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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
ドッグトレーナー、ペトロス専門士、アニマルコミュニケーターである私が、
人と犬が共に、より幸せになるヒントをテーマに配信しています。
時々、雑談ライブや歌を歌ったりしています。
週1回配信の、人気犬種の光と影企画、第5回目をお届けいたします。
第5回目は、アニコム人気犬種ランキング2024、16位のウェルシュ・コーギー・ペンブローク、光の部分からお話ししていきます。
こちらの犬種は、2025年度も16位をキープしています。
25年度、今年のランキングでは、中型犬としては、シバ犬、フレンチブルドッグに続く中型犬、第3位の人気という人気ものですね。
ウェルシュ・コーギー・ペンブロークは、人気が根強いものがありますので、おそらく犬と暮らしたことがないよという方でも、その姿形はご存知だと思います。
短い足と尻尾に大きな立ち耳、長い胴体、その特徴的な見た目と、ぷりっとした可愛らしい丸いお尻、愛らしいクリクリとした目、活発で好奇心旺盛、発群の体力と人懐っこい性格から、日本では長く愛されている中型犬の代表格でもあります。
それでは、犬種図鑑からご紹介していきましょう。
コーギーは、活動的で遊び好き、牧羊犬らしい賢さがあり、社交的な犬種です。また、軽快心が強く、気の強い一面もあります。
ウェルシュ・コーギーと一くくりにされている犬には、紀元前から歴史のあるカーディガン種と、日本でも大変人気のあるペンブローク種の2つがあります。
同じようにイギリス・ウェールズ種を原産とする大変よく似た犬なのに、実はその成り立ちや祖先権は全く違います。
日本でもテレビ番組やCMに度々登場し、知名度が高いのはウェルシュ・コーギー・ペンブロークです。
ウェルズのペンブローク社にいたことで、その名がつきましたが、いつからそこにいたのか、実ははっきりしていません。
ということですね。
研修図鑑のご紹介にもあるように、ウェルシュ・コーギーと呼ばれるコーギーには、知名度の高いしっぽの短いペンブローク種としっぽの長いカーディガン種があります。
最近ではこのカーディガン種も多く見られるようになったと思います。
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コーギーといえば、今は亡きイギリス女王エリザベス2世がこの世亡く愛した犬種でもあり、イギリス王室の犬ロイヤルドッグというイメージも定着しているかなと思います。
この王室の犬として有名になったのがウェルシュ・コーギー・ペンブローク。
アニメでもロイヤルコーギーという王室に飼われているコーギーが主人公のアニメがあるくらいです。
特にこのロイヤルコーギーは、うちの子どもたちがとても好きなアニメなので、もしよかったら見てみてください。
このイギリス王室とコーギーの関係は深く、12世紀、ヘンリー2世の頃からその繁殖が進んだと言われている古い古い起源を持つワンちゃんなんですね。
ロイヤルとの関係も深いことから、高貴な愛顔犬というイメージがあるかもしれませんが、
実は彼らは牛を追うお仕事を担う牧畜犬なんですよね。今でもその一部は牧畜犬として活動しています。
短い足が特徴的なコーギーなんですが、この短い足は牛の間やお腹の下を自由に走り抜けられるようにと好まれて選択繁殖されたものです。
そして今度私が訪れるロンドン、つまりイングランド地方とは違い、コーギーが生まれた土地ウェールズはとても起伏に富んだ土地柄なんですよね。
その起伏に富んだ牧草地を一日中駆け回れるくらいの強靭な体力と足腰、自分よりはるかに大きな牛を追いかけ、追い回し、
時にはその足に噛みつくことで方向転換を促すことができる勇猛果敢さ、牛に蹴られないように立ち振る舞い短い足に似合わない便称さ、
そう、彼らはですね、牛と張り合えるくらいの体力と弾力の持ち主なんですよね。立派な私益犬の仲間なんです。
そのため、コーギーと暮らす方は必ず十分なお散歩や運動がつきものになります。
強靭な体力の持ち主ですから、ただプラプラーと携帯片手でその辺歩いているだけだと、若くて体力のあるコーギーちゃんには物足りず、エネルギー発散不足になると吠えやいたずらにつながっていきます。
コーギーのエネルギー発散不足でよく寄せられる問題は、メンバーシップの影の方でお話をしていきますが、
このね、いたずらも結構激しいのがコーギーさんの特徴だなと思います。
あの、お家に帰ったらね、椅子の足が半分なかったみたいなね、お話は私も聞いたことがあります。
牛追いのお仕事は、羊を追うお仕事よりも時にハードだったりします。
そのハードな仕事を淡々と毎日のようにこなすコーギーさんは、自分の指導者、つまり人間との関係性を何より大切にします。
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そう、飼い主さんとの信頼関係や一緒に何かを行うということをとても楽しんでくれる、そしてその時間を大切にする犬なんですよね。
少しハードな課題も、飼い主さんのお出しとなれば喜んで、いさんで行ってくれます。
そのため、トレーニングにも大変向く研修でもあります。
ただ、ハードすぎるドッグスポーツ、例えばフライングディスク、フリスビーですね。
フリスビーなんかは、強い負担が足腰にかかるため、どう長短足のコーギーさんの体型にはあまりお勧めしません。
段差の急な上り降りや方向転換は、長い目で見ると体にとても負担がかかるので、
アジリティなんかよりも、やっぱりオビディエンスですとか、ノーズワークなんかにも向いている研修だなと思います。
もともとは、起伏のある斜面のお顔ですね。自由自在に何時間も駆け回る体力のある犬ですから、
トレッキングなんかを一緒に楽しむにはとても向いていると思いますよ。
また、精神的活動も求めますし、人と一緒に作業する賢い研修でもありますので、
頭を使うトレーニングや、お鼻を使ったノーズワークにもとても向いていて、
好奇心旺盛で有望果敢なところがあるので、災害救助犬としても活躍している子もいるぐらいです。
ちなみに、尻尾の短いウェルシュコーギーペンブローグは、実は生まれてすぐにダンビという尻尾を切る作業をするために短くなっています。
これはコーギーさんの本来の仕事である牛寄りの作業中に尻尾を挟まれたり踏まれたり、
どこかに走っている時に引っかかったりしないようにという理由があって、ダンビが進んだということなんですけれども、
今ではこの尻尾を切るという作業が動物福祉に反するという意識から反対される方が多くなり、
原産国のイギリスではこのウェルシュコーギーペンブローグが絶滅の危機に瀕しているということもことしやかにあるようですよ。
ちなみに私はイギリスでペンブローグさんを見たことがないんですよね。
かろうじて見たことあるのは尻尾があるカーディガンさんだったんですが、もしかしたら尻尾を切っていないペンブローグさんだったかもしれないですね。
生まれたての動物の耳や尻尾を切るという行為は犬以外にも古来から行われてきたことなんですよね。
これは全て人間の都合でなかされている外科的処置で、もちろん麻酔などもなく、昔は切り口から感染症にかかり、そのまま命を落とした個体もたくさんいました。
このダンビやダンジ、ダンビというのは立つ尾っぽと書きます。ダンジというのは立つ耳と書いて、その名の通り尻尾を切ったり耳を切ったりという措置が2000年以降だんだんと見直されてきて、
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特に神秘のため、要するに美しさのために耳を切ったり尻尾を切ったりという措置は禁止するという国も増えてきました。
そのため、昔はこの犬ってこういうイメージだったよねという犬の見た目が少しずつ現代に向かって変わってきたなと思うことが多々あります。
あと2、30年ぐらい経ったら、昔はウェルシュコーギーペンブロークという尻尾のないコーギーが人気だったんだよ。
赤ちゃんの尻尾を切るなんてかわいそうという話が犬好きの親子の間で交わされるのかもしれませんね。
ということで、今回は人気犬種の光と影、第5回目、
アニコミ人気犬種ランキング2024、16位のウェルシュコーギーペンブロークさんについてお話をさせていただきました。
引き続き、メンバーシップ配信では影ということで、このウェルシュコーギーペンブロークさんの裏の部分というか、
そういったところをお話ししていきたいと思います。
それでは、週に1回の人気犬種ランキング、人気犬種の光と影、また来週をお待ちください。
来週の主人公は、人気犬種ランキング15位、ビションフリーゼさんになります。
ビションさんね、最近かなり増えてきたような印象があります。
ビションフリーゼの光と影、お届けします。お楽しみに。最後まで聞いていただきありがとうございました。