングに慣らしてトレーニングをするということ自体をカネジさんと一緒に楽しめるようにしておくといいと思います。
シーズーで気をつけるべきことは、やっぱり皮膚病と目の病気です。
高齢になるほど慢性化しやすいことはよく知られていますので、若い頃からのケアはとても大切。
そしてそのためにも体中をどこでもいつでも嫌がらずに触らせるハンドリングトレーニングというものは欠かせないと思います。
ハンドリングトレーニングというのは、手でいろんなところ体の隅々を触っても嫌がらないというトレーニングですね。
これは本当に小さい頃から全ての犬種でシーズーだけに関わらずやっておくことが望ましいと思います。
あまり特筆した内容ではなくて申し訳ないのですが、私の中でのシーズーの印象というのは良い子たちがほぼ90%ですね。
どんな家庭にでも適応能力がある犬種だと思いますので、もしこれから犬を迎えたいという方は候補にされてみてはいかがでしょうか。
特にお子さんのいる家庭や穏やかに犬と暮らしたいという方におすすめの犬種になります。
ただしコミュニケーションをしっかりと、小さい頃から良い習慣をつけるという意味では、小犬の頃からのトレーニングを忘れずにいただきたいなと思います。
ということで、ここまで人気犬種光と影、アニコム人気犬種ランキング2024の11位シーズーの光の部分をお届けしてまいりました。
今回のシーズーの影の部分は有料配信、そしてメンバーシップ限定配信となります。
今まで聞いたシーズーさんの良いところは一体何だったんだというようなお話が影になってくるかなと思います。
それと同時にペット業界の闇というかちょっと裏事情なんかも影の部分、有料配信、そしてメンバーシップ配信ではお届けしたいと思います。
興味のある方は有料配信をご購入いただくか、もしくはメンバーシップにご登録いただけると聞けるようになります。
それでは今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
次回はアニコム人気犬種ランキング2024、10位マルチーズさんをお届けしたいと思います。また次回をお待ちください。